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下界での暮らし
王子に会ったよ!
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コンコン
?「失礼します。母上、父上。」
うわー、来たー
リリー「入りなさいな」
ガチャ…
キース「フィー、紹介しよう。第一王子で王太子のグレイ。8歳だ。そして、第二王子のブラウ。5歳だ。」
ソルフィー「お初にお目にかかります。ソルフィーと申します。フィーとお呼びください。」
グレイ「宜しくね!フィー!」
ブラウ「宜しく!フィー!」
ソ「はい。宜しくお願いします。」
………帰っていいかな?
ブラウ「ねぇ!お庭に行かない?」
えっ…
リリー「いいわねぇ!いってらっしゃい!」
えっ、ちょっ!手まで引っ張って…ああ~空を飛びたい…
*
ブラウ「ここだよ!綺麗でしょ‼︎」
ハッ‼︎ 現実逃避してた!
ソ「はい。とても綺麗ですね。」
ああ、いけない、いけない、現実に戻らないと…
グレイ「フィーはなんの花が好き?」
えっ…
ソ「そうですね…ネモフィラが好きです。」
精霊界によく咲いてたから。……いや…なんか、他に理由があったような…?
グレイ「そうなんだ。ここにあるよ!」
ん?
グレイ「……ほら。失礼……ほら銀の髪によく似合うね!」
ブラウ「本当だ!綺麗!」
あっ…髪にネモフィラを飾ったのか…
ソ「ありがとうございます。」
3人でお花を見ていたときそれは"来た"
?「殿下!グレイ様!ブラウ様‼︎ ご機嫌よう。レーテル伯爵家が娘、マーガレットですわ‼︎」
グレイ「ああ…レーテル嬢。こんにちは」
ブラウ「こんにちは…」
ん?あれ?
マーガレット「ところで、横の娘は誰ですか?こんなところで殿下達といらっしゃるとは…身の程知らずも甚だしいですわ。」
あーいるよなーこういう奴…この前のギルドにいたやつよりも、遥かにめんどくさい…あー…
ソ「お初にお目にかかります。マーガレット・レーテル様。ソルフィーと申します。」
マーガレット「‼︎わたくしに喋りかけないで!平民のくせに!それに、殿下といるなんて…この愚か者が‼︎‼︎」
バシッ‼︎
あーあ…持っていた扇子で叩かれた…今は人間と同じようにしてるから、地味に痛い…いや、わざと避けなかっただけだが…
グレイ「フィー‼︎」
ブラウ「フィー‼︎」
ソ「大丈夫です。申し訳ありませんでした。」
レイ《人間如きが我らの姫様をその、汚らわしい手で叩くとは…殺してよろしいですよね?姫様?》
ちょっ、レイ⁉︎
ケイ《姫様を叩くとは…このクズめ。殺した方が宜しいですな。》
ケイ⁉︎
眷属達《殺す‼︎》
⁉︎⁉︎ちょっ‼︎まっ‼︎
周りにいる精霊達《殺す~!皮剥ぎ取って~ポーイする!王様の敵~!》
⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎可愛い声で怖いこと言わないで‼︎‼︎
ソ《ダメだよ!私は大丈夫だからね。落ち着いて。私のために怒ってくれてありがとう。》
みんな《グゥ……承知いたしました…《はーい…》》
ふぅ…危なかった……
グレイ「突然何をする⁉︎騎士よこの女を連れていけ‼︎」
騎士「はっ!」
マーガレット「え?おやめ下さい‼︎殿下⁉︎殿下ぁ~」
わーお…
グレイ「ふぅ、フィー大丈夫⁉︎」
ソ「大丈夫です。助けてくださってありがとうございます。」
ブラウ「当たり前だよ。」
はぁ…? 何故?
グレイ「戻ろうか」
よっしゃー‼︎ 待ってました~
*
グレイ「ただいま帰りました!」
ブラウ「ました!」
キース「お帰り~」
リリー「楽しかったかしら?」
グレイ「あの……レーテル伯爵令嬢がフィーをたたきました。」
あ、それ言うのね…
フィル「は?」
セイン「ほぅ」
ギル「へぇ?」
キース「怖い怖い怖い‼︎フィーの保護者達怖いわっ‼︎‼︎」
セイン「ふふふ。すみません。」
キース「はぁーあの令嬢なー、色々とやらかしてるだよ…」
うわーやってそう…
キース「注意しておかねばなぁ………さて、1週間後だな。頑張れよ!フィー!」
ソ「はい。」
リリー「また来てね~」
グレイ、ブラウ『また遊ぼうね‼︎』
ハーイ…
?「失礼します。母上、父上。」
うわー、来たー
リリー「入りなさいな」
ガチャ…
キース「フィー、紹介しよう。第一王子で王太子のグレイ。8歳だ。そして、第二王子のブラウ。5歳だ。」
ソルフィー「お初にお目にかかります。ソルフィーと申します。フィーとお呼びください。」
グレイ「宜しくね!フィー!」
ブラウ「宜しく!フィー!」
ソ「はい。宜しくお願いします。」
………帰っていいかな?
