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第一章 冒険屋
第十七話 白百合と《踊る宝石箱亭》
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前回のあらすじ
異世界っぽいお店でファンタジーっぽいお買い物をするウルウとリリオ。
しかし MP が たりない!
細々としたお買い物を済ませて、私たちはいったん宿に戻りました。
正確に言うと、宿の部屋に荷物を置いて、それから改めて《踊る宝石箱亭》の酒場に訪れました。
「……酒場」
「違います。違いますからそんな目で見ないでください」
別に昼間っから飲んだくれようというわけではありません。そう言うお客さんもちらほらいるようですけれど。
「えっとですね、冒険屋っていうのは、おじさんみたいに事務所を開いている人の他にも、個人やパーティ単位でやっている人たちも多いんです」
というより、事務所を開くのはある程度お金を貯めて、そして年をとって一線を退いた人たちで、ほとんどの冒険屋は事務所なんか起こせません。既に開いている事務所に所属して、そこで仕事を貰っている人が多いですね。
「それで、そういう事務所に所属している人たちだけでなく、自分で直接依頼を取ってくる人たちも多いんです」
そういう人たちはどこで仕事を探すかというと、それが《踊る宝石箱亭》のような酒場なんです。
酒場っていうのはお酒を飲んで楽しむところなわけですけれど、どうしてもそういうところでは喧嘩や騒ぎがつきものです。なので用心棒を雇うことが多いんですけれど、冒険屋相手では生半な用心棒だと返り討ちにあってしまいます。
なので、おじさんのように事務所が贔屓にするということで目を光らせる代わりに、酒場側でも事務所に便宜を図るというのが昔からの慣習だそうです。その便宜の一つというものが、冒険屋への仕事の斡旋です。
仕事がないと冒険屋というものは穀潰し以外の何物でもなくて、お金がなければすさむ一方、そこにお酒が入れば大荒れに荒れる一方ということで、それなら仕事を与えて程々に不満を抜いてもらおうと、これも治安維持の一つの在り方なわけですね。
それに酒場というものはもともと人が集まるところでもありますから、自然と話は集まりやすいんです。だから冒険屋と酒場の関係が始まった頃には、自然発生的に仕事斡旋所としての面も生まれてきたわけですね。
「おじさんのところで仕事を貰うってのは、まだ所属していない以上できないですから、こうして酒場でお仕事を探そうってわけです」
「成程」
「それに、ここならおじさんも目が届きますから、変な依頼はないだろうっていう安心もあるんでしょうね」
だから紹介してくれたのでしょう。大雑把に見えて目端の利く人なんです。そうじゃないと冒険屋は長生きできないってことでもありますけど。
さて、まだ昼間ということで酒杯を磨きながら暇そうにしている男性が、《踊る宝石箱亭》の店主、ユヴェーロ氏です。
「おや、買い物は済ませたのかい」
「ええ、やっぱり街は品揃えがいいですね」
「お眼鏡に叶ったなら良かったよ。ところで酒かい? 飯かい?」
「お仕事を」
「よし来た。どんな無理難題を吹っ掛けられたって?」
茶目っ気たっぷりに笑いながら、ユヴェーロさんは厨房から仕切り台に手をついて身を乗り出しました。
「乙種の魔獣を一体。面子は私たち二人で」
「そいつぁ無茶だなあ。でもま、辺境から来たんだって? なあに竜より弱いのしかいないよ、安心おし」
ユヴェーロさんは手慣れた様子で棚から紙束を取り出して、バラバラと捲り始めました。
「乙種、乙種ねえ、君たち得物は?」
「私は剣、斧、小刀……まあ大体の長物は」
「私は戦うのは苦手なんだ」
「おーいおいおい、まあいいか。技術は知らんが恩恵は強いようだしね」
「恩恵?」
小首を傾げるウルウにいつもの説明です。
「魔力で身体能力が高まっていることですよ。人を見る仕事が長いと、そういうのわかるらしいです」
「ま、見かけも大事だけど見かけだけじゃないからね。リリオ君は見かけ以上に強いね。乙種も確かに行けなくはない。そっちの、えーと、ウルウ君だったかな。君はえらく強いねえ。でも漠然としかわからない。そう言う恩恵なのかな?」
気さくに会話しながらもユヴェーロさんはよどみなく手を動かして、何枚かの依頼表を仕分けていきます。
「君たち山遊びと川遊びはどっちが好き? 森は駄目だな。ちょっと遠い」
「私は、うーん、川ですかね。ウルウは?」
「君に任せる」
「じゃ川だ。川の魔獣はちょっと面倒くさいがね。君たち泳げる?」
「一応泳げます」
「程々には」
「まあ泳げたって川に引きずり込まれたら大抵死ぬけどねはっはっは」
物凄く陽気に物凄く物騒なことを言われた気がします。でも実際問題、川で暮らしてる魔獣に陸の生き物が挑んだって泳ぎで勝てるわけないですもんね。
「川、川、川ねえ。魚獲る系は多いんだけど……お、魚。そう言えば魚がいたな」
しばらく依頼表を捲って、やがて一枚の依頼表が引き抜かれ、私たちの前に差し出されました。
「乙種魔獣、川、二人がかりでどうにかなりそうなの。装備次第だけどこれならいけるんじゃないかな」
「お、おおおお! こ、これは!」
差し出された依頼表に踊る文字に、私は思わず興奮で飛び上がりそうでした。というか実際飛び上がって、危うくウルウの顎に激突しそうになって、問答無用で押さえつけられました。
「なに」
「これですよ、これ! ほら!」
「……なに?」
「霹靂猫魚の捕獲ですよ!!」
「………『煮ても焼いてもうまい。何より揚げたのがまあ、うまい』」
「そう、それです!」
道中一緒になった旅商人のおじいさんに教えてもらった名物のお魚です。えらくごっつい名前だなーとは思っていましたが、どうも魔獣だったようですね。そりゃあなかなか獲れない訳です。
「山からの雪解け水もぬるくなってきたし、街中の川底の霹靂猫魚が目覚めだしてきていてね。たまに被害が出るから間引いてほしいってさ。専門でやってる冒険屋もいるけど、危険だからあんまりこの依頼人気なくてね」
「やります! 是非とも!」
「ついでに言うと私は霹靂猫魚料理の達人だ」
「卸します! ここに卸します!」
「よし来た。報酬は出来高制。討伐数で基本給。調理できないほどだったら廃棄だけど、傷が少なけりゃ卸した数だけ加算。まあまず無理だけど生きて捕まえられたら特別報酬。質問は?」
「お料理代は!?」
「ご馳走しちゃう」
「行ってきます!」
「まあまあお待ちなさいな」
早速川の水を干上がらせてもと駆けだしそうになりましたが、勇み足はきちんと止めていただけました。
「霹靂猫魚は間抜け面だけど、あれでも乙種の魔獣だからね。きちんとした倒し方を覚えていった方がいい。それに船と道具もいるな。鮮度よく持って帰るなら冷やすための氷精晶もいるかな」
とん、とん、とん、と長卓に倒し方を記した紙片や船の許可証、タモや棹、氷精晶などが並べられていきます。
「捕獲道具一式、今なら安くしとくよ」
「買ったー!」
後ろでウルウの呆れたようなため息が聞こえましたけれど、世の中には欲望と勢いに乗らなければならない時もあるのです。きっと。
用語解説
・竜
生物種としては文句なしに最強の位置にいるナマモノ。臥龍山脈の向こう側に生息しており、時折その切れ目を抜けて辺境にやってくる。
・氷精晶
雪山や雪原などで見つかる雪の精霊の結晶。魔力を通すと冷気を放ち、氷よりも溶けにくく、保冷剤として流通している。
異世界っぽいお店でファンタジーっぽいお買い物をするウルウとリリオ。
しかし MP が たりない!
細々としたお買い物を済ませて、私たちはいったん宿に戻りました。
正確に言うと、宿の部屋に荷物を置いて、それから改めて《踊る宝石箱亭》の酒場に訪れました。
「……酒場」
「違います。違いますからそんな目で見ないでください」
別に昼間っから飲んだくれようというわけではありません。そう言うお客さんもちらほらいるようですけれど。
「えっとですね、冒険屋っていうのは、おじさんみたいに事務所を開いている人の他にも、個人やパーティ単位でやっている人たちも多いんです」
というより、事務所を開くのはある程度お金を貯めて、そして年をとって一線を退いた人たちで、ほとんどの冒険屋は事務所なんか起こせません。既に開いている事務所に所属して、そこで仕事を貰っている人が多いですね。
「それで、そういう事務所に所属している人たちだけでなく、自分で直接依頼を取ってくる人たちも多いんです」
そういう人たちはどこで仕事を探すかというと、それが《踊る宝石箱亭》のような酒場なんです。
酒場っていうのはお酒を飲んで楽しむところなわけですけれど、どうしてもそういうところでは喧嘩や騒ぎがつきものです。なので用心棒を雇うことが多いんですけれど、冒険屋相手では生半な用心棒だと返り討ちにあってしまいます。
なので、おじさんのように事務所が贔屓にするということで目を光らせる代わりに、酒場側でも事務所に便宜を図るというのが昔からの慣習だそうです。その便宜の一つというものが、冒険屋への仕事の斡旋です。
仕事がないと冒険屋というものは穀潰し以外の何物でもなくて、お金がなければすさむ一方、そこにお酒が入れば大荒れに荒れる一方ということで、それなら仕事を与えて程々に不満を抜いてもらおうと、これも治安維持の一つの在り方なわけですね。
それに酒場というものはもともと人が集まるところでもありますから、自然と話は集まりやすいんです。だから冒険屋と酒場の関係が始まった頃には、自然発生的に仕事斡旋所としての面も生まれてきたわけですね。
「おじさんのところで仕事を貰うってのは、まだ所属していない以上できないですから、こうして酒場でお仕事を探そうってわけです」
「成程」
「それに、ここならおじさんも目が届きますから、変な依頼はないだろうっていう安心もあるんでしょうね」
だから紹介してくれたのでしょう。大雑把に見えて目端の利く人なんです。そうじゃないと冒険屋は長生きできないってことでもありますけど。
さて、まだ昼間ということで酒杯を磨きながら暇そうにしている男性が、《踊る宝石箱亭》の店主、ユヴェーロ氏です。
「おや、買い物は済ませたのかい」
「ええ、やっぱり街は品揃えがいいですね」
「お眼鏡に叶ったなら良かったよ。ところで酒かい? 飯かい?」
「お仕事を」
「よし来た。どんな無理難題を吹っ掛けられたって?」
茶目っ気たっぷりに笑いながら、ユヴェーロさんは厨房から仕切り台に手をついて身を乗り出しました。
「乙種の魔獣を一体。面子は私たち二人で」
「そいつぁ無茶だなあ。でもま、辺境から来たんだって? なあに竜より弱いのしかいないよ、安心おし」
ユヴェーロさんは手慣れた様子で棚から紙束を取り出して、バラバラと捲り始めました。
「乙種、乙種ねえ、君たち得物は?」
「私は剣、斧、小刀……まあ大体の長物は」
「私は戦うのは苦手なんだ」
「おーいおいおい、まあいいか。技術は知らんが恩恵は強いようだしね」
「恩恵?」
小首を傾げるウルウにいつもの説明です。
「魔力で身体能力が高まっていることですよ。人を見る仕事が長いと、そういうのわかるらしいです」
「ま、見かけも大事だけど見かけだけじゃないからね。リリオ君は見かけ以上に強いね。乙種も確かに行けなくはない。そっちの、えーと、ウルウ君だったかな。君はえらく強いねえ。でも漠然としかわからない。そう言う恩恵なのかな?」
気さくに会話しながらもユヴェーロさんはよどみなく手を動かして、何枚かの依頼表を仕分けていきます。
「君たち山遊びと川遊びはどっちが好き? 森は駄目だな。ちょっと遠い」
「私は、うーん、川ですかね。ウルウは?」
「君に任せる」
「じゃ川だ。川の魔獣はちょっと面倒くさいがね。君たち泳げる?」
「一応泳げます」
「程々には」
「まあ泳げたって川に引きずり込まれたら大抵死ぬけどねはっはっは」
物凄く陽気に物凄く物騒なことを言われた気がします。でも実際問題、川で暮らしてる魔獣に陸の生き物が挑んだって泳ぎで勝てるわけないですもんね。
「川、川、川ねえ。魚獲る系は多いんだけど……お、魚。そう言えば魚がいたな」
しばらく依頼表を捲って、やがて一枚の依頼表が引き抜かれ、私たちの前に差し出されました。
「乙種魔獣、川、二人がかりでどうにかなりそうなの。装備次第だけどこれならいけるんじゃないかな」
「お、おおおお! こ、これは!」
差し出された依頼表に踊る文字に、私は思わず興奮で飛び上がりそうでした。というか実際飛び上がって、危うくウルウの顎に激突しそうになって、問答無用で押さえつけられました。
「なに」
「これですよ、これ! ほら!」
「……なに?」
「霹靂猫魚の捕獲ですよ!!」
「………『煮ても焼いてもうまい。何より揚げたのがまあ、うまい』」
「そう、それです!」
道中一緒になった旅商人のおじいさんに教えてもらった名物のお魚です。えらくごっつい名前だなーとは思っていましたが、どうも魔獣だったようですね。そりゃあなかなか獲れない訳です。
「山からの雪解け水もぬるくなってきたし、街中の川底の霹靂猫魚が目覚めだしてきていてね。たまに被害が出るから間引いてほしいってさ。専門でやってる冒険屋もいるけど、危険だからあんまりこの依頼人気なくてね」
「やります! 是非とも!」
「ついでに言うと私は霹靂猫魚料理の達人だ」
「卸します! ここに卸します!」
「よし来た。報酬は出来高制。討伐数で基本給。調理できないほどだったら廃棄だけど、傷が少なけりゃ卸した数だけ加算。まあまず無理だけど生きて捕まえられたら特別報酬。質問は?」
「お料理代は!?」
「ご馳走しちゃう」
「行ってきます!」
「まあまあお待ちなさいな」
早速川の水を干上がらせてもと駆けだしそうになりましたが、勇み足はきちんと止めていただけました。
「霹靂猫魚は間抜け面だけど、あれでも乙種の魔獣だからね。きちんとした倒し方を覚えていった方がいい。それに船と道具もいるな。鮮度よく持って帰るなら冷やすための氷精晶もいるかな」
とん、とん、とん、と長卓に倒し方を記した紙片や船の許可証、タモや棹、氷精晶などが並べられていきます。
「捕獲道具一式、今なら安くしとくよ」
「買ったー!」
後ろでウルウの呆れたようなため息が聞こえましたけれど、世の中には欲望と勢いに乗らなければならない時もあるのです。きっと。
用語解説
・竜
生物種としては文句なしに最強の位置にいるナマモノ。臥龍山脈の向こう側に生息しており、時折その切れ目を抜けて辺境にやってくる。
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