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Yuiの戸惑い
秘密基地 1
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激しく鳴らされるチャイムと玄関のガラス越しに見えるKou君らしき人影。
僕にはこのシーンの予感が既にありました。
「ごめんYui、あの…例の あ、家に誰かいる?お父さんは?」
「どうしたのさ、まぁ落ち着いてよKouちゃん」
「あ、あぁ…ごめん。実は例の雑誌のことで…」
「今は母さんしかいないけど、父さんの部屋に入るのはマズイかも…」
「そうか、そうだよね。急に来たって無理だよね。ごめん…帰るわ」
ガックリ肩を落とすKouちゃんを見て僕は1人で帰せないほど心配になってしまいました。
「あっ、待って。う~んKouちゃん時間ある?」
首を傾げるKouちゃんに
「あのさ、チョット付き合ってくれない?」
そう言って玄関にKouちゃんを残し母さんに『Kouちゃんが工作で使う端材が欲しいって言うからさ、材木置き場に行って拾って来る』と適当な嘘をついて出かける準備をしました。
端材を入れる袋とそれらを縛る紐、ついでに小さめなブルーシートも持って玄関に走りました。
「行ってきまーす」
大声で言うとKouちゃんの手首を掴み外に出ました。
「こっち。裏の倉庫の隣が材木置き場になってるんだ」
手を離し先に行く僕の後をKouちゃんは黙ってついて来ました。途中で肩を並べるとKouちゃんは俯いたまま
「あのさぁ、前に見せてもらった雑誌あったじゃん」
「うん」
「その中に女の子が写っていたやつがあっただろう」
「うん」
その時僕にはその先のセリフが予想できていました。
「 Renに似た娘がいたでしょ?」
「うん」
「あの娘さぁ…」
「着いたよ」
「?」
そこは梁と屋根だけがあり大小長短の角材が所狭しと積み上げられたり立てかけられたりする材木置き場でした。
「わっ、スゲぇ」
Kouちゃんはその材木の量に圧倒されている様でした。
「Kouちゃん、そこで靴を脱いで俺の後について来て」
そう言って僕は材木の隙間からうず高く積まれた角材の中に侵入して行きました。Kouちゃんはそこでも何度も『スゲェー』と繰り返しながら僕の後から材木の隙間をよじ登って来ました。
しばらくすると畳二畳ほどの平なスペースがある場所に出ました。そこは片側が角材が壁を作り反対側は隙間から空が見え、そのくせ下からはこの場所は見えないと言う好条件の場所でした。
「スゲェじゃん、ここ」
さっきまでの深刻そうな顔が嘘の様にKouちゃんがはしゃいでいるのを見て僕は少し安心しました。僕も笑って
「凄いだろ?今日からここが2人の秘密基地だよ」
「スゲー」
「Kouちゃんさっきからそればっかじゃん」
「へへ … ありがとな、Yui」
「何だよ改まって」
「俺、チョット気が動転しちゃってさ」
「・・・いいよ、別に」
僕は言葉につまりました。『きっとあの写真のことだ』そう思いました。僕は自分を落ち着かせる為に基地の説明を始めました。
「ここは角材を積んで行く内に偶できたスペースなんだ。ほらここの下の木はみんな綺麗でしょ、これは加工が済んでるの。だから木を汚さない様に靴を脱いでもらったのね」
「なるほどぉ」
「で、必要な角材は運び出されたり新しい角材が積まれたりするからここのスペースも広くなったり狭くなったり無くなったりするんだ」
「えっ、無くなっちゃうの?」
「それはわからない、運次第だね」
「そうかぁ」
「でも当分大丈夫だと思うよ、無くなっても新しい場所を探すしね」
「そうだね」
僕は袋からブルーシートを出して下に敷きました。
《ドクン》
「これで汚れないし、ここに座って」
《ドックン》
「完璧!」
そう言ってKouちゃんは僕の向かいに腰を下ろしました。
《ドクン ドクン》
「じゃあ大事な話しを聞く前に」
《ドクン ドクン ドクン》
僕は心臓の鼓動を気付かれない様に素早くKouちゃんの後ろに回り両腕の自由を奪って抱きしめました。
「あっ」
振り向こうとするKouちゃんの首筋に舌を這わせました。
「あっ、あぁ…」
Kouちゃんは抵抗しませんでした。だから僕はTシャツと肌の間に手を入れました。左右の乳首を触ってみるとすでにそこは硬く尖っていました。指先を乳首の上に走らせます。すると
「あん あっあっあっ」
切ない声を上げます。その声を聞いて僕の肉棒はムクムクと大きくなりました。左手を取り出し後ろにあるKouちゃんの手を僕の肉棒に導きます。するとKouちゃんはそれをさすりながら
「出して。直に触らせて」
と言いました。僕は耳を疑いました。
「いいの?」
「うん、今日は何でも言う事を聞くよ」
息を乱しながらKouちゃんが言いました。僕はKouちゃんがさっきまで僕と Ren君に散々犯される妄想をしながらオナニーをしていたことも知らず、ただKouちゃんを苛めたい感情が湧き出て来るのを抑えられずにいました。
「じゃあ…」
僕の中の悪魔が目を覚ましました。
僕にはこのシーンの予感が既にありました。
「ごめんYui、あの…例の あ、家に誰かいる?お父さんは?」
「どうしたのさ、まぁ落ち着いてよKouちゃん」
「あ、あぁ…ごめん。実は例の雑誌のことで…」
「今は母さんしかいないけど、父さんの部屋に入るのはマズイかも…」
「そうか、そうだよね。急に来たって無理だよね。ごめん…帰るわ」
ガックリ肩を落とすKouちゃんを見て僕は1人で帰せないほど心配になってしまいました。
「あっ、待って。う~んKouちゃん時間ある?」
首を傾げるKouちゃんに
「あのさ、チョット付き合ってくれない?」
そう言って玄関にKouちゃんを残し母さんに『Kouちゃんが工作で使う端材が欲しいって言うからさ、材木置き場に行って拾って来る』と適当な嘘をついて出かける準備をしました。
端材を入れる袋とそれらを縛る紐、ついでに小さめなブルーシートも持って玄関に走りました。
「行ってきまーす」
大声で言うとKouちゃんの手首を掴み外に出ました。
「こっち。裏の倉庫の隣が材木置き場になってるんだ」
手を離し先に行く僕の後をKouちゃんは黙ってついて来ました。途中で肩を並べるとKouちゃんは俯いたまま
「あのさぁ、前に見せてもらった雑誌あったじゃん」
「うん」
「その中に女の子が写っていたやつがあっただろう」
「うん」
その時僕にはその先のセリフが予想できていました。
「 Renに似た娘がいたでしょ?」
「うん」
「あの娘さぁ…」
「着いたよ」
「?」
そこは梁と屋根だけがあり大小長短の角材が所狭しと積み上げられたり立てかけられたりする材木置き場でした。
「わっ、スゲぇ」
Kouちゃんはその材木の量に圧倒されている様でした。
「Kouちゃん、そこで靴を脱いで俺の後について来て」
そう言って僕は材木の隙間からうず高く積まれた角材の中に侵入して行きました。Kouちゃんはそこでも何度も『スゲェー』と繰り返しながら僕の後から材木の隙間をよじ登って来ました。
しばらくすると畳二畳ほどの平なスペースがある場所に出ました。そこは片側が角材が壁を作り反対側は隙間から空が見え、そのくせ下からはこの場所は見えないと言う好条件の場所でした。
「スゲェじゃん、ここ」
さっきまでの深刻そうな顔が嘘の様にKouちゃんがはしゃいでいるのを見て僕は少し安心しました。僕も笑って
「凄いだろ?今日からここが2人の秘密基地だよ」
「スゲー」
「Kouちゃんさっきからそればっかじゃん」
「へへ … ありがとな、Yui」
「何だよ改まって」
「俺、チョット気が動転しちゃってさ」
「・・・いいよ、別に」
僕は言葉につまりました。『きっとあの写真のことだ』そう思いました。僕は自分を落ち着かせる為に基地の説明を始めました。
「ここは角材を積んで行く内に偶できたスペースなんだ。ほらここの下の木はみんな綺麗でしょ、これは加工が済んでるの。だから木を汚さない様に靴を脱いでもらったのね」
「なるほどぉ」
「で、必要な角材は運び出されたり新しい角材が積まれたりするからここのスペースも広くなったり狭くなったり無くなったりするんだ」
「えっ、無くなっちゃうの?」
「それはわからない、運次第だね」
「そうかぁ」
「でも当分大丈夫だと思うよ、無くなっても新しい場所を探すしね」
「そうだね」
僕は袋からブルーシートを出して下に敷きました。
《ドクン》
「これで汚れないし、ここに座って」
《ドックン》
「完璧!」
そう言ってKouちゃんは僕の向かいに腰を下ろしました。
《ドクン ドクン》
「じゃあ大事な話しを聞く前に」
《ドクン ドクン ドクン》
僕は心臓の鼓動を気付かれない様に素早くKouちゃんの後ろに回り両腕の自由を奪って抱きしめました。
「あっ」
振り向こうとするKouちゃんの首筋に舌を這わせました。
「あっ、あぁ…」
Kouちゃんは抵抗しませんでした。だから僕はTシャツと肌の間に手を入れました。左右の乳首を触ってみるとすでにそこは硬く尖っていました。指先を乳首の上に走らせます。すると
「あん あっあっあっ」
切ない声を上げます。その声を聞いて僕の肉棒はムクムクと大きくなりました。左手を取り出し後ろにあるKouちゃんの手を僕の肉棒に導きます。するとKouちゃんはそれをさすりながら
「出して。直に触らせて」
と言いました。僕は耳を疑いました。
「いいの?」
「うん、今日は何でも言う事を聞くよ」
息を乱しながらKouちゃんが言いました。僕はKouちゃんがさっきまで僕と Ren君に散々犯される妄想をしながらオナニーをしていたことも知らず、ただKouちゃんを苛めたい感情が湧き出て来るのを抑えられずにいました。
「じゃあ…」
僕の中の悪魔が目を覚ましました。
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