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16 絶対に逃がさない
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それにしても俺に帰り道気をつけられている事に全く気づいていない様子のジェレミー。
アパートの階段を上がるジェレミーの後ろにつき一緒に上がるとジェレミーは俺に挨拶してきた。
変装した俺の事を多分このアパートの住人だと思ってる。
こちらは向かずに急ぎ気味で鍵を開けながらの挨拶。
他人と話すのは苦手なタイプにありがちな反応だった。
ドアを閉められる前に俺はジェレミーの開けたドアを思い切り手で抑え侵入する。
「ひゃっ…!?」
後ずさってへたり込むジェレミー。
状況が分かっていないようで俺をじっと見たまま動けなくなっていた。
「こんばんはジェレミー」
「あれん…??」
「今更気づいたのかい不用心…」
眼鏡を外してそう語り掛ける。
素早くドアのカギとチェーンを閉めてジェレミーと同じ目線になるようにしゃがんだ。
「どうして逃げたの…?寂しかったよ」
「だってあんなのおかしいよ…もうあんなのやだよぉ…」
「こんなに愛してるのに…」
俺はそのまま今にも泣き出しそうなジェレミーに迫った。
「こんなの…もうやめよ…絶対誰にも言わないから…」
ジェレミーは俺を力強く両手で拒絶した。
「歩きながら寂しいなんて言ってたのに?どうして?」
「それは…!」
慌てるジェレミーにそのままキスをする。
ジェレミーが何を考えているのかは分からなかったがとにかく拒絶して欲しくなかった。
なのにいつも以上に今日は激しく拒絶して暴れるので血が滲むくらいジェレミーの唇を噛んでやった。
「いたぁい…!!あれん…やめてっ…」
「ジェレミー、これ以上拒んだらもっと酷い事しちゃうからね」
ぴたりと動きを止めるジェレミー。
そうそう、そうやって大人しくしてたらいいの…
再びジェレミーの口内に舌をねじ込む。
ジェレミーはぎゅっと目を瞑ってそれに耐えていた。
くちゅっ…ちゅっ…
「やめて…あれん…」
「どうして…?俺はジェレミーと気持ちよくなりたいよ」
「だめだよ…だってあれん恋人居るでしょ…?」
「はい…?恋人…??俺が……???」
思わず手が止まる。
ジェレミー以外に一緒にいる人間なんていないので突拍子もない言葉に驚いた。
「だって今日駅前の珈琲屋さんで偶然女の子と一緒なの見ちゃった」
「もしかして…さっきまでのいつもと違う拒絶の仕方の原因ってそれ?」
ジェレミーがコクコクと頷く。
涙をいっぱいにためてぎゅっと自分の服の袖を握っていた。
妹の事だと理解し笑いが込み上げてきた。
「なんだあれか!話しかけてくれてよかったのに!あははっ可愛いんだからジェレミー…!!誰だか知りたい?」
「どういう事…?お家に上がっていいから僕に教えて?」
すんなり家に上げてもらった。
ジェレミーに完全に嫌われてるかと思ってたけれど様子を見るにそうでもない事を知って凄く嬉しい…
俺の行動を気にしていたジェレミーに思わず幸せな笑みが零れそうだった。
アパートの階段を上がるジェレミーの後ろにつき一緒に上がるとジェレミーは俺に挨拶してきた。
変装した俺の事を多分このアパートの住人だと思ってる。
こちらは向かずに急ぎ気味で鍵を開けながらの挨拶。
他人と話すのは苦手なタイプにありがちな反応だった。
ドアを閉められる前に俺はジェレミーの開けたドアを思い切り手で抑え侵入する。
「ひゃっ…!?」
後ずさってへたり込むジェレミー。
状況が分かっていないようで俺をじっと見たまま動けなくなっていた。
「こんばんはジェレミー」
「あれん…??」
「今更気づいたのかい不用心…」
眼鏡を外してそう語り掛ける。
素早くドアのカギとチェーンを閉めてジェレミーと同じ目線になるようにしゃがんだ。
「どうして逃げたの…?寂しかったよ」
「だってあんなのおかしいよ…もうあんなのやだよぉ…」
「こんなに愛してるのに…」
俺はそのまま今にも泣き出しそうなジェレミーに迫った。
「こんなの…もうやめよ…絶対誰にも言わないから…」
ジェレミーは俺を力強く両手で拒絶した。
「歩きながら寂しいなんて言ってたのに?どうして?」
「それは…!」
慌てるジェレミーにそのままキスをする。
ジェレミーが何を考えているのかは分からなかったがとにかく拒絶して欲しくなかった。
なのにいつも以上に今日は激しく拒絶して暴れるので血が滲むくらいジェレミーの唇を噛んでやった。
「いたぁい…!!あれん…やめてっ…」
「ジェレミー、これ以上拒んだらもっと酷い事しちゃうからね」
ぴたりと動きを止めるジェレミー。
そうそう、そうやって大人しくしてたらいいの…
再びジェレミーの口内に舌をねじ込む。
ジェレミーはぎゅっと目を瞑ってそれに耐えていた。
くちゅっ…ちゅっ…
「やめて…あれん…」
「どうして…?俺はジェレミーと気持ちよくなりたいよ」
「だめだよ…だってあれん恋人居るでしょ…?」
「はい…?恋人…??俺が……???」
思わず手が止まる。
ジェレミー以外に一緒にいる人間なんていないので突拍子もない言葉に驚いた。
「だって今日駅前の珈琲屋さんで偶然女の子と一緒なの見ちゃった」
「もしかして…さっきまでのいつもと違う拒絶の仕方の原因ってそれ?」
ジェレミーがコクコクと頷く。
涙をいっぱいにためてぎゅっと自分の服の袖を握っていた。
妹の事だと理解し笑いが込み上げてきた。
「なんだあれか!話しかけてくれてよかったのに!あははっ可愛いんだからジェレミー…!!誰だか知りたい?」
「どういう事…?お家に上がっていいから僕に教えて?」
すんなり家に上げてもらった。
ジェレミーに完全に嫌われてるかと思ってたけれど様子を見るにそうでもない事を知って凄く嬉しい…
俺の行動を気にしていたジェレミーに思わず幸せな笑みが零れそうだった。
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