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09 夏帆のドキドキ 《夏帆視点》
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屋上での『全裸っくす』を経て、夏帆はやっとの思いで家に辿り着くことができた。足はガクガクでまともに歩くことができなかった。途中からは純哉に寄りかかる感じで歩いてしまった。
「はぁ~今日は本当にどうしちゃったんだろう」
私は今日一日の出来事を部屋で振り返っていた。宿題を早く終わらせようと机に向かったのは良かったのだが、どうも今日のエッチが気になってしまい集中できなかったのだ。
「午前中に純哉とSNSで話してたときは、いつものエッチって感じだったのに。夕焼けの綺麗な屋上で純哉の全裸を見たら、なんか変なスイッチ入っちゃったのよね」
真っ赤に燃えた純哉の裸。立派なものが体に落とす濃い影。純哉の夕焼けにも負けないような笑顔。
あのときのシチュエーションを思い出すだけで体がまた熱く火照り出すのがわかってしまう。
「今日のエッチは間違いなく、今までで1番だった……」
心臓がドクドクと激しく強く鼓動しているのが伝わってくる。耳の奥の方で生々しい鼓動が聞こえてくる。
お風呂上がりでさっぱりした気分だったのに、またしてもムラムラした気持ちになってきた。
「純哉と同じ家に住めるってわかってから、私……だいぶエッチになったかもしれないわ」
セフレと同じ家に住むということは、ヤろうと思えばこれまで以上に、いつでもヤれるということだ。
私はどうやら無意識のうちに、そのことを考えてしまっていたらしい。
「エッチになるのはいいことだけど、それで勉強とか趣味が疎かになったらいけないわね。ちょっとこれに関しては純哉と話し合っておく必要がありそうね……」
私はムラムラした気持ちをなんとか抑えて、普通の純哉との日常を維持していくためにも理性を働かせて、中断していた宿題に取り掛かるのだった。
「はぁ~今日は本当にどうしちゃったんだろう」
私は今日一日の出来事を部屋で振り返っていた。宿題を早く終わらせようと机に向かったのは良かったのだが、どうも今日のエッチが気になってしまい集中できなかったのだ。
「午前中に純哉とSNSで話してたときは、いつものエッチって感じだったのに。夕焼けの綺麗な屋上で純哉の全裸を見たら、なんか変なスイッチ入っちゃったのよね」
真っ赤に燃えた純哉の裸。立派なものが体に落とす濃い影。純哉の夕焼けにも負けないような笑顔。
あのときのシチュエーションを思い出すだけで体がまた熱く火照り出すのがわかってしまう。
「今日のエッチは間違いなく、今までで1番だった……」
心臓がドクドクと激しく強く鼓動しているのが伝わってくる。耳の奥の方で生々しい鼓動が聞こえてくる。
お風呂上がりでさっぱりした気分だったのに、またしてもムラムラした気持ちになってきた。
「純哉と同じ家に住めるってわかってから、私……だいぶエッチになったかもしれないわ」
セフレと同じ家に住むということは、ヤろうと思えばこれまで以上に、いつでもヤれるということだ。
私はどうやら無意識のうちに、そのことを考えてしまっていたらしい。
「エッチになるのはいいことだけど、それで勉強とか趣味が疎かになったらいけないわね。ちょっとこれに関しては純哉と話し合っておく必要がありそうね……」
私はムラムラした気持ちをなんとか抑えて、普通の純哉との日常を維持していくためにも理性を働かせて、中断していた宿題に取り掛かるのだった。
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