40 / 140
第二章
狙われたのは…
しおりを挟む
何が起こったのか全く分からなかった…。
知った顔の女性達が次々に地面に膝をついたり、地面に倒れ込み泡を吹き、まるで息が出来ないかの様に苦しみだして……
「い…ぃき…がぁっ…」
「あがっ…」
「うぐっ…」
「…ぁ……」
「くる…し…」
「…やけ…る…」
やがて…その人達が動かなくなる…。目の前に広がるのは凄惨で異様な光景…。
「何で…」
何だよ…何なんだ…よ…これは…。
♢
いつもの様に
「食事の準備が出来たぞ ー!」
と、いう声と共に貴族だとか身分だとかそういった事は気にしないで、食事の順番なんかも食事にありつける者から食事を頂く様にしていた。俺とミーニャ、エリンとレイラはこの団を2つに分けて先に王都へ向かうか、それとも壊れた荷馬車の修理が終わってからみんなで王都に向かうかを話していたんだ…。
荷馬車が壊れた場所は周りが林に囲まれていて村と村を結ぶ近道として切り拓かれた、いわゆる林道の中間辺りだった。林のお陰で日差しが遮られ休むのには適していた訳なんだけど…。
そしたらいきなり騎士団の一人が苦しみだした。
と、思ったのも束の間…次々と苦しむ人達…。
ミーニャとエリンがその人達に駆け寄ると、すぐに何かに気付いて…
「「っ!?」」
((これは…毒!?))
「口にするなっ!」
「口にした者は吐き出せっ!」
ミーニャとエリンの声が辺り一帯に響き渡ったんだ…。
そしてその次の瞬間…騎士団の一人のが倒れ込んだ。頭には矢が刺さっていて…
「て、敵襲ーぅ!!!」
騎士団の一人がそう叫んだ。
「エル様を護る様に陣形を取れっ!」
ミーニャとエリン、レイラ、そして騎士団の中で毒を口にしていなかった七人が俺の周りに集まり、俺を囲む様な陣形になると剣や槍を構えた。すると、
「弓はもう使うなよ?」
「万一でも当たったら洒落にならんからな…」
どこからかそんな声が聞こえて来ると共にゾロゾロと姿を現す武装した女性達…。
30人以上は確認出来る。
「聞けっ!我等はレインローズ騎士団だ!ここにおられるのは男性だぞっ?それを知った上での狼藉かぁっ!!!」
エリンが叫んだ。この世界は男性が少ない為、迂闊に手を出そうものなら重罪も重罪。拷問に拷問を重ねたうえで処刑されるのはこの世界の女性の常識らしい。
「お前達…やれっ!」
姿を現した女性達のリーダーだと思われるその女性の一言を皮切りに武装した女性達がこちらへと一斉に攻めて来た。こういった連中が刑等を気にする筈ないわな。気にしていたらまずこんな事する筈ないしな。
「…ミーニャ様?」
「分かってるわ、エリン。きっと彼女達の狙いは…」
「エル様ですね!!」
「その通りよ、レイラ」
「騎士団の者に告ぐっ!!絶対にエル様に敵を近付けさせるなぁーーー!!!」
「「「「「「「はっ!!!」」」」」」」
この人達の狙いは俺なのか…?
“ザシュッ! ”
「っ……」
“ドスッ!”
「がはっ…」
“ ザシュッ!ザシュッ!”
「ぎゃっ…」
「ぁ…っ…」
「はっ?………」
近付いて来た者達を次々とミーニャ、エリン、レイラが斬り捨てていく…。騎士団の人達もそれに続いている。俺は初めて人が死ぬ所、首が飛ぶ所、腕が斬り落とされ、胸を槍の刃先が貫く所等を目の当たりにして、時折吐きながら何も出来ずにブルブルと震えながら突っ立ていた…。
恐怖で動けないと言った方が正しいと思う…。
俺がそう感じている間にも敵の数は徐々に減っていった…。
「流石は騎士団…ってところか。おい、お前等…出番だぞ?」
リーダーがそう言ったと同時にミーニャとエリンとレイラに向かって3つの影が迫った。
“ キィン!キィィ!キィーン!”
