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ふたりの内緒
ふたりの内緒 5
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大助は僕の果てたばかりのそこに、自身をあてがう。
「そういえば言ってなかったけど」
「んっ……」
求めていた質量が、すぐそこにある。
「俺も毎日、ひとりでシてたよ」
肉壁を押し分けて、大助のそれが侵入してくる。
「んっ……ううっ……」
「民人くんの声聞いてたら、会いたくなって、やっぱり一緒に来てもらえれば良かったと思った」
「……今度は、一緒に、行こうね」
「うん。……じゃあ民人くん、動くよ」
大助の昂りが、指では届かなかった場所を貫く。
「あぁっ……んぅっ……!」
その圧迫感が嬉しくて、大助の首に腕を回す。
「でも、ずっと好きな人が目の前にいるのに、……っ、一緒に住んでるのに、触れられなかったのに比べたら、……くっ、……数日なんて」
眉をしかめながら絞り出すような本音に、心をかき乱される。
僕たちの贅沢な欲求不満は、たしかに、数ヶ月前には思いもしなかったことだった。
「あっ……はぁ、だい、すけぇ……っ」
僕の腰を掴み、最奥へと自身を打ちつける。
突き上げられるたびに大助のそれがこすれて、指とは比べものにならない快楽に全身が喜ぶのを感じた。
「っ……民人くん、あのとき、民人くんのこと、抱きしめてよかった」
「ん、はぁ、あっ……ああっ……」
「アっ……あの人に、醜い、嫉妬だったけど……っ、よかった」
大助の、声が、表情が、僕のことをどれだけ想っているか伝わってきて、胸がいっぱいになる。
「ん、っふ、あ、アっ……アァッ、んっ……!」
その感情が快楽に上乗せされて、いつも以上に大助を感じてしまう。
首筋に、チクリと跡を上書きされる。
その悦びに、大助の自身を締め上げる。
身体が、大助を好きだと、好きで好きで、おかしくなりそうだと悲鳴を上げる。
「ンっ、民人くん、ほんと、良い声…アアッ……」
額に口づけながら、快楽に声を漏らす。
「くちに、して」
「嫌だ、声、聞きたいから」
思わずでた言葉に、意地悪な笑みで返される。
時折、僕があえぎ声を聞かれるのが恥ずかしくて、口づけをねだるのを悟っている。
「ん、あ、ああっ……ハ、ハァ、あっ……」
「イッたら好きなだけ、してあげるから」
そう言って、僕のだらしなく上下する中心を、強く握りしめる。
「ああっ……そこ、だめ、も、イくっ……!」
急な快感に、あらがえず精を垂れ流す。
その様を、大助がうっとりとした表情で捉える。
「……はあ、民人くん、すごい、しまってる。俺もイきそうだった」
ピストンを止めた大助は、白濁が散らされた僕の腹を優しく指でなぞる。
「はぁっ……大助、見ないで……」
「だから、エロすぎて、見ないと勿体ないんだって」
まだ、大助のそれは固いままで、果てていなくて。
それでも、僕の絶頂に約束通り、深い、深い口づけをくれる。
イったばかりで全身が敏感な僕の腰に腕を回し、つながったままで体勢を起こした。
「あっ……んんっ……大助ぇっ……!」
座った大助の上に、僕がまたがって大助を受け止める体勢になった。
ぐりぐりと身体の中をうごめくそれが、僕自身の重さで、深くに突き刺さる。
「民人くん、俺も、イかせてよ」
「待って、イったばっかでっ……あぁっ……!」
僕の太ももを掴み、ゆさゆさと腰を揺らす。
力を抜くと、奥に突き刺さる。
でも、力を入れたら、大助を全身で感じてしまう。
快楽の逃げ場がなくて、大助に強くしがみつく。
「ハァ、み、民人くん、耳元で、エッチな声……」
「や、あっ……止めてっ……これ、だめ、おかしくなるっ……」
「んっ……民人くん、俺で、おかしく、なって」
「あっ……はぁっ、だい、すけっ……んぁっ……」
大助の背中に爪を立てると、それすらもいとおしいというように、恍惚とした表情で僕を見つめる。
「もっと、俺にも、跡つけて。俺と民人くんが、セックスした証」
「はぁっ……やりたくて、やってんじゃ、っ……ぁあっ」
「好き、民人くんの全部、好き、全部欲しい」
大助は余裕をなくしたとき、衝動的に僕に愛をささやく。
「あっ、だいすけぇ、好きぃ……はぁんっ、つよいっ……」
「あっ……も、ヤバい……民人くん、イくっ……」
僕を突き上げる速度が速くなり、そして、ビクン、と僕の最奥で大助は果てた。
「あっ……大助の、ナカで、っ……!」
脈打つ恋人のそれの感覚に、自らも何度目かの絶頂を迎える。
それを名残惜しむかのように、被膜越しに爆ぜたそれの形を知覚するように、僕のナカがうごめくのを感じる。
「……はぁ、民人くん、好き」
息も絶え絶えな僕に、触れるだけの口づけを降らす。
「っ……はぁ、大助ぇ……」
「しばらく、このままにしてていい?」
