9 / 18
花嫁修行3日目・婚約の印(ミノリ)
しおりを挟む
【3日目(発情度5%)】
「ただいま」
ドアの音に続いたヴァンさんの声に、わたしはシチューのお鍋の火を止めて、お出迎えに行きました。
「おかえりなさい!」
嬉しくってヴァンさんに飛びつくと、抱き上げてくるくる回して、キスもしてくれました。
「ごきげんだな、ミノリちゃん」
「はい! ね、ごはんとお風呂どっちにしますか?」
「水浴びてくる」
ヴァンさんはわたしを下ろすと、お風呂に行きました。
わたし、水音をききながら、お風呂の籠にお着替えと布を入れて、ついでに今日何回目かわからないくらいの鏡を覗き込みます。わたしの首には、プロポーズの翌日にもらった、ヴァンさんの毛並みと同じ茶色の、革の婚約首輪があって、見るたび嬉しくなっちゃいます。
正面には、金色の輪っかが光っています。結婚式で、ここにつけるベルを贈ってくれるんですって。待ち遠しいです。
ヴァンさんのシャワーの間に、シチューを深めのお皿によそって、カトラリーと並べます。野菜が好きなヴァンさんのために、大きなボウルいっぱいのサラダも用意してます。いつも綺麗にたくさん食べてくれるから作りがいがあるの。
整えた食卓を見ていたら、胸の奥がぽうっと温かくなってきました。
お嫁さん。
わたし、ヴァンさんのお嫁さんにしてもらえるんです。幸せすぎて、ずっと気持ちがふわふわしてます。
「ミノリちゃん」
「きゃっ、はいっ!」
気がついたら、ヴァンさんが戻ってきてました。
「美味そう。喰っていい?」
ごはんのことだってわかってるのに、どきどきしてきちゃう。
「はい、どうぞ……あっ」
耳、ぺろって舐められて、でも、ヴァンさんはそれ以上はせずに椅子にかけました。舐めるのは獣人のヴァンさんの軽いスキンシップなんです、これくらい普通です。
でも、すこし、いやらしい気分になりかけたのを隠して、わたしも座ってお夕飯を一緒に食べました。
お夕飯のあと、わたしもシャワーを浴びます。
お腹には、ぽつんとちいさな赤い丸印。プロポーズをうけたあと、ヴァンさんに避妊と痛み止めの印から書き換えてもらったんです。
お腹に指を沈められて、女の子の一番大事な部分にスルスル指を滑らせられる感覚は、思い出しても身震いしちゃうくらい……怖いのに、気持ちよくて。
気がついたときには、前はハートの中に花が咲いているような大きな印だったのが、今みたいな形に変わっていました。
これは、月下の薔薇っていう、婚約の印。この世界の結婚の準備なんです。
28日間、満月が欠けて、再び満ちるまでの間、この薔薇をお腹に宿して身を慎んで……つまり、挿入しないで……育てると、印を刻まれた身体は、花嫁さんになるのに相応しく清められます。
薔薇が成長して根を張ることで、擬似的に処女の印が再生する……らしいです。
結婚式で、夫になるひとに抱いてもらって……性交は本来子供を宿すための神聖なものだから、恥ずかしくないんですって……28日の貞淑の証を破って、祭壇に血を流すのが、正式な結婚の誓いになるそうです。
わたし、はじめては触手の魔物の催淫でほとんど覚えてないから、印で再生したものであっても、やり直しさせてもらえるみたいで、嬉しいです。
そういう儀式をやってもらえるのも、ヴァンさんが本気なんだって思えて安心します。
綺麗な薔薇が咲きますように、ってお祈りして、そっとお腹の印を撫でます。
ひと月なんて、きっとあっという間。えっちだって……その、少し、寂しいけど、ヴァンさんのお嫁さんになるためなら、我慢します。できます。
それはそれとして。
男のひとの欲求に関しては、別の話です。
「無理しねえでいーよ?」
「やです、させてください」
ベッドに座ったヴァンさんは笑って、わたしの頭を撫でてくれます。わたしは床に座って、ヴァンさんの脚の間に入って。毛皮の上からもしっかり筋肉がついているのがわかる、太腿に手を置いて、おちんぽにそっとキスします。
ちゅ、むちゅっ……ちゅぷっ……。
舌を出して、舐め上げて、唾液を絡めると、反応してくれて、硬く大きくなっていきます。
こんな暴れんぼうのおちんぽ、ひと月も放っておくなんてできるわけないです。わたしがえっちできないからって、他の女の子と遊んだりしたら、嫌。でも、ヴァンさんに我慢させるのも、嫌。
だから、そこに入れてもらうことはできないけど……わたしから、ヴァンさんを悦ばせてあげられる方法を、覚えたいの。
「ミノリちゃんはいいお嫁さんになるよ。楽しみだ」
ヴァンさんに教えてもらって、好みのおちんぽのしゃぶり方をおさらいします。たまたまの裏まで丁寧に舐めて、はむはむって唇で挟んだり。たっぷり唾液を垂らして、手で扱き上げて、おちんぽの先っぽの段差のところを、舌先でくるっとなぞったり、裏筋を舐め上げたり……。
ヴァンさんの熱々おちんぽの匂いに、おまんこが疼きます。花嫁修行中なんだから、ちゃんとしなくちゃ……!
