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エキドナさん壊れる
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「どうなってるんだぁぁぁ!? なんであの子はいつもいつもいつも無鉄砲で後先考えないんだぁ!?」
「お、落ち着いてエキドナさん。ちゃんと罪を償えばでれる……よね?」
「無理じゃないかなー、お偉いさんぶん殴った挙句に全裸に剥いて娼館の壁に逆さに吊るして股間に小指サイズ、プークスクスって張り紙つけて晒したから」
「おねーさんはそんなこと教えた覚えはないよ!? 妹よ!!」
「お母さんからの直伝だって」
「ひさめぇぇぇぇ!! お前のせいで大変な事態になってるぅぅ!!」
半泣きで床に四つん這いしてるエキドナさん。
その胸中は誰にでもわかる『どうしてこうなった』だ。
「大変よね。散々暴れたせいで二か月後処刑だから急がないと不味い気がするけど」
「…………こふっ」
「エキドナさぁぁん!? 白目剥いてる場合じゃないよ!! 夜音ちゃん! 何とかなんない!?」
「なるわよ」
「そんな簡単にあきらめないでぇぇ……え? 何とかなるの?」
「うん、だから伝えに来たんだし」
…………そういうのって早く言ってほしい。
弥生は心の底からそう思った。
「そもそもキズナはそのお偉いさんが人身売買するのを知って大暴れしたのよ。私も一緒にね……で、自由に外に出れる私があの子の家族を探して奪還する。もしくはそのお偉いさんをコテンパンにして無罪放免を勝ち取るのが目的なの」
「むうぅ……事情が事情だけに怒れないけど。見つからなかったらどうするつもりなのさ、僕をピンポイントで見つけたのって偶然だったんでしょ?」
「いやそれが……えっと、あった」
夜音がホットパンツのポケットから小さな端末を取り出す。
そこには丸い点が二つ、中心部に表示されていた。
「これ、まさか……キズナが持ってたの?」
「うん……あなたのバッグに入ってたって、これを辿れば誰かは見つかるってあの子が言ってたの」
「何ですかこれ」
「SOS信号を拾う端末なんだけど……あっ!! そうか、誰か拾ってくれないかなーってずーっと信号出しっぱなしだった!!」
「これが数日前急に反応を拾ったから私が頑張ってここまで来たの。金髪だったら大当たり、黒髪の女性だったら大外れ、黒髪の男性だったら小吉だってキズナが言ってた」
「あの子は……その認識あながち間違いじゃないけど氷雨だったら確かに大外れだねぇ」
ぺちん、と額を叩きながらエキドナが呆れたように愚痴る。
細かい事が苦手な母親は大体の場合に力ずくという結論を最初に選ぶからだ。
「弥生……ちょっとさ。のっぴきならない事態だから僕行ってきたいんだけどいいかな?」
弥生の護衛もおろそかにはできないが妹の生死もかかっているのでかなり悩ましくはある。
苦渋の決断をしなければいけなかった。
「もちろんいいよ、でも……エキドナさん一人で行くの?」
「……そこなんだよなぁ。夜音……君はどうするつもり?」
「あたしはキズナンを助けに戻るよ」
「……おっけー、妹を迎えに行くかぁ。出たとこ勝負になりそうだけどねぇ」
確かに探してはいたものの、まさか投獄中の妹を助けるために何とかしなければいけない事が山積みになったエキドナ。弥生も手助けをしたい所ではあるが状況が状況の為、できることが限られている。
「うーん、ベルトリア共和国ってウェイランドと仲良かったのかなぁ? 一応これでも統括ギルドの所属だし私も何かできないかなぁ……」
「気持ちはうれしいけど弥生……下手を打つと超広範囲に迷惑かかるかもしれないから今回は僕単独の方がいいと思うよ」
エキドナが言う通り仮に脱獄させるとかの強硬手段を取らざるを得ない場合は弥生達が関わると、とんでもない外交上の問題を起こす事になる。
「でも、エキドナさんに何か私返したい。何かいい方法あるよ!!」
「弥生……」
真摯な弥生の申し出はエキドナに迷いを生む、どう考えても弥生を巻き込むのはハイリスクだ。
最悪のケースでもエキドナならばお尋ね者になるだけで済む。
「そもそも、夜音はどうして捕まらなかったんだい? 一緒に暴れたんだろう?」
「それが……あの子わざと捕まったのよ、まだ屋敷に捕まってる子がいるって。それなのに投獄されたのはお城の牢獄……」
「……さらに暴れるつもりだったんだね。おーけー僕もう驚かない」
なおさら弥生を巻き込むわけにはいかなくなった。
「あの子多分全員助けるつもりで動いてるわ……めちゃくちゃ怒ってたから」
「ぐぬぅぅ……難易度が青天井で跳ね上がる一方だなぁ。弥生ぃ……確か明日ウェイランドに戻るよね?」
「え? うん、今日でオルちゃんのお仕事終わって明日には出立だよ?」
「夜音……君も一緒にウェイランドに来てくれないかな? 僕一人じゃ結構無理そうだ……」
こうなったらもう腹をくくるしかない、妹のやろうとしている事をほぼほぼ理解した姉は入念な準備と仲間の協力を得る道を選ぶ。
夜音の話では2か月ある、一刻も早く会いたいが行き当たりばったりで行動すると多分碌なことにならないとエキドナの勘が警鐘を鳴らしているのだ。
「良いよ。私ができることも教えてあげる」
「弥生、もしかしたら別な意味で助けてもらうかも……君にしかできないと思う」
「へ? うん、なんでも手伝うよ!!」
そして、そのエキドナの勘はこうも言っている。
キーになるのは弥生だと。
「お、落ち着いてエキドナさん。ちゃんと罪を償えばでれる……よね?」
「無理じゃないかなー、お偉いさんぶん殴った挙句に全裸に剥いて娼館の壁に逆さに吊るして股間に小指サイズ、プークスクスって張り紙つけて晒したから」
「おねーさんはそんなこと教えた覚えはないよ!? 妹よ!!」
「お母さんからの直伝だって」
「ひさめぇぇぇぇ!! お前のせいで大変な事態になってるぅぅ!!」
半泣きで床に四つん這いしてるエキドナさん。
その胸中は誰にでもわかる『どうしてこうなった』だ。
「大変よね。散々暴れたせいで二か月後処刑だから急がないと不味い気がするけど」
「…………こふっ」
「エキドナさぁぁん!? 白目剥いてる場合じゃないよ!! 夜音ちゃん! 何とかなんない!?」
「なるわよ」
「そんな簡単にあきらめないでぇぇ……え? 何とかなるの?」
「うん、だから伝えに来たんだし」
…………そういうのって早く言ってほしい。
弥生は心の底からそう思った。
「そもそもキズナはそのお偉いさんが人身売買するのを知って大暴れしたのよ。私も一緒にね……で、自由に外に出れる私があの子の家族を探して奪還する。もしくはそのお偉いさんをコテンパンにして無罪放免を勝ち取るのが目的なの」
「むうぅ……事情が事情だけに怒れないけど。見つからなかったらどうするつもりなのさ、僕をピンポイントで見つけたのって偶然だったんでしょ?」
「いやそれが……えっと、あった」
夜音がホットパンツのポケットから小さな端末を取り出す。
そこには丸い点が二つ、中心部に表示されていた。
「これ、まさか……キズナが持ってたの?」
「うん……あなたのバッグに入ってたって、これを辿れば誰かは見つかるってあの子が言ってたの」
「何ですかこれ」
「SOS信号を拾う端末なんだけど……あっ!! そうか、誰か拾ってくれないかなーってずーっと信号出しっぱなしだった!!」
「これが数日前急に反応を拾ったから私が頑張ってここまで来たの。金髪だったら大当たり、黒髪の女性だったら大外れ、黒髪の男性だったら小吉だってキズナが言ってた」
「あの子は……その認識あながち間違いじゃないけど氷雨だったら確かに大外れだねぇ」
ぺちん、と額を叩きながらエキドナが呆れたように愚痴る。
細かい事が苦手な母親は大体の場合に力ずくという結論を最初に選ぶからだ。
「弥生……ちょっとさ。のっぴきならない事態だから僕行ってきたいんだけどいいかな?」
弥生の護衛もおろそかにはできないが妹の生死もかかっているのでかなり悩ましくはある。
苦渋の決断をしなければいけなかった。
「もちろんいいよ、でも……エキドナさん一人で行くの?」
「……そこなんだよなぁ。夜音……君はどうするつもり?」
「あたしはキズナンを助けに戻るよ」
「……おっけー、妹を迎えに行くかぁ。出たとこ勝負になりそうだけどねぇ」
確かに探してはいたものの、まさか投獄中の妹を助けるために何とかしなければいけない事が山積みになったエキドナ。弥生も手助けをしたい所ではあるが状況が状況の為、できることが限られている。
「うーん、ベルトリア共和国ってウェイランドと仲良かったのかなぁ? 一応これでも統括ギルドの所属だし私も何かできないかなぁ……」
「気持ちはうれしいけど弥生……下手を打つと超広範囲に迷惑かかるかもしれないから今回は僕単独の方がいいと思うよ」
エキドナが言う通り仮に脱獄させるとかの強硬手段を取らざるを得ない場合は弥生達が関わると、とんでもない外交上の問題を起こす事になる。
「でも、エキドナさんに何か私返したい。何かいい方法あるよ!!」
「弥生……」
真摯な弥生の申し出はエキドナに迷いを生む、どう考えても弥生を巻き込むのはハイリスクだ。
最悪のケースでもエキドナならばお尋ね者になるだけで済む。
「そもそも、夜音はどうして捕まらなかったんだい? 一緒に暴れたんだろう?」
「それが……あの子わざと捕まったのよ、まだ屋敷に捕まってる子がいるって。それなのに投獄されたのはお城の牢獄……」
「……さらに暴れるつもりだったんだね。おーけー僕もう驚かない」
なおさら弥生を巻き込むわけにはいかなくなった。
「あの子多分全員助けるつもりで動いてるわ……めちゃくちゃ怒ってたから」
「ぐぬぅぅ……難易度が青天井で跳ね上がる一方だなぁ。弥生ぃ……確か明日ウェイランドに戻るよね?」
「え? うん、今日でオルちゃんのお仕事終わって明日には出立だよ?」
「夜音……君も一緒にウェイランドに来てくれないかな? 僕一人じゃ結構無理そうだ……」
こうなったらもう腹をくくるしかない、妹のやろうとしている事をほぼほぼ理解した姉は入念な準備と仲間の協力を得る道を選ぶ。
夜音の話では2か月ある、一刻も早く会いたいが行き当たりばったりで行動すると多分碌なことにならないとエキドナの勘が警鐘を鳴らしているのだ。
「良いよ。私ができることも教えてあげる」
「弥生、もしかしたら別な意味で助けてもらうかも……君にしかできないと思う」
「へ? うん、なんでも手伝うよ!!」
そして、そのエキドナの勘はこうも言っている。
キーになるのは弥生だと。
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