49 / 98
第二部-失意の先の楽園
33 癒される★
しおりを挟む
*背後注意です。
慌ただしく帰国したのは、すっかりと日が落ち切った時間だった。暫くぶりに戻ってきたレオが帰るべき場所となった千尋の家は相変わらず心が落ち着く。
それと同時にこの場所は、一番の解放感を味わえる場所でもあった。
片付けも済み、漸くソファに腰を落ち着けることができれば、千尋の伸びてきた手がするりとレオの首にかかり、耳元に薄い唇が寄せられる。
帰国前に癒すと言った千尋は、それをすぐに実行してくれるようだった。
レオとしても有り難い。なぜなら千尋がレオの生まれ街に行きたいと言い出した時、また試されるのかと本当に心臓が痛かったからだ。
誘われるままに唇を合わせれば、すぐに口づけは深くなり互いの舌を存分に絡めあう。するすると降りていく千尋の手が、気が付けばレオのベルトに手をかけていた。
癒すと言う宣言通り、千尋が主導で動いてくれるらしい。そのことに酷く興奮を覚えたレオの下半身が否応なく反応した。
それが分かったのだろう、千尋が口づけをしながら僅かにレオを見て目を細められる。レオはその煽るような些細な表情が堪らなく好きだった。
するりと下着の中に手を差し込まれ、千尋の温度の低い手が既に熱を持ち固く主張し始めたレオのそれを外へ取り出した。
口づけされながら上下に緩くしごかれ刺激を与えられながら、レオもお返しとばかりに千尋の体をシャツの下から手を入れその体を撫でまわす。
胸の飾りをレオの指が掠める度に、僅かに離れた千尋の口からは小さく声が漏れる。艶があるその声に更に興奮するのは言うまでもなかった。
思考が徐々にボヤけていくほどの興奮の渦に呑まれ始めていれば、千尋が床に膝をつき、レオの高ぶりの先端をぺろりと舐めてから口の中に頬張った。
「くっ!」
途端に脊髄を駆けあがる快感に、レオが思わず息を詰めれば舌を動かしながらレオを様子を窺っていた千尋が楽し気に目を細めた。
そのまま誘われるように喉の奥まで到達したレオの高ぶりに、目元に薄く生理的な涙を潤ませながら、千尋はレオの官能を高めていく。
「んっ……ふっ、んんっ」
鼻で息を逃がしながら目一杯口に頬張る姿は、視覚からも存分に刺激を与えられる。
気が付けばレオは千尋の動く頭に合わせて、腰を揺らめかしていた。苦しそうに眉根を寄せる千尋にどんどん気分は高揚していく。
だらりと口端から垂れる唾液が床にパタパタと落ちていき、静かな室内には淫靡な水音が響いていた。
腰が重くなりそのまま果ててしまいたい気持ちもあるが、長く口淫をしていれば千尋が疲れてしまうだろう。レオが腰を引いて小さい口から高ぶりを引き抜けば、千尋が名残惜しそうに撫でてくる。
「レオ、ベッドに行きましょう?」
先にベッドに上がった千尋が残りの衣服を脱げば、均一の取れた肉体が姿を現す。しなやかさと妖艶さを兼ね備えた肢体を前に、レオも手早く衣服を脱ぎ棄てベッドに上がればぎしりと軋む。
そのままいつものように千尋を押し倒そうとすれば、千尋から待ったがかかった。
「お詫びに癒すと言ったでしょう? レオが寝てください」
どうするつもりなのかと指示に従えば、仰向けに横たわったレオの上に千尋が乗ってくる。
腹に片手を置かれ、もう片方の手でレオの固くなっているものを千尋が自らの後孔に押し当てた。
ぐちぐちと何度か入口に押し当てられれば、この先に訪れる快楽に期待してレオの高ぶりからは先走りが溢れてしまう。
そのままゆっくり腰を落とされれば、狭い場所にみちみちとレオのものが収まっていく。ゆるゆると上下されながら進められれば、緩慢な動きにしびれ思わず下から突き上げ、一気に中に埋め込みたい衝動が沸き上がる。
しかし千尋が癒すと宣言したのだから、レオが動くのは間違いというものだろうと我慢する。そのじれったさもまた、興奮を高めるのに一躍買っていた。
「は、ぁっ、あっ」
息を整えてから体を少し倒して腰を動かされれば、搾り取るように中が締め付けられ刺激を与えられた。
ゆるゆると揺れる腰に手を這わせ、吸い付く肌を撫でていれば感じてしまうのか千尋の動きが鈍くなる。