でも、ヴァンさんはそんなことお見通しでした。
「ミノリちゃん、パンツ脱いで」
「えっ……」
「いーから、ほら」
脱いで、横に退けておこうとしたのに、取り上げられちゃいました。欲しがりのおつゆでぐちゅぐちゅになったパンツを、ヴァンさんはつまみ上げてクンクンって嗅いでます。
恥ずかしくって顔が熱くなってきます。わたし、我慢できますって偉そうに言ったくせに……!
「ヴァンさん、お願い、返してぇ……」
「だめ。なあ、俺のちんぽしゃぶってこーなったんだ?」
「……うぅ……ごめんなさい……」
「謝ることねえよ。欲しいよな。いつも頑張ったあとはハメてやってたもんな」
白のシルクにレースのついたパンツを、返してくれるかと思ったら、ヴァンさんはおちんぽにくるっと巻きつけました。濡れた布地が、ぺたっと張り付いてます。
「女の下着ってスベスベでいーよな。これすげえミノリちゃんの匂いするし。ほら、続きやってよ」
わたし、自分のえっちなおつゆで濡れたパンツで、ヴァンさんのおちんぽをしごかされて……でも、ヴァンさんは、それがすごく気に入ったみたい。
「あー、いい。出そ……口開けて」
大きく口を開けると、ヴァンさんは、おちんぽの先をわたしの舌に擦り付けました。ぶびゅっ!びゅっ!って、濃いお子種が口いっぱいに流し込まれます。一生懸命受けようとしたけど、口から溢れちゃいます。ヴァンさんは無理に流し込もうとはしなくて、お射精の止まらないおちんぽをわたしの口から外しました。わたしがとっさにお椀の形にして差し出した手に、パンツが乗せられて、その上に、びゅるびゅるって続きがかけられて……。
恥ずかしいのに、こんなの、変態さん、みたいなのに。
わたし、パジャマを着たままで、ヴァンさんからはぜんぜん触ってもらってないのに。
口にヴァンさんの満足した証を飲ませてもらって、わたしの愛液とヴァンさんの精液でどろどろになったパンツを見て……ぞくぞくってして、イっちゃいました……。
ヴァンさん、一回だけじゃ全然満足できないと思うんですけど、もう充分って言ってくれました。
気持ちを落ち着けたかったのと、着替えをしたくて、もう一度シャワーを浴びます。
うずうずするお腹を確かめたら……ただのちいさな丸だった印が、変化していました。
丸の周りにくるり、一重の花弁が、広がっていました。
「ただいま」
ドアの音に続いたヴァンさんの声に、わたしはシチューのお鍋の火を止めて、お出迎えに行きました。
「おかえりなさい!」
嬉しくってヴァンさんに飛びつくと、抱き上げてくるくる回して、キスもしてくれました。
「ごきげんだな、ミノリちゃん」
「はい! ね、ごはんとお風呂どっちにしますか?」
「水浴びてくる」
ヴァンさんはわたしを下ろすと、お風呂に行きました。
わたし、水音をききながら、お風呂の籠にお着替えと布を入れて、ついでに今日何回目かわからないくらいの鏡を覗き込みます。わたしの首には、プロポーズの翌日にもらった、ヴァンさんの毛並みと同じ茶色の、革の婚約首輪があって、見るたび嬉しくなっちゃいます。
正面には、金色の輪っかが光っています。結婚式で、ここにつけるベルを贈ってくれるんですって。待ち遠しいです。
ヴァンさんのシャワーの間に、シチューを深めのお皿によそって、カトラリーと並べます。野菜が好きなヴァンさんのために、大きなボウルいっぱいのサラダも用意してます。いつも綺麗にたくさん食べてくれるから作りがいがあるの。
整えた食卓を見ていたら、胸の奥がぽうっと温かくなってきました。
お嫁さん。
