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50 俺の事好きでいて
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「ねえジェレミー俺は本気だよ」
「だって僕…男だよ?!アレンだってそんな…」
「散々身体も重ねてきたのに今更…それともジェレミーは俺と付き合うの嫌…?」
「そうじゃないよ、でも…」
ジェレミーは本気で悩んでいる様子だった。
ここで答えを急かすのは良くないと思ったのでしばらくジェレミーに考えさせようと思う。
悩む理由は恐らく俺のオモチャにされるのが怖いのだろう。
優しくしてあげたらもう少し懐いてくれるだろうか…
旅行で色々あったのもありジェレミーは少し疲れた顔をしていた。
「ジェレミー…お腹空いたでしょ、作ってあげるよ」
「あ…ありがとう…」
ジェレミーの表情が少しだけ明るくなる。
夕日に照らされるジェレミーの瞳は一足先に見る夜空の星のようだった。
そよそよと窓の外から流れる風がジェレミーの髪を撫でる。
「それじゃ待っててね」
永遠に見ていられそうだったがジェレミーを待たせ続けるのも可哀想なので俺は部屋を後にした。
さて…
冷蔵庫から手際よく食材を用意しフライパンを温める。
以前ジェレミーが美味しいと言って喜んでくれたオムライスだ。
喜んでくれるといいな…
そんな事を考えながらあっという間に完成する。
テーブルに並べてジェレミーを呼びに部屋に行った。
「ジェレミー?」
「すぅ…すぅ…」
寝ているようだ。
余程疲れたのだろう、俺の家で眠れるくらい不用心なのは可愛いけれど時々心配になる。
あまりにも可愛いのでこっそり写真を撮ってから頬にキスをした。
「んぅぅ…やめて…」
一瞬気付かれたかと思ったが寝言のようだ。
幸せそうな顔でヨダレを垂らしながら眠っている。
「ふふ、可愛い…ジェレミー好きだよ…」
「むにゃ…あれん…僕…も…すき……」
「っ…!!」
思いもよらぬ寝言での返答に驚く。
俺がジェレミーに赤面させられるなんて…
落ち着け俺、ジェレミーは睡眠中で意識は無いのだから。
でもなんだか凄く嬉しかった。
そろそろ起こそうか…
ゆさゆさとジェレミーを優しく揺すると目を開けた。
「ほわ…僕寝てた…?!」
「おはようジェレミー、ご飯できたよ」
その言葉でたちまちジェレミーの表情が明るくなる。
「アレン…!!ありがとうっ」
「ふふふ、ジェレミーが喜んでるのを見るのは好き」
そう言ってジェレミーを食卓の椅子に座らせる。
「前にも作って貰ったよね…僕ね、ずーっと食べたかったの!!!」
目をキラキラさせながら喜ぶジェレミー。
「何で早く言わなかった?!いつでも作ってあげるのに…」
「だってアレンならろくでもない対価を要求するでしょう?」
「違いないね、あはははっ」
分かってるねジェレミー。
でも対価がなくたってジェレミーが食べたかったら本当に作ったのに…
「でも…つくってくれてありがとう…」
ジェレミーは赤面しながら俺の方をチラッと見てまた下を向いた。
「素直に珍しいね、ふふっ」
2人で囲む幸せな食卓。
その後は何となくテレビをつけながら一緒に雑談しながら食事を楽しんだ。
もちろんジェレミーを襲ったりいたぶったり最後までするのは好きだけど…
ジェレミーとは何もしなくても幸せを感じる事は出来ると思った。
「んふふ、ジェレミーと一緒に同じ食卓を囲めるなんてすごく幸せだよ…ありがと」
「えへ…僕も楽しいな、今度は僕がアレンに作るからね!」
「それって俺のお嫁さんになってくれるって事?」
「えぇぇぇっ!!!」
慌てるジェレミー。
半分は冗談で言ったのにこの慌てよう、やっぱり可愛くて思わず笑ってしまった。
楽しい食事を終え2人でぼーっとテレビを見る。
お風呂の用意をしたのでジェレミーに入っておいでと言うとすぐにジェレミーはお風呂場に向かって行った。
食器を片付けながらジェレミーの事を考える。
旅行の帰りの車でジェレミーが寂しいと言った本当の意味は何なのだろう。
一緒に居たいと思ってくれているのなら嬉しいが、手を出せばジェレミーはすぐに逃げようとする。
結論、あの子はよく分からない。
考えても無駄だと思ったのでそのままジェレミーがお風呂から戻るのを待った。
「あれん、おまたせ…お風呂どうぞ」
「ジェレミーおかえり、俺も入ってくるからジェレミーはベッドで待っててね」
ベッドで待ってて…この言葉はちょっと考えればどういう事かジェレミーでも分かる筈。
「うん、待ってるよ!」
「本当に?!愛してる…!!」
意外な反応が返ってきたので内心驚いている。
しかしジェレミーはベッドで待ってて=そういう行為をするという事をちゃんと理解していただろうか…
モヤモヤしながら服を脱ぎ捨てそのままお風呂に入った。
もしジェレミーが受け入れてくれるのなら優しくするべきか…
というかジェレミーは俺の事をどう思っているのか未だに理解していない。
シャワーを済ませそのまま上がりタオルで髪を乾かしながら寝室へ向かう。
ちゃんと待っていてくれたようだ…
驚かそうとそっと音を立てない様にドアを開ける。
ベッドに広がる光景…
逆に俺は驚かされてしまった。
「はぁ…はぁ…あれん…もっとしよ…」
俺のシャツをぎゅっと抱きしめて自慰行為に耽るジェレミー。
俺の名前を呼んでいるが俺に見られている事には気づいていない。
正直すごく興奮する…
俺のシャツの襟部分をジェレミーはペロッと舐めた所で俺は声を掛ける。
「ジェレミー」
「ひぇっ…!!!」
幸せそうにしていたジェレミーは一瞬にして絶望したような表情を浮かべる。
「ねえ誘ってる…?俺が来るって分かってたでしょ?」
「違うのっ…!僕はただ…」
この状況でどう言い逃れをするのだろうか。
「エッチなジェレミーも好きだよ」
「やめて僕本当に違うの…」
「俺のベッドで俺のシャツを抱きしめて…ジェレミーは悪い子だね」
罰が悪そうにしているが俺のシャツを握った手は離さないジェレミー。
「ねえジェレミー…もう1回聞くけど俺の事好き?」
「やだっ…言えない…!!」
耳まで赤くして慌てるジェレミー。
俺はもう歯止めが効かなくなりそうだった。
「ふぅん…言えないならそれでもいいけど」
ジェレミーに近づき持っていたシャツの袖部分で後ろから思い切り首を絞めた。
ジェレミーはじたばたと暴れている。
「ひぎっ…あれ…んっ…!!けほっけほっ!!」
「さっきのは犯してって言ってるようなもんでしょ」
ジェレミーの焦点が合わなくなっていきゆっくりと意識が落ちた。
さてここからどうしようか…
「だって僕…男だよ?!アレンだってそんな…」
「散々身体も重ねてきたのに今更…それともジェレミーは俺と付き合うの嫌…?」
「そうじゃないよ、でも…」
ジェレミーは本気で悩んでいる様子だった。
ここで答えを急かすのは良くないと思ったのでしばらくジェレミーに考えさせようと思う。
悩む理由は恐らく俺のオモチャにされるのが怖いのだろう。
優しくしてあげたらもう少し懐いてくれるだろうか…
旅行で色々あったのもありジェレミーは少し疲れた顔をしていた。
「ジェレミー…お腹空いたでしょ、作ってあげるよ」
「あ…ありがとう…」
ジェレミーの表情が少しだけ明るくなる。
夕日に照らされるジェレミーの瞳は一足先に見る夜空の星のようだった。
そよそよと窓の外から流れる風がジェレミーの髪を撫でる。
「それじゃ待っててね」
永遠に見ていられそうだったがジェレミーを待たせ続けるのも可哀想なので俺は部屋を後にした。
さて…
冷蔵庫から手際よく食材を用意しフライパンを温める。
以前ジェレミーが美味しいと言って喜んでくれたオムライスだ。
喜んでくれるといいな…
そんな事を考えながらあっという間に完成する。
テーブルに並べてジェレミーを呼びに部屋に行った。
「ジェレミー?」
「すぅ…すぅ…」
寝ているようだ。
余程疲れたのだろう、俺の家で眠れるくらい不用心なのは可愛いけれど時々心配になる。
あまりにも可愛いのでこっそり写真を撮ってから頬にキスをした。
「んぅぅ…やめて…」
一瞬気付かれたかと思ったが寝言のようだ。
幸せそうな顔でヨダレを垂らしながら眠っている。
「ふふ、可愛い…ジェレミー好きだよ…」
「むにゃ…あれん…僕…も…すき……」
「っ…!!」
思いもよらぬ寝言での返答に驚く。
俺がジェレミーに赤面させられるなんて…
落ち着け俺、ジェレミーは睡眠中で意識は無いのだから。
でもなんだか凄く嬉しかった。
そろそろ起こそうか…
ゆさゆさとジェレミーを優しく揺すると目を開けた。
「ほわ…僕寝てた…?!」
「おはようジェレミー、ご飯できたよ」
