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18 ホーヘン様の御利益
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ゲルアト商会に出向き、従業員の最敬礼を受けて2階の住居へ上がる。
主のゲルアトさんとフェルスが迎えてくれて、夕食まで居間でお茶を楽しむ。
ゲルアトさんの顔色もすっかり良くなり、体力も元に戻ったと改めて礼を言われた。
ふと思い出して、もし可能ならと断りをいれて、コリアナ伯爵のお宝の宝石箱を取り出しゲルアトさんの前に置く。
冒険者の俺が、でかくて重い宝石箱を目の前に置いたものだからビックリしていたが、一瞬躊躇った後失礼と断って蓋を開けた。
俺もざっと見ただけだが、趣味の悪い大振りの石が付いた指輪やペンダント、ネックレス、ブレスレット等が無造作に詰められていた。
ゲルアトさんが感嘆の声を上げ、マジマジと見ている。
「良く此程の物をお持ちで・・・」
「あー、取り潰された貴族のお宝を、内緒で掻っ攫ったんですよ」
ゲルアトさん大粒の宝石数点をじっくりと観察し、又数点を観察する。
〈フゥー〉大きな溜息と共に、大粒の宝石が付いたブレスレットを持ってにっこり笑った。
「なるほど・・・裏の無い物ですね。しかも逸品揃いときましたか。高額過ぎて手が出ませんが、数点ずつお譲り頂けるなら買い取らせて頂きたいです」
「逸れは構いません。一度に処分出来るとは思っていませんので」
「然し、溜め込んだものですね。無くなったと知れば発狂ものですよ」
「地位も名誉も命も無くしたのですから、今更宝石等に未練は無いと思いますよ」
「成るほど、あれは貴方のせいですか」
「いえいえ、自業自得でしょう。人に知られれば破滅するのは承知の上でなした事ですし」
「それで王都に」
「知る者は誰もいません。切っ掛けは三人の冒険者を攫って奴隷にしようとした馬鹿がいた事ですが。後は一人で静かにね」
ウインクをすると、苦笑いで頷かれた。
「出来れば時々数点ずつお譲り頂きたいのですが、宜しいですか」
「はい結構です。冒険者ギルドに口座が有りますので、そちらに振り込んで下さい」
「なら商業ギルドにも登録してくだされば、双方のギルドでの出し入れが楽になりますよ。冒険者カードだけですと、商業ギルドでの手続きが面倒ですからね」
「あのー、ユーヤさんと父の話しが良く判らないのですが」
「今此処には私達しか居ないのでこうして話しているが、この話しを決して他者には漏らすなよ。最近取り潰された貴族がいるのだが、役人が領地と身柄を差し押さえに行ったのだが、地下室がガラクタ以外何も無くてな。その貴族曰く、溜め込んだ財産と酒蔵の酒に食料が、一夜にして無くなったと呆けていたそうだ。この話しはおしまいだ、二度と口にするな」
頷くブランディとフェルス、二人とも神妙な顔になっている。
最近取り潰された貴族とは一人しかいないからな。
声高に話すには、危険過ぎると理解したのだろう。
今回は大小様々な宝石を10点売る事になった。大きな宝石は高価すぎて売るのが難しい為に、小割にして研磨しなおしてから台座を付けて売るらしい。
以後の取り引きはゲルアト親子だけで、他者を交えずの相対取り引きを約束して夕食となった。
夕食後、件の伯爵様秘蔵の酒を取り出して乾杯したよ。
有り難う伯爵様、地獄での快適な生活をお祈りしていますよ。
ゲルアトさんと商業ギルドに行き口座を開設、一度に全額振り込まず目立たぬ様に数回に分けて振り込んでもらうことにした。
買い取り価格と振込みの取り決めに際し、ブランディが俺はホーヘン様の加護をお持ちしていると父親に告げた。
ゲルアトさんは、自身の名誉に賭けて真っ当な取り引きと振込みを約束してくれた。
何でもホーヘン様の加護を持つ者は、相手の不正が判るらしい。
有り難うホーヘン様。
最も俺は金には困っていない。
何しろ心優しい伯爵様のお宝には、金貨の詰まった革袋も多数有り、数えるのが嫌でマジックポーチの中に放置している状態なのだ。
俺の現在の興味はスタートゲートの奥、森を散策して興味が沸いた所に設けたゲートを基点に周辺を探索する事だ。
* * * * * * * *
ゲルアト商会に二日程滞在し、翌日王都を出るとルーシュにバルザックゲートへ案内してもらい、スタートゲートに跳ぶ。
やっぱりスタートゲートのドームが落ち着く。
最初に造り、以後時々手直しをしているので使い勝手が良い。
今ではゲート専用ドームに始まり居間,寝室,浴室,納戸と増築していて、此処が自宅と思っている。
ゲートドーム以外は外観は丸っきり二階建ての家で、勿論土魔法で壁や屋根は強固に造り窓にはブラインド風の防御を施してある。
数日のんびりとルーシュと暮らして鋭気を養い、その間ルーシュは影から出てお散歩兼狩りを楽しんでいた。
ルーシュの狩りは得意の猫パンチが殆どで、たまに雷撃魔法や土魔法を使っている。
ハーネス状のマジックバックに、様々な獲物や果実を収穫して来て得意そうだ。
果実は俺のおやつやジャムにし、獲物はサランガの冒険者ギルドでお肉にし残りは売り払う予定。
* * * * * * * *
ルーシュを連れて山のゲートに跳ぶ。
森林限界に近いので地を這うような木々と岩だらけだが、様々な石や岩を鑑定したり砕いたりと一日飽きない。
帰る前にドラゴンゲートに跳んで蜥蜴を2,3匹狩る事にする。
ホーヘン様に献上したので、ドラゴンのお肉が無い。
ドラゴンのお肉、狩っているのに味を知らないとは情けない。
何時ものより大きめの蜥蜴を俺とルーシュで一体ずつ仕留め、空飛ぶ蜥蜴をルーシュが雷撃魔法で撃ち落とした。
ドラゴンが手に入ったのでサランガの森ゲートに跳び、ギルドで蜥蜴をお肉にしてもらおう。
* * * * * * * *
意気揚々とギルドに乗り込み、ヤハザンさんに挨拶をして蜥蜴のお肉が欲しいと交渉する。
ヤハザンさんは俺の顔を見て引き攣っているし、ギルマスのドルーザさんも出てきてお肉は渡すから大人しくしていろと言われた。
解せぬ。可愛い奴隷になるとまで言われた俺に対して、何て言い草だ。
主のゲルアトさんとフェルスが迎えてくれて、夕食まで居間でお茶を楽しむ。
ゲルアトさんの顔色もすっかり良くなり、体力も元に戻ったと改めて礼を言われた。
ふと思い出して、もし可能ならと断りをいれて、コリアナ伯爵のお宝の宝石箱を取り出しゲルアトさんの前に置く。
冒険者の俺が、でかくて重い宝石箱を目の前に置いたものだからビックリしていたが、一瞬躊躇った後失礼と断って蓋を開けた。
俺もざっと見ただけだが、趣味の悪い大振りの石が付いた指輪やペンダント、ネックレス、ブレスレット等が無造作に詰められていた。
ゲルアトさんが感嘆の声を上げ、マジマジと見ている。
「良く此程の物をお持ちで・・・」
「あー、取り潰された貴族のお宝を、内緒で掻っ攫ったんですよ」
ゲルアトさん大粒の宝石数点をじっくりと観察し、又数点を観察する。
〈フゥー〉大きな溜息と共に、大粒の宝石が付いたブレスレットを持ってにっこり笑った。
「なるほど・・・裏の無い物ですね。しかも逸品揃いときましたか。高額過ぎて手が出ませんが、数点ずつお譲り頂けるなら買い取らせて頂きたいです」
「逸れは構いません。一度に処分出来るとは思っていませんので」
「然し、溜め込んだものですね。無くなったと知れば発狂ものですよ」
「地位も名誉も命も無くしたのですから、今更宝石等に未練は無いと思いますよ」
「成るほど、あれは貴方のせいですか」
「いえいえ、自業自得でしょう。人に知られれば破滅するのは承知の上でなした事ですし」
「それで王都に」
「知る者は誰もいません。切っ掛けは三人の冒険者を攫って奴隷にしようとした馬鹿がいた事ですが。後は一人で静かにね」
ウインクをすると、苦笑いで頷かれた。
「出来れば時々数点ずつお譲り頂きたいのですが、宜しいですか」
「はい結構です。冒険者ギルドに口座が有りますので、そちらに振り込んで下さい」
「なら商業ギルドにも登録してくだされば、双方のギルドでの出し入れが楽になりますよ。冒険者カードだけですと、商業ギルドでの手続きが面倒ですからね」
「あのー、ユーヤさんと父の話しが良く判らないのですが」
「今此処には私達しか居ないのでこうして話しているが、この話しを決して他者には漏らすなよ。最近取り潰された貴族がいるのだが、役人が領地と身柄を差し押さえに行ったのだが、地下室がガラクタ以外何も無くてな。その貴族曰く、溜め込んだ財産と酒蔵の酒に食料が、一夜にして無くなったと呆けていたそうだ。この話しはおしまいだ、二度と口にするな」
頷くブランディとフェルス、二人とも神妙な顔になっている。
最近取り潰された貴族とは一人しかいないからな。
声高に話すには、危険過ぎると理解したのだろう。
今回は大小様々な宝石を10点売る事になった。大きな宝石は高価すぎて売るのが難しい為に、小割にして研磨しなおしてから台座を付けて売るらしい。
以後の取り引きはゲルアト親子だけで、他者を交えずの相対取り引きを約束して夕食となった。
夕食後、件の伯爵様秘蔵の酒を取り出して乾杯したよ。
有り難う伯爵様、地獄での快適な生活をお祈りしていますよ。
ゲルアトさんと商業ギルドに行き口座を開設、一度に全額振り込まず目立たぬ様に数回に分けて振り込んでもらうことにした。
買い取り価格と振込みの取り決めに際し、ブランディが俺はホーヘン様の加護をお持ちしていると父親に告げた。
ゲルアトさんは、自身の名誉に賭けて真っ当な取り引きと振込みを約束してくれた。
何でもホーヘン様の加護を持つ者は、相手の不正が判るらしい。
有り難うホーヘン様。
最も俺は金には困っていない。
何しろ心優しい伯爵様のお宝には、金貨の詰まった革袋も多数有り、数えるのが嫌でマジックポーチの中に放置している状態なのだ。
俺の現在の興味はスタートゲートの奥、森を散策して興味が沸いた所に設けたゲートを基点に周辺を探索する事だ。
* * * * * * * *
ゲルアト商会に二日程滞在し、翌日王都を出るとルーシュにバルザックゲートへ案内してもらい、スタートゲートに跳ぶ。
やっぱりスタートゲートのドームが落ち着く。
最初に造り、以後時々手直しをしているので使い勝手が良い。
今ではゲート専用ドームに始まり居間,寝室,浴室,納戸と増築していて、此処が自宅と思っている。
ゲートドーム以外は外観は丸っきり二階建ての家で、勿論土魔法で壁や屋根は強固に造り窓にはブラインド風の防御を施してある。
数日のんびりとルーシュと暮らして鋭気を養い、その間ルーシュは影から出てお散歩兼狩りを楽しんでいた。
ルーシュの狩りは得意の猫パンチが殆どで、たまに雷撃魔法や土魔法を使っている。
ハーネス状のマジックバックに、様々な獲物や果実を収穫して来て得意そうだ。
果実は俺のおやつやジャムにし、獲物はサランガの冒険者ギルドでお肉にし残りは売り払う予定。
* * * * * * * *
ルーシュを連れて山のゲートに跳ぶ。
森林限界に近いので地を這うような木々と岩だらけだが、様々な石や岩を鑑定したり砕いたりと一日飽きない。
帰る前にドラゴンゲートに跳んで蜥蜴を2,3匹狩る事にする。
ホーヘン様に献上したので、ドラゴンのお肉が無い。
ドラゴンのお肉、狩っているのに味を知らないとは情けない。
何時ものより大きめの蜥蜴を俺とルーシュで一体ずつ仕留め、空飛ぶ蜥蜴をルーシュが雷撃魔法で撃ち落とした。
ドラゴンが手に入ったのでサランガの森ゲートに跳び、ギルドで蜥蜴をお肉にしてもらおう。
* * * * * * * *
意気揚々とギルドに乗り込み、ヤハザンさんに挨拶をして蜥蜴のお肉が欲しいと交渉する。
ヤハザンさんは俺の顔を見て引き攣っているし、ギルマスのドルーザさんも出てきてお肉は渡すから大人しくしていろと言われた。
解せぬ。可愛い奴隷になるとまで言われた俺に対して、何て言い草だ。
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