ブラウ「ねぇ!お庭に行かない?」
えっ…
リリー「いいわねぇ!いってらっしゃい!」
えっ、ちょっ!手まで引っ張って…ああ~空を飛びたい…
*
ブラウ「ここだよ!綺麗でしょ‼︎」
ハッ‼︎ 現実逃避してた!
ソ「はい。とても綺麗ですね。」
ああ、いけない、いけない、現実に戻らないと…
グレイ「フィーはなんの花が好き?」
えっ…
ソ「そうですね…ネモフィラが好きです。」
精霊界によく咲いてたから。……いや…なんか、他に理由があったような…?
グレイ「そうなんだ。ここにあるよ!」
ん?
グレイ「……ほら。失礼……ほら銀の髪によく似合うね!」
ブラウ「本当だ!綺麗!」
あっ…髪にネモフィラを飾ったのか…
ソ「ありがとうございます。」
3人でお花を見ていたときそれは"来た"
?「殿下!グレイ様!ブラウ様‼︎ ご機嫌よう。レーテル伯爵家が娘、マーガレットですわ‼︎」
グレイ「ああ…レーテル嬢。こんにちは」
ブラウ「こんにちは…」
ん?あれ?
マーガレット「ところで、横の娘は誰ですか?こんなところで殿下達といらっしゃるとは…身の程知らずも甚だしいですわ。」
あーいるよなーこういう奴…この前のギルドにいたやつよりも、遥かにめんどくさい…あー…
ソ「お初にお目にかかります。マーガレット・レーテル様。ソルフィーと申します。」
マーガレット「‼︎わたくしに喋りかけないで!平民のくせに!それに、殿下といるなんて…この愚か者が‼︎‼︎」
バシッ‼︎
あーあ…持っていた扇子で叩かれた…今は人間と同じようにしてるから、地味に痛い…いや、わざと避けなかっただけだが…
グレイ「フィー‼︎」
ブラウ「フィー‼︎」
ソ「大丈夫です。申し訳ありませんでした。」
レイ《人間如きが我らの姫様をその、汚らわしい手で叩くとは…殺してよろしいですよね?姫様?》
ちょっ、レイ⁉︎
ケイ《姫様を叩くとは…このクズめ。殺した方が宜しいですな。》
ケイ⁉︎
眷属達《殺す‼︎》
⁉︎⁉︎ちょっ‼︎まっ‼︎
周りにいる精霊達《殺す~!皮剥ぎ取って~ポーイする!王様の敵~!》
⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎可愛い声で怖いこと言わないで‼︎‼︎
ソ《ダメだよ!私は大丈夫だからね。落ち着いて。私のために怒ってくれてありがとう。》
みんな《グゥ……承知いたしました…《はーい…》》
ふぅ…危なかった……
グレイ「突然何をする⁉︎騎士よこの女を連れていけ‼︎」
騎士「はっ!」
マーガレット「え?おやめ下さい‼︎殿下⁉︎殿下ぁ~」
わーお…
グレイ「ふぅ、フィー大丈夫⁉︎」
ソ「大丈夫です。助けてくださってありがとうございます。」
ブラウ「当たり前だよ。」
はぁ…? 何故?
グレイ「戻ろうか」
よっしゃー‼︎ 待ってました~
*
グレイ「ただいま帰りました!」
ブラウ「ました!」
キース「お帰り~」
リリー「楽しかったかしら?」
グレイ「あの……レーテル伯爵令嬢がフィーをたたきました。」
あ、それ言うのね…
フィル「は?」
セイン「ほぅ」
ギル「へぇ?」
キース「怖い怖い怖い‼︎フィーの保護者達怖いわっ‼︎‼︎」
セイン「ふふふ。すみません。」
キース「はぁーあの令嬢なー、色々とやらかしてるだよ…」
うわーやってそう…
キース「注意しておかねばなぁ………さて、1週間後だな。頑張れよ!フィー!」
ソ「はい。」
リリー「また来てね~」
グレイ、ブラウ『また遊ぼうね‼︎』
ハーイ…
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