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39 デートみたい
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車に乗りこみ出発するアレンと僕…
よく晴れているので太陽が気持ち良かった。
「ねえねえアレン海が見える」
「海ねえ…もうすぐ現地に着くよ」
「アレン、グミたべる?」
「口移しでなら…ね」
「やっぱりあげないよ」
そんな会話を交わしつつ到着する。
海も近く空気が綺麗な場所だった。
チェックインを済ませ、散策しようと言う事になったので僕達は入った旅館を後にした。
いぐさの香りが心地よい和風の旅館だった。
「ジェレミー行きたいところある?」
「ごはん…!」
「あっちの店、海鮮ラーメン美味しかった筈だけど」
「わぁー!いきたい!」
こうして何度か迷いながらようやくラーメン屋さんに辿り着いた。
2人でメニュー表を眺める。
散々迷った挙句僕もアレンも店のイチオシメニューにした。
ラーメンなんて久しぶりだから嬉しい!
アレンが店員のおじさんにオーダーする。
「えっと、海鮮ラーメン2つ下さい」
「海鮮ラーメン2つね!毎度あり!!…しっかし兄ちゃん男前だなぁ!!男同士で旅行かい??いくらでも女の子なんか飽きる程寄ってくるだろうさ!!」
「はは、ありがとうございます!でも俺は好きな人しか連れ歩かない性分なんでね」
「おぉそーかい!!そりゃいいな!」
アレンは笑顔のままチラッと僕を見たけれど知らないフリをした。
ニコニコするアレン。
そこまで意味を深く考えてないおじさん。
ゾワッと背筋が凍って鳥肌が立つ僕。
この地獄絵図…気を紛らわす為に僕は水ばかり飲んでいた。
そうこうしているうちに頼んでいたメニューが来る。
やっぱり美味しそう、さすが観光地!!
あっという間に食べ終えお店を出た。
やっぱり美味しかった。
「そういえば…お土産屋さん見に行かない?」
アレンが僕に聞く。
「行きたい!お部屋でお菓子パーティしよ!」
「菓子パ…いいね!」
「うふふ、ここでしか買えないのいっぱい買うんだあ」
「うんうん、それじゃあ一緒に行こうか」
僕が楽しそうにする姿、心底満足気な顔をしてニコニコと眺めている。
でも僕が泣き叫んで嫌がってる時もアレンは同じ顔をする…
…考えるのは辞めよう。
お土産ショップについて大量にお菓子のお土産を買い込んだ僕。
アレンは…お酒とその他諸々を買っていた。
「買いすぎちゃった…でもバイト先のみんなにもおすそ分けするしいいかな?」
「ジェレミーが楽しいなら何でもいいと思うよ、ここでしか買えないワインがあったから部屋で一緒に開けよ?」
「うん…!」
来てよかった。
そう思いながら雑談して旅館に戻る。
陽がすっかり落ちて外は薄暗くなっていた。
荷物を置いてアレンに話しかける。
「蚊取り線香、旅館の人が焚いてくれてるんだね…いい匂い」
「ね、いい場所じゃない?」
「うん、連れてきてくれてありがと!!」
「ジェレミーが俺にそういう顔をするのって珍しいね…そういえばまだちょっと時間あるけどまだ観光する?」
僕は1つ雑誌をみた時にあったお花畑の事を思い出した。
満月の夜に告白したら結ばれるジンクスの事は全く関係ないけれど…
ただ純粋に綺麗だなって思ったから…
「そういえばこの辺りにお花畑があるんだって!夜ライトアップあって綺麗らしいから見てみたい…かも」
「ジェレミー花好きなの?」
「うん…?うん、まあ!」
「そっか!じゃあ行こう」
こうして僕はアレンと一緒に例のお花畑に行く事になった。
よく晴れているので太陽が気持ち良かった。
「ねえねえアレン海が見える」
「海ねえ…もうすぐ現地に着くよ」
「アレン、グミたべる?」
「口移しでなら…ね」
「やっぱりあげないよ」
そんな会話を交わしつつ到着する。
海も近く空気が綺麗な場所だった。
チェックインを済ませ、散策しようと言う事になったので僕達は入った旅館を後にした。
いぐさの香りが心地よい和風の旅館だった。
「ジェレミー行きたいところある?」
「ごはん…!」
「あっちの店、海鮮ラーメン美味しかった筈だけど」
「わぁー!いきたい!」
こうして何度か迷いながらようやくラーメン屋さんに辿り着いた。
2人でメニュー表を眺める。
散々迷った挙句僕もアレンも店のイチオシメニューにした。
ラーメンなんて久しぶりだから嬉しい!
アレンが店員のおじさんにオーダーする。
「えっと、海鮮ラーメン2つ下さい」
「海鮮ラーメン2つね!毎度あり!!…しっかし兄ちゃん男前だなぁ!!男同士で旅行かい??いくらでも女の子なんか飽きる程寄ってくるだろうさ!!」
「はは、ありがとうございます!でも俺は好きな人しか連れ歩かない性分なんでね」
「おぉそーかい!!そりゃいいな!」
アレンは笑顔のままチラッと僕を見たけれど知らないフリをした。
ニコニコするアレン。
そこまで意味を深く考えてないおじさん。
ゾワッと背筋が凍って鳥肌が立つ僕。
この地獄絵図…気を紛らわす為に僕は水ばかり飲んでいた。
そうこうしているうちに頼んでいたメニューが来る。
やっぱり美味しそう、さすが観光地!!
あっという間に食べ終えお店を出た。
やっぱり美味しかった。
「そういえば…お土産屋さん見に行かない?」
アレンが僕に聞く。
「行きたい!お部屋でお菓子パーティしよ!」
「菓子パ…いいね!」
「うふふ、ここでしか買えないのいっぱい買うんだあ」
「うんうん、それじゃあ一緒に行こうか」
僕が楽しそうにする姿、心底満足気な顔をしてニコニコと眺めている。
でも僕が泣き叫んで嫌がってる時もアレンは同じ顔をする…
…考えるのは辞めよう。
お土産ショップについて大量にお菓子のお土産を買い込んだ僕。
アレンは…お酒とその他諸々を買っていた。
「買いすぎちゃった…でもバイト先のみんなにもおすそ分けするしいいかな?」
「ジェレミーが楽しいなら何でもいいと思うよ、ここでしか買えないワインがあったから部屋で一緒に開けよ?」
「うん…!」
来てよかった。
そう思いながら雑談して旅館に戻る。
陽がすっかり落ちて外は薄暗くなっていた。
荷物を置いてアレンに話しかける。
「蚊取り線香、旅館の人が焚いてくれてるんだね…いい匂い」
「ね、いい場所じゃない?」
「うん、連れてきてくれてありがと!!」
「ジェレミーが俺にそういう顔をするのって珍しいね…そういえばまだちょっと時間あるけどまだ観光する?」
僕は1つ雑誌をみた時にあったお花畑の事を思い出した。
満月の夜に告白したら結ばれるジンクスの事は全く関係ないけれど…
ただ純粋に綺麗だなって思ったから…
「そういえばこの辺りにお花畑があるんだって!夜ライトアップあって綺麗らしいから見てみたい…かも」
「ジェレミー花好きなの?」
「うん…?うん、まあ!」
「そっか!じゃあ行こう」
こうして僕はアレンと一緒に例のお花畑に行く事になった。
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