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第三章 地下水道
第三話 鉄砲百合と土蜘蛛野伏
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前回のあらすじ
女子三人で氷菓を楽しんでいたらやってきたおっさん。
女子に仕事を持ってきたうえご飯を奢ってくれるという光景は非常にいかがわしい。
リリオの手前はっきりと口にすることはないけれど、あたしの中で冒険屋っていうのは基本的に信用ならない連中のことね。個人個人で見ればそりゃあいい人も悪い人もいるけれど、商売として見た場合、冒険屋ってのは常に他者との競争で、騙し合いで、蹴落とし合いよ。
同じ事務所の人間だからって、これは変わらない。
そりゃあ勿論害意や悪意はないかもしれないけれど、うまいことこちらを持ち上げて、うまーく利用しようっていうのは見えている。素直な信頼関係からくるものばかりではないんだと思う。
だからあたしは奢ってくれるとかそういう台詞は基本的に面倒ごとの序曲だとしか思っていないけれど、今日ばかりは同情だ。
なにしろガルディストさんはしょっぱなから間違えてたんだから。
ことリリオに対して何か頼みたいなら、正面から頭を下げてお願いするのが一番楽なんだもの。
いくら面倒ごとでも、リリオは誠実なお願いを断ることはしないし、できない。
そこを小細工を弄しようとするから、こんな目に遭う。
「えーと、それでだな」
「あ、お姉さん、これお代わりお願いします。あと林檎酒も」
「仕事の話なんだが」
「あ、このもも肉の炙りも! 三皿分くらい!」
「なんだが、ねー」
「あ、私も林檎酒」
「林檎酒もう一杯お願いしまーす!」
さすがにウルウも姿を現して席に着いたけれど、そりゃあ好きに注文してくれなんて言ったらこうなるわよ。
八人掛けの卓に四人でかけて、それで卓の上が皿でいっぱい。料理は途切れることがない。
リリオ見た目以上によく食べるし、ウルウはともかく、私も食べるもの。辺境育ちはよく食べるのよ。
しまいには降参だと両手を上げて自分も料理を楽しみ始めるガルディストさんは、そのあたりわかっていなかったとはいえ、切り替えのいい方よね。
そうして席が盛り上がると、周囲もその熱気にあおられて、一皿二皿、一杯二杯と注文が増えるし、そうしてくると酔いが回って腹も満ちて、心づけもついついはずんじゃう。そうすると店の方でも嬉しくなって給仕が良くなってくるから、ますます客も盛り上がる。
これね。これこそいい雰囲気の店ってやつよ。
しばらくそうして早めの夕飯を楽しんで、お腹もいっぱいになったし気分もよくなったし、そろそろ帰ろうかとなって、さすがにガルディストさんが止めた。
「待て待て待て、さすがに帰さんぞー、ここまで飲み食いしやがって」
「えー」
「えーじゃない。遠慮を知れって年じゃないが、どこに入るんだ全く」
「胃袋です」
「二つ位あるんじゃなかろうな」
「二つで済むかしら」
「四つ位ありそう」
「もー!」
「牛さんだ」
ガルディストさんは気分を盛り上げたままに話を誘導するのも得意で、あたしたちは気づけば椅子に腰をしっかり下ろして、林檎酒片手に仕事の話を聞いていた。
「ま、仕事って言ってもいつものドブさらいの延長さ」
「とてつもない延長な気がする」
「そこまでじゃあないさ。そこまでじゃ」
「じゃあどこまでです?」
「ちょっと地下水道まで」
ガルディストさんのにやっとした笑みに、あたしたちはちょっと黙りこんで目を見合わせた。
ウルウは何のことかわからないっていつもの顔で。あたしは面倒ごとの匂いがするって顔で。それから、リリオは、うん、まあ、わかってた。きらきらしてた。
「地下水道! 潜るんですか!」
「ああ、ちょっとな。未開通の通路が発見されたんで、ちょいと何組か御呼ばれしててな」
「うひゃあ! 浪漫です!」
「過去の文献によれば、それなりのお宝はありそうだ。それに、そう、」
「穴守!」
「そいつだ」
「うひゃあ! 冒険です!」
「リリオちゃんなら喜んでくれると思ったぜ」
「もちろん!」
いやなやつね全く。リリオが頷いたら残りの二人もついてくるってわかってるんだから。
ウルウは何にもわかってないから仕方ないんでしょうけど、それにしたって地下水道だなんて。
「ところで」
ウルウが小首を傾げる。
「他の面子は?」
「なんだって?」
「何組か呼ばれてるんでしょう。水道の管理局か、冒険屋組合に」
「ウルウちゃんは目ざといねえ」
「リリオが楽しそうで何よりだけど、隠し事があるなら私は乗らない」
「待て待て待て、隠し事ってわけじゃない。単に俺も詳しく知らないだけだ」
「知らない?」
「事務所あてに依頼が届いたのさ。他の事務所がどこかってのまではわかるが、パーティまでは現地で会わないとわからない」
「杜撰だなあ」
「どうせパーティごとで動くからな」
「で、どっち?」
「何がだい?」
「管理局? 組合?」
「目ざといねえ」
「お陰様で」
「管理局だよ。監督官は付かないが、入り口で待ち構えてるだろうな」
「欲しいのはリリオじゃなくて私?」
「袋をくれるんなら構わないけど」
「駄目。リリオと私はセットだ」
「高くつくかい?」
「掘り出し物次第。捌き方は信頼するよ」
「助かる」
「商談成立ってことで」
「よし乾杯だ」
トストン、トストン! 少しずれながらあたしたちは乾杯の音頭を上げて、酒杯を干した。会話の内容はよくわからなかったけど、ウルウはあれで頭が回るから、ガルディストさんが説明しなかったことを目ざとく聞き出したんだろう。後で詳しく聞いてみようかしら。
まあ、それは、ともかくとして。
「それじゃあ菓子ですね!」
「まだ食うのか!?」
「高い勉強料だったね」
「ええい、もってけ泥棒!」
「よし来た! お姉さん端から持ってきて!」
「少しは遠慮を知れ! おっさんも給料大して変わんねえんだぞ!」
やっぱりこの時期は、氷菓が一番よね。
用語解説
・地下水道
大きめの街には大概存在する、地下に作られた水道。またそれに関連する水道施設。
多くは古代王国時代に作られた遺跡を流用しており、不明な点も多いため、冒険屋が定期的に潜って調査している。
・穴守
古代王国時代の遺跡に存在する守護者の総称。機械仕掛けの兵器であったり、人工的に調整された魔獣であったりする。
・水道の管理局
水道の利用や整備を取り扱う組合。知的労働者や技術者が多く、荒事はあまり得意ではない。冒険屋に相当する自前の荒事部門を作ると冒険屋組合の権益を侵害してしまうので、冒険屋を雇って調査を依頼している。
女子三人で氷菓を楽しんでいたらやってきたおっさん。
女子に仕事を持ってきたうえご飯を奢ってくれるという光景は非常にいかがわしい。
リリオの手前はっきりと口にすることはないけれど、あたしの中で冒険屋っていうのは基本的に信用ならない連中のことね。個人個人で見ればそりゃあいい人も悪い人もいるけれど、商売として見た場合、冒険屋ってのは常に他者との競争で、騙し合いで、蹴落とし合いよ。
同じ事務所の人間だからって、これは変わらない。
そりゃあ勿論害意や悪意はないかもしれないけれど、うまいことこちらを持ち上げて、うまーく利用しようっていうのは見えている。素直な信頼関係からくるものばかりではないんだと思う。
だからあたしは奢ってくれるとかそういう台詞は基本的に面倒ごとの序曲だとしか思っていないけれど、今日ばかりは同情だ。
なにしろガルディストさんはしょっぱなから間違えてたんだから。
ことリリオに対して何か頼みたいなら、正面から頭を下げてお願いするのが一番楽なんだもの。
いくら面倒ごとでも、リリオは誠実なお願いを断ることはしないし、できない。
そこを小細工を弄しようとするから、こんな目に遭う。
「えーと、それでだな」
「あ、お姉さん、これお代わりお願いします。あと林檎酒も」
「仕事の話なんだが」
「あ、このもも肉の炙りも! 三皿分くらい!」
「なんだが、ねー」
「あ、私も林檎酒」
「林檎酒もう一杯お願いしまーす!」
さすがにウルウも姿を現して席に着いたけれど、そりゃあ好きに注文してくれなんて言ったらこうなるわよ。
八人掛けの卓に四人でかけて、それで卓の上が皿でいっぱい。料理は途切れることがない。
リリオ見た目以上によく食べるし、ウルウはともかく、私も食べるもの。辺境育ちはよく食べるのよ。
しまいには降参だと両手を上げて自分も料理を楽しみ始めるガルディストさんは、そのあたりわかっていなかったとはいえ、切り替えのいい方よね。
そうして席が盛り上がると、周囲もその熱気にあおられて、一皿二皿、一杯二杯と注文が増えるし、そうしてくると酔いが回って腹も満ちて、心づけもついついはずんじゃう。そうすると店の方でも嬉しくなって給仕が良くなってくるから、ますます客も盛り上がる。
これね。これこそいい雰囲気の店ってやつよ。
しばらくそうして早めの夕飯を楽しんで、お腹もいっぱいになったし気分もよくなったし、そろそろ帰ろうかとなって、さすがにガルディストさんが止めた。
「待て待て待て、さすがに帰さんぞー、ここまで飲み食いしやがって」
「えー」
「えーじゃない。遠慮を知れって年じゃないが、どこに入るんだ全く」
「胃袋です」
「二つ位あるんじゃなかろうな」
「二つで済むかしら」
「四つ位ありそう」
「もー!」
「牛さんだ」
ガルディストさんは気分を盛り上げたままに話を誘導するのも得意で、あたしたちは気づけば椅子に腰をしっかり下ろして、林檎酒片手に仕事の話を聞いていた。
「ま、仕事って言ってもいつものドブさらいの延長さ」
「とてつもない延長な気がする」
「そこまでじゃあないさ。そこまでじゃ」
「じゃあどこまでです?」
「ちょっと地下水道まで」
ガルディストさんのにやっとした笑みに、あたしたちはちょっと黙りこんで目を見合わせた。
ウルウは何のことかわからないっていつもの顔で。あたしは面倒ごとの匂いがするって顔で。それから、リリオは、うん、まあ、わかってた。きらきらしてた。
「地下水道! 潜るんですか!」
「ああ、ちょっとな。未開通の通路が発見されたんで、ちょいと何組か御呼ばれしててな」
「うひゃあ! 浪漫です!」
「過去の文献によれば、それなりのお宝はありそうだ。それに、そう、」
「穴守!」
「そいつだ」
「うひゃあ! 冒険です!」
「リリオちゃんなら喜んでくれると思ったぜ」
「もちろん!」
いやなやつね全く。リリオが頷いたら残りの二人もついてくるってわかってるんだから。
ウルウは何にもわかってないから仕方ないんでしょうけど、それにしたって地下水道だなんて。
「ところで」
ウルウが小首を傾げる。
「他の面子は?」
「なんだって?」
「何組か呼ばれてるんでしょう。水道の管理局か、冒険屋組合に」
「ウルウちゃんは目ざといねえ」
「リリオが楽しそうで何よりだけど、隠し事があるなら私は乗らない」
「待て待て待て、隠し事ってわけじゃない。単に俺も詳しく知らないだけだ」
「知らない?」
「事務所あてに依頼が届いたのさ。他の事務所がどこかってのまではわかるが、パーティまでは現地で会わないとわからない」
「杜撰だなあ」
「どうせパーティごとで動くからな」
「で、どっち?」
「何がだい?」
「管理局? 組合?」
「目ざといねえ」
「お陰様で」
「管理局だよ。監督官は付かないが、入り口で待ち構えてるだろうな」
「欲しいのはリリオじゃなくて私?」
「袋をくれるんなら構わないけど」
「駄目。リリオと私はセットだ」
「高くつくかい?」
「掘り出し物次第。捌き方は信頼するよ」
「助かる」
「商談成立ってことで」
「よし乾杯だ」
トストン、トストン! 少しずれながらあたしたちは乾杯の音頭を上げて、酒杯を干した。会話の内容はよくわからなかったけど、ウルウはあれで頭が回るから、ガルディストさんが説明しなかったことを目ざとく聞き出したんだろう。後で詳しく聞いてみようかしら。
まあ、それは、ともかくとして。
「それじゃあ菓子ですね!」
「まだ食うのか!?」
「高い勉強料だったね」
「ええい、もってけ泥棒!」
「よし来た! お姉さん端から持ってきて!」
「少しは遠慮を知れ! おっさんも給料大して変わんねえんだぞ!」
やっぱりこの時期は、氷菓が一番よね。
用語解説
・地下水道
大きめの街には大概存在する、地下に作られた水道。またそれに関連する水道施設。
多くは古代王国時代に作られた遺跡を流用しており、不明な点も多いため、冒険屋が定期的に潜って調査している。
・穴守
古代王国時代の遺跡に存在する守護者の総称。機械仕掛けの兵器であったり、人工的に調整された魔獣であったりする。
・水道の管理局
水道の利用や整備を取り扱う組合。知的労働者や技術者が多く、荒事はあまり得意ではない。冒険屋に相当する自前の荒事部門を作ると冒険屋組合の権益を侵害してしまうので、冒険屋を雇って調査を依頼している。
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