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出会い プロローグ
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キミとの出会いはありふれたものだった。
高校の入学式で出会う、よくある話だ。
クラス表を見に行った時、人が多くて見に行けなかった私を見て声をかけてくれた。
「クラス表見える?」
「あっ...ぃぇ...見えないです...」
突然話しかけられて驚いた私はしどろもどろに
そう答えた。
「そっか俺がかわりに見てくるよ!
俺は陽日一樹(はるひかずき)だよ」
「私は...夜久茜(やくあかね)」
私はも自己紹介した。
暗い人って思われたかな...。
「茜か...よろしくな!」
「よろしく...」
「じゃあ俺はクラス表を見てくるよ」
そういって一樹は去っていった。
いい人そうだった。
中学の時のようになりたくない。
「茜~!クラス2組だったよ。
俺も2組だよ。」
「そう。ありがと」
相変わらずそっけない態度。
私は感情を表に出すことが苦手だ。
どうしてこんなに素直じゃないのかな?
本当は嬉しいのに...
こんな自分が嫌いだ。
高校の入学式で出会う、よくある話だ。
クラス表を見に行った時、人が多くて見に行けなかった私を見て声をかけてくれた。
「クラス表見える?」
「あっ...ぃぇ...見えないです...」
突然話しかけられて驚いた私はしどろもどろに
そう答えた。
「そっか俺がかわりに見てくるよ!
俺は陽日一樹(はるひかずき)だよ」
「私は...夜久茜(やくあかね)」
私はも自己紹介した。
暗い人って思われたかな...。
「茜か...よろしくな!」
「よろしく...」
「じゃあ俺はクラス表を見てくるよ」
そういって一樹は去っていった。
いい人そうだった。
中学の時のようになりたくない。
「茜~!クラス2組だったよ。
俺も2組だよ。」
「そう。ありがと」
相変わらずそっけない態度。
私は感情を表に出すことが苦手だ。
どうしてこんなに素直じゃないのかな?
本当は嬉しいのに...
こんな自分が嫌いだ。
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