27 / 255
工房区画の奮闘者 ②
しおりを挟む
「真司……本当の本気でやるのかい?」
「女は度胸だって姉ちゃんが言ってたよ」
「僕性別不詳なんだけど……」
「大丈夫、エキドナ姉は黙ってれば女の子にしか見えないから」
「はあ、どうなっても知らないよ?」
エキドナに背負われながら真司は気合十分とばかりに獰猛な笑みを浮かべる。
「エキドナ、真司……僕もサポートするけどダメだったらすぐに引き返すんだよ! もう上位個体に進化してるやつが出てきてもおかしくないんだから」
エルクはエキドナの隣に浮遊し、前を見据えながらタイミングを待つ。
「うん、数を減らせばそれだけ安全になるよね!」
「……真司、やっぱり弥生と君は姉弟だよ」
「へへ、じゃあ……いくよっ!! ゴーゴーゴー!!!」
ばぁん! と扉を開けたと同時にエキドナが三段飛ばしで階段を駆け上がる。
死霊も勢いよく飛び出して来た真司たちに気づき、一斉に躍りかかってきた。
階段を上りきるまではエルクの補佐が重要で、エルクはエキドナの速度に食らいつきながら迫りくる死霊を光の精霊を使って追い払う。
すでに時間が経っているため死霊も恨みがましい叫びを放ちながら、追い返されてもすぐに戻って三人をあの世に引きずりこもうと縋りつく、
「あと二秒!! 真司っ!!」
「うんっ!!」
黒煙と死霊の陰に空が覆われ、薄暗い地上に飛び出たのもつかの間。
エキドナは真司をふわりと放り出し、足で地面に図形を描き始めた。
その線は一切の迷いなく引かれていき、二つの正円を描く。
それだけではない、今度は指で幾何学模様を刻む……ほんの十数秒で一つの『術式』が出来上がった。
「ほんとに描いちゃった……真司! いくよっ!!」
あっけにとられたエルクだが、即座に真司の身体に潜り込み不死族のお家芸。憑依を実行する。
もともとその手はずだったので真司も抵抗することなく、エルクが身体の支配権を握るのに身を任せた。
そう、三人の作戦は機械ゆえに正確な図面を地面に描くエキドナに、術式を暗記してるエルクが真司の身体を使って発動させるというものだった。
もちろん付け焼刃だし、本当に発動できるかどうかは図面が正確に描かれていないといけないため。一発勝負である。
『我が命に邪なる者を退ける聖域をここに!! サンクチュアリ!!』
エルクが真司の口を使って、詠唱と共にエキドナの描いた図へ手を添える。
すると煌々と輝く魔力が線に沿って奔った。
仕上げにその光が図面を隈なく満たした後、指先で術式言語を虚空に描く!!
『できたっ! エキドナっ!! 探してっ!!』
エキドナが滑るように光の結界へ飛び込んで、周りの生体反応を探知する。
数秒後、崩れかけた家の奥に子供と思しき反応が確認できた。
「見つけたよ!! 真司! エルク!! 10時の方向距離20メートル!!」
エキドナが指を差すのが早いか、エルクが真司から抜け出して精鋭魔法をありったけの魔力で連発する。
「真司! 行って!! 長く持たない!!」
もう目標なんて決める必要もないほど死霊は数を増していた。
死霊の特性として、死に追いやった相手もその場で死霊にしてどんどん際限なく増えていく。
それゆえに……たとえ一体であっても即座に騎士団や強力な浄化魔法、もしくは神官が祈りをささげて鎮魂するのだ。
「おおおおおっ!!」
一時とはいえ身体のコントロールを失い、感覚が鈍いにもかかわらず真司は素晴らしいスタートを切る。
興奮状態の為か先ほどまで気になってなかった鉄さびの様な血の匂い、むせ返るほどの死臭に嗚咽が混じりながらも真司は駆けた。
エキドナの指示通りに崩れかけた家に飛び込んで、職人に聞いたお弟子さんの名前を叫ぶ。
「ここ、ここに居ます!」
返事は早かった。声変わりする前なのか高い声音ではっきりと真司の呼び声に答えたのだ。
しかし、上手くいったのはここまでだった。
声に気づいたのは真司だけではない。
ほんの数分前に『彼』は自我に目覚めた。
何人もの恨み辛みが折り重なり、傷をなめあい、共感し……一つとなることを選んだ死霊たち。
上位個体である『亡霊』と進化したのだ。
「ニク……ウラメシィィ」
やっとの思いで真司が子供を救出できるかという時に乱入した亡霊は、聞くに堪えない低い声を上げて襲い掛かる。
それでも真司はあきらめなかった。
一撃食らってでも、この子供をエキドナが待機している結界に連れて良ければそれで勝ちは確定だ。
今までの死霊とは違いより鮮明な姿をした亡霊を睨みつけ、真司はその背に子供を隠す。
亡霊が振り上げた右腕が今まさに真司を襲う瞬間。
――せーのっ!!