金属同士が激しくぶつかり合う音。何度となく剣の応酬が続く…
「くっ…強い…ですね?」
「あんたも強いし…」
ミーニャが言った言葉に褐色肌の女性がそう答えた。
「くっ…このっ!!」
「むっ…」
エリンもどうやら攻めあぐねている様子だ。
「やぁぁーっ!」
「ぐっ、速い!?子供のクセにっ!」
レイラの方はも同じ感じだと思う。
その3人が相当強い事が分かる…。その間に騎士団の一人が殺され…また一人殺されてしまった…。敵の数も半数以上は減ってはいるみたいだけど…このままじゃあ…
「なんだ。まだ終わってねぇのかよ?」
そんな声と共に現れた敵の増援…。20人は居るだろう…。最悪だ…。
ミーニャとエリンもレイラも手一杯の様だし、生き残っている騎士団の5人も既に満身創痍…。
「せめて…」
「エル様だけでも…」
「我が命に換えても…」
嫌だ…。これ以上俺が知ってる人が俺の為に傷付いたり死んだりするのは…嫌だ。このままじゃあ…みんな死んじゃう…。
そう思った俺はその辺に落ちている剣を拾うと、みんなの傍から離れて…
「双方動くなァァァーーー!」
精一杯そう叫んだ。その言葉に闘いが止まってくれた…。狙いが俺なら止まると思ったんだ。
「エ、エル様?何…をっ?」
「エル様こちらにっ!!」
「エル様…早く!」
「「「「「エル様!!!!!」」」」」
「俺は双方動くなと言ったぞっ!!」
ミーニャ、エリン、レイラ、それに騎士団のみんな…ごめんね?
「何をするつもりだ?剣先を己の首に突き立てて…血が出てるぞっ?」
リーダーと思わしき女性が俺に問う…。
「俺はあんた達に付いて行く。それと引き換えにみんなの命を助けて欲しい!!」
「エル様…嫌です!私はっ…私はっ!そんな事望みません!!!例えこの生命と引き換えでもっ!!」
ミーニャ…俺も同じなんだよ?俺もがみんな大切なんだ。
「エル様!私にご命令下さい!絶対に…絶対にみんなを…」
エリン…分かってるだろう?このままじゃあみんな死んでしまう。
「エル様!いや、いやです!私はずっと傍に…ううっ…」
レイラ…少しだけ…そう…少しの間だけ離れるだけだから…
「あんたがリーダーなんだろっ?俺は…ミーニャ達がこのまま死ぬのを黙って見ていられない!俺と取り引きしろっ!それに俺に死なれたら困る筈だっ!」
「……いいだろう」
「おい、いいのかよ?」
敵の仲間がリーダーに問いかけてるけど…
「構わないだろ。アイツさえいれば。アイツがいなければ全て終わりだしな」
「…そりゃあ…そうか」
よし…。そりゃあそうなるよな?俺が狙いならさ…。
「エリン…騎士団に命令だっ!ミーニャ達を連れて直ちに全員この場を離れろ!!」
「嫌です嫌です!私は絶対に…例え死んでも…」
「私も嫌です!私の全てはエル様のっ!!」
「エリン!!」
頼むよ…エリン。そんな想いを込めてエリンに視線を向ける…。
「…くっ……騎士団に…告ぐ…ミーニャ様とレイラを力付くでも押さえ込み…この場を離脱…するっ!!!」
「「「「「……」」」」」
「急げっ!!」
「「「「「は、はっ!!!!!」」」」」
「は、離してっ!離せぇぇ!エル様!エル様!エルぅぅぅーーー……」
「いやぁぁー!エル様っ!エル様ぁぁぁ…」
もし…戻って来る事が出来たらさ…今日の事は謝るからね?ミーニャ…レイラ…エリン…。
この場をミーニャ達が無事に離脱するのを見届けてから俺の身柄は何者か分からない女性達に預ける事になった…。女性達は俺を縛ると馬に乗せ…北へと向かったんだ。
「ティア…約束したのに約束守れなくてごめんね?また約束を破ってしまう俺を許して欲しい」
俺が呟いた小さなその声は馬の駆ける音に飲み込まれて…そして消えていった。
知った顔の女性達が次々に地面に膝をついたり、地面に倒れ込み泡を吹き、まるで息が出来ないかの様に苦しみだして……
「い…ぃき…がぁっ…」
「あがっ…」
「うぐっ…」
「…ぁ……」
「くる…し…」
「…やけ…る…」
やがて…その人達が動かなくなる…。目の前に広がるのは凄惨で異様な光景…。
「何で…」
何だよ…何なんだ…よ…これは…。
♢
いつもの様に
「食事の準備が出来たぞ ー!」
と、いう声と共に貴族だとか身分だとかそういった事は気にしないで、食事の順番なんかも食事にありつける者から食事を頂く様にしていた。俺とミーニャ、エリンとレイラはこの団を2つに分けて先に王都へ向かうか、それとも壊れた荷馬車の修理が終わってからみんなで王都に向かうかを話していたんだ…。
荷馬車が壊れた場所は周りが林に囲まれていて村と村を結ぶ近道として切り拓かれた、いわゆる林道の中間辺りだった。林のお陰で日差しが遮られ休むのには適していた訳なんだけど…。
そしたらいきなり騎士団の一人が苦しみだした。
と、思ったのも束の間…次々と苦しむ人達…。
ミーニャとエリンがその人達に駆け寄ると、すぐに何かに気付いて…
「「っ!?」」
((これは…毒!?))