大助が入ったままの僕の下腹部を、指刺しながら、甘い声を出す。
「……うん……僕から、離れないで」
「そういえば言ってなかったけど」
「んっ……」
求めていた質量が、すぐそこにある。
「俺も毎日、ひとりでシてたよ」
肉壁を押し分けて、大助のそれが侵入してくる。
「んっ……ううっ……」
「民人くんの声聞いてたら、会いたくなって、やっぱり一緒に来てもらえれば良かったと思った」
「……今度は、一緒に、行こうね」
「うん。……じゃあ民人くん、動くよ」
大助の昂りが、指では届かなかった場所を貫く。
「あぁっ……んぅっ……!」
その圧迫感が嬉しくて、大助の首に腕を回す。
「でも、ずっと好きな人が目の前にいるのに、……っ、一緒に住んでるのに、触れられなかったのに比べたら、……くっ、……数日なんて」
眉をしかめながら絞り出すような本音に、心をかき乱される。
僕たちの贅沢な欲求不満は、たしかに、数ヶ月前には思いもしなかったことだった。
「あっ……はぁ、だい、すけぇ……っ」
僕の腰を掴み、最奥へと自身を打ちつける。
突き上げられるたびに大助のそれがこすれて、指とは比べものにならない快楽に全身が喜ぶのを感じた。
「っ……民人くん、あのとき、民人くんのこと、抱きしめてよかった」
「ん、はぁ、あっ……ああっ……」
「アっ……あの人に、醜い、嫉妬だったけど……っ、よかった」
大助の、声が、表情が、僕のことをどれだけ想っているか伝わってきて、胸がいっぱいになる。
「ん、っふ、あ、アっ……アァッ、んっ……!」
その感情が快楽に上乗せされて、いつも以上に大助を感じてしまう。
首筋に、チクリと跡を上書きされる。
その悦びに、大助の自身を締め上げる。
身体が、大助を好きだと、好きで好きで、おかしくなりそうだと悲鳴を上げる。
「ンっ、民人くん、ほんと、良い声…アアッ……」
額に口づけながら、快楽に声を漏らす。
「くちに、して」
「嫌だ、声、聞きたいから」
思わずでた言葉に、意地悪な笑みで返される。
時折、僕があえぎ声を聞かれるのが恥ずかしくて、口づけをねだるのを悟っている。
「ん、あ、ああっ……ハ、ハァ、あっ……」
「イッたら好きなだけ、してあげるから」
そう言って、僕のだらしなく上下する中心を、強く握りしめる。
「ああっ……そこ、だめ、も、イくっ……!」
急な快感に、あらがえず精を垂れ流す。
その様を、大助がうっとりとした表情で捉える。
「……はあ、民人くん、すごい、しまってる。俺もイきそうだった」
ピストンを止めた大助は、白濁が散らされた僕の腹を優しく指でなぞる。
「はぁっ……大助、見ないで……」
「だから、エロすぎて、見ないと勿体ないんだって」
まだ、大助のそれは固いままで、果てていなくて。
それでも、僕の絶頂に約束通り、深い、深い口づけをくれる。
イったばかりで全身が敏感な僕の腰に腕を回し、つながったままで体勢を起こした。
「あっ……んんっ……大助ぇっ……!」
座った大助の上に、僕がまたがって大助を受け止める体勢になった。
ぐりぐりと身体の中をうごめくそれが、僕自身の重さで、深くに突き刺さる。
「民人くん、俺も、イかせてよ」
「待って、イったばっかでっ……あぁっ……!」
僕の太ももを掴み、ゆさゆさと腰を揺らす。
力を抜くと、奥に突き刺さる。
でも、力を入れたら、大助を全身で感じてしまう。
快楽の逃げ場がなくて、大助に強くしがみつく。
「ハァ、み、民人くん、耳元で、エッチな声……」
「や、あっ……止めてっ……これ、だめ、おかしくなるっ……」
「んっ……民人くん、俺で、おかしく、なって」
「あっ……はぁっ、だい、すけっ……んぁっ……」
大助の背中に爪を立てると、それすらもいとおしいというように、恍惚とした表情で僕を見つめる。
「もっと、俺にも、跡つけて。俺と民人くんが、セックスした証」
「はぁっ……やりたくて、やってんじゃ、っ……ぁあっ」
「好き、民人くんの全部、好き、全部欲しい」
大助は余裕をなくしたとき、衝動的に僕に愛をささやく。
「あっ、だいすけぇ、好きぃ……はぁんっ、つよいっ……」
「あっ……も、ヤバい……民人くん、イくっ……」
僕を突き上げる速度が速くなり、そして、ビクン、と僕の最奥で大助は果てた。
「あっ……大助の、ナカで、っ……!」
脈打つ恋人のそれの感覚に、自らも何度目かの絶頂を迎える。
それを名残惜しむかのように、被膜越しに爆ぜたそれの形を知覚するように、僕のナカがうごめくのを感じる。
「……はぁ、民人くん、好き」
息も絶え絶えな僕に、触れるだけの口づけを降らす。
「っ……はぁ、大助ぇ……」
「しばらく、このままにしてていい?」
大助が入ったままの僕の下腹部を、指刺しながら、甘い声を出す。
「……うん……僕から、離れないで」
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