段々と体勢が崩れていけば、先走りでぬめる千尋の高ぶりがレオの腹に当たった。そのまま千尋を抱き込んだレオは、そろそろ良いかと下から強めに突き上げる。
「んあぁっ、れおっ! まって、今日は私がっしますから」
「そうはいっても、もう限界だろう?」
体をぴたりと隙間なく密着させながらゆさゆさと突き上げていれば、千尋から完全に力が抜けていく。
お互いの腹に挟まれた千尋の高ぶりからは先走りが漏れ続け、滑りを一層良くしていく。凹凸のあるレオの腹に擦れる刺激が強いのか、ぶるぶると震えながら縋るように伸ばされた腕がレオの肩に回される。
更に強めに中を抉れば、嬉声が上がり続け千尋は完全にレオにされるがまま。暫くすれば腹が一層濡れた感覚がして、千尋が達したことが分かった。
荒い息を繰り返す千尋の髪を撫でれば、恨みがましそうな視線を向けられる。
「今日は私がって、言ったのに」
「だがもう動けないだろう?」
そう指摘すれば、僅かに顔の赤みを増した顔を隠すように千尋がレオの胸元に顔を埋めてしまう。
そんな千尋が愛らしく、顔を上げさせ深く唇を合わせる。貪るように口内を犯せば、一度萎えた千尋のそれが固さを増した。
「少し激しくしてもいいか、千尋」
耳元でそう問いかければ、千尋の中がぎゅっと締め付けを強くし肌が粟立つ。小さく頷いた千尋に、舌なめずりしたレオは繋がったまま体を反転させ、千尋をベッドに押し倒した。
意図的にじらされたわけではないが、結果的にそうなってしまっているのでレオとしては限界だった。
何よりも、久々の千尋とのまぐわいであるし、千尋が主導で動いていたのだから煽られない方が可笑しいのだ。
一度自身の高ぶりを抜いてから千尋をうつぶせにし、腰を上げさせ再度中に埋めていけば、一度達したことで先ほどより敏感になった中が更に締め付けを強くする。
「あっんあっ、あぁっ、れおっ」
ぎゅうぎゅうに高ぶりを締め付けられながら、背後から強く腰を打ち付ければ千尋が一層乱れた。
千尋が唯一肌を許し乱れるのは世界でただ一人、レオだけだ。その事実が酷く優越感を刺激し、さらにレオを興奮させ征服欲が沸き上がる。
意図的に強く放出したフェロモンで千尋を包み、これは俺のだとマーキングする。それに興奮するのは何もレオだけではない。
千尋もフェロモンを解放し、混ざり合わない香りが心地よくお互いの脳みそを溶かすように満たしていく。
そうなればαの本能は更に刺激され、先を求めて仕方がない。
「千尋、外してもいいか?」
「はっあっ、レオが、止まらないと……外せないっ」
動きを止めれば、千尋が快感に震える指先でネックガードのロックを解除する。途端にあらわになった項に顔を近づけべろりと舐め上げれば、千尋の体がぶるりと震えた。
「まだ、まだいって……まだいってるから、レオッ」
千尋の言葉を無視し、レオは存分に舌を這わせてから項に吸い付き赤い痕を残していく。
いつもであればできない行為だが、休暇の初めであればキスマークを残しても休暇が明ける前には消えてしまう。
行為中にネックガードを外すことも本来であればありえない。だがこれも、溺れるような興奮の最中にあっても決してレオが自我を失わず、本質的な本能に抗えるからできる行為でもあった。
レオだけに許されることは多い。それがどれだけ魅力的で満たされるか。
白く細い項に噛みついてしまいたい衝動がないわけではない。そうしてしまえばきっと怯えることもなくなるだろうし、これ以上ないというほどの多好感と興奮を味わえるだろう。
しかしそうしないのは、その先で待っているのが絶望だと理解しているからだ。
本能に抗えない人間を千尋が許すはずもなく、またレオ自身も本能に逆らえなかった自分を許せるはずがない。
今のままが一番良いのだ。
レオにされるがまま揺さぶられる千尋の後ろに覆いかぶさり、貪るように腰を動かす。一度出してもまだ足りず、抜かずにそのまま動き出せば千尋はそれを止めることなく受け止める。
途方もない快楽に身を委ねていれば、試されるのではないかと怯えてしまった恐怖は跡形もなく消え去って、残ったのは深く求める歪な愛だけだった。
慌ただしく帰国したのは、すっかりと日が落ち切った時間だった。暫くぶりに戻ってきたレオが帰るべき場所となった千尋の家は相変わらず心が落ち着く。
それと同時にこの場所は、一番の解放感を味わえる場所でもあった。
片付けも済み、漸くソファに腰を落ち着けることができれば、千尋の伸びてきた手がするりとレオの首にかかり、耳元に薄い唇が寄せられる。
帰国前に癒すと言った千尋は、それをすぐに実行してくれるようだった。
レオとしても有り難い。なぜなら千尋がレオの生まれ街に行きたいと言い出した時、また試されるのかと本当に心臓が痛かったからだ。
誘われるままに唇を合わせれば、すぐに口づけは深くなり互いの舌を存分に絡めあう。するすると降りていく千尋の手が、気が付けばレオのベルトに手をかけていた。
癒すと言う宣言通り、千尋が主導で動いてくれるらしい。そのことに酷く興奮を覚えたレオの下半身が否応なく反応した。
それが分かったのだろう、千尋が口づけをしながら僅かにレオを見て目を細められる。レオはその煽るような些細な表情が堪らなく好きだった。
するりと下着の中に手を差し込まれ、千尋の温度の低い手が既に熱を持ち固く主張し始めたレオのそれを外へ取り出した。
口づけされながら上下に緩くしごかれ刺激を与えられながら、レオもお返しとばかりに千尋の体をシャツの下から手を入れその体を撫でまわす。
胸の飾りをレオの指が掠める度に、僅かに離れた千尋の口からは小さく声が漏れる。艶があるその声に更に興奮するのは言うまでもなかった。
思考が徐々にボヤけていくほどの興奮の渦に呑まれ始めていれば、千尋が床に膝をつき、レオの高ぶりの先端をぺろりと舐めてから口の中に頬張った。
「くっ!」
途端に脊髄を駆けあがる快感に、レオが思わず息を詰めれば舌を動かしながらレオを様子を窺っていた千尋が楽し気に目を細めた。
そのまま誘われるように喉の奥まで到達したレオの高ぶりに、目元に薄く生理的な涙を潤ませながら、千尋はレオの官能を高めていく。
「んっ……ふっ、んんっ」
鼻で息を逃がしながら目一杯口に頬張る姿は、視覚からも存分に刺激を与えられる。
気が付けばレオは千尋の動く頭に合わせて、腰を揺らめかしていた。苦しそうに眉根を寄せる千尋にどんどん気分は高揚していく。
だらりと口端から垂れる唾液が床にパタパタと落ちていき、静かな室内には淫靡な水音が響いていた。
腰が重くなりそのまま果ててしまいたい気持ちもあるが、長く口淫をしていれば千尋が疲れてしまうだろう。レオが腰を引いて小さい口から高ぶりを引き抜けば、千尋が名残惜しそうに撫でてくる。
「レオ、ベッドに行きましょう?」
先にベッドに上がった千尋が残りの衣服を脱げば、均一の取れた肉体が姿を現す。しなやかさと妖艶さを兼ね備えた肢体を前に、レオも手早く衣服を脱ぎ棄てベッドに上がればぎしりと軋む。
そのままいつものように千尋を押し倒そうとすれば、千尋から待ったがかかった。
「お詫びに癒すと言ったでしょう? レオが寝てください」
どうするつもりなのかと指示に従えば、仰向けに横たわったレオの上に千尋が乗ってくる。
腹に片手を置かれ、もう片方の手でレオの固くなっているものを千尋が自らの後孔に押し当てた。
ぐちぐちと何度か入口に押し当てられれば、この先に訪れる快楽に期待してレオの高ぶりからは先走りが溢れてしまう。
そのままゆっくり腰を落とされれば、狭い場所にみちみちとレオのものが収まっていく。ゆるゆると上下されながら進められれば、緩慢な動きにしびれ思わず下から突き上げ、一気に中に埋め込みたい衝動が沸き上がる。
しかし千尋が癒すと宣言したのだから、レオが動くのは間違いというものだろうと我慢する。そのじれったさもまた、興奮を高めるのに一躍買っていた。
「は、ぁっ、あっ」
息を整えてから体を少し倒して腰を動かされれば、搾り取るように中が締め付けられ刺激を与えられた。
ゆるゆると揺れる腰に手を這わせ、吸い付く肌を撫でていれば感じてしまうのか千尋の動きが鈍くなる。
段々と体勢が崩れていけば、先走りでぬめる千尋の高ぶりがレオの腹に当たった。そのまま千尋を抱き込んだレオは、そろそろ良いかと下から強めに突き上げる。
「んあぁっ、れおっ! まって、今日は私がっしますから」
「そうはいっても、もう限界だろう?」
体をぴたりと隙間なく密着させながらゆさゆさと突き上げていれば、千尋から完全に力が抜けていく。
お互いの腹に挟まれた千尋の高ぶりからは先走りが漏れ続け、滑りを一層良くしていく。凹凸のあるレオの腹に擦れる刺激が強いのか、ぶるぶると震えながら縋るように伸ばされた腕がレオの肩に回される。
更に強めに中を抉れば、嬉声が上がり続け千尋は完全にレオにされるがまま。暫くすれば腹が一層濡れた感覚がして、千尋が達したことが分かった。
荒い息を繰り返す千尋の髪を撫でれば、恨みがましそうな視線を向けられる。
「今日は私がって、言ったのに」
「だがもう動けないだろう?」
そう指摘すれば、僅かに顔の赤みを増した顔を隠すように千尋がレオの胸元に顔を埋めてしまう。
そんな千尋が愛らしく、顔を上げさせ深く唇を合わせる。貪るように口内を犯せば、一度萎えた千尋のそれが固さを増した。
「少し激しくしてもいいか、千尋」
耳元でそう問いかければ、千尋の中がぎゅっと締め付けを強くし肌が粟立つ。小さく頷いた千尋に、舌なめずりしたレオは繋がったまま体を反転させ、千尋をベッドに押し倒した。
意図的にじらされたわけではないが、結果的にそうなってしまっているのでレオとしては限界だった。
何よりも、久々の千尋とのまぐわいであるし、千尋が主導で動いていたのだから煽られない方が可笑しいのだ。
一度自身の高ぶりを抜いてから千尋をうつぶせにし、腰を上げさせ再度中に埋めていけば、一度達したことで先ほどより敏感になった中が更に締め付けを強くする。
「あっんあっ、あぁっ、れおっ」
ぎゅうぎゅうに高ぶりを締め付けられながら、背後から強く腰を打ち付ければ千尋が一層乱れた。
千尋が唯一肌を許し乱れるのは世界でただ一人、レオだけだ。その事実が酷く優越感を刺激し、さらにレオを興奮させ征服欲が沸き上がる。
意図的に強く放出したフェロモンで千尋を包み、これは俺のだとマーキングする。それに興奮するのは何もレオだけではない。
千尋もフェロモンを解放し、混ざり合わない香りが心地よくお互いの脳みそを溶かすように満たしていく。
そうなればαの本能は更に刺激され、先を求めて仕方がない。
「千尋、外してもいいか?」
「はっあっ、レオが、止まらないと……外せないっ」
動きを止めれば、千尋が快感に震える指先でネックガードのロックを解除する。途端にあらわになった項に顔を近づけべろりと舐め上げれば、千尋の体がぶるりと震えた。
「まだ、まだいって……まだいってるから、レオッ」
千尋の言葉を無視し、レオは存分に舌を這わせてから項に吸い付き赤い痕を残していく。
いつもであればできない行為だが、休暇の初めであればキスマークを残しても休暇が明ける前には消えてしまう。
行為中にネックガードを外すことも本来であればありえない。だがこれも、溺れるような興奮の最中にあっても決してレオが自我を失わず、本質的な本能に抗えるからできる行為でもあった。
レオだけに許されることは多い。それがどれだけ魅力的で満たされるか。
白く細い項に噛みついてしまいたい衝動がないわけではない。そうしてしまえばきっと怯えることもなくなるだろうし、これ以上ないというほどの多好感と興奮を味わえるだろう。
しかしそうしないのは、その先で待っているのが絶望だと理解しているからだ。
本能に抗えない人間を千尋が許すはずもなく、またレオ自身も本能に逆らえなかった自分を許せるはずがない。
今のままが一番良いのだ。
レオにされるがまま揺さぶられる千尋の後ろに覆いかぶさり、貪るように腰を動かす。一度出してもまだ足りず、抜かずにそのまま動き出せば千尋はそれを止めることなく受け止める。
途方もない快楽に身を委ねていれば、試されるのではないかと怯えてしまった恐怖は跡形もなく消え去って、残ったのは深く求める歪な愛だけだった。
0
お気に入りに追加
1,631
あなたにおすすめの小説
俺の番が変態で狂愛過ぎる
moca
BL
御曹司鬼畜ドSなα × 容姿平凡なツンデレ無意識ドMΩの鬼畜狂愛甘々調教オメガバースストーリー!!
ほぼエロです!!気をつけてください!!