「口にするなっ!」
「口にした者は吐き出せっ!」
ミーニャとエリンの声が辺り一帯に響き渡ったんだ…。
そしてその次の瞬間…騎士団の一人のが倒れ込んだ。頭には矢が刺さっていて…
「て、敵襲ーぅ!!!」
騎士団の一人がそう叫んだ。
「エル様を護る様に陣形を取れっ!」
ミーニャとエリン、レイラ、そして騎士団の中で毒を口にしていなかった七人が俺の周りに集まり、俺を囲む様な陣形になると剣や槍を構えた。すると、
「弓はもう使うなよ?」
「万一でも当たったら洒落にならんからな…」
どこからかそんな声が聞こえて来ると共にゾロゾロと姿を現す武装した女性達…。
30人以上は確認出来る。
「聞けっ!我等はレインローズ騎士団だ!ここにおられるのは男性だぞっ?それを知った上での狼藉かぁっ!!!」
エリンが叫んだ。この世界は男性が少ない為、迂闊に手を出そうものなら重罪も重罪。拷問に拷問を重ねたうえで処刑されるのはこの世界の女性の常識らしい。
「お前達…やれっ!」
姿を現した女性達のリーダーだと思われるその女性の一言を皮切りに武装した女性達がこちらへと一斉に攻めて来た。こういった連中が刑等を気にする筈ないわな。気にしていたらまずこんな事する筈ないしな。
「…ミーニャ様?」
「分かってるわ、エリン。きっと彼女達の狙いは…」
「エル様ですね!!」
「その通りよ、レイラ」
「騎士団の者に告ぐっ!!絶対にエル様に敵を近付けさせるなぁーーー!!!」
「「「「「「「はっ!!!」」」」」」」
この人達の狙いは俺なのか…?
“ザシュッ! ”
「っ……」
“ドスッ!”
「がはっ…」
“ ザシュッ!ザシュッ!”
「ぎゃっ…」
「ぁ…っ…」
「はっ?………」
近付いて来た者達を次々とミーニャ、エリン、レイラが斬り捨てていく…。騎士団の人達もそれに続いている。俺は初めて人が死ぬ所、首が飛ぶ所、腕が斬り落とされ、胸を槍の刃先が貫く所等を目の当たりにして、時折吐きながら何も出来ずにブルブルと震えながら突っ立ていた…。
恐怖で動けないと言った方が正しいと思う…。
俺がそう感じている間にも敵の数は徐々に減っていった…。
「流石は騎士団…ってところか。おい、お前等…出番だぞ?」
リーダーがそう言ったと同時にミーニャとエリンとレイラに向かって3つの影が迫った。
“ キィン!キィィ!キィーン!”
金属同士が激しくぶつかり合う音。何度となく剣の応酬が続く…
「くっ…強い…ですね?」
「あんたも強いし…」
ミーニャが言った言葉に褐色肌の女性がそう答えた。
「くっ…このっ!!」
「むっ…」
エリンもどうやら攻めあぐねている様子だ。
「やぁぁーっ!」
「ぐっ、速い!?子供のクセにっ!」
レイラの方はも同じ感じだと思う。
その3人が相当強い事が分かる…。その間に騎士団の一人が殺され…また一人殺されてしまった…。敵の数も半数以上は減ってはいるみたいだけど…このままじゃあ…
「なんだ。まだ終わってねぇのかよ?」
そんな声と共に現れた敵の増援…。20人は居るだろう…。最悪だ…。
ミーニャとエリンもレイラも手一杯の様だし、生き残っている騎士団の5人も既に満身創痍…。
「せめて…」
「エル様だけでも…」
「我が命に換えても…」
嫌だ…。これ以上俺が知ってる人が俺の為に傷付いたり死んだりするのは…嫌だ。このままじゃあ…みんな死んじゃう…。
そう思った俺はその辺に落ちている剣を拾うと、みんなの傍から離れて…
「双方動くなァァァーーー!」
精一杯そう叫んだ。その言葉に闘いが止まってくれた…。狙いが俺なら止まると思ったんだ。
「エ、エル様?何…をっ?」
「エル様こちらにっ!!」
「エル様…早く!」
「「「「「エル様!!!!!」」」」」
「俺は双方動くなと言ったぞっ!!」
ミーニャ、エリン、レイラ、それに騎士団のみんな…ごめんね?
「何をするつもりだ?剣先を己の首に突き立てて…血が出てるぞっ?」
リーダーと思わしき女性が俺に問う…。
「俺はあんた達に付いて行く。それと引き換えにみんなの命を助けて欲しい!!」
「エル様…嫌です!私はっ…私はっ!そんな事望みません!!!例えこの生命と引き換えでもっ!!」
ミーニャ…俺も同じなんだよ?俺もがみんな大切なんだ。
「エル様!私にご命令下さい!絶対に…絶対にみんなを…」
エリン…分かってるだろう?このままじゃあみんな死んでしまう。
「エル様!いや、いやです!私はずっと傍に…ううっ…」
レイラ…少しだけ…そう…少しの間だけ離れるだけだから…
「あんたがリーダーなんだろっ?俺は…ミーニャ達がこのまま死ぬのを黙って見ていられない!俺と取り引きしろっ!それに俺に死なれたら困る筈だっ!」
「……いいだろう」
「おい、いいのかよ?」
敵の仲間がリーダーに問いかけてるけど…
「構わないだろ。アイツさえいれば。アイツがいなければ全て終わりだしな」
「…そりゃあ…そうか」
よし…。そりゃあそうなるよな?俺が狙いならさ…。
「エリン…騎士団に命令だっ!ミーニャ達を連れて直ちに全員この場を離れろ!!」
「嫌です嫌です!私は絶対に…例え死んでも…」
「私も嫌です!私の全てはエル様のっ!!」
「エリン!!」
頼むよ…エリン。そんな想いを込めてエリンに視線を向ける…。
「…くっ……騎士団に…告ぐ…ミーニャ様とレイラを力付くでも押さえ込み…この場を離脱…するっ!!!」
「「「「「……」」」」」
「急げっ!!」
「「「「「は、はっ!!!!!」」」」」
「は、離してっ!離せぇぇ!エル様!エル様!エルぅぅぅーーー……」
「いやぁぁー!エル様っ!エル様ぁぁぁ…」
もし…戻って来る事が出来たらさ…今日の事は謝るからね?ミーニャ…レイラ…エリン…。
この場をミーニャ達が無事に離脱するのを見届けてから俺の身柄は何者か分からない女性達に預ける事になった…。女性達は俺を縛ると馬に乗せ…北へと向かったんだ。
「ティア…約束したのに約束守れなくてごめんね?また約束を破ってしまう俺を許して欲しい」
俺が呟いた小さなその声は馬の駆ける音に飲み込まれて…そして消えていった。
339
お気に入りに追加
1,590
あなたにおすすめの小説
もしも○○だったら~らぶえっちシリーズ
中村 心響
恋愛
もしもシリーズと題しまして、オリジナル作品の二次創作。ファンサービスで書いた"もしも、あのキャラとこのキャラがこうだったら~"など、本編では有り得ない夢の妄想短編ストーリーの総集編となっております。
※ 作品
「男装バレてイケメンに~」
「灼熱の砂丘」
「イケメンはずんどうぽっちゃり…」
こちらの作品を先にお読みください。
各、作品のファン様へ。
こちらの作品は、ノリと悪ふざけで作者が書き散らした、らぶえっちだらけの物語りとなっております。
故に、本作品のイメージが崩れた!とか。
あのキャラにこんなことさせないで!とか。
その他諸々の苦情は一切受け付けておりません。(。ᵕᴗᵕ。)
もう惚れたりしないから
夢川渡
恋愛
恋をしたリーナは仲の良かった幼馴染に嫌がらせをしたり、想い人へ罪を犯してしまう。
恋は盲目
気づいたときにはもう遅かった____
監獄の中で眠りにつき、この世を去ったリーナが次に目覚めた場所は
リーナが恋に落ちたその場面だった。
「もう貴方に惚れたりしない」から
本編完結済
番外編更新中
所詮は他人事と言われたので他人になります!婚約者も親友も見捨てることにした私は好きに生きます!
ユウ
恋愛
辺境伯爵令嬢のリーゼロッテは幼馴染と婚約者に悩まされてきた。
幼馴染で親友であるアグネスは侯爵令嬢であり王太子殿下の婚約者ということもあり幼少期から王命によりサポートを頼まれていた。
婚約者である伯爵家の令息は従妹であるアグネスを大事にするあまり、婚約者であるサリオンも優先するのはアグネスだった。
王太子妃になるアグネスを優先することを了承ていたし、大事な友人と婚約者を愛していたし、尊敬もしていた。
しかしその関係に亀裂が生じたのは一人の女子生徒によるものだった。
貴族でもない平民の少女が特待生としてに入り王太子殿下と懇意だったことでアグネスはきつく当たり、婚約者も同調したのだが、相手は平民の少女。
遠回しに二人を注意するも‥
「所詮あなたは他人だもの!」
「部外者がしゃしゃりでるな!」
十年以上も尽くしてきた二人の心のない言葉に愛想を尽かしたのだ。
「所詮私は他人でしかないので本当の赤の他人になりましょう」
関係を断ったリーゼロッテは国を出て隣国で生きていくことを決めたのだが…
一方リーゼロッテが学園から姿を消したことで二人は王家からも責められ、孤立してしまうのだった。
なんとか学園に連れ戻そうと試みるのだが…
【R18】清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました!
Bu-cha
恋愛
ずっと好きだった初恋の相手、社長の弱みを握る為に頑張ります!!にゃんっ♥
財閥の分家の家に代々遣える“秘書”という立場の“家”に生まれた加藤望。
”秘書“としての適正がない”ダメ秘書“の望が12月25日の朝、愛している人から連れてこられた場所は初恋の男の人の家だった。
財閥の本家の長男からの指示、”星野青(じょう)の弱みを握ってくる“という仕事。
財閥が青さんの会社を吸収する為に私を任命した・・・!!
青さんの弱みを握る為、“ダメ秘書”は今日から頑張ります!!
関連物語
『お嬢様は“いけないコト”がしたい』
『“純”の純愛ではない“愛”の鍵』連載中
『雪の上に犬と猿。たまに男と女。』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高11位
『好き好き大好きの嘘』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高36位
『約束したでしょ?忘れちゃった?』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高30位
※表紙イラスト Bu-cha作
ドン引きするくらいエッチなわたしに年下の彼ができました
中七七三
恋愛
わたしっておかしいの?
小さいころからエッチなことが大好きだった。
そして、小学校のときに起こしてしまった事件。
「アナタ! 女の子なのになにしてるの!」
その母親の言葉が大人になっても頭から離れない。
エッチじゃいけないの?
でも、エッチは大好きなのに。
それでも……
わたしは、男の人と付き合えない――
だって、男の人がドン引きするぐらい
エッチだったから。
嫌われるのが怖いから。
死にたがり(愛されたがり)の悪役令息
たまも。
BL
⚠️自○表現あり⚠️
タイトルに⚠️マーク→暴力・自○表現強
タイトルに※マーク→R18
死にたがりがなろう系BLアニメの世界の悪役令息に成り代わり、悪役令息を演じきって断罪されようとする話。
出てくる攻めは大体ヤンデレ。
受けも攻めも色々拗らせてます。
初めての小説なので拙いところもありますが、読んでいただけると大変嬉しいです(*ˊᵕˋ*)
よろしくお願い致します。
噂好きのローレッタ
水谷繭
恋愛
公爵令嬢リディアの婚約者は、レフィオル王国の第一王子アデルバート殿下だ。しかし、彼はリディアに冷たく、最近は小動物のように愛らしい男爵令嬢フィオナのほうばかり気にかけている。
ついには殿下とフィオナがつき合っているのではないかという噂まで耳にしたリディアは、婚約解消を申し出ることに。しかし、アデルバートは全く納得していないようで……。
※二部以降雰囲気が変わるので、ご注意ください。少し後味悪いかもしれません(主人公はハピエンです)
※小説家になろうにも掲載しています
◆表紙画像はGirly Dropさんからお借りしました
(旧題:婚約者は愛らしい男爵令嬢さんのほうがお好きなようなので、婚約解消を申し出てみました)
悪役令息の従者に転職しました
*
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました!
スパダリ(本人の希望)な従者と、ちっちゃくて可愛い悪役令息の、溺愛無双なお話です。
ハードな境遇も利用して元気にほのぼのコメディです! たぶん!(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる