半身転生

片山瑛二朗

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第5章 第十五次帝国戦役編

第371話 星屑集め

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 ズキズキと波のように押し寄せてくる頭痛は、決して二日酔いによるものだけではない。
 勿論昨日飲み過ぎたことを否定する気は彼には無かったが、流石にそれだけではここまで深刻な頭痛を引き起こすことは無い。
 ハルツの身体に襲い掛かるそれは、大部分がストレス性の頭痛だった。
 勝利の美酒に酔いしれて、夢見心地の中気分よく就寝したはずなのに、朝4時半に起こされてこの騒ぎ。
 目の前には完全武装のパーティーメンバーと、同じく黒鎧に身を包んだアラタの姿があった。

「……今度はなんだ」

「河川敷の2個師団が壊滅したらしいです。緊急事態に付き俺の責任で206にも指示を出しました」

「あー…………分かった。分かったが……」

 言葉の意味的には理解できていても、現実に対する理解が追いつかない。
 負けた? 公国軍が?
 ついこの前コテンパンにやっつけたというのに?
 こちらの勢力は1万4千、敵軍は5千にまで減ったのに?
 約3倍近い戦力差を再度覆されての敗北?
 やはりハルツの中で理解が追いついていない。

「ハルツさん、出撃です」

「誰の命令だ?」

「自分が考えました。ルークさんたちも納得してくれています」

「そういうことだ。ハルツ、5時に間に合わないようならお前はここを守れ」

 揺れる頭を押さえながら、ハルツは耳を澄ませた。
 外ではまだ日が明けたばかりだというのに、時間帯に似つかわしくない喧騒が聞こえてくる。
 そしてそのどれもが活気よりも怒気を孕んでいた。
 ただごとではない、ドッキリでもないと考える。
 ハルツはベッドから起き上がると、掛けてあった鎧に手を伸ばした。

「レイン、俺の分の馬を頼む」

「ばっちり準備できてます」

「じゃあ後はルークさんお願いします。俺は中隊の指揮に戻るので」

「おう」

 足早にその場を後にしたアラタを見送ると、タリア、ジーン、レインも退席した。
 個々人に出撃準備があるからだ。
 唯一ルークだけが残留したのは、ハルツに作戦の次第を説明するためである。

「報告を頼む」

「準備しながら……それと取り乱さずに聞け」

 慎重に言葉を選んで伝えなければ、ハルツの心が不調をきたした場合任務どころではない。
 ルークは精一杯善処した。
 公国軍の敗北が昨日伝わってきたこと。
 兵士は散り散りになってなおも追撃を受けていること。
 司令官アイザック・アボット大将が自刃したこと。
 全て隠さずに、かつ最大限オブラートに包んで説明した。
 その甲斐あってか、ハルツは話を聞き終わった今もこうして正気を保ち続けていた。

「この後の予定を教えてくれ」

「情報によると、敵軍も随分と間延びしてきているらしい。アラタたちはそれを攻撃して生き残りの兵士をかき集めるつもりだ」

「出撃する要員は?」

「騎兵35騎に歩兵65名、合計100名だ」

「足りない。すぐにレイクタウンを捨てて後退すべきだ」

「俺らもそう考えたさ。ただ、川での戦いで敵も多少損耗したとして、4千は動いている。まあミラにいる1万の兵士は無傷な訳だが……あっちはあっちで2万6千を相手にしているんだ、流石に厳しいだろうさ。後ろに下がったとして、位置的にミラが孤立するのは避けたいし、それなら残党をかき集めるのは必須になる」

「ルークお前……無茶を言うようになった」

「アラタを見ているとついな、俺もまだ走れそうな気がしてくるんだよ」

 照れ隠しに笑ってみせたルークの口元には、うっすらとほうれい線が見え隠れしている。
 まだまだ若いと言っても、肉体労働の極致にある冒険者、兵士の現場寿命は非常に短い。
 スポーツ選手が30代、人によっては20代で引退することを鑑みればわかりやすかろう。
 そんな彼が、まだ頑張れると言っている。
 若いのには負けられないと、息巻いている。
 ハルツも人並みに、おだてられれば立ち上がる。
 パーティーの仲間がやる気なのに、自分はやめとくとは言えない。

「……ハァ。まったく、まだ当分楽できそうにないな」

「お前楽したことないだろ」

「それもそうだ」

 ルークはそれからハルツが着替え終わるまで、現状の説明を追加で施していた。
 ハルツの懸念としては、この街にいる最高位階級である中隊長が2人とも留守にしていいのか、敵襲があった時に対応しきれるのかという点だ。
 正直、そこは半分諦めるしかないとルークは言う。
 これはアラタやその仲間の受け売りだがと前置きしたうえで、彼はこの街を放棄する心づもりであることを打ち明けた。

「住人は納得したのか?」

「ラパンがうまくやっているらしい。コネをフル活用して混乱を抑え、避難先で仕事を斡旋すると約束までしている」

「どうなっても知らんぞ」

「でもよ、おかげで避難はメチャ速いぜ」

「……なるようにしかならないか」

「そのとーり」

 着替え終わり、馬にまたがって東門に向かっている最中も、ハルツは未だ混乱の渦中にあった。
 味方の敗北、司令官の自死、目まぐるしく変わる戦況。
 どれもアラタやルークが昨日味わったものを、温め直して口にしている。
 ハルツにとっては新鮮そのもので、実に衝撃的な情報だ。
 アイザックとほとんど面識のないハルツは、アラタほどダメージを負っていない。
 まあ、軍のトップが死亡するというショックの受け取り方はアラタよりも真正面から立ち向かってしまう分、彼の方が傷は深いとも言える。
 しかしそれでも、男は戦わねばならない。
 まだ折れるわけにはいかない。
 国民が、仲間が、家族が帰りを待っている。
 それと同時に、勝利を祈っている。
 碌に仕事をしないこの世界の神に代わって、人の祈りは人が叶えねばならない。

 午前4時55分、東門前に作戦参加者全員が集合した。
 比重としてはアラタ中隊長率いる第301中隊の方が重く、ハルツ率いる206中隊は選りすぐりを寄越してきた。
 第32特別大隊の中でも、クレスト家やクラーク家の色が濃い206中隊。
 1192小隊が抜けた穴は大きいが、決して戦力的には低くない。
 探索、潜伏、少人数行動に長けた、兵士の皮を被った冒険者たち。
 今回の任務にうってつけの人選だ。
 先頭に立つのは銀星のアラタ。
 その隣にハルツ・クラークが立つ。

「ハルツさん、お願いします」

「いや、今回はお前が仕切れ」

 率いる規模は共に中隊。
 冒険者のランクも共にBランク。
 年齢、家の格式、人格、人望でハルツに軍配が上がるのは明白でも、今日はアラタが主役だ。
 流石にさっきまで寝ていた人よりは適任かと、アラタもすんなり受け入れた。

「……頑張ります」

「しっかりな」

 黒い鎧は、東から出ずる朝日を浴びて色を飛ばしていた。
 陰影が濃く浮かび上がる中、アラタは陽を背にして部下に語り掛ける。

「知っての通り、第2、第3師団が敗けた」

 淡々と伝えられる事実が、一同に重くのしかかる。

「ついこの間まで一緒に戦った仲間も、恐らくは多くが死んだ」

 さらに隊員たちの顔が曇る。

「けどよ、だから何だってんだ」

「一回敗けたら終了? 戦争が終わる? そう思っている奴はここにはいねーと思う、俺はそんな奴を選んだ覚えはねえ」

「今回の戦争、仕掛けてきたのも侵略してきたのも、共に向こう側だ。なら、あいつらが負けを認めるまで俺は戦いをやめるつもりは無い。カナンの土地から一人残らず叩きだすまで俺は止まらねえ」

「ただ、俺一人じゃ無理だ」

 息を切らしながら語り続けていたアラタが、ようやく息を継いだ。
 一度しっかりと息を吐き出して、それから吸い込む。
 2回の深呼吸の後、十分に溜めを作ってから解放した。

「仲間を救うための力を俺に貸せ。国を守る想いを俺に預けろ。必ず倍にして返す、約束だ」

 ハルツをはじめ、アラタの素行に詳しい人間は面白かった。
 ギャンブルで大金を溶かしたアラタがそんなことを言ったのだから。
 往来で大公の娘であるノエルに泣かれ、後日父親にこってり絞られたのは広く知られてしまっている。
 だが、彼に賭けてみたいとも思った。
 融資に必要なのは資産ではない。
 確かに資産があればそれを担保に借り入れをすることは容易になるが、本質的ではない。
 金融関係者は、信用に、信頼に金を貸すのだ。
 アラタは確かに驚くほど金がない。
 子供同然であるシルがひと財産築いているというのに、彼は未だにお小遣い制度に縛られている。
 そんな彼でも、信用はある。
 来る日も来る日も戦い続けてきた鋼の意志に対する信用だ。
 信頼もある。
 戦争が始まってから幾度となく激戦地を潜り抜けてきたという信頼と実績だ。
 兵士の心は十分にほぐれ、一つになった。

「味方を助ける、敵は撃滅する。いいな!」

「「「おおおぉぉぉおおお!!!」」」

「俺についてこい! 出撃だ!」

※※※※※※※※※※※※※※※

「で、実際どうなんすか? 見つけられると思っています?」

 東南東方面を中心に部隊を展開したその中央付近、大地を駆けるのは騎兵20からなる1192小隊中心の中核部隊だ。
 アラタの隣を並走するカロンは、興味半分、不安半分聞いてみる。
 それに対してアラタは少し考えこむ仕草を見せた。
 彼はまだこの作戦の可能性を掴み切れずにいた。
 最高の策ではなく、最良の策を選んだ、そんな感覚である。

「分からん!」

「マジっすか。あんなに大見得切ってたのに?」

「流石に狩り尽くされてるとは思わないけど、多分大部分は捕まっているはずだと思う」

「投降します? 捕まったら拷問ですよ?」

「向こうも数千人の捕虜全員を拷問するほど余裕は無い。じゃあ自分は大丈夫だと考えるのはなにもおかしくないだろ?」

「まあ……でも自分なら怖くてその場で死んじゃいますよ」

「それはお前が拷問する側だからだろ」

「バレました?」

「経験してれば、捕まっても大丈夫なんて考えないと思うんだけどな」

 途中から拷問談議にシフトしていく中、前方を索敵していたキィが何かを見つけた。

「何かいる! アラタ!」

「展開! 索敵班は随時報告!」

 みるみる間に馬が散開して、扇状に陣形を整えた。
 この行動速度の高さが精鋭部隊としての一端を垣間見せる証左かもしれない。
 キィはなおも先頭で目を凝らし続け、ついには正体を掴んだ。

「戦ってる! 騎兵無し!」

「ワイドに戦うぞ! 弓と魔術に注意しながら仕掛ける!」

 アラタはドバイの手綱を少し緩めて速度を上げる。
 一番槍などに興味は無くても、敵が油断しているうちに大きいのをお見舞いしてやるのは大好きだから。

「味方がいれば敵を蹴散らして救出! いいな!」

 公国東部サタロニア地方レイクタウン郊外。
 アラタとハルツ率いる救出部隊の長い1日が幕を開けた。
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