※鬼畜・お漏らし・SM・首絞め・緊縛・拘束・寸止め・尿道責め・あなる責め・玩具・浣腸・スカ表現…等有かも!!
※オメガバース作品です!苦手な方ご注意下さい⚠️
初執筆なので、誤字脱字が多々だったり、色々話がおかしかったりと変かもしれません(><)温かい目で見守ってください◀
【本編完結】運命の番〜バニラとりんごの恋〜
みかん桜(蜜柑桜)
BL
バース検査でオメガだった岩清水日向。オメガでありながら身長が高いことを気にしている日向は、ベータとして振る舞うことに。
早々に恋愛も結婚も諦ていたのに、高校で運命の番である光琉に出会ってしまった。戸惑いながらも光琉の深い愛で包みこまれ、自分自身を受け入れた日向が幸せになるまでの話。
***オメガバースの説明無し。独自設定のみ説明***オメガが迫害されない世界です。ただただオメガが溺愛される話が読みたくて書き始めました。
伸ばしたこの手を掴むのは〜愛されない俺は番の道具〜
にゃーつ
BL
大きなお屋敷の蔵の中。
そこが俺の全て。
聞こえてくる子供の声、楽しそうな家族の音。
そんな音を聞きながら、今日も一日中をこのベッドの上で過ごすんだろう。
11年前、進路の決まっていなかった俺はこの柊家本家の長男である柊結弦さんから縁談の話が来た。由緒正しい家からの縁談に驚いたが、俺が18年を過ごした児童養護施設ひまわり園への寄付の話もあったので高校卒業してすぐに柊さんの家へと足を踏み入れた。
だが実際は縁談なんて話は嘘で、不妊の奥さんの代わりに子どもを産むためにΩである俺が連れてこられたのだった。
逃げないように番契約をされ、3人の子供を産んだ俺は番欠乏で1人で起き上がることもできなくなっていた。そんなある日、見たこともない人が蔵を訪ねてきた。
彼は、柊さんの弟だという。俺をここから救い出したいとそう言ってくれたが俺は・・・・・・
巣ごもりオメガは後宮にひそむ【続編連載中】
晦リリ
BL
後宮で幼馴染でもあるラナ姫の護衛をしているミシュアルは、つがいがいないのに、すでに契約がすんでいる体であるという判定を受けたオメガ。
発情期はあるものの、つがいが誰なのか、いつつがいの契約がなされたのかは本人もわからない。
そんななか、気になる匂いの落とし物を後宮で拾うようになる。
第9回BL小説大賞にて奨励賞受賞→書籍化しました。ありがとうございます。
エリートアルファの旦那様は孤独なオメガを手放さない
小鳥遊ゆう
BL
両親を亡くした楓を施設から救ってくれたのは大企業の御曹司・桔梗だった。
出会った時からいつまでも優しい桔梗の事を好きになってしまった楓だが報われない恋だと諦めている。
「せめて僕がαだったら……Ωだったら……。もう少しあなたに近づけたでしょうか」
「使用人としてでいいからここに居たい……」
楓の十八の誕生日の夜、前から体調の悪かった楓の部屋を桔梗が訪れるとそこには発情(ヒート)を起こした楓の姿が。
「やはり君は、私の運命だ」そう呟く桔梗。
スパダリ御曹司αの桔梗×βからΩに変わってしまった天涯孤独の楓が紡ぐ身分差恋愛です。
可愛くない僕は愛されない…はず
おがこは
BL
Ωらしくない見た目がコンプレックスな自己肯定感低めなΩ。痴漢から助けた女子高生をきっかけにその子の兄(α)に絆され愛されていく話。
押しが強いスパダリα ✕ 逃げるツンツンデレΩ
ハッピーエンドです!
病んでる受けが好みです。
闇描写大好きです(*´`)
※まだアルファポリスに慣れてないため、同じ話を何回か更新するかもしれません。頑張って慣れていきます!感想もお待ちしております!
また、当方最近忙しく、投稿頻度が不安定です。気長に待って頂けると嬉しいです(*^^*)
宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている
飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話
アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。
無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。
ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。
朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。
連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。
※6/20追記。
少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。
今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。
1話目はちょっと暗めですが………。
宜しかったらお付き合い下さいませ。
多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。
ストックが切れるまで、毎日更新予定です。
運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー
白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿)
金持ち社長・溺愛&執着 α × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω
幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。
ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。
発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう
離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。
すれ違っていく2人は結ばれることができるのか……
思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいαの溺愛、身分差ストーリー
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。