344 / 1,397
26章 禁じられた魔術
341. 馬耳東風のストーカー
しおりを挟む
お天気はやや曇り。晴天ではないが過ごしやすい気温だ。最近は少女達と行動するリリスと一緒にいられる時間が少なかったヤンは、小山程の大きさで城門前で待っていた。
「おはよう、ヤン」
アデーレを従えたリリスが現れると、尻尾がちぎれんばかりに振られる。フェンリルの巨大な尾が竜巻を作り出し、少し離れた魔の森の木々が大揺れした。数本は枝がちぎれ飛んでいく。
「おはようございます。姫様、我が君」
ぺたんと伏せて上位者への敬意を示したヤンは、城門をちらりと見てから背を向けた。背中に飛び乗ったリリスに続いて、ルシファーも久し振りに毛皮に跨る。下からアデーレが差し出すバスケットを受け取り、リリスは笑顔で手を振った。
「アデーレ、行ってくるわ」
「行ってらっしゃいませ、リリス様」
普段なら城門前の丘の手入れをしているエルフの姿は見えない。昨夜のキマイラ騒動で折れた噴水や、ルーサルカが操った薔薇の手入れに追われているのだろう。アスタロトによる尋問……ではなく、詰問……じゃなくて、聴取? が終われば、植物関連の魔法が得意な彼女も手伝いに駆り出されるはずだ。
他の者が働いているのに出掛けるのは、多少気が引ける。しかし昨夜頑張ったリリスのご褒美なので、彼女を後ろから抱き締め、ルシファーはヤンの毛皮に埋もれていた。
「後は任せる」
「はい、承りました」
城門前に見送りに来たベールに挨拶を済ませると、ヤンはすくっと立ち上がって駆け出した。魔法で風を防いであるが、何もなければ転がり落ちそうな速度だ。見る間に魔王城が森に飲み込まれ、前後左右どこを見ても魔の森になった。
少しすると、ヤンが速度を落としてゆっくり駆け足程度になる。
「ピヨに見つかると厄介ですからな。今日はアラエルに預けてまいりました」
なんだかんだ母親代わりをしているが、本来は同族と暮らした方がピヨのためだ。どんなに慕って懐いたとしても、ヤンは種族が違う。空の飛び方を教えてやることは出来ないし、餌の取り方、巣作りの方法もまったく別だった。
「アラエルに飛び方を習っているのよね」
「はい、ようやく音速が出るようになったと」
音速で飛ぶ必要性がよくわからないが、鳳凰の能力的に必要なのだろう。にこにこと笑顔で聞き流すルシファーの腕の中で、リリスがごそごそ動き出した。
今日の彼女はシンプルなワンピース姿だ。動きやすさを重視した格好ながら、オフホワイトのブラウスはフリルが多めだし、紺のエプロンワンピは赤い縁飾りがアクセントになっていた。黒髪をポニーテールにして、さらに三つ編みにしている。上を赤いリボンで飾ったのは、服に合わせたのだろうか。
「今朝はね、久しぶりにプリンも作ったのよ」
動いていたリリスは、どうやら向きを変えたかったらしい。後ろ抱きの姿勢から、向き合う形に座り直す。そのままぎゅっと抱き着いてくるから、可愛すぎて腕に閉じ込めた。
「可愛いお姫様、どこでこんな仕草を覚えるの?」
「覚えたんじゃなくて、考えたの」
得意げなリリスを抱き締めて、耳元で「今日の恰好も可愛くて似合ってる。この間読んでいた小説のお嬢さんみたいだ」と囁く。エプロンをした少女が出てくる小説には、愛らしい、可愛らしいと何度も表現されていた。
リリスが読んだ本はすべて目を通すルシファーの行動が、最近ストーカーじみていると側近達は心配している。しかし当の本人は何が悪いのか理解せず、対象となったリリスも「パパと本のお話ができるわ」と喜ぶ有様で注意も馬耳東風だった。
いざとなれば数年眠らなくても平気な体質なので、魔王の暴走と溺愛は深まる一方だ。リリスが眠った後で明け方まで顔を眺めていたり、書類処理の合間にドレスのデザインを検討していたり、その愛情は収まる気配がなかった。
ちなみにルシファーは早朝から薔薇の庭へ向かい、昨夜倒されたキマイラの頭と胴体の肉の一部を受け取ってきた。山羊の角が一部欠けていたが、戦闘中に折れたのかもしれない。リリスは何も言わなかったが、突然「湖がみたい」と言い出したのは、彼女なりの見送りだろう。
討伐されたキマイラの処分方法は決まっている。食べられる部分は魔物や魔獣に分け与えて、生態系に戻してやり、残された骨や皮は大地に埋め水に沈め、いずれ自然の流れに還れるように手助けするのだ。かねてからの埋葬方法に従い、キマイラの一部を持ち出した。
「湖ですぞ」
ヤンの速度がさらに落ちて、木々の間を抜けた巨体が音もなく飛び出す。湖の前は緩やかな斜面がひらけており、美しい花畑が広がる。見覚えのある景色に、リリスは首をかしげた。
「おはよう、ヤン」
アデーレを従えたリリスが現れると、尻尾がちぎれんばかりに振られる。フェンリルの巨大な尾が竜巻を作り出し、少し離れた魔の森の木々が大揺れした。数本は枝がちぎれ飛んでいく。
「おはようございます。姫様、我が君」
ぺたんと伏せて上位者への敬意を示したヤンは、城門をちらりと見てから背を向けた。背中に飛び乗ったリリスに続いて、ルシファーも久し振りに毛皮に跨る。下からアデーレが差し出すバスケットを受け取り、リリスは笑顔で手を振った。
「アデーレ、行ってくるわ」
「行ってらっしゃいませ、リリス様」
普段なら城門前の丘の手入れをしているエルフの姿は見えない。昨夜のキマイラ騒動で折れた噴水や、ルーサルカが操った薔薇の手入れに追われているのだろう。アスタロトによる尋問……ではなく、詰問……じゃなくて、聴取? が終われば、植物関連の魔法が得意な彼女も手伝いに駆り出されるはずだ。
他の者が働いているのに出掛けるのは、多少気が引ける。しかし昨夜頑張ったリリスのご褒美なので、彼女を後ろから抱き締め、ルシファーはヤンの毛皮に埋もれていた。
「後は任せる」
「はい、承りました」
城門前に見送りに来たベールに挨拶を済ませると、ヤンはすくっと立ち上がって駆け出した。魔法で風を防いであるが、何もなければ転がり落ちそうな速度だ。見る間に魔王城が森に飲み込まれ、前後左右どこを見ても魔の森になった。
少しすると、ヤンが速度を落としてゆっくり駆け足程度になる。
「ピヨに見つかると厄介ですからな。今日はアラエルに預けてまいりました」
なんだかんだ母親代わりをしているが、本来は同族と暮らした方がピヨのためだ。どんなに慕って懐いたとしても、ヤンは種族が違う。空の飛び方を教えてやることは出来ないし、餌の取り方、巣作りの方法もまったく別だった。
「アラエルに飛び方を習っているのよね」
「はい、ようやく音速が出るようになったと」
音速で飛ぶ必要性がよくわからないが、鳳凰の能力的に必要なのだろう。にこにこと笑顔で聞き流すルシファーの腕の中で、リリスがごそごそ動き出した。
今日の彼女はシンプルなワンピース姿だ。動きやすさを重視した格好ながら、オフホワイトのブラウスはフリルが多めだし、紺のエプロンワンピは赤い縁飾りがアクセントになっていた。黒髪をポニーテールにして、さらに三つ編みにしている。上を赤いリボンで飾ったのは、服に合わせたのだろうか。
「今朝はね、久しぶりにプリンも作ったのよ」
動いていたリリスは、どうやら向きを変えたかったらしい。後ろ抱きの姿勢から、向き合う形に座り直す。そのままぎゅっと抱き着いてくるから、可愛すぎて腕に閉じ込めた。
「可愛いお姫様、どこでこんな仕草を覚えるの?」
「覚えたんじゃなくて、考えたの」
得意げなリリスを抱き締めて、耳元で「今日の恰好も可愛くて似合ってる。この間読んでいた小説のお嬢さんみたいだ」と囁く。エプロンをした少女が出てくる小説には、愛らしい、可愛らしいと何度も表現されていた。
リリスが読んだ本はすべて目を通すルシファーの行動が、最近ストーカーじみていると側近達は心配している。しかし当の本人は何が悪いのか理解せず、対象となったリリスも「パパと本のお話ができるわ」と喜ぶ有様で注意も馬耳東風だった。
いざとなれば数年眠らなくても平気な体質なので、魔王の暴走と溺愛は深まる一方だ。リリスが眠った後で明け方まで顔を眺めていたり、書類処理の合間にドレスのデザインを検討していたり、その愛情は収まる気配がなかった。
ちなみにルシファーは早朝から薔薇の庭へ向かい、昨夜倒されたキマイラの頭と胴体の肉の一部を受け取ってきた。山羊の角が一部欠けていたが、戦闘中に折れたのかもしれない。リリスは何も言わなかったが、突然「湖がみたい」と言い出したのは、彼女なりの見送りだろう。
討伐されたキマイラの処分方法は決まっている。食べられる部分は魔物や魔獣に分け与えて、生態系に戻してやり、残された骨や皮は大地に埋め水に沈め、いずれ自然の流れに還れるように手助けするのだ。かねてからの埋葬方法に従い、キマイラの一部を持ち出した。
「湖ですぞ」
ヤンの速度がさらに落ちて、木々の間を抜けた巨体が音もなく飛び出す。湖の前は緩やかな斜面がひらけており、美しい花畑が広がる。見覚えのある景色に、リリスは首をかしげた。
24
お気に入りに追加
4,905
あなたにおすすめの小説
三年目の離縁、「白い結婚」を申し立てます! 幼な妻のたった一度の反撃
紫月 由良
恋愛
【書籍化】5月30日発行されました。イラストは天城望先生です。
【本編】十三歳で政略のために婚姻を結んだエミリアは、夫に顧みられない日々を過ごす。夫の好みは肉感的で色香漂う大人の女性。子供のエミリアはお呼びではなかった。ある日、参加した夜会で、夫が愛人に対して、妻を襲わせた上でそれを浮気とし家から追い出すと、楽しそうに言ってるのを聞いてしまう。エミリアは孤児院への慰問や教会への寄付で培った人脈を味方に、婚姻無効を申し立て、夫の非を詳らかにする。従順(見かけだけ)妻の、夫への最初で最後の反撃に出る。
【完結】伝説の悪役令嬢らしいので本編には出ないことにしました~執着も溺愛も婚約破棄も全部お断りします!~
イトカワジンカイ
恋愛
「目には目をおおおお!歯には歯をおおおお!」
どごおおおぉっ!!
5歳の時、イリア・トリステンは虐められていた少年をかばい、いじめっ子をぶっ飛ばした結果、少年からとある書物を渡され(以下、悪役令嬢テンプレなので略)
ということで、自分は伝説の悪役令嬢であり、攻略対象の王太子と婚約すると断罪→死刑となることを知ったイリアは、「なら本編にでなやきゃいいじゃん!」的思考で、王家と関わらないことを決意する。
…だが何故か突然王家から婚約の決定通知がきてしまい、イリアは侯爵家からとんずらして辺境の魔術師ディボに押しかけて弟子になることにした。
それから12年…チートの魔力を持つイリアはその魔法と、トリステン家に伝わる気功を駆使して診療所を開き、平穏に暮らしていた。そこに王家からの使いが来て「不治の病に倒れた王太子の病気を治せ」との命令が下る。
泣く泣く王都へ戻ることになったイリアと旅に出たのは、幼馴染で兄弟子のカインと、王の使いで来たアイザック、女騎士のミレーヌ、そして以前イリアを助けてくれた騎士のリオ…
旅の途中では色々なトラブルに見舞われるがイリアはそれを拳で解決していく。一方で何故かリオから熱烈な求愛を受けて困惑するイリアだったが、果たしてリオの思惑とは?
更には何故か第一王子から執着され、なぜか溺愛され、さらには婚約破棄まで!?
ジェットコースター人生のイリアは持ち前のチート魔力と前世での知識を用いてこの苦境から立ち直り、自分を断罪した人間に逆襲できるのか?
困難を力でねじ伏せるパワフル悪役令嬢の物語!
※地学の知識を織り交ぜますが若干正確ではなかったりもしますが多めに見てください…
※ゆるゆる設定ですがファンタジーということでご了承ください…
※小説家になろう様でも掲載しております
※イラストは湶リク様に描いていただきました
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
お飾りの側妃ですね?わかりました。どうぞ私のことは放っといてください!
水川サキ
恋愛
クオーツ伯爵家の長女アクアは17歳のとき、王宮に側妃として迎えられる。
シルバークリス王国の新しい王シエルは戦闘能力がずば抜けており、戦の神(野蛮な王)と呼ばれている男。
緊張しながら迎えた謁見の日。
シエルから言われた。
「俺がお前を愛することはない」
ああ、そうですか。
結構です。
白い結婚大歓迎!
私もあなたを愛するつもりなど毛頭ありません。
私はただ王宮でひっそり楽しく過ごしたいだけなのです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる