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第二章『名前をつけるなら』
弓と魔法の接近戦
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side.ケート
弓が強くしなるほどに引き絞られた弦が弾け、高速でまっすぐに、当たれば死んでしまう威力の矢が飛んでくる。
それを『ウィンドブロー』で弾きつつ、私は黒髪弓使いの女の子の視界を塞ぐように『アースウォール』を発動させた。
「っ、やりますね」
「そっちこそめちゃくちゃだにゃー。当たれば確殺、射てば必中って、設定間違えたボスキャラみたいになってるぜー?」
「ありがとうございます。ですがひとつ修正を。必中ではありませんよ」
「現に今、逸らされましたから」と言いつつ、ミシェルは目隠しになっている土壁から離れ、近づこうとしていた私へと矢を放つ。
それをまた『ウィンドブロー』で弾き、私はミシェルの足元へと『フレアバーン』を放った。
「その魔法は見慣れていますので」
「す、少しは動揺して見せてよっ!? ひぃ、なんで避けながら確実に狙ってくるの!?」
「それが私の仕事ですから。放った矢は、中たらなければ意味がないのです。狙ったところに中てることこそが、弓を持つものとしての責務ですから」
「お、恐ろしい世界だにゃー」
話しながらも、矢を放ち、魔法で防いで攻撃し返し、それを避けてまた矢を放つ。
先に集中を欠いた方が負けるという、遠距離同士の正しい戦いが繰り返されていた。
「……はあ。こんな超人に、正攻法で勝てるわけがないぜよ」
「超人ではありませんよ。私とて、修練に幾日もかけた身ですから」
「それをこなし、その上でしっかりと血肉にしてるなら、それはもう超人と変わらないんだにゃー。だから私は超人じゃない」
「でしたら、あなたは何なのですか?」
繰り広げられる応酬に、私もミシェルも動き回り、集中状態は最高潮。
ミスれば終わる、そして、集中を欠けばミスがでる。
だからこそここで言ってやろう。
「私はただの、天才だ」
「……えっ?」
一瞬の戸惑い、刹那の空白……待望の隙。
その機を逃さず、私は最初に仕掛けた『アースウォール』という形態のゴーレムを、槍へと変化させた。
「モードチェンジ、【魔法連結】《スピニングランス》! シュート!」
「なっ!?」
「ちょ、なんで避けれるの!? ええい、モードチェンジ【魔法連結】《ダブルスピニングランス》! しゅーと!」
「ひぃっ!?」
槍状のゴーレムを回転させながら高速で突っ込ませたのに、なぜか回避できたミシェルへ、今度は二本に分裂させた槍を突っ込ませる。
さすがに避けきれないと判断したのか、ミシェルは「仕方ないですね」と呟いて足を止めた。
ふふーん、どうだみたか!
――ガシャン。
「そちらがモードチェンジでくるのなら、私もモードチェンジしますっ。天弓『天照』から、双刃剣『建速』」
「えっ?」
「【双剣術】『ツインスラッシュ』!」
「うそォ!?」
二本ある槍の片方へと突っ込むと、スキル技を使って弾き、槍同士をぶつけ合わせ粉々にする。
どう考えても弓使いではない動きに、私だけでなく、見ていた観客も驚きの声をあげていた。
だって、おかしいじゃん!
「ミシェルさんは、弓使いじゃなかったんですか!?」
「弓も使います。でも、弓だけじゃ戦いにくい相手もいるので、双剣も使いますよ? ちなみに、【弓術】スキルは持ってないです」
「……え? 【弓術】スキル無しでアレなの……?」
「ええ。元々持っていた戦闘スキルは【双剣術】で、弓は街で買いました。リアルで弓を使ったことは何度もありましたので」
この人もリアルチート組だ!
なんなの!?
トッププレイヤーはリアルチートしかいないの!?
「なので、ここからはコレで戦いますね」
「うーわー、魔法使い相手に接近戦とか、うーわー」
「勝てば良いのです。あと、この戦い方なら地味って言われないと思いますし」
「あ、それ気にしてたんだ……なんかごめん」
そうだよね、女の子だもんね……。
地味って、あんまり言われたくないよねー。
「でもまさか、あなた相手にこの戦い方を強いられるとは思ってもいなかったです。あなたの友人のセツナさんや、うちのリーダー相手なら、と思っていましたが……」
「ふっふーん。私はほらー? 天才魔法使いケートちゃんだからー」
「ええ、そうですね。侮っていたこと、謝罪します。さすが、イチカさんやゴンザブローさんを倒して上ってきただけはあります。……もっとも、その勝ちもここで途絶えることになりますが」
「……そうならないために、私はずっと考えてきてるんだよ。リアルチートじゃない、私が勝つためにね」
「良いでしょう。なら、見せてくださいッ!」
放たれた矢の如く、両手に双剣を持ったミシェルが私めがけて駆け出してくる。
しかし、そんなミシェルに対し、私は両手を地面に付け、まるでクラウチングスタートのような体勢で、地面に向けて魔法を発動させた。
「『ウィンドブロー』!」
「なっ!? 正気ですか!?」
「接近されるなら、接近されない空を飛ぶだけだよ! そしてー出力全開『アースニードル』!」
飛ぶというよりも、発射されるように推定高さ5メートルくらいの空宙に身を預けた私は、戸惑うミシェルを追いたてるように、闘技場の地面に大量のトゲを産み出す。
MPはすでに半分を切っている。
だからこそ、今切れるカードで勝負を決めにいく!
「ああもう! 戦いにくさでは、どんなプレイヤーよりも上ですよ!」
「お褒めにー預かりーこーえーですにゃー」
「でも、あなたもトゲの上に落ちたら大変でしょう? ゆえに、私はまたここから狙わせてもらいますよ! チェンジ、天弓『天照』!」
「そう来ると思ってたからこそのー! モードチェンジ【魔法連結】『ダブルギガントナックル』! 合体、すーぱーケートちゃん!」
「え、ええええええ!?」
粉々にされた『クリエイトゴーレム』製の槍を、巨大な二つの腕として再構築し、すぐそばに移動させ、まるでトンファーのように掴み取る。
双剣使いが弓を使っちゃいけない、なんて決まりがないのと同じように、魔法使いが拳で殴ったらダメな決まりもない!
だからこそ、私は残りのMPをすべて注ぎ込み、巨大腕から後方に向けて『フレアバーン』を発動させた!
「必殺! 『ギガントスマッシャー』!」
「ちょ、ちょっと滅茶苦茶すぎですよー!?」
ドガーンとかドゴーンとかしか言いようがないほどの、まさに隕石が落ちてきた様な轟音を響かせて、私はミシェルがいた辺りに激突する。
闘技場は砕け、石やら岩やら瓦礫やらになって吹っ飛び、さらに土煙もあがり……たぶんやり過ぎた?
さすがにこれで生きてたらおかしいんだけど、グレンのパーティーはみんなおかしいので、もしかすると生きてるかもしれない……。
それから数秒ほどして土煙が晴れると……瓦礫に叩きつけられて気絶したミシェルの姿が現れた。
気絶……してるよね?
『ミシェル気絶により、試合終了! 三回戦第二試合、ケートの勝利! これにより、決勝戦はセツナ対ケート、三位決定戦はグレン対ミシェルとなります! 三位決定戦は一時間後に行われますので、しばしのご休憩をよろしくお願い致します』
「……勝っちゃったにゃあ。来ちゃったにゃー。……負けたくないなあ」
他の誰でもない、一番の親友には。
弓が強くしなるほどに引き絞られた弦が弾け、高速でまっすぐに、当たれば死んでしまう威力の矢が飛んでくる。
それを『ウィンドブロー』で弾きつつ、私は黒髪弓使いの女の子の視界を塞ぐように『アースウォール』を発動させた。
「っ、やりますね」
「そっちこそめちゃくちゃだにゃー。当たれば確殺、射てば必中って、設定間違えたボスキャラみたいになってるぜー?」
「ありがとうございます。ですがひとつ修正を。必中ではありませんよ」
「現に今、逸らされましたから」と言いつつ、ミシェルは目隠しになっている土壁から離れ、近づこうとしていた私へと矢を放つ。
それをまた『ウィンドブロー』で弾き、私はミシェルの足元へと『フレアバーン』を放った。
「その魔法は見慣れていますので」
「す、少しは動揺して見せてよっ!? ひぃ、なんで避けながら確実に狙ってくるの!?」
「それが私の仕事ですから。放った矢は、中たらなければ意味がないのです。狙ったところに中てることこそが、弓を持つものとしての責務ですから」
「お、恐ろしい世界だにゃー」
話しながらも、矢を放ち、魔法で防いで攻撃し返し、それを避けてまた矢を放つ。
先に集中を欠いた方が負けるという、遠距離同士の正しい戦いが繰り返されていた。
「……はあ。こんな超人に、正攻法で勝てるわけがないぜよ」
「超人ではありませんよ。私とて、修練に幾日もかけた身ですから」
「それをこなし、その上でしっかりと血肉にしてるなら、それはもう超人と変わらないんだにゃー。だから私は超人じゃない」
「でしたら、あなたは何なのですか?」
繰り広げられる応酬に、私もミシェルも動き回り、集中状態は最高潮。
ミスれば終わる、そして、集中を欠けばミスがでる。
だからこそここで言ってやろう。
「私はただの、天才だ」
「……えっ?」
一瞬の戸惑い、刹那の空白……待望の隙。
その機を逃さず、私は最初に仕掛けた『アースウォール』という形態のゴーレムを、槍へと変化させた。
「モードチェンジ、【魔法連結】《スピニングランス》! シュート!」
「なっ!?」
「ちょ、なんで避けれるの!? ええい、モードチェンジ【魔法連結】《ダブルスピニングランス》! しゅーと!」
「ひぃっ!?」
槍状のゴーレムを回転させながら高速で突っ込ませたのに、なぜか回避できたミシェルへ、今度は二本に分裂させた槍を突っ込ませる。
さすがに避けきれないと判断したのか、ミシェルは「仕方ないですね」と呟いて足を止めた。
ふふーん、どうだみたか!
――ガシャン。
「そちらがモードチェンジでくるのなら、私もモードチェンジしますっ。天弓『天照』から、双刃剣『建速』」
「えっ?」
「【双剣術】『ツインスラッシュ』!」
「うそォ!?」
二本ある槍の片方へと突っ込むと、スキル技を使って弾き、槍同士をぶつけ合わせ粉々にする。
どう考えても弓使いではない動きに、私だけでなく、見ていた観客も驚きの声をあげていた。
だって、おかしいじゃん!
「ミシェルさんは、弓使いじゃなかったんですか!?」
「弓も使います。でも、弓だけじゃ戦いにくい相手もいるので、双剣も使いますよ? ちなみに、【弓術】スキルは持ってないです」
「……え? 【弓術】スキル無しでアレなの……?」
「ええ。元々持っていた戦闘スキルは【双剣術】で、弓は街で買いました。リアルで弓を使ったことは何度もありましたので」
この人もリアルチート組だ!
なんなの!?
トッププレイヤーはリアルチートしかいないの!?
「なので、ここからはコレで戦いますね」
「うーわー、魔法使い相手に接近戦とか、うーわー」
「勝てば良いのです。あと、この戦い方なら地味って言われないと思いますし」
「あ、それ気にしてたんだ……なんかごめん」
そうだよね、女の子だもんね……。
地味って、あんまり言われたくないよねー。
「でもまさか、あなた相手にこの戦い方を強いられるとは思ってもいなかったです。あなたの友人のセツナさんや、うちのリーダー相手なら、と思っていましたが……」
「ふっふーん。私はほらー? 天才魔法使いケートちゃんだからー」
「ええ、そうですね。侮っていたこと、謝罪します。さすが、イチカさんやゴンザブローさんを倒して上ってきただけはあります。……もっとも、その勝ちもここで途絶えることになりますが」
「……そうならないために、私はずっと考えてきてるんだよ。リアルチートじゃない、私が勝つためにね」
「良いでしょう。なら、見せてくださいッ!」
放たれた矢の如く、両手に双剣を持ったミシェルが私めがけて駆け出してくる。
しかし、そんなミシェルに対し、私は両手を地面に付け、まるでクラウチングスタートのような体勢で、地面に向けて魔法を発動させた。
「『ウィンドブロー』!」
「なっ!? 正気ですか!?」
「接近されるなら、接近されない空を飛ぶだけだよ! そしてー出力全開『アースニードル』!」
飛ぶというよりも、発射されるように推定高さ5メートルくらいの空宙に身を預けた私は、戸惑うミシェルを追いたてるように、闘技場の地面に大量のトゲを産み出す。
MPはすでに半分を切っている。
だからこそ、今切れるカードで勝負を決めにいく!
「ああもう! 戦いにくさでは、どんなプレイヤーよりも上ですよ!」
「お褒めにー預かりーこーえーですにゃー」
「でも、あなたもトゲの上に落ちたら大変でしょう? ゆえに、私はまたここから狙わせてもらいますよ! チェンジ、天弓『天照』!」
「そう来ると思ってたからこそのー! モードチェンジ【魔法連結】『ダブルギガントナックル』! 合体、すーぱーケートちゃん!」
「え、ええええええ!?」
粉々にされた『クリエイトゴーレム』製の槍を、巨大な二つの腕として再構築し、すぐそばに移動させ、まるでトンファーのように掴み取る。
双剣使いが弓を使っちゃいけない、なんて決まりがないのと同じように、魔法使いが拳で殴ったらダメな決まりもない!
だからこそ、私は残りのMPをすべて注ぎ込み、巨大腕から後方に向けて『フレアバーン』を発動させた!
「必殺! 『ギガントスマッシャー』!」
「ちょ、ちょっと滅茶苦茶すぎですよー!?」
ドガーンとかドゴーンとかしか言いようがないほどの、まさに隕石が落ちてきた様な轟音を響かせて、私はミシェルがいた辺りに激突する。
闘技場は砕け、石やら岩やら瓦礫やらになって吹っ飛び、さらに土煙もあがり……たぶんやり過ぎた?
さすがにこれで生きてたらおかしいんだけど、グレンのパーティーはみんなおかしいので、もしかすると生きてるかもしれない……。
それから数秒ほどして土煙が晴れると……瓦礫に叩きつけられて気絶したミシェルの姿が現れた。
気絶……してるよね?
『ミシェル気絶により、試合終了! 三回戦第二試合、ケートの勝利! これにより、決勝戦はセツナ対ケート、三位決定戦はグレン対ミシェルとなります! 三位決定戦は一時間後に行われますので、しばしのご休憩をよろしくお願い致します』
「……勝っちゃったにゃあ。来ちゃったにゃー。……負けたくないなあ」
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