わたし、ヴァンさんのお嫁さんにしてもらえるんです。幸せすぎて、ずっと気持ちがふわふわしてます。
「ミノリちゃん」
「きゃっ、はいっ!」
気がついたら、ヴァンさんが戻ってきてました。
「美味そう。喰っていい?」
ごはんのことだってわかってるのに、どきどきしてきちゃう。
「はい、どうぞ……あっ」
耳、ぺろって舐められて、でも、ヴァンさんはそれ以上はせずに椅子にかけました。舐めるのは獣人のヴァンさんの軽いスキンシップなんです、これくらい普通です。
でも、すこし、いやらしい気分になりかけたのを隠して、わたしも座ってお夕飯を一緒に食べました。
お夕飯のあと、わたしもシャワーを浴びます。
お腹には、ぽつんとちいさな赤い丸印。プロポーズをうけたあと、ヴァンさんに避妊と痛み止めの印から書き換えてもらったんです。
お腹に指を沈められて、女の子の一番大事な部分にスルスル指を滑らせられる感覚は、思い出しても身震いしちゃうくらい……怖いのに、気持ちよくて。
気がついたときには、前はハートの中に花が咲いているような大きな印だったのが、今みたいな形に変わっていました。
これは、月下の薔薇っていう、婚約の印。この世界の結婚の準備なんです。
28日間、満月が欠けて、再び満ちるまでの間、この薔薇をお腹に宿して身を慎んで……つまり、挿入しないで……育てると、印を刻まれた身体は、花嫁さんになるのに相応しく清められます。
薔薇が成長して根を張ることで、擬似的に処女の印が再生する……らしいです。
結婚式で、夫になるひとに抱いてもらって……性交は本来子供を宿すための神聖なものだから、恥ずかしくないんですって……28日の貞淑の証を破って、祭壇に血を流すのが、正式な結婚の誓いになるそうです。
わたし、はじめては触手の魔物の催淫でほとんど覚えてないから、印で再生したものであっても、やり直しさせてもらえるみたいで、嬉しいです。
そういう儀式をやってもらえるのも、ヴァンさんが本気なんだって思えて安心します。
綺麗な薔薇が咲きますように、ってお祈りして、そっとお腹の印を撫でます。
ひと月なんて、きっとあっという間。えっちだって……その、少し、寂しいけど、ヴァンさんのお嫁さんになるためなら、我慢します。できます。
それはそれとして。
男のひとの欲求に関しては、別の話です。
「無理しねえでいーよ?」
「やです、させてください」
ベッドに座ったヴァンさんは笑って、わたしの頭を撫でてくれます。わたしは床に座って、ヴァンさんの脚の間に入って。毛皮の上からもしっかり筋肉がついているのがわかる、太腿に手を置いて、おちんぽにそっとキスします。
ちゅ、むちゅっ……ちゅぷっ……。
舌を出して、舐め上げて、唾液を絡めると、反応してくれて、硬く大きくなっていきます。
こんな暴れんぼうのおちんぽ、ひと月も放っておくなんてできるわけないです。わたしがえっちできないからって、他の女の子と遊んだりしたら、嫌。でも、ヴァンさんに我慢させるのも、嫌。
だから、そこに入れてもらうことはできないけど……わたしから、ヴァンさんを悦ばせてあげられる方法を、覚えたいの。
「ミノリちゃんはいいお嫁さんになるよ。楽しみだ」
ヴァンさんに教えてもらって、好みのおちんぽのしゃぶり方をおさらいします。たまたまの裏まで丁寧に舐めて、はむはむって唇で挟んだり。たっぷり唾液を垂らして、手で扱き上げて、おちんぽの先っぽの段差のところを、舌先でくるっとなぞったり、裏筋を舐め上げたり……。
ヴァンさんの熱々おちんぽの匂いに、おまんこが疼きます。花嫁修行中なんだから、ちゃんとしなくちゃ……!
でも、ヴァンさんはそんなことお見通しでした。
「ミノリちゃん、パンツ脱いで」
「えっ……」
「いーから、ほら」
脱いで、横に退けておこうとしたのに、取り上げられちゃいました。欲しがりのおつゆでぐちゅぐちゅになったパンツを、ヴァンさんはつまみ上げてクンクンって嗅いでます。
恥ずかしくって顔が熱くなってきます。わたし、我慢できますって偉そうに言ったくせに……!
「ヴァンさん、お願い、返してぇ……」
「だめ。なあ、俺のちんぽしゃぶってこーなったんだ?」
「……うぅ……ごめんなさい……」
「謝ることねえよ。欲しいよな。いつも頑張ったあとはハメてやってたもんな」
白のシルクにレースのついたパンツを、返してくれるかと思ったら、ヴァンさんはおちんぽにくるっと巻きつけました。濡れた布地が、ぺたっと張り付いてます。
「女の下着ってスベスベでいーよな。これすげえミノリちゃんの匂いするし。ほら、続きやってよ」
わたし、自分のえっちなおつゆで濡れたパンツで、ヴァンさんのおちんぽをしごかされて……でも、ヴァンさんは、それがすごく気に入ったみたい。
「あー、いい。出そ……口開けて」
大きく口を開けると、ヴァンさんは、おちんぽの先をわたしの舌に擦り付けました。ぶびゅっ!びゅっ!って、濃いお子種が口いっぱいに流し込まれます。一生懸命受けようとしたけど、口から溢れちゃいます。ヴァンさんは無理に流し込もうとはしなくて、お射精の止まらないおちんぽをわたしの口から外しました。わたしがとっさにお椀の形にして差し出した手に、パンツが乗せられて、その上に、びゅるびゅるって続きがかけられて……。
恥ずかしいのに、こんなの、変態さん、みたいなのに。
わたし、パジャマを着たままで、ヴァンさんからはぜんぜん触ってもらってないのに。
口にヴァンさんの満足した証を飲ませてもらって、わたしの愛液とヴァンさんの精液でどろどろになったパンツを見て……ぞくぞくってして、イっちゃいました……。
ヴァンさん、一回だけじゃ全然満足できないと思うんですけど、もう充分って言ってくれました。
気持ちを落ち着けたかったのと、着替えをしたくて、もう一度シャワーを浴びます。
うずうずするお腹を確かめたら……ただのちいさな丸だった印が、変化していました。
丸の周りにくるり、一重の花弁が、広がっていました。
1
お気に入りに追加
151
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
彼氏に別れを告げたらヤンデレ化した
Fio
恋愛
彼女が彼氏に別れを切り出すことでヤンデレ・メンヘラ化する短編ストーリー。様々な組み合わせで書いていく予定です。良ければ感想、お気に入り登録お願いします。
軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
【R18】人気AV嬢だった私は乙ゲーのヒロインに転生したので、攻略キャラを全員美味しくいただくことにしました♪
奏音 美都
恋愛
「レイラちゃん、おつかれさまぁ。今日もよかったよ」
「おつかれさまでーす。シャワー浴びますね」
AV女優の私は、仕事を終えてシャワーを浴びてたんだけど、石鹸に滑って転んで頭を打って失神し……なぜか、乙女ゲームの世界に転生してた。
そこで、可愛くて美味しそうなDKたちに出会うんだけど、この乙ゲーって全対象年齢なのよね。
でも、誘惑に抗えるわけないでしょっ!
全員美味しくいただいちゃいまーす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる