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閑話:エキドナの実力試験~変態と真司の不幸を添えて~ 後編
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「じゃあ、行くね? なんか激しいのが好みのようだからさ。奇麗に咲かせてあげるよ」
「な、なにをであるか?」
がちゃん! と手甲を打ち鳴らし。
エキドナは迷いなく答える。
「人体花火……血の一滴すらも焼き尽くすコースで」
「……チェンジである」
フレアベル・ウザインデス三世、日和る。
「絶対、ヤダ! くらえっ! 爆裂正拳突き!!」
足元の石畳をえぐりぬいてエキドナがまっすぐ……ウザインデス三世のどてっぱらに爆弾付きの手甲をたたきつける! 元々は戦車などにある反応装甲だがちょうどいいサイズの装甲を手甲に嵌めた物。
ただの衝撃程度では爆発しないがエキドナの殴打なら別だ。
エキドナの戦術解析でもこの一撃がウザインデス三世の胴体を爆発四散させると……判断していた。
普段なら絶対に手加減! と率先して家族に訴えるエキドナがこの時ばかりは闇に落ちている。
当たり前だった。
そんなエキドナの純粋な殺意がこもった一撃を、ウザインデス三世は……
「怖いのであるっ! 吾輩ただハッスルしたいだけなのであるっ! ぬるっと回避」
ぬるん!
「は?」
タキシードを手甲の端に引っ掛け、裂けたものの……その肌に手甲が触れると滑るようにエキドナの一撃はあらぬ方向に逸れた。
時が止まった……振りぬいたエキドナの右腕、正確にはその手甲に付着したオイルがてかてかと輝き。
ふんっ! ふんっ!! と気持ち悪いほど腰をひねらせたウザインデス三世が「風通しが良くなったのであるっ! お肌の露出は控えめにっ!!」と笑顔でウインクしていた。
「え? なに、なにが起こったの?」
「怖いので回避なのです。後お嬢さん、これ危ないので使用禁止である」
つん!
がらがら……からん
混乱するエキドナの手甲が、ウザインデス三世の指でつつかれるとばらばらに分解して地面に散らばる。
「ええええええぇぇ!? なんでなんでナンデェ!?」
「だって危ないんだもん」
ぶちぃ!!
「〇にさらせぇぇ!!」
銃を抜き、迷わず三点バーストを選択。
50口径の徹甲弾が銃口から三発連続で放たれた!!
が……
「試験で人は殺してはいけないのである! 筋肉躍動!!」
びすびすびす……
筋肉と筋肉、人体でいえば腹筋に銃弾はからめとられてしまった。
きゅるる……と物悲しく回転力を失った弾丸はウザインデス三世の手で……なぜかしっとり濡れている手で回収され、エキドナの手に戻される。
ぬちょっとした感触と生暖かく、それでいてごつい手のひらの感触に……
「いやああああぁぁぁ!!」
エキドナは両手でほほを押さえ、体をくねらせて叫びをあげた。
そこからは地獄だった。
殴れば腹筋のオイルで滑り、すれ違いざまにねっとりとした視線をおしりに感じ……
ありったけの弾丸を叩き込めばにゅるるん! と試験場の壁という壁に弾丸を散らされ……
爆弾を投げつければフィギュアスケートのスピン見たく、己の身をドリルにして地中に潜って回避……
しかもそのまま移動して、エキドナの真下から顔を出し。
スカートの中を記憶に焼き付けんがごとく鼻息荒く凝視され……
ならばとエキドナが弛緩毒を塗ったナイフを突き立てたが、その筋肉の前にぽきんと折れて……根性なしぃぃ!! と罵倒されるナイフ。
結果、十分足らずでエキドナの切り札である対人装備はすべて退陣した。
なのに……ウザインデス三世は。
「眼福なのであるっ! 三日ほど捗りそうであるっ!!」
「もういやだぁぁ!! なんでこいつ死なないのなんでなんでなんでぇぇ!!」
「はふはふ、その涙ぺろぺろしたいお」
「気持ち悪いよぉぉ!! 助けて焔!! 氷雨!! キズナァァ!!」
半狂乱で襲い来るエキドナの猛攻をたまに直撃されながら『ご褒美っ!!』とハッスルしまくってた。
もう試験どころではない、たまにエキドナがつかんで壁にウザインデス三世をたたきつけるがダメージを負うどころか『気持ちいいのであっる!!』と鼻血を噴出しながら笑顔を浮かべる。
ラメ入り白タキシードはすでに脱げ、ブーメランパンツ一丁となってもなお、ウザインデス三世は元気だった。
「あ、あのー審判さん……止めなくていいんですかあれ」
頭を低くして、試験場を極力見ないようにしながら控室の弥生は審判役の職員に声をかけた。
しかし……
ずるり……
「ひゃっ!! え、きぜ、つしてる?」
そう、とっくに流れ弾というか流れ拳に被弾して……審判は夢の世界に旅立っている。
つまり、止められるのは当人だけ……ということ。
「いーやぁぁぁ!!」
「良い蹴りであるっ!! ふとももがいい感じであるっ!! はふはふ」
「舐めんじゃねぇぇ!!」
二重の意味で叫んだエキドナがウザインデス三世の頭を太ももで挟み込み、その身を一気に後転させる。
エアフランケンシュタイナーと呼ばれ、そのままなら地面に相手の頭部をたたきつける技なのだが……
――すぽん
そう、全身オイルでテカテカしているウザインデス三世の頭が太ももから抜けてしまった。
そして、悲劇が連鎖する。
ウザインデス三世は水平に、正確に弥生達が避難する控室の窓に飛び込んだ。
「……やべ」
それを見て、青ざめたエキドナが口元に手を当ててカタカタと震える。
一刻も早く弥生達を救出せねば、と思う反面。あの中がどうなってるのかと恐怖も押し寄せ……
悲鳴が轟いた。
「しんじぃぃぃ!!」
「おにいちゃーーん!!」
真司は姉と妹の声で目の焦点を取り戻す。
何かが窓から飛び込み、部屋の奥にいた自分自身にぶつかったのはわかっていた。
しかし、この柔らかい感触は何だろう。
湿り気のある手触りが妙に良い布に包まれた何か、それが真司の眼前に鎮座している。
「ぬふんっ! 少年よ! けがはないかねっ!!」
……真司は倒れている。
つまり天井を見ている。
その視線の先から声が聞こえる。
ということは……自分の顔の上に誰かがいるということだ。
「しかし少年! 吾輩男色ではないので残念無念?」
理解した、理解してしまった、理解させられてしまった。
真司は顔面に乗られてる事を……そしてその布一枚の向こうには
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
ほとばしる魔力、本来であれば術式で制御され目的をもって使われる魔力が……真司の全身から目視できるほど濃密にあふれ出した。
「ぬ!? これ、は」
異常な事態に……ウザインデス三世は飛びのこうと身を撓めたが、遅かった。
真司の狂乱に呼応して魔力が暴走、その元凶へ襲い掛かる。
「規格外であるぞっ!? ぐ、ぬ!」
その日、ウェイランドの探索ギルドから光の柱が立ち上がった……それは遠く離れた魔法国家『ミルテアリア』でも確認され。オルトリンデが事態の把握から釈明までする羽目になる。
のちに『変態の光事件』と呼ばれ、真司の心に深い深い傷を刻んだのであった。
「少年! 吾輩感服!! 魔法士ギルドに紹介状を送っておくのである!! 百年に一度の逸材である!! はっはっはっは!!」
なのに変態は傷一つ負わず、髪がアフロになっただけだった。
「もうヤダ……アンドロイドの僕の方がよっぽど人間じみてるじゃないのさ!!」
「巾着怖いちまき怖い巾着怖いちまき怖い……」
瓦礫と化した試験場で力いっぱい叫ぶエキドナと体育座りで虚ろな目をした真司に、弥生と文香は口元を引きつらせて見守るしかなかったのだった。
幸いなことにエキドナの試験は無事合格。
それだけしか救いはなかった。
「な、なにをであるか?」
がちゃん! と手甲を打ち鳴らし。
エキドナは迷いなく答える。
「人体花火……血の一滴すらも焼き尽くすコースで」
「……チェンジである」
フレアベル・ウザインデス三世、日和る。
「絶対、ヤダ! くらえっ! 爆裂正拳突き!!」
足元の石畳をえぐりぬいてエキドナがまっすぐ……ウザインデス三世のどてっぱらに爆弾付きの手甲をたたきつける! 元々は戦車などにある反応装甲だがちょうどいいサイズの装甲を手甲に嵌めた物。
ただの衝撃程度では爆発しないがエキドナの殴打なら別だ。
エキドナの戦術解析でもこの一撃がウザインデス三世の胴体を爆発四散させると……判断していた。
普段なら絶対に手加減! と率先して家族に訴えるエキドナがこの時ばかりは闇に落ちている。
当たり前だった。
そんなエキドナの純粋な殺意がこもった一撃を、ウザインデス三世は……
「怖いのであるっ! 吾輩ただハッスルしたいだけなのであるっ! ぬるっと回避」
ぬるん!
「は?」
タキシードを手甲の端に引っ掛け、裂けたものの……その肌に手甲が触れると滑るようにエキドナの一撃はあらぬ方向に逸れた。
時が止まった……振りぬいたエキドナの右腕、正確にはその手甲に付着したオイルがてかてかと輝き。
ふんっ! ふんっ!! と気持ち悪いほど腰をひねらせたウザインデス三世が「風通しが良くなったのであるっ! お肌の露出は控えめにっ!!」と笑顔でウインクしていた。
「え? なに、なにが起こったの?」
「怖いので回避なのです。後お嬢さん、これ危ないので使用禁止である」
つん!
がらがら……からん
混乱するエキドナの手甲が、ウザインデス三世の指でつつかれるとばらばらに分解して地面に散らばる。
「ええええええぇぇ!? なんでなんでナンデェ!?」
「だって危ないんだもん」
ぶちぃ!!
「〇にさらせぇぇ!!」
銃を抜き、迷わず三点バーストを選択。
50口径の徹甲弾が銃口から三発連続で放たれた!!
が……
「試験で人は殺してはいけないのである! 筋肉躍動!!」
びすびすびす……
筋肉と筋肉、人体でいえば腹筋に銃弾はからめとられてしまった。
きゅるる……と物悲しく回転力を失った弾丸はウザインデス三世の手で……なぜかしっとり濡れている手で回収され、エキドナの手に戻される。
ぬちょっとした感触と生暖かく、それでいてごつい手のひらの感触に……
「いやああああぁぁぁ!!」
エキドナは両手でほほを押さえ、体をくねらせて叫びをあげた。
そこからは地獄だった。
殴れば腹筋のオイルで滑り、すれ違いざまにねっとりとした視線をおしりに感じ……
ありったけの弾丸を叩き込めばにゅるるん! と試験場の壁という壁に弾丸を散らされ……
爆弾を投げつければフィギュアスケートのスピン見たく、己の身をドリルにして地中に潜って回避……
しかもそのまま移動して、エキドナの真下から顔を出し。
スカートの中を記憶に焼き付けんがごとく鼻息荒く凝視され……
ならばとエキドナが弛緩毒を塗ったナイフを突き立てたが、その筋肉の前にぽきんと折れて……根性なしぃぃ!! と罵倒されるナイフ。
結果、十分足らずでエキドナの切り札である対人装備はすべて退陣した。
なのに……ウザインデス三世は。
「眼福なのであるっ! 三日ほど捗りそうであるっ!!」
「もういやだぁぁ!! なんでこいつ死なないのなんでなんでなんでぇぇ!!」
「はふはふ、その涙ぺろぺろしたいお」
「気持ち悪いよぉぉ!! 助けて焔!! 氷雨!! キズナァァ!!」
半狂乱で襲い来るエキドナの猛攻をたまに直撃されながら『ご褒美っ!!』とハッスルしまくってた。
もう試験どころではない、たまにエキドナがつかんで壁にウザインデス三世をたたきつけるがダメージを負うどころか『気持ちいいのであっる!!』と鼻血を噴出しながら笑顔を浮かべる。
ラメ入り白タキシードはすでに脱げ、ブーメランパンツ一丁となってもなお、ウザインデス三世は元気だった。
「あ、あのー審判さん……止めなくていいんですかあれ」
頭を低くして、試験場を極力見ないようにしながら控室の弥生は審判役の職員に声をかけた。
しかし……
ずるり……
「ひゃっ!! え、きぜ、つしてる?」
そう、とっくに流れ弾というか流れ拳に被弾して……審判は夢の世界に旅立っている。
つまり、止められるのは当人だけ……ということ。
「いーやぁぁぁ!!」
「良い蹴りであるっ!! ふとももがいい感じであるっ!! はふはふ」
「舐めんじゃねぇぇ!!」
二重の意味で叫んだエキドナがウザインデス三世の頭を太ももで挟み込み、その身を一気に後転させる。
エアフランケンシュタイナーと呼ばれ、そのままなら地面に相手の頭部をたたきつける技なのだが……
――すぽん
そう、全身オイルでテカテカしているウザインデス三世の頭が太ももから抜けてしまった。
そして、悲劇が連鎖する。
ウザインデス三世は水平に、正確に弥生達が避難する控室の窓に飛び込んだ。
「……やべ」
それを見て、青ざめたエキドナが口元に手を当ててカタカタと震える。
一刻も早く弥生達を救出せねば、と思う反面。あの中がどうなってるのかと恐怖も押し寄せ……
悲鳴が轟いた。
「しんじぃぃぃ!!」
「おにいちゃーーん!!」
真司は姉と妹の声で目の焦点を取り戻す。
何かが窓から飛び込み、部屋の奥にいた自分自身にぶつかったのはわかっていた。
しかし、この柔らかい感触は何だろう。
湿り気のある手触りが妙に良い布に包まれた何か、それが真司の眼前に鎮座している。
「ぬふんっ! 少年よ! けがはないかねっ!!」
……真司は倒れている。
つまり天井を見ている。
その視線の先から声が聞こえる。
ということは……自分の顔の上に誰かがいるということだ。
「しかし少年! 吾輩男色ではないので残念無念?」
理解した、理解してしまった、理解させられてしまった。
真司は顔面に乗られてる事を……そしてその布一枚の向こうには
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
ほとばしる魔力、本来であれば術式で制御され目的をもって使われる魔力が……真司の全身から目視できるほど濃密にあふれ出した。
「ぬ!? これ、は」
異常な事態に……ウザインデス三世は飛びのこうと身を撓めたが、遅かった。
真司の狂乱に呼応して魔力が暴走、その元凶へ襲い掛かる。
「規格外であるぞっ!? ぐ、ぬ!」
その日、ウェイランドの探索ギルドから光の柱が立ち上がった……それは遠く離れた魔法国家『ミルテアリア』でも確認され。オルトリンデが事態の把握から釈明までする羽目になる。
のちに『変態の光事件』と呼ばれ、真司の心に深い深い傷を刻んだのであった。
「少年! 吾輩感服!! 魔法士ギルドに紹介状を送っておくのである!! 百年に一度の逸材である!! はっはっはっは!!」
なのに変態は傷一つ負わず、髪がアフロになっただけだった。
「もうヤダ……アンドロイドの僕の方がよっぽど人間じみてるじゃないのさ!!」
「巾着怖いちまき怖い巾着怖いちまき怖い……」
瓦礫と化した試験場で力いっぱい叫ぶエキドナと体育座りで虚ろな目をした真司に、弥生と文香は口元を引きつらせて見守るしかなかったのだった。
幸いなことにエキドナの試験は無事合格。
それだけしか救いはなかった。
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