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二章 あいつの存在が災厄

Ωは素晴らしく具合が良いぞ? 四

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 * モンスターなハズバンドが酷いです。

 ◇◇◇

 綱は真っ白になり絶句している。
 ボケっとつっ立ちそのまま動かない。
 それが恐怖からなのか、それとも魅せられているのかはわからない。
 朱天を見た者の反応は色々と分かれる。

 とんでもない美貌と溢れんばかりの亜神の力が恐ろしすぎるからだ。
 僕の夫、朱天は色気の塊で恐怖の存在だから困る。

 (でもこの反応は両方ともかな?)

 顔を見るとうっとりとしたような表情と、それから逃れるように後退り震える体。
 相反した反応だが、こういう者もたまにいる。
 この反応ならば朱天と離せば正気になる。

 ところが朱天は綱の方を指差し姉となにか話し込んでいる。

「これはなんだフレイヤ?
かようなオスの匂いを付けたメス臭く、えらく臭うゴミ・・を百合に近づけるな」

 眉を顰めそれが耐え難い汚物の様な顔をして

「親父のようなオスの匂いがする故、気に入らぬ」

 なんて言ってる。
 いきなり飛び出した夫の暴言に僕は呆れる。

「あー…お前なぁ、さすがにひとのことをゴミ呼ばわりは良くないぞ!」
塵芥ちりあくた以下のものをなんと呼べば良い?」

 それにすかさず注意をするが毎度の反応だ。
 僕の人族に対する見方も良くないが、こいつのそれは初っ端からない。

 (お前、最近お義父様に似てきてないか?)

 綱は人族であるが、僕を助けたりしてくれた良いやつだ。
 いきなり友人になるというのはまだ難しいが、悪いやつではない。

「朱、この子はリリィのお友だちだよ?」
「誠か?」
「違います!」
「おや?あんなに仲良く話していたじゃないか?」
「もー姉様、勝手に決めないでよ!確かに綱は悪いやつじゃないけど…」

 笑いながら茶々を入れる姉に文句を言うが、姉は相変わらす意に介さず朱天と話を続ける。

「それにしても朱、お前は来るのが遅い!こんな調子ではリリィを任せられないぞ?」
「ゴミ共の始末に手間取った、近頃のあれは良くない。酷く臭うしかなわぬ」

 (おいおい!綱を『ろくでもないもの』と同じ扱いにするのは、酷過ぎないか?)

「だからそんなに血濡れのうえ臓物とまみれで来たのか?
『末端』や少年だけでなくお前が臭うぞ…」

 姉は顔を顰めて鼻をつまみ「私とリリィに近づくな!臭い!」と朱天に文句を言いはじめ、それに「急ぎ来たゆえ仕様がない」と返す朱天。

 確かに朱天は酷く臭う。
 それに全身血と臓物などに塗れており、その見た目もありえない恐ろしさだ。

「朱、お前なんか汚れてるし、ものすごく臭いけどなんでなんだ?」

 強烈な腐敗臭とドブを混ぜたような匂いに吐き気すらおぼえる。
 僕のフェロモンが猛烈だと言われるが、今はこいつの方がありえない。

「お姫様、お前が屎尿しにょうの如き屑共に迫られた際、駆けつけれず…すまぬ」

 あのヒヒ爺たちはこいつの中でとても酷い扱いになっている。

 (もしかして既に始末とかしてないよな?)

「いや、それはそこでプルプルしてる綱が助けてくれたから」
「そこの小僧が?ふむ…」

 綱を見遣り、強めに当てていたらしい【威圧】を止めた。

「お前!そんなこと普通のひとにしちゃだめだろ!死んじゃうだろ!!」
「お前に近づく害虫だと思っておった故」

 先程からメス臭いだの、オスの匂いだの散々な言われようだったが、扱いが大幅に改善され、朱天の中で綱の名前はゴミから小僧に変わった。
 
 (こいつの【威圧】に耐えるとか綱はすごいな)

「俺は狩りの最中であった故、遅れた。すまぬ」
「仕事だし仕方がないよ」

 朱天が僕に説明をするが…

「早くお前のもとに馳せたいのに、奴らはうっとおしく付きまとう。
それでつい【呪】を放ってしまった」

 ( ま た か ! )

 早速雲行きが怪しくなってきた。
 またやっばいことをして、世界の書き換えとかをしていないだろうか?

 変な汗が出てきた。

「奴らは内から弾け飛け、俺はそのすべてを被ることになった…」
「ウェッ?!爆散したの?!」

 やっぱりだがヤバいことをしてきたらしい。 
 さっきの人族の奴らが始末されていないことを祈る。

「フレイヤに言われめかし込んで来たのに台無しだ」
「お前、それを着て出たのか?またそんな錦の上等なやつを…」

 姉がまじまじと汚れてしまい色などが分からなくなった朱天の着物を見ている。
 確認の為に触らないのはあまりにも臭く、汚れているからだろう。

「それは最上級の朱地に金糸と銀糸のものじゃないか?あーあ、台無しにして…」
「ツクヨミは着る物にうるさいからなあ…朱、お前の母上はキレるぞ?」
「そうだぞ朱。お衣装に関してはお義母様もお前に甘くないぞ?」

「…宜しくないな」

 僕と姉に注意されそんなふうにしょんぼりしているが、こいつが自分でしたことだ。 
 なんだろうか、こいつは常識に当てはめてはいけないのは理解しているが、あり得ない話ばかりで困惑する。

 それにしても自分の姉と夫の会話にツッコミを入れているが、綱の反応がない。
 見ると顔色はもっと悪くなっているし、漏らしそうになっているし、体の震えもプルプルからカクガクになっていた。

 (あちゃー、遅かった…【威圧プレッシャー】に負けてたみたいだ)

 そんなふうに話していると、さっき僕に迫ってきたやつらのひとりと思われるやつが、ギラギラした目をしてこちらに向かい走ってくる。

「おお!探しましたぞ姫!」

 それに気づいた朱天はスッと僕の前に立ち、それ・・を睥睨し短く呟いた。


「【ね】」


 ────ボンッ! 

 朱天の【言霊】により、こちらにたどり着く前に内から弾け飛んだ人族の貴人らしき男。
 名前も知らないが爆散した彼だったものは…うん、僕のトラウマが増えそうだ。

 キャーっという絹を裂くような悲鳴が上がり、蜘蛛の子を散らすようにひとが逃げていく。
 ちょっとした騒ぎになっているが、僕も逃げたい。

 また平然と簡単にひとを殺したこいつを、どうやってお説教するか悩んでいると、朱天は綱に対してとんでもないことを質問した。
 
「小僧、お前は百合に欲情したのか?これとヤリたいのか?」

 (は?!お前いきなり何を聞いてんの?!)

 相変わらず、卑猥なことをサラッと話す夫に呆れる。

 それにしても今は普通に話しているが、そんなことをして大丈夫なのかも不安で怖い。

 綱がおかしなくらいに全く穢れのない、強く清廉な『青』の魂を持つからなのか?
 また事故・・を起こしてもいけないし、さっき爆散した者も出た。
 そんなことばかり言うなら黙っていてほしい。

 そんな朱天からの質問に対して威圧から開放された綱は、

「イヤイヤイヤイヤイヤおかしいでしょう?こんなチビのしかも男とか無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理!!」

 物凄く慌てて首を振りながら早口で喋った。

 それにしても綱は本当にそういった目で僕の事を見ていないらしい。
 ちょっと嬉しい。
 だけどさっきからチビチビうるさい。

 (僕はそんなに小さくない。お前や朱がデカイだけ!)

 そんな綱にまた質問をする朱天だが、

「小僧、お前はかような匂いをさせておいて異なことを言う」

 こんなおかしな言葉を綱に返した。
 そして続けて放ったとんでもない発言にみんなが絶句することになる。


「男でもΩはみな素晴らしく具合が良いぞ?」


 朱天以外の全員がその言葉に固まってしまったが、僕はこのとんでもなく卑猥なことを言う旦那をなんとかしたいし、この発言には物凄く腹が立った。

「お前なぁ…ぶん殴るぞ!」

 腕を振り上げ殴りかかるが簡単に止められ、

「それを要らぬとは…不思議なやつだ。
メスだからか?」

 片手で僕を軽くいなししながら、綱への問いかけを続けた。
 そしてニヤリというのがピッタリくる、そんな笑みを作り

「お姫様はお転婆が過ぎるぞ?」 

 と僕を頭を撫でてから宥めた。
 それから姉の方を向き、ふたりで勝手に僕と綱を友人に決めていた。

「この小僧は【青】の魂を持つ者の中ではマシだ」
「だろう?お前好みの清い者だよ」
「フレイヤ、お前の護りもついておる。
俺の最愛に手を出さなければ友にするのも構わぬ」

 確かに綱の魂の色は美しい清廉な青だが、こんなことを言うのは本当に珍しい。
 ポツリとだが「強いオスに飼われたメス故、変事も起こらぬだろう」という朱天の呟きが聞こえた。

 何だろうか?さっきから綱をずっと『メス』呼ばわりしているが何故なんだ?
 後々これ・・が大変なことにならないだろうか?

 僕はそれが不安になった。

 そんなふうにして僕らが騒いでいると茨木も駆けつけてきた。

「若!急ぎ行かれるので困ります!そのようなお姿でお妃様に触れてはなりません!
お子に障りますゆえ、身を清めてからと、何度も何度も申し上げましたのに!」

 いつもの柔らかな物腰ではなく医師としての立場から怒り、朱天を叱りつけているが、その茨木の姿を見た綱の様子がおかしい。
 さっきまで恐怖に固まっていた綱は、茨木が現れた瞬間から真っ赤になっている。
 陶酔したかのような目に紅潮した顔、吸い寄せられるように茨木のもとへと駆け寄ると、跪き左手を取りこう告げた。

「俺と結婚してくださいお姉さん。
俺はこれでもそれなりの良いとこの子なんで安心してください」

 こんな事を言っていきなり茨木に求婚した綱。

「………貴女はとても良い薫りをされてますね」

 そんな言葉を茨木にかける綱は、うっとりした『メス』っぽい顔を確かにしていた。
 だが、それに卑猥なツッコミを入れるのが僕の夫だ。

「茨木、この小僧はお前とヤリたいらしいが?」

 だからお前はなんでその方面でしか見ないのかと叱りたい。
 でも、茨木の前だから淑やかに振る舞わなければいけない。

 肝心の朱天は腕を組み、「ほう」なんて声をあげて面白そうにしている。
 楽しそうにしているがお前が台無しにした。

「若…そういったお話を外ではされませんようにと何「それぐらいの歳ならヤリたい盛りであろう?」

 朱天は茨木の話をぶった切った。

 彼女はこれまでどれくらいこいつに振り回されてきたのだろうか?
 穏やかな気質の【黄】の魂の持ち主だから耐えれただろうが、【赤】なら義母のように常に叱りつけていたことだろう。

「若!わた「俺がお前に手を出したのは、百合の歳よりも前であった。
その欲求は耐えるのがあまりにも辛く、好まぬうえに手を出すと伯母上が怖いフレイヤにすら、声をかけたことがある程だ。
そのようにその年頃はかなりの欲求に悩まされるものだ」

 またとんでもない素行を披露してくれるのは、一族にその放蕩ぶりが広く知れ渡られている僕の旦那、朱天。

 真名を朱と言うこの淫奔野郎はありえない。

 今でも相当にヤバいのにそれ以上という欲求。
 それを求婚しているやつの前でそんなことを話す。

 あまりのことに綱は絶句しているが…

 (姉様にも声をかけたとかそんな事は聞いてないから黙っていろよ!)

 (ホントになんでそんなこと言うんだよ!)

 (嫁の!お前のお姫様の前で!!) 

 あの妊娠初期の頃のイライラと嫉妬が再燃してきた。
 姉もキレて朱天を怒鳴りつける。

「お前なぁ…さすがにリリィが可哀想だろ!
何故こんなところでそんな話をする!!」

 このまま行くとまた『戦争だ!』とか言いかねないが…
 さすがに僕ももう我慢の限界だ。

 (そうだよ!お前、本当にいい加減にしろよな!
 今は違っても普通は怒るぞ!!)

 怒鳴りたいが堪えてギロリと旦那を睨みつける。
 そんなカンカンになっている僕ら姉弟を放置して、さらに話を続ける朱天。

「小僧、お前からオスの威嚇の香りと媚毒か?…そのような薫りフェロモンを付けておるが、お前は抱かれたい方だな?」

 その言葉に今までの『メス』発言には黙っていた綱が、漸く「ンなッ?!んで!」と言う奇声をあげた。
 更に朱天は驚愕の事実を暴露する。

「一つ教えてやるが、匂いで分かるほど執着の強き鬼のαオスに飼われておるのに、其の様な欲を持つのは危ういぞ?
お前の飼い主は激怒せぬか?」

「ッ!~~~~~~~ッ!!!」

「まぁ…それを抜きにしても茨木これはαだが、お前のような者が好みかはわからぬ。
俺は…」

 そこで綱をじっくりとた。

「……抱けるな」

 (だから、お前のそのとてつもなく広い範囲のそれは恐ろしいわ!)

 綱は魂が珍しいほど清らかで美しい。
 こいつの好みに合致するし、顔も人族にしたらかなり整っている。
 僕と番になってからずっと『お前にしか勃たぬ』は守ってくれている。
 しかしこんな事を言われたら誰でも怒るかと思う。

 (帰ってからそのでっかいやつで滅茶苦茶可愛がらないと拗ねるぞ!
 お菓子もよこせ!蜜酒取り上げたの返せ!!
 この淫奔野郎!巨根!絶倫!
 ふざけんな!!!)

 あれ?なんか褒めている???

 周りはまだ固まったままだ。

 引きつった顔をした綱は僕の肩をポンと叩き、「すまん」と声をかけてくれた。
 それからこの短い間で分かった朱天に対する評価を述べる。

「百合…お前の旦那サマはなんというか猛烈に凄いな。
恐ろしく怖い力のある方だし、こんなにありえない人外の美形だ。
でもこんな発言しか出ないとか…ギャップが酷すぎて何も言えんわ……」
「うちの旦那はなんていうかこっち方面は不品行が過ぎるんだ。
こちらこそなんか悪いな…お前の『飼い主』さんにすみませんって言っておいて」
「いや…だからなそれはそのことはそっとしておいてくれ。
それよりも茨木さんがものすごく可哀想なんだけど。
お前に聞くのは悪いが彼女は旦那サマの側室や妾なのか?」

 いち早く復帰した綱が僕に尋ねるので、あまりに好まない話であるが話すことにした。
 (今は違うから誤解させているのも良くないし…僕も嫌だ)

「こいつも前は後宮を持っ「百合と出逢うまでは寄ってきた女やΩメスαオスも全て適当にまとめて相手にしていた。
そのような者も一度相手すれば二度と手は出さず、殆どが罪びとの妾奴か偶に妾婢を食欲と性欲の解消で喰って・・・いた。
茨木に関しては壊れぬゆえ、四童子の爺と共に狩りの後などの昂りの酷い時などに相手をさせていた。
だが、百合を抱いてからはこれ一筋だ。
毎日気を失するかやめてくれと言われるまで、これの望むままに可愛がっている」

 またまた絶句される。

「これは俺の『でっかいの』が大好きな『エロいお姫様』だ」

 曇りの一切ない目をして言っているが、内容は本当に酷い。
 しかもどことなく自慢げだ。
 多分、「俺が作り上げた」と自慢したいんだろうか?

 (お前な、本当にいい加減にしろよ!)

 もう…本当に恥ずかしい。
 この卑猥物を作ったやつは出てきてほしい!!


 朱!お前はお義父様にそっくりだ!!!


「朱、お前【戦乙女ヴァルキュリヤ】にケツを刺されたいのか?
いい加減にそのエロ寄りの桃色な頭を治せと私は何度も言ったよな!
リリィに悪い影響が出たら殺すぞ!」
「若、お妃様がとてもお気の毒です」
「百合、本当にすまん…聞いたおれが悪かった」

「もう…良いです」


 そういえばこいつが妙に饒舌なのは、狩りの後の興奮状態だからか?
 そうすると姉様の失態のような気もする……



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