メキィィ!!
亡霊の顔面に、かかとがめり込んだ。
「行って、これくらいじゃすぐ戻ってくる」
ゆっくりと足を戻し、拳を引き。残身の構えを取るタンクトップとホットパンツの女性。
その眼差しは鋭く、微塵も油断をしていない。
「……僕は日下部真司、そこの金髪の女の子が居るところまで逃げ込めば僕らの勝ち。待ってる」
ふわりと香る花の匂いにちょっとドキリとしながらも端的に真司は言い残して、子供を連れて遠慮なく走る。
その様子を視界の端に収めながら、彼女は頷いた。
「……ちゃんと殴った感触があるから負けないとは思うけど。しんどくなりそうだし……あの真司って男の子の言うとおりにしておこうかしら。洞爺さんと楓とはぐれちゃったからね」
――ォォォオオオ!!
先ほど蹴り飛ばした亡霊が目を爛々と光らせて襲い掛かる。
しかし、彼女は慌てない。
「神楽流闘技『牡丹』」
すぅ、と一息吸って、己の名を関した一撃を体重を乗せた踏み込みと共に拳を放つ。
たったそれだけ、愚直なまでに繰り返された突きは吸い込まれるように亡霊の胴体に突き刺さった。
「あたし、いつもは竜をぶん殴ってるのよ。あんたらより硬くて黒くてデカい奴……もういっぺん死んで、生まれ変わってきなさい」
ズン!!
さらに踏み出した右足に重心を移して拳を突き入れる。
数舜遅れで亡霊は殴られたのを思い出したかのように水平に吹き飛んでいった。
しかし、苦悶の声を上げてない所を見るとまたすぐ戻ってくるのは想像に難くない。
なので牡丹は遠慮なく真司の言う通り、家から出て金髪の少女と真司が待つ結界に向かう。
「……しかし、幽霊って殴れたのね。初めて知ったわ」
己の拳をまじまじと見て、牡丹は今更すぎる事をのたまうのだった。
「女は度胸だって姉ちゃんが言ってたよ」
「僕性別不詳なんだけど……」
「大丈夫、エキドナ姉は黙ってれば女の子にしか見えないから」
「はあ、どうなっても知らないよ?」
エキドナに背負われながら真司は気合十分とばかりに獰猛な笑みを浮かべる。
「エキドナ、真司……僕もサポートするけどダメだったらすぐに引き返すんだよ! もう上位個体に進化してるやつが出てきてもおかしくないんだから」
エルクはエキドナの隣に浮遊し、前を見据えながらタイミングを待つ。
「うん、数を減らせばそれだけ安全になるよね!」
「……真司、やっぱり弥生と君は姉弟だよ」
「へへ、じゃあ……いくよっ!! ゴーゴーゴー!!!」
ばぁん! と扉を開けたと同時にエキドナが三段飛ばしで階段を駆け上がる。
死霊も勢いよく飛び出して来た真司たちに気づき、一斉に躍りかかってきた。
階段を上りきるまではエルクの補佐が重要で、エルクはエキドナの速度に食らいつきながら迫りくる死霊を光の精霊を使って追い払う。
すでに時間が経っているため死霊も恨みがましい叫びを放ちながら、追い返されてもすぐに戻って三人をあの世に引きずりこもうと縋りつく、
「あと二秒!! 真司っ!!」
「うんっ!!」
黒煙と死霊の陰に空が覆われ、薄暗い地上に飛び出たのもつかの間。
エキドナは真司をふわりと放り出し、足で地面に図形を描き始めた。
その線は一切の迷いなく引かれていき、二つの正円を描く。
それだけではない、今度は指で幾何学模様を刻む……ほんの十数秒で一つの『術式』が出来上がった。
「ほんとに描いちゃった……真司! いくよっ!!」
あっけにとられたエルクだが、即座に真司の身体に潜り込み不死族のお家芸。憑依を実行する。
もともとその手はずだったので真司も抵抗することなく、エルクが身体の支配権を握るのに身を任せた。
そう、三人の作戦は機械ゆえに正確な図面を地面に描くエキドナに、術式を暗記してるエルクが真司の身体を使って発動させるというものだった。
もちろん付け焼刃だし、本当に発動できるかどうかは図面が正確に描かれていないといけないため。一発勝負である。
『我が命に邪なる者を退ける聖域をここに!! サンクチュアリ!!』
エルクが真司の口を使って、詠唱と共にエキドナの描いた図へ手を添える。
すると煌々と輝く魔力が線に沿って奔った。
仕上げにその光が図面を隈なく満たした後、指先で術式言語を虚空に描く!!
