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告白 25.

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私達はイルミネーションのある校庭に向かった。
そこには美しく輝くたくさんの光があった。
でもなぜかその光は儚く見えた。
「綺麗だな」
「うん...」
私はこのあとのことで頭がいっぱいだった。
失敗したら、どうなるのかな。
友達としても隣にいられなくなるのかな?
「どうしたの?」
「あのさ、話があるの」
「えっ?なに?」
「私、一樹が好き」
「えっ?それって本当?」
「うん...」
いっちゃった。もう後には退けない。
「私は一樹が好きなの」
「そっか、ありがとう。俺もさ、茜のことが好きなんだ」
「えっ?」
今、一樹なんていった?好きって言った?
「俺さ、ずっと茜のことが好きだったんだ。でも俺、茜に言う勇気がなかった。情けないよな」
「そんなことないよ、私だって勇気がなかった」
「でも茜は俺にこうして伝えてくれた、ありがとう。俺、すごい嬉しい」
私の視界が涙で歪んだ。
嬉しい。この思いが伝わって、よかった。
「このままじゃ俺、かっこつかないから俺からも言わせて?茜が好きです、俺と付き合ってください」
「はいっ...!」
こうして私達の思いはひとつになった。
怖がらなくてよかったんだね。
これからもよろしくね。
ずっと大好きだよ、一樹。
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