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かくしごと、またひとつ
かくしごと、またひとつ 3
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快諾したのは、僕も今日は、自分から大助に入れてみたかったから。
なんだか、大助にお膳立てしてもらった気がしなくもないけど。
包装を剥ぎ取り、大助のそれに被膜をあてがう。
普段は大助が知らない間に付けているから……僕は使ったことないし、スキンを付けるのは、実は初めてな、気がする。
「……民人くん、顔赤いよ」
「だって、大助のこんなにまじまじ見たことってあんまりなくて」
「さっきまで触ってたのに」
「そうだけど、これ、使ったことないし……」
「使ったことないのに、俺のにつけてるんだ?」
「い、言わないでよ……」
変な緊張と恥じらいで震える手で、見よう見まねでくるくると被服を下ろす。
それを見てか、大助は眉尻を下げながら笑った。
「ごめん、つい、嬉しくて意地悪言っちゃった。こんな光景……夢みたいで」
「もう……。じゃあ、入れるから……」
上体を起こした大助の首に手を回して、ゆっくりとまたがる。
彼のそれに手を添えて腰を下ろすと、ピタリとそれの先端が、僕の後孔に密接した。
「んぅ……」
そのまま腰を下ろし続けて、プツリと、彼の先端を収める。
そして一息ついて、さらに奥へと押し進める。
「あぁ……」
指とは比べものにならない圧迫感に声が溢れる。
「そう、ゆっくりしないと、こわれちゃうから」
いつも、じっくりと大助が押し分けて入ってくる感覚を思い出して、奥まで押し込めていく。
「んっ、ふ……」
「ァ、……民人くん、むり、しないで」
大助の欲望を根本まで咥えたとき、彼が唸る。
「あ、んっ……しばらく、このままいたい」
彼の首に手を回して、口吻をねだる。
大助も笑顔で応じてくれて、下半身と同じくらい深く、深く、舌が絡み合う。
動きたい、でも、動くのが勿体ない。
そんな葛藤をしながら、ひたすら彼の口腔を侵す。
大助の質量が、少しだけ僕の中で増した、ような。
「ん……ァ、みんと、くん」
「はぁ……ん……だいすけぇ……」
腰をくねらせて、彼の中心を肉壁で感じる。
そのたびに、大助は息を漏らす。
僕も彼を目一杯感じたくて、締め上げるように下半身に力を込める。
「大助の……アツい……」
唇が離れたとき、彼のそれを擦り上げるように、身体を上下させてみた。
ぎし、ぎしと、ベッドのスプリングが軋む。
「んっ……はぁ……あ、アッ……」
硬い、愛しいそれが身体を出入りする感覚に、思わず声があふれる。
「ァ、みんと、くん、……ッハ……きつ……」
反動なのか、大助が動いているのか。
「あ、ああっ、そこ、あっ……だいすけぇ……っ……」
わからないけれど、自分が動いている以上の刺激が体内を貫き、大助にしがみついて快楽に耐える。
「は、あっ……みんと、くん」
時折、首筋に大助の吐息が当たる。
彼の左手は僕の腰を掴み、僕の律動を支える。
右手はいたずらに僕の脚や、腰をなぞる。
「あ、だいすけぇ、だめ、そこっ」
彼から与えられる、その僅かな刺激にも身体が震え、彼の熱をより知覚する。
その度、意識が飛びそうになるくらい、強い快楽を覚える。
飛びたくない。
もっと、ずっと、大助を感じていたい。
そんな自分の意識とは裏腹に、秘部は彼の欲望を締め上げ、ゴリゴリと僕のナカを突き上げる先端が奥に届くのをより一層際立たせる。
「は、はあっ……みんとくん、気持ちいい」
こみ上げる快楽にあえぐ彼の声に、満たされる。
「んっ……あ、奥、キてる、……ああっ」
「すごい、……ァ、民人くん、自分で……いいとこ、っ……当ててる」
「やだ、……あっ、言わないで、っハア……」
「ハァ、おれも、……締まって、イイ、イキそう……」
その言葉を聞いて、腰を思い切り大助に打ち付けるように上下する。より一層身体を揺さぶり、彼のそれを締め付ける。
「はぁ、あっ……大助の、アツい……んあ、あっ、ああっ」
「あ、はあ……ア、みんとくん、アッ……も、イク……」
びくり、と大助の身体に力が入り、彼のそれが脈動する。
「ん、ああ……ア……大助ぇ……」
彼のそれを搾り取るように、ゆっくりと上下する。
本当は、もっと強い刺激がほしいけれど。
大助は荒い呼吸を抑えるように口を手で覆いながら、僕を煽るような視線で見つめる。
「はあ……民人くん、まだ足りないって顔してる……」
そう言って、彼は僕を優しく抱き、ベッドに寝かせる。
まだ熱いそれを引き抜き、彼の放った欲望を溜めた被膜を引き剥がす。
「んんっ……」
「変えるから、待ってて」
額に、頬に、唇に、彼の口付けを受けながら、ガサゴソとビニールの破ける音を聞く。
程なくして、はしたなくより強い刺激を求めるそこに、ひやりとした質量があてがわれるのを感じた。
「あっ……大助ぇ……」
足元を見やれば、大助の腰が、僕にピッタリとくっついている。
「ごめんね民人くん、今日は俺のほうが先にイッちゃったから……」
再び元気を取り戻したそれが、すんなりと僕のナカをかき分けて入ってくる。
「ん、ああ……」
「今度は一緒にイこうね」
耳元で、特別甘い声で囁かれて、全身の血が沸く。
敏感になった身体が、大助の熱を知覚する。
「ふふ、締まった。……じゃあ、動くから」
彼が腰を打ち付けるたび、先程までとは違うところを抉られる。
大助の知り尽くした……僕も知らなかった、僕の弱いところ。
いつもは焦らされながら刺激されるそこを、今日は容赦なく突いてくる。
「あ、ああ、はぁ、アッ……だいすけぇ……あ、ああっ……」
「んっ……ハァ……民人くん……気持ち良さそ……」
「あ、ああ、んっ……っはぁ、きもち、……あっ……」
先程まで大助の上で乱れていたせいで、額に滲んだ汗を、優しく拭われる。
そしてそのまま、優しい口づけがふりかかる。
ついばむように何度か音を立てたあと、酸素を求めて薄く開いた口の中を、大助の舌が侵す。
ぎゅうと身体を抱きしめられて、もう、全部ひとつになってしまったような錯覚に陥る。
「ン……アア……だいすけぇ……」
「ハ、……っ、みんと、くん……好き……」
「あっ、ああ……だいすけぇ……すき……ぼくも……っ!」
ぼんやりと天井を見つめながら、僕を愛おしそうに呼ぶ大助の声を聞く。
もう、されるがままで、それが心地よくて。
触れられていない僕の中心からは、トロリとした液が滴っているのを感じた。
「は、ンア……ほんと、止まんない……」
快感に漏らす大助の息が、耳元を刺激する。
そのたびに体の芯が熱くなって、絶頂に誘われる。
「あ、大助ぇ……あ、なんか、はぁ、クる……」
身体がずっと敏感になって、彼につきあげられるたび、何かがこみ上げてくる。
彼は優しく、僕の頬を撫でて微笑む。
「うん、いいよ、イって」
そう言った彼の手が僕の腰を撫でたとき、その刺激で何かが爆ぜた。
「ん、あ、ああっ……はぁ……あっ……!」
ビクリ、と身体に力が入り、彼をいっそう締め付ける。
「っ……!」
その刺激で彼のそれもまた膨れ上がり、僕の最奥で動きを止めた。
「ああ……大助の、ナカで動いてる……」
「っ……そんなこと言わないでよ、また立つじゃん」
「……なんでだよ」
「だって……民人くんのナカに俺のが、入ってるって思ったら……」
赤面してそういう彼がおかしくて、嬉しくて、つい口元が緩む。
「もう……大助ってほんとに、余裕あるのかないのかわかんないね」
「無いよ、余裕なんて……まだちょっと緊張するよ。好きな人抱くんだから。俺が慣れるまで付き合ってくれる? 一生かかるかもしれないけど」
困ったように笑いながらそんなことを言う彼の表情がなんだか眩しくて、つい目をそらして悪態をついてしまう。
「なにそれ……身体がいくつあっても足りないかも」
なんだか、大助にお膳立てしてもらった気がしなくもないけど。
包装を剥ぎ取り、大助のそれに被膜をあてがう。
普段は大助が知らない間に付けているから……僕は使ったことないし、スキンを付けるのは、実は初めてな、気がする。
「……民人くん、顔赤いよ」
「だって、大助のこんなにまじまじ見たことってあんまりなくて」
「さっきまで触ってたのに」
「そうだけど、これ、使ったことないし……」
「使ったことないのに、俺のにつけてるんだ?」
「い、言わないでよ……」
変な緊張と恥じらいで震える手で、見よう見まねでくるくると被服を下ろす。
それを見てか、大助は眉尻を下げながら笑った。
「ごめん、つい、嬉しくて意地悪言っちゃった。こんな光景……夢みたいで」
「もう……。じゃあ、入れるから……」
上体を起こした大助の首に手を回して、ゆっくりとまたがる。
彼のそれに手を添えて腰を下ろすと、ピタリとそれの先端が、僕の後孔に密接した。
「んぅ……」
そのまま腰を下ろし続けて、プツリと、彼の先端を収める。
そして一息ついて、さらに奥へと押し進める。
「あぁ……」
指とは比べものにならない圧迫感に声が溢れる。
「そう、ゆっくりしないと、こわれちゃうから」
いつも、じっくりと大助が押し分けて入ってくる感覚を思い出して、奥まで押し込めていく。
「んっ、ふ……」
「ァ、……民人くん、むり、しないで」
大助の欲望を根本まで咥えたとき、彼が唸る。
「あ、んっ……しばらく、このままいたい」
彼の首に手を回して、口吻をねだる。
大助も笑顔で応じてくれて、下半身と同じくらい深く、深く、舌が絡み合う。
動きたい、でも、動くのが勿体ない。
そんな葛藤をしながら、ひたすら彼の口腔を侵す。
大助の質量が、少しだけ僕の中で増した、ような。
「ん……ァ、みんと、くん」
「はぁ……ん……だいすけぇ……」
腰をくねらせて、彼の中心を肉壁で感じる。
そのたびに、大助は息を漏らす。
僕も彼を目一杯感じたくて、締め上げるように下半身に力を込める。
「大助の……アツい……」
唇が離れたとき、彼のそれを擦り上げるように、身体を上下させてみた。
ぎし、ぎしと、ベッドのスプリングが軋む。
「んっ……はぁ……あ、アッ……」
硬い、愛しいそれが身体を出入りする感覚に、思わず声があふれる。
「ァ、みんと、くん、……ッハ……きつ……」
反動なのか、大助が動いているのか。
「あ、ああっ、そこ、あっ……だいすけぇ……っ……」
わからないけれど、自分が動いている以上の刺激が体内を貫き、大助にしがみついて快楽に耐える。
「は、あっ……みんと、くん」
時折、首筋に大助の吐息が当たる。
彼の左手は僕の腰を掴み、僕の律動を支える。
右手はいたずらに僕の脚や、腰をなぞる。
「あ、だいすけぇ、だめ、そこっ」
彼から与えられる、その僅かな刺激にも身体が震え、彼の熱をより知覚する。
その度、意識が飛びそうになるくらい、強い快楽を覚える。
飛びたくない。
もっと、ずっと、大助を感じていたい。
そんな自分の意識とは裏腹に、秘部は彼の欲望を締め上げ、ゴリゴリと僕のナカを突き上げる先端が奥に届くのをより一層際立たせる。
「は、はあっ……みんとくん、気持ちいい」
こみ上げる快楽にあえぐ彼の声に、満たされる。
「んっ……あ、奥、キてる、……ああっ」
「すごい、……ァ、民人くん、自分で……いいとこ、っ……当ててる」
「やだ、……あっ、言わないで、っハア……」
「ハァ、おれも、……締まって、イイ、イキそう……」
その言葉を聞いて、腰を思い切り大助に打ち付けるように上下する。より一層身体を揺さぶり、彼のそれを締め付ける。
「はぁ、あっ……大助の、アツい……んあ、あっ、ああっ」
「あ、はあ……ア、みんとくん、アッ……も、イク……」
びくり、と大助の身体に力が入り、彼のそれが脈動する。
「ん、ああ……ア……大助ぇ……」
彼のそれを搾り取るように、ゆっくりと上下する。
本当は、もっと強い刺激がほしいけれど。
大助は荒い呼吸を抑えるように口を手で覆いながら、僕を煽るような視線で見つめる。
「はあ……民人くん、まだ足りないって顔してる……」
そう言って、彼は僕を優しく抱き、ベッドに寝かせる。
まだ熱いそれを引き抜き、彼の放った欲望を溜めた被膜を引き剥がす。
「んんっ……」
「変えるから、待ってて」
額に、頬に、唇に、彼の口付けを受けながら、ガサゴソとビニールの破ける音を聞く。
程なくして、はしたなくより強い刺激を求めるそこに、ひやりとした質量があてがわれるのを感じた。
「あっ……大助ぇ……」
足元を見やれば、大助の腰が、僕にピッタリとくっついている。
「ごめんね民人くん、今日は俺のほうが先にイッちゃったから……」
再び元気を取り戻したそれが、すんなりと僕のナカをかき分けて入ってくる。
「ん、ああ……」
「今度は一緒にイこうね」
耳元で、特別甘い声で囁かれて、全身の血が沸く。
敏感になった身体が、大助の熱を知覚する。
「ふふ、締まった。……じゃあ、動くから」
彼が腰を打ち付けるたび、先程までとは違うところを抉られる。
大助の知り尽くした……僕も知らなかった、僕の弱いところ。
いつもは焦らされながら刺激されるそこを、今日は容赦なく突いてくる。
「あ、ああ、はぁ、アッ……だいすけぇ……あ、ああっ……」
「んっ……ハァ……民人くん……気持ち良さそ……」
「あ、ああ、んっ……っはぁ、きもち、……あっ……」
先程まで大助の上で乱れていたせいで、額に滲んだ汗を、優しく拭われる。
そしてそのまま、優しい口づけがふりかかる。
ついばむように何度か音を立てたあと、酸素を求めて薄く開いた口の中を、大助の舌が侵す。
ぎゅうと身体を抱きしめられて、もう、全部ひとつになってしまったような錯覚に陥る。
「ン……アア……だいすけぇ……」
「ハ、……っ、みんと、くん……好き……」
「あっ、ああ……だいすけぇ……すき……ぼくも……っ!」
ぼんやりと天井を見つめながら、僕を愛おしそうに呼ぶ大助の声を聞く。
もう、されるがままで、それが心地よくて。
触れられていない僕の中心からは、トロリとした液が滴っているのを感じた。
「は、ンア……ほんと、止まんない……」
快感に漏らす大助の息が、耳元を刺激する。
そのたびに体の芯が熱くなって、絶頂に誘われる。
「あ、大助ぇ……あ、なんか、はぁ、クる……」
身体がずっと敏感になって、彼につきあげられるたび、何かがこみ上げてくる。
彼は優しく、僕の頬を撫でて微笑む。
「うん、いいよ、イって」
そう言った彼の手が僕の腰を撫でたとき、その刺激で何かが爆ぜた。
「ん、あ、ああっ……はぁ……あっ……!」
ビクリ、と身体に力が入り、彼をいっそう締め付ける。
「っ……!」
その刺激で彼のそれもまた膨れ上がり、僕の最奥で動きを止めた。
「ああ……大助の、ナカで動いてる……」
「っ……そんなこと言わないでよ、また立つじゃん」
「……なんでだよ」
「だって……民人くんのナカに俺のが、入ってるって思ったら……」
赤面してそういう彼がおかしくて、嬉しくて、つい口元が緩む。
「もう……大助ってほんとに、余裕あるのかないのかわかんないね」
「無いよ、余裕なんて……まだちょっと緊張するよ。好きな人抱くんだから。俺が慣れるまで付き合ってくれる? 一生かかるかもしれないけど」
困ったように笑いながらそんなことを言う彼の表情がなんだか眩しくて、つい目をそらして悪態をついてしまう。
「なにそれ……身体がいくつあっても足りないかも」
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