74 / 100
73 初めての
しおりを挟む
「本当に…僕でいいの…?」
こっちが聞きたいくらいだ。
「ジェレミー以外もう考えられない、出会った時からずっと…」
「僕もずっと一緒に居たい、あれんが死ぬまで僕をひとりにしないで…」
ジェレミーはぎゅっと俺を抱きつく。
目には涙を浮かべていた。
「ジェレミー、ほらもうすぐ着いちゃうよ。夜景の本番はここからでしょ?」
ぎゅっとジェレミーを抱き寄せて頭を撫でる。
ジェレミーの涙をぺろっと舐めると照れ笑いしながらえへへと笑ってくれた。
ロープウェイも最終地点へと到達したので俺とジェレミーは降り立った。
手を繋いだままロープウェイから出てもジェレミーは何も言わなかったのでそのまま2人で景色のいいポイントまで歩く。
「あれん、こんなに綺麗な景色が見られる場所ってあったんだね」
「そうだね、ジェレミーがデートに誘ってくれて嬉しかったよ…ブレスレットか指輪か迷ったけど、指輪はいつか一緒に選びに行こっか」
「うん!でも、ブレスレットだってすごく嬉しかった、本当にありがとうね」
お互いにほろ酔い気分のせいなのか、魔法にかかったかのように今まで見た景色の中でジェレミーとの夜景が最高に綺麗に見えた。
宝石のような夜景とそよそよと頬を撫でる夜風、しかしそれよりもジェレミーの風に揺れる髪とガラス玉のような瞳が何よりも綺麗だった。
暫く夜景をぼーっと眺めて俺とジェレミーは再びロープウェイに乗り最初の地点まで戻った。
「ジェレミー、ただのラブホよりもちょっと良い所泊まってみる…?」
「行ってみたい!でも僕なんか緊張しちゃう…」
「大丈夫、ついてきて?」
ジェレミーを引き連れて繁華街の明るい闇へと歩いた。
「あれん…僕少し不安かも…」
不安そうな顔をして俺に擦り寄り辺りをキョロキョロするジェレミー。
「ふふ、着いたよ」
俺は先に上がってベッドに座りジェレミーに手招きする。
「あれん…」
「こっちおいで?怖い?」
恐らくジェレミーはラブホへのトラウマを少し残しているのだと思う。
まぁ散々な事をしてきたから無理もないが…
「あれん…本当に大丈夫…?痛い事しない?」
「大丈夫、おいで可愛いジェレミー」
不安そうな表情をしながらもゆっくりとジェレミーは俺に近づき隣に座ってくれた。
そんなジェレミーの腰にそっと手を回して優しくキスをする。
抑えるつもりだったがトラウマからかビクビクとするジェレミーに俺は欲情してしまった。
「ごめんねジェレミー…こういうの嫌って分かってるけど我慢できない…ジェレミーが可愛すぎて…」
「あれん…なにをするの…?」
何かを察して不安な表情をしながら逃げようとしたジェレミーの腰に手を回して阻止する。
「まだ俺がジェレミーにしたことないプレイでもしない?最初は痛いけど気持ちよくなるように繰り返し身体に叩き込んであげるから大丈夫」
「まって…僕痛いのやだ……怖い…」
今日はラブラブデートの筈だったのに…
我ながらジェレミーには歯止めが聞かなくなる程弱いなと思った。
「ごめんねジェレミー」
俺はそのまま怯えるジェレミーの両手首を掴んで押し倒した。
こっちが聞きたいくらいだ。
「ジェレミー以外もう考えられない、出会った時からずっと…」
「僕もずっと一緒に居たい、あれんが死ぬまで僕をひとりにしないで…」
ジェレミーはぎゅっと俺を抱きつく。
目には涙を浮かべていた。
「ジェレミー、ほらもうすぐ着いちゃうよ。夜景の本番はここからでしょ?」
ぎゅっとジェレミーを抱き寄せて頭を撫でる。
ジェレミーの涙をぺろっと舐めると照れ笑いしながらえへへと笑ってくれた。
ロープウェイも最終地点へと到達したので俺とジェレミーは降り立った。
手を繋いだままロープウェイから出てもジェレミーは何も言わなかったのでそのまま2人で景色のいいポイントまで歩く。
「あれん、こんなに綺麗な景色が見られる場所ってあったんだね」
「そうだね、ジェレミーがデートに誘ってくれて嬉しかったよ…ブレスレットか指輪か迷ったけど、指輪はいつか一緒に選びに行こっか」
「うん!でも、ブレスレットだってすごく嬉しかった、本当にありがとうね」
お互いにほろ酔い気分のせいなのか、魔法にかかったかのように今まで見た景色の中でジェレミーとの夜景が最高に綺麗に見えた。
宝石のような夜景とそよそよと頬を撫でる夜風、しかしそれよりもジェレミーの風に揺れる髪とガラス玉のような瞳が何よりも綺麗だった。
暫く夜景をぼーっと眺めて俺とジェレミーは再びロープウェイに乗り最初の地点まで戻った。
「ジェレミー、ただのラブホよりもちょっと良い所泊まってみる…?」
「行ってみたい!でも僕なんか緊張しちゃう…」
「大丈夫、ついてきて?」
ジェレミーを引き連れて繁華街の明るい闇へと歩いた。
「あれん…僕少し不安かも…」
不安そうな顔をして俺に擦り寄り辺りをキョロキョロするジェレミー。
「ふふ、着いたよ」
俺は先に上がってベッドに座りジェレミーに手招きする。
「あれん…」
「こっちおいで?怖い?」
恐らくジェレミーはラブホへのトラウマを少し残しているのだと思う。
まぁ散々な事をしてきたから無理もないが…
「あれん…本当に大丈夫…?痛い事しない?」
「大丈夫、おいで可愛いジェレミー」
不安そうな表情をしながらもゆっくりとジェレミーは俺に近づき隣に座ってくれた。
そんなジェレミーの腰にそっと手を回して優しくキスをする。
抑えるつもりだったがトラウマからかビクビクとするジェレミーに俺は欲情してしまった。
「ごめんねジェレミー…こういうの嫌って分かってるけど我慢できない…ジェレミーが可愛すぎて…」
「あれん…なにをするの…?」
何かを察して不安な表情をしながら逃げようとしたジェレミーの腰に手を回して阻止する。
「まだ俺がジェレミーにしたことないプレイでもしない?最初は痛いけど気持ちよくなるように繰り返し身体に叩き込んであげるから大丈夫」
「まって…僕痛いのやだ……怖い…」
今日はラブラブデートの筈だったのに…
我ながらジェレミーには歯止めが聞かなくなる程弱いなと思った。
「ごめんねジェレミー」
俺はそのまま怯えるジェレミーの両手首を掴んで押し倒した。
0
お気に入りに追加
504
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる