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第四章
事が終えた後
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「んっ…エルしゃま~~~♪ すぅすぅ…」
何度目かの行為を終えるとそのままレイラは眠りについてしまった。行為自体が初めてだった事もあったし、その疲れもあったし、何より色々想い積もっていたものもあったんだろうな。ずっと俺を慕っていた事もヤキモキしていた事もさっき聞いたしな。
優しくレイラの艶のある白髪をすくようにひと撫でしてから、ベッドで眠るレイラを起こさない様にゆっくりとその場を離れ、部屋のドアへと静かに向かう。そしてドアもまた静かに開けた所で…
「「っ!?」」
よく声を出さなかったもんだと自分を褒めたい。彼女は逆に驚いて声が出なかった感じだろうか。まさか俺が部屋から出てくるとは思っていなかったのだろう。あるいはそれに夢中になっていたかのどちらかだと思う。
ペタンと廊下に座り込んで口をパクパクとさせながらこちらを見上げているのはマリンだ。彼女の座り込んでいる部分には水溜まりが出来ていて、手は下腹部へと伸びているのが分かる。お気づきの方がいるとは思うが、そう…マリンは俺の部屋の前で一人行為にふけっていたという訳だ。
「ぁっ…こ、これは…ち、違うしっ!?」
「う、うん…」
こういう時ってアレだな…。言葉が出てこない。明るくイッたかい?とか、気持ち良かった?とか言った方がいいのだろうか?自分に置き換えて考えてみると…………うん、嫌だな。何も言われない方がいいな…。
「あ、あの…エル…」
「…ん?」
「あ~しを…抱いてほしいし…ただ抱くだけでいいし…」
「いや、それは出来ない…」
当たり前だよな?ただ抱くだけなんてそんな事出来る訳ない。ちゃんとマリンに想いを伝えてからに決まってる。それに今はレイラとの情事を終えたばかりだから体には他の女性…っていうか、レイラの匂いがたっぷりと染みついてるだろうし、そんな状態で女性は抱かれたくないだろうしな。少なくとも俺はそう考えるんだけど…それを説明しようとする前にマリンはその場から走り去った…。
「はっ?」
俺は一瞬唖然としてしまった。あまりにもマリンがその場を走り去るのが早かったからだ。
「ちょっ、待って!!マリンっ!!!」
俺は慌ててマリンの後を追うものの、マリンが早すぎて追い付ける気がしない。屋敷から出られたらマズイ。そう思った俺は大声で…
「誰かっ!?マリンを捕まえてくれっ!?」
他力本願だが仕方ないだろう?そしてそんな俺の声に応えてくれる者達が現れてくれた。
「ん、任せて!」
「任せるアル!」
どこからともなく現れてくれたレーティとリンリン。二人は俺にそう応えた後、すぐさまマリンの後を追ってくれる。俺の倍以上のスピードで…。二人とも早いな…。
「マリン!待つアル!」
「んっ…エル様も待てと言ってる!」
「ほ、ほっといてしっ…あ~しは…あ~しは…ふ、振られたしぃぃぃ…」
そう叫びながら尚もスピードが上げて逃げるマリン。
「むっ!?まだスピードがあがるアル!?」
「ん…んっ? 振られた?」
「ご、誤解だから…と、とにかくマリンを止めてぇー!」
二階から一階に通じる階段を下りたらそう遠くない距離に玄関がある。2階の踊り場からは玄関が見えるしな。俺が踊り場に辿り着いた時にはマリンはすでに玄関のドアが目前に迫っていた。
「ま、マリーーーーーン!!」
俺の叫び声虚しく、玄関の扉がマリンの手によって開かれ…そして…
「何を屋敷の中を走り回っているのですか?」
その声とともにマリンはミーニャによってその場に取り押さえられたのであった。
「は、離すしっ!?あ~しは…あ~しは…もう…」
「ナイスミーニャ!」
俺はそう言いながら急ぎ階段を駆け下りてマリンの元へと向かう。
「一体何の騒ぎなのです、これは?」
「んっ…ミーニャナイス」
「ナイスあるよ、メイド長」
「あなた達も屋敷の中を走り回っていましたね?後程説教するとしましょうか」
「ん…遠慮する」
「そうアル!これには深い訳があるアルよ?」
「俺が頼んだから二人を怒らないであげてね、ミーニャ?」
ようやくみんなの元へ着いたのでまずは二人を庇っておく。俺が言ったから二人は追い掛けてくれたんだしね。
さてと…
「マリン」
「ミーニャ離すしっ!?あ~しはもうエルの傍に居られないしっ…」
「マリン、誤解してるよ」
「離す…えっ?」
俺はマリンを抱き締めながら言葉を続ける。
「俺はマリンにも婚約者になって欲しい」
「「「「…………はっ?」」」」
マリンを含めて4人の声が綺麗にハモる。
「で、でも…さっき…抱いてって…あ~しは言ったし…でも…エルは嫌って…言った…しっ…」
涙ながらにそう語るマリン。みんなの前で言わないといけないのか?そうだよな。言わないといけないよな…。
「レイラを抱いたまま…マリンを抱くのは違うと思ったからだよ」
俺は思ってた事を全て伝えてようやくマリンが落ち着いてくれたのだった。ミーニャ、レーティ、それにリンリンは口をぽかーんと開けたまま俺達の話を聞いていた。
「もう一度言うよ。マリンが好きだ。マリンが好きだから婚約者になって欲しい」
「…な、なるしっ!あ~しもずっとエルが好きだったしっ」
まあ、そんな感じで早くも4人目の婚約者が出来た。マリンと一緒にお風呂に入り、
そして…俺達は夜迄体も心も重ね続けたのだった。
何度目かの行為を終えるとそのままレイラは眠りについてしまった。行為自体が初めてだった事もあったし、その疲れもあったし、何より色々想い積もっていたものもあったんだろうな。ずっと俺を慕っていた事もヤキモキしていた事もさっき聞いたしな。
優しくレイラの艶のある白髪をすくようにひと撫でしてから、ベッドで眠るレイラを起こさない様にゆっくりとその場を離れ、部屋のドアへと静かに向かう。そしてドアもまた静かに開けた所で…
「「っ!?」」
よく声を出さなかったもんだと自分を褒めたい。彼女は逆に驚いて声が出なかった感じだろうか。まさか俺が部屋から出てくるとは思っていなかったのだろう。あるいはそれに夢中になっていたかのどちらかだと思う。
ペタンと廊下に座り込んで口をパクパクとさせながらこちらを見上げているのはマリンだ。彼女の座り込んでいる部分には水溜まりが出来ていて、手は下腹部へと伸びているのが分かる。お気づきの方がいるとは思うが、そう…マリンは俺の部屋の前で一人行為にふけっていたという訳だ。
「ぁっ…こ、これは…ち、違うしっ!?」
「う、うん…」
こういう時ってアレだな…。言葉が出てこない。明るくイッたかい?とか、気持ち良かった?とか言った方がいいのだろうか?自分に置き換えて考えてみると…………うん、嫌だな。何も言われない方がいいな…。
「あ、あの…エル…」
「…ん?」
「あ~しを…抱いてほしいし…ただ抱くだけでいいし…」
「いや、それは出来ない…」
当たり前だよな?ただ抱くだけなんてそんな事出来る訳ない。ちゃんとマリンに想いを伝えてからに決まってる。それに今はレイラとの情事を終えたばかりだから体には他の女性…っていうか、レイラの匂いがたっぷりと染みついてるだろうし、そんな状態で女性は抱かれたくないだろうしな。少なくとも俺はそう考えるんだけど…それを説明しようとする前にマリンはその場から走り去った…。
「はっ?」
俺は一瞬唖然としてしまった。あまりにもマリンがその場を走り去るのが早かったからだ。
「ちょっ、待って!!マリンっ!!!」
俺は慌ててマリンの後を追うものの、マリンが早すぎて追い付ける気がしない。屋敷から出られたらマズイ。そう思った俺は大声で…
「誰かっ!?マリンを捕まえてくれっ!?」
他力本願だが仕方ないだろう?そしてそんな俺の声に応えてくれる者達が現れてくれた。
「ん、任せて!」
「任せるアル!」
どこからともなく現れてくれたレーティとリンリン。二人は俺にそう応えた後、すぐさまマリンの後を追ってくれる。俺の倍以上のスピードで…。二人とも早いな…。
「マリン!待つアル!」
「んっ…エル様も待てと言ってる!」
「ほ、ほっといてしっ…あ~しは…あ~しは…ふ、振られたしぃぃぃ…」
そう叫びながら尚もスピードが上げて逃げるマリン。
「むっ!?まだスピードがあがるアル!?」
「ん…んっ? 振られた?」
「ご、誤解だから…と、とにかくマリンを止めてぇー!」
二階から一階に通じる階段を下りたらそう遠くない距離に玄関がある。2階の踊り場からは玄関が見えるしな。俺が踊り場に辿り着いた時にはマリンはすでに玄関のドアが目前に迫っていた。
「ま、マリーーーーーン!!」
俺の叫び声虚しく、玄関の扉がマリンの手によって開かれ…そして…
「何を屋敷の中を走り回っているのですか?」
その声とともにマリンはミーニャによってその場に取り押さえられたのであった。
「は、離すしっ!?あ~しは…あ~しは…もう…」
「ナイスミーニャ!」
俺はそう言いながら急ぎ階段を駆け下りてマリンの元へと向かう。
「一体何の騒ぎなのです、これは?」
「んっ…ミーニャナイス」
「ナイスあるよ、メイド長」
「あなた達も屋敷の中を走り回っていましたね?後程説教するとしましょうか」
「ん…遠慮する」
「そうアル!これには深い訳があるアルよ?」
「俺が頼んだから二人を怒らないであげてね、ミーニャ?」
ようやくみんなの元へ着いたのでまずは二人を庇っておく。俺が言ったから二人は追い掛けてくれたんだしね。
さてと…
「マリン」
「ミーニャ離すしっ!?あ~しはもうエルの傍に居られないしっ…」
「マリン、誤解してるよ」
「離す…えっ?」
俺はマリンを抱き締めながら言葉を続ける。
「俺はマリンにも婚約者になって欲しい」
「「「「…………はっ?」」」」
マリンを含めて4人の声が綺麗にハモる。
「で、でも…さっき…抱いてって…あ~しは言ったし…でも…エルは嫌って…言った…しっ…」
涙ながらにそう語るマリン。みんなの前で言わないといけないのか?そうだよな。言わないといけないよな…。
「レイラを抱いたまま…マリンを抱くのは違うと思ったからだよ」
俺は思ってた事を全て伝えてようやくマリンが落ち着いてくれたのだった。ミーニャ、レーティ、それにリンリンは口をぽかーんと開けたまま俺達の話を聞いていた。
「もう一度言うよ。マリンが好きだ。マリンが好きだから婚約者になって欲しい」
「…な、なるしっ!あ~しもずっとエルが好きだったしっ」
まあ、そんな感じで早くも4人目の婚約者が出来た。マリンと一緒にお風呂に入り、
そして…俺達は夜迄体も心も重ね続けたのだった。
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