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探偵は忍ばず

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土曜の朝 俊は財布を持って外へ出た
今日は宇津木用にスイーツを買って朱狩神社へ向かう予定だった 向かう前に昼ご飯を食べようと思いながら外へ出た
何故か凛と転校生の風香と もう1人誰かがいた 俊はその男子に面識はなかった
その男子に気をとられていると不意に凛が口を開いた

凛 あの… 暇だったらで良いんだけどちょっと付き合ってくれない?

俊 えっと…  別にいいけど… その人は?

名前を聞くと照史と言う名前だった
偶々途中で会ったらしかった
兄さんに用があるみたいだったので兄さんを呼んだ「すぐ行く」と言いバタバタしていたので恐らくアレをやってたんだろうと思いながら凛の要件を聞いた

凛 その… ほら 風香ちゃんってさ転校生でこの街について知らない事がいっぱいあるみたいだから街に詳しい俊を誘おうかなぁって

俊 まぁ… そこまで詳しくは無いけど
趣味が合わなくても良いなら良いよ

凛 じゃあ街案内お願いします

俊 分かった それじゃあ風香さん行きたい所有る?

風香 えっと… 私が決めていいの?

俊 うん そもそもコレ風香さんの為だし

風香は最初 この街の道案内を凛に頼んでいた そして凛は「自分より詳しい人に案内してもらおう」と言いココへ来た
まさか自分が彼を殺そうと記憶が残っていた彼に会うなんて思っても見なかった
風香は罪悪感に苛まれていた
風香には殆どの人が忘れている記憶が有る ソレで俊を殺そうと攻撃した事を覚えていた 照史は「相手は記憶を失ってるから大丈夫」と言っていたが下手をすれば殺していた事を引きずっていた
又同じ事になるのでは無いか もしかしたら覚えてるんじゃないかと内心焦っていた

俊 あの… 風香さん顔色悪いけど大丈夫?

風香 大丈夫… です

俊 顔色悪いって 凛 来るとき何か異常有った?

凛 いや そんな感じしなかった

俊はこの時 すぐさま自分の答えにたどり着いた 初日の凛の説明で嫌われたか男子が苦手かの2択だった
だが隣に今日知った照史がいた為実質1択だった

俊 …… ゴメン 用事思い出した
遅れられない大事な用事が…

凛はすぐさま俊の言いたい事を察した

凛 そっか そういう事ならごめんね
風香ちゃん 行こっか

風香 う… うん…

俊 気をつけて

晴人 ところで俊 お客さんって?

凛達との会話を終えた直後に晴人が2階から下りてきた そして照史の事を言い予定通りにスイーツ店に向かった

俊 えっと 今日は何持って行こうか

俊は財布と相談しながらショートケーキを3つ買っていった そして朱狩神社へ向かっている時に声をかけられた 誰だか知らない少女だった 右眼に眼帯をしていて左眼が赤色だった 身長は恐らく同じ位だった
その少女は息を切らしていたから走って追いかけてきたのだろうと思ったが俊は彼女を知らなかった
そしてその少女は「やっと見つけました」と言ったので知らない日関連だと俊は関連ずけた
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