『できたっ! エキドナっ!! 探してっ!!』
エキドナが滑るように光の結界へ飛び込んで、周りの生体反応を探知する。
数秒後、崩れかけた家の奥に子供と思しき反応が確認できた。
「見つけたよ!! 真司! エルク!! 10時の方向距離20メートル!!」
エキドナが指を差すのが早いか、エルクが真司から抜け出して精鋭魔法をありったけの魔力で連発する。
「真司! 行って!! 長く持たない!!」
もう目標なんて決める必要もないほど死霊は数を増していた。
死霊の特性として、死に追いやった相手もその場で死霊にしてどんどん際限なく増えていく。
それゆえに……たとえ一体であっても即座に騎士団や強力な浄化魔法、もしくは神官が祈りをささげて鎮魂するのだ。
「おおおおおっ!!」
一時とはいえ身体のコントロールを失い、感覚が鈍いにもかかわらず真司は素晴らしいスタートを切る。
興奮状態の為か先ほどまで気になってなかった鉄さびの様な血の匂い、むせ返るほどの死臭に嗚咽が混じりながらも真司は駆けた。
エキドナの指示通りに崩れかけた家に飛び込んで、職人に聞いたお弟子さんの名前を叫ぶ。
「ここ、ここに居ます!」
返事は早かった。声変わりする前なのか高い声音ではっきりと真司の呼び声に答えたのだ。
しかし、上手くいったのはここまでだった。
声に気づいたのは真司だけではない。
ほんの数分前に『彼』は自我に目覚めた。
何人もの恨み辛みが折り重なり、傷をなめあい、共感し……一つとなることを選んだ死霊たち。
上位個体である『亡霊』と進化したのだ。
「ニク……ウラメシィィ」
やっとの思いで真司が子供を救出できるかという時に乱入した亡霊は、聞くに堪えない低い声を上げて襲い掛かる。
それでも真司はあきらめなかった。
一撃食らってでも、この子供をエキドナが待機している結界に連れて良ければそれで勝ちは確定だ。
今までの死霊とは違いより鮮明な姿をした亡霊を睨みつけ、真司はその背に子供を隠す。
亡霊が振り上げた右腕が今まさに真司を襲う瞬間。
――せーのっ!!
メキィィ!!
亡霊の顔面に、かかとがめり込んだ。
「行って、これくらいじゃすぐ戻ってくる」
ゆっくりと足を戻し、拳を引き。残身の構えを取るタンクトップとホットパンツの女性。
その眼差しは鋭く、微塵も油断をしていない。
「……僕は日下部真司、そこの金髪の女の子が居るところまで逃げ込めば僕らの勝ち。待ってる」
ふわりと香る花の匂いにちょっとドキリとしながらも端的に真司は言い残して、子供を連れて遠慮なく走る。
その様子を視界の端に収めながら、彼女は頷いた。
「……ちゃんと殴った感触があるから負けないとは思うけど。しんどくなりそうだし……あの真司って男の子の言うとおりにしておこうかしら。洞爺さんと楓とはぐれちゃったからね」
――ォォォオオオ!!
先ほど蹴り飛ばした亡霊が目を爛々と光らせて襲い掛かる。
しかし、彼女は慌てない。
「神楽流闘技『牡丹』」
すぅ、と一息吸って、己の名を関した一撃を体重を乗せた踏み込みと共に拳を放つ。
たったそれだけ、愚直なまでに繰り返された突きは吸い込まれるように亡霊の胴体に突き刺さった。
「あたし、いつもは竜をぶん殴ってるのよ。あんたらより硬くて黒くてデカい奴……もういっぺん死んで、生まれ変わってきなさい」
ズン!!
さらに踏み出した右足に重心を移して拳を突き入れる。
数舜遅れで亡霊は殴られたのを思い出したかのように水平に吹き飛んでいった。
しかし、苦悶の声を上げてない所を見るとまたすぐ戻ってくるのは想像に難くない。
なので牡丹は遠慮なく真司の言う通り、家から出て金髪の少女と真司が待つ結界に向かう。
「……しかし、幽霊って殴れたのね。初めて知ったわ」
己の拳をまじまじと見て、牡丹は今更すぎる事をのたまうのだった。
0
お気に入りに追加
53
あなたにおすすめの小説
適正異世界
sazakiri
ファンタジー
ある日教室に突然現れた謎の男
「今から君たちには異世界に行ってもらう」
そんなこと急に言われても…
しかし良いこともあるらしい!
その世界で「あること」をすると……
「とりあいず帰る方法を探すか」
まぁそんな上手くいくとは思いませんけど
裏庭が裏ダンジョンでした@完結
まっど↑きみはる
ファンタジー
結界で隔離されたど田舎に住んでいる『ムツヤ』。彼は裏庭の塔が裏ダンジョンだと知らずに子供の頃から遊び場にしていた。
裏ダンジョンで鍛えた力とチート級のアイテムと、アホのムツヤは夢を見て外の世界へと飛び立つが、早速オークに捕らえれてしまう。
そこで知る憧れの世界の厳しく、残酷な現実とは……?
挿絵結構あります
半身転生
片山瑛二朗
ファンタジー
忘れたい過去、ありますか。やり直したい過去、ありますか。
元高校球児の大学一年生、千葉新(ちばあらた)は通り魔に刺され意識を失った。
気が付くと何もない真っ白な空間にいた新は隣にもう1人、自分自身がいることに理解が追い付かないまま神を自称する女に問われる。
「どちらが元の世界に残り、どちらが異世界に転生しますか」
実質的に帰還不可能となった剣と魔術の異世界で、青年は何を思い、何を成すのか。
消し去りたい過去と向き合い、その上で彼はもう一度立ち上がることが出来るのか。
異世界人アラタ・チバは生きる、ただがむしゃらに、精一杯。
少なくとも始めのうちは主人公は強くないです。
強くなれる素養はありますが強くなるかどうかは別問題、無双が見たい人は主人公が強くなることを信じてその過程をお楽しみください、保証はしかねますが。
異世界は日本と比較して厳しい環境です。
日常的に人が死ぬことはありませんがそれに近いことはままありますし日本に比べればどうしても命の危険は大きいです。
主人公死亡で主人公交代! なんてこともあり得るかもしれません。
つまり主人公だから最強! 主人公だから死なない! そう言ったことは保証できません。
最初の主人公は普通の青年です。
大した学もなければ異世界で役立つ知識があるわけではありません。
神を自称する女に異世界に飛ばされますがすべてを無に帰すチートをもらえるわけではないです。
もしかしたらチートを手にすることなく物語を終える、そんな結末もあるかもです。
ここまで何も確定的なことを言っていませんが最後に、この物語は必ず「完結」します。
長くなるかもしれませんし大して話数は多くならないかもしれません。
ただ必ず完結しますので安心してお読みください。
ブックマーク、評価、感想などいつでもお待ちしています。
この小説は同じ題名、作者名で「小説家になろう」、「カクヨム」様にも掲載しています。
「聖女に丸投げ、いい加減やめません?」というと、それが発動条件でした。※シファルルート
ハル*
ファンタジー
コミュ障気味で、中学校では友達なんか出来なくて。
胸が苦しくなるようなこともあったけれど、今度こそ友達を作りたい! って思ってた。
いよいよ明日は高校の入学式だ! と校則がゆるめの高校ということで、思いきって金髪にカラコンデビューを果たしたばかりだったのに。
――――気づけば異世界?
金髪&淡いピンクの瞳が、聖女の色だなんて知らないよ……。
自前じゃない髪の色に、カラコンゆえの瞳の色。
本当は聖女の色じゃないってバレたら、どうなるの?
勝手に聖女だからって持ち上げておいて、聖女のあたしを護ってくれる誰かはいないの?
どこにも誰にも甘えられない環境で、くじけてしまいそうだよ。
まだ、たった15才なんだから。
ここに来てから支えてくれようとしているのか、困らせようとしているのかわかりにくい男の子もいるけれど、ひとまず聖女としてやれることやりつつ、髪色とカラコンについては後で……(ごにょごにょ)。
――なんて思っていたら、頭頂部の髪が黒くなってきたのは、脱色後の髪が伸びたから…が理由じゃなくて、問題は別にあったなんて。
浄化の瞬間は、そう遠くはない。その時あたしは、どんな表情でどんな気持ちで浄化が出来るだろう。
召喚から浄化までの約3か月のこと。
見た目はニセモノな聖女と5人の(彼女に王子だと伝えられない)王子や王子じゃない彼らのお話です。
※残酷と思われるシーンには、タイトルに※をつけてあります。
29話以降が、シファルルートの分岐になります。
29話までは、本編・ジークムントと同じ内容になりますことをご了承ください。
本編・ジークムントルートも連載中です。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
グランストリアMaledictio
ミナセ ヒカリ
ファンタジー
ここは魔法溢れる大国『グランアーク王国』。ここには、数々の魔導士や錬金術師、剣士などの戦いや研究、商売といった様々な分野に長けた人々が『ギルド』と呼ばれる集団に属して互いの生活圏を支え合っていた。中でも、ここ『グランメモリーズ』と呼ばれる魔導士専門ギルドは、うるさく、やかましいギルドで、そのくせ弱小と呼ばれているが、とっても明るくて楽しいギルド!!火を操り、喧嘩っ早い赤髪主人公カラーの『ヴァル』、氷で物を作り、イケメン顔のくせにナルシストな気質のある『ヴェルド』、火、水、風、然の4属性を操る頼れる最強剣士『フウロ』。その他にも、私『セリカ』が入団したこのギルドは、個性的な面子でいっぱいだ!私は、ここで私の『物語』を描いていく。
※この作品は小説家になろう様と同時連載です。キャラ紹介などは向こうにて書いておりますので、気になる方は私の著者ページに飛んで、そこから外部サイトとして登録してあるグラストをお楽しみください。
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
新日本書紀《異世界転移後の日本と、通訳担当自衛官が往く》
橘末
ファンタジー
20XX年、日本は唐突に異世界転移してしまった。
嘗て、神武天皇を疎んだが故に、日本と邪馬台国を入れ換えた神々は、自らの信仰を守る為に勇者召喚技術を応用して、国土転移陣を完成させたのだ。
出雲大社の三男万屋三彦は、子供の頃に神々の住まう立ち入り禁止区画へ忍び込み、罰として仲間達を存在ごと、消されてしまった過去を持つ。
万屋自身は宮司の血筋故に、神々の寵愛を受けてただ一人帰ったが、その時の一部失われた記憶は、自衛官となった今も時折彼を苦しめていた。
そして、演習中の硫黄島沖で、アメリカ艦隊と武力衝突してしまった異世界の人間を、海から救助している作業の最中、自らの持つ翻訳能力に気付く。
その後、特例で通訳担当自衛官という特殊な立場を与えられた万屋は、言語学者が辞書を完成させるまで、各地を転戦する事になるのだった。
この作品はフィクションです。(以下略)
文章を読み易く修正中です。
改稿中に時系列の問題に気付きました為、その辺りも修正中です。
現在、徐々に修正しています。
本当に申し訳ありません。
不定期更新中ですが、エタる事だけは絶対にありませんので、ご安心下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる