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下界での暮らし
セインの契約精霊
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精霊、誘拐事件から1週間が経った。
その日、ソルフィーは王城に来ていた。
キース「ふふ。もうすぐ精霊様との契約の儀が近づいてきたね。」
契約の儀?なんだそりゃ?
セインの「そうですね。?…そういえば、フィーって精霊様と契約してるんですか?」
………私は精霊でもあるから、契約される側…なんだよネー
ソ「その精霊様との契約の儀をやったこともないです」
キース「まぁ、そうだろう」
セイン「そうですね。」
どうやら王族は10歳になると精霊と契契約の儀を行うらしい。他の者は学園で行う。ただ、全員が精霊と契約するわけではなくて、多くて…1人、2人。全員契約できないことも普通だと。
ソ「精霊様と契約できたらいいことがあるのですか?」
キース「ああ。精霊様と契約ができたら、それだけで将来は安定する。平民もだ。」
はぁ…。凄いな…
キース「それでだ!いよいよ、グレイが契約の儀を行うぞ!楽しみだな‼︎」
ほぅ。あの王子が
ソ「陛下は、契約されているのですか?」
キース「むぅ…それが、してないんだ。セイン、代わりに息子達とフィーに契約精霊様を見せてくれないか?」
へぇー。セインさんって契約してるんだ
セイン「分かりました。」
キース「では、リリーと息子達を呼んできてくれ。」
文官「御意」
うっわ…
*
リリー「失礼します」
キース「うむ。さ、こちらにおいで。」
リリー達『はい』
グレイ「あ、フィー‼︎久しぶり!」
ブラウ「本当だ!久しぶり、フィー‼︎」
…ふぅ…
ソ「お久しぶりでございます。」
リリー「本当、可愛いわねぇ~」
キース「さて、グレイよ。もうすぐお前は精霊様との契約の儀がある。」
グレイ「はい!とても楽しみです。」
キース「うむ。そこでだ。セインが契約精霊様を見せてくれるらしい。ブラウもしっかり、精霊様について学ぶといい。」
グレイ、ブラウ『はいっ‼︎』
…なんか、学校になってきてないか…?
セイン「ふふ。では、いきますよ。【ククル】」
フォン!
セインの手に魔法陣が浮かび上がった。
「何かしら、セイン?」
ふぅん。セインさんの契約精霊ってククルか…そういえば、言ってたな…
グレイ達『わぁ!凄い。本物の精霊様だ‼︎』
セイン「ふふふ。人気者ですね。ククルは風の上位精霊です。」
ククルは薄緑色のフクロウの姿をした精霊である。
「ふふん。わたしは、風の上位精霊、ククルよ!…?…ッ⁉︎」
ククル《へ、陛下っ⁉︎ここにおられたのですかっ⁉︎》
!ほぉ
ソ《ククル。念話が使えるようになったのだな。それと、私の事は秘密だぞ?》
ククル《!お褒めいただき光栄です、陛下。そして、その件。了解致しました。》
セイン「ククル?どうしました?」
ククル「いいえ。なんにも無いわ」
セイン「そうですか。では、精霊様の位についてお話ししますね。ククル」
ククル「はーい!精霊にもね、位があるのよ。下から、下位精霊、中位精霊、上位精霊、大精霊様、最高位精霊様よ。あと、妖精が成長すると、精霊になるのよ。」
グレイ「へぇー!凄いですね。」
ククル「ふふ。ちなみに、人化できるのは大精霊様からよ。まだわたしはできないわ。最近、上位精霊になったばかりだから、ほど遠いわね。」
ブラウ「はい!質問です。どうやって位を決めいるのですか?」
ククル「あら、いい質問ね。位を決めてくださるのは、我らが偉大なる妖精霊神王様よ。」
……なんか、恥ずかしいんだが…
ブラウ「妖精霊神王様…」
その日、ソルフィーは王城に来ていた。
キース「ふふ。もうすぐ精霊様との契約の儀が近づいてきたね。」
契約の儀?なんだそりゃ?
セインの「そうですね。?…そういえば、フィーって精霊様と契約してるんですか?」
………私は精霊でもあるから、契約される側…なんだよネー
ソ「その精霊様との契約の儀をやったこともないです」
キース「まぁ、そうだろう」
セイン「そうですね。」
どうやら王族は10歳になると精霊と契契約の儀を行うらしい。他の者は学園で行う。ただ、全員が精霊と契約するわけではなくて、多くて…1人、2人。全員契約できないことも普通だと。
ソ「精霊様と契約できたらいいことがあるのですか?」
キース「ああ。精霊様と契約ができたら、それだけで将来は安定する。平民もだ。」
はぁ…。凄いな…
キース「それでだ!いよいよ、グレイが契約の儀を行うぞ!楽しみだな‼︎」
ほぅ。あの王子が
ソ「陛下は、契約されているのですか?」
キース「むぅ…それが、してないんだ。セイン、代わりに息子達とフィーに契約精霊様を見せてくれないか?」
へぇー。セインさんって契約してるんだ
セイン「分かりました。」
キース「では、リリーと息子達を呼んできてくれ。」
文官「御意」
うっわ…
*
リリー「失礼します」
キース「うむ。さ、こちらにおいで。」
リリー達『はい』
グレイ「あ、フィー‼︎久しぶり!」
ブラウ「本当だ!久しぶり、フィー‼︎」
…ふぅ…
ソ「お久しぶりでございます。」
リリー「本当、可愛いわねぇ~」
キース「さて、グレイよ。もうすぐお前は精霊様との契約の儀がある。」
グレイ「はい!とても楽しみです。」
キース「うむ。そこでだ。セインが契約精霊様を見せてくれるらしい。ブラウもしっかり、精霊様について学ぶといい。」
グレイ、ブラウ『はいっ‼︎』
…なんか、学校になってきてないか…?
セイン「ふふ。では、いきますよ。【ククル】」
フォン!
セインの手に魔法陣が浮かび上がった。
「何かしら、セイン?」
ふぅん。セインさんの契約精霊ってククルか…そういえば、言ってたな…
グレイ達『わぁ!凄い。本物の精霊様だ‼︎』
セイン「ふふふ。人気者ですね。ククルは風の上位精霊です。」
ククルは薄緑色のフクロウの姿をした精霊である。
「ふふん。わたしは、風の上位精霊、ククルよ!…?…ッ⁉︎」
ククル《へ、陛下っ⁉︎ここにおられたのですかっ⁉︎》
!ほぉ
ソ《ククル。念話が使えるようになったのだな。それと、私の事は秘密だぞ?》
ククル《!お褒めいただき光栄です、陛下。そして、その件。了解致しました。》
セイン「ククル?どうしました?」
ククル「いいえ。なんにも無いわ」
セイン「そうですか。では、精霊様の位についてお話ししますね。ククル」
ククル「はーい!精霊にもね、位があるのよ。下から、下位精霊、中位精霊、上位精霊、大精霊様、最高位精霊様よ。あと、妖精が成長すると、精霊になるのよ。」
グレイ「へぇー!凄いですね。」
ククル「ふふ。ちなみに、人化できるのは大精霊様からよ。まだわたしはできないわ。最近、上位精霊になったばかりだから、ほど遠いわね。」
ブラウ「はい!質問です。どうやって位を決めいるのですか?」
ククル「あら、いい質問ね。位を決めてくださるのは、我らが偉大なる妖精霊神王様よ。」
……なんか、恥ずかしいんだが…
ブラウ「妖精霊神王様…」
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