その言葉でたちまちジェレミーの表情が明るくなる。
「アレン…!!ありがとうっ」
「ふふふ、ジェレミーが喜んでるのを見るのは好き」
そう言ってジェレミーを食卓の椅子に座らせる。
「前にも作って貰ったよね…僕ね、ずーっと食べたかったの!!!」
目をキラキラさせながら喜ぶジェレミー。
「何で早く言わなかった?!いつでも作ってあげるのに…」
「だってアレンならろくでもない対価を要求するでしょう?」
「違いないね、あはははっ」
分かってるねジェレミー。
でも対価がなくたってジェレミーが食べたかったら本当に作ったのに…
「でも…つくってくれてありがとう…」
ジェレミーは赤面しながら俺の方をチラッと見てまた下を向いた。
「素直に珍しいね、ふふっ」
2人で囲む幸せな食卓。
その後は何となくテレビをつけながら一緒に雑談しながら食事を楽しんだ。
もちろんジェレミーを襲ったりいたぶったり最後までするのは好きだけど…
ジェレミーとは何もしなくても幸せを感じる事は出来ると思った。
「んふふ、ジェレミーと一緒に同じ食卓を囲めるなんてすごく幸せだよ…ありがと」
「えへ…僕も楽しいな、今度は僕がアレンに作るからね!」
「それって俺のお嫁さんになってくれるって事?」
「えぇぇぇっ!!!」
慌てるジェレミー。
半分は冗談で言ったのにこの慌てよう、やっぱり可愛くて思わず笑ってしまった。
楽しい食事を終え2人でぼーっとテレビを見る。
お風呂の用意をしたのでジェレミーに入っておいでと言うとすぐにジェレミーはお風呂場に向かって行った。
食器を片付けながらジェレミーの事を考える。
旅行の帰りの車でジェレミーが寂しいと言った本当の意味は何なのだろう。
一緒に居たいと思ってくれているのなら嬉しいが、手を出せばジェレミーはすぐに逃げようとする。
結論、あの子はよく分からない。
考えても無駄だと思ったのでそのままジェレミーがお風呂から戻るのを待った。
「あれん、おまたせ…お風呂どうぞ」
「ジェレミーおかえり、俺も入ってくるからジェレミーはベッドで待っててね」
ベッドで待ってて…この言葉はちょっと考えればどういう事かジェレミーでも分かる筈。
「うん、待ってるよ!」
「本当に?!愛してる…!!」
意外な反応が返ってきたので内心驚いている。
しかしジェレミーはベッドで待ってて=そういう行為をするという事をちゃんと理解していただろうか…
モヤモヤしながら服を脱ぎ捨てそのままお風呂に入った。
もしジェレミーが受け入れてくれるのなら優しくするべきか…
というかジェレミーは俺の事をどう思っているのか未だに理解していない。
シャワーを済ませそのまま上がりタオルで髪を乾かしながら寝室へ向かう。
ちゃんと待っていてくれたようだ…
驚かそうとそっと音を立てない様にドアを開ける。
ベッドに広がる光景…
逆に俺は驚かされてしまった。
「はぁ…はぁ…あれん…もっとしよ…」
俺のシャツをぎゅっと抱きしめて自慰行為に耽るジェレミー。
俺の名前を呼んでいるが俺に見られている事には気づいていない。
正直すごく興奮する…
俺のシャツの襟部分をジェレミーはペロッと舐めた所で俺は声を掛ける。
「ジェレミー」
「ひぇっ…!!!」
幸せそうにしていたジェレミーは一瞬にして絶望したような表情を浮かべる。
「ねえ誘ってる…?俺が来るって分かってたでしょ?」
「違うのっ…!僕はただ…」
この状況でどう言い逃れをするのだろうか。
「エッチなジェレミーも好きだよ」
「やめて僕本当に違うの…」
「俺のベッドで俺のシャツを抱きしめて…ジェレミーは悪い子だね」
罰が悪そうにしているが俺のシャツを握った手は離さないジェレミー。
「ねえジェレミー…もう1回聞くけど俺の事好き?」
「やだっ…言えない…!!」
耳まで赤くして慌てるジェレミー。
俺はもう歯止めが効かなくなりそうだった。
「ふぅん…言えないならそれでもいいけど」
ジェレミーに近づき持っていたシャツの袖部分で後ろから思い切り首を絞めた。
ジェレミーはじたばたと暴れている。
「ひぎっ…あれ…んっ…!!けほっけほっ!!」
「さっきのは犯してって言ってるようなもんでしょ」
ジェレミーの焦点が合わなくなっていきゆっくりと意識が落ちた。
さてここからどうしようか…
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