130 / 210
第十章 アクロバティック・ハート
第十二話 強くなりたい
しおりを挟む
前回のあらすじ
老人の正体は先代領主であった。
成程誰も文句を言えない訳である。
表彰式が終わり、賞金を受け取り、大会の閉会が宣言された。
組合の冒険屋たちは迅速に片づけを開始し始め、広場はまた忙しない空気が支配しようとしていた。
そろそろ自分達もお暇しようか、それとももう少しゆっくりしていこうか。
鎧も脱いで、臨時施療所でのんびりと温かい甘茶を頂いてくつろいでいた二人のもとにふらっとやってきたのは、一人の老人だった。あの老人だった。
「先ほどは挨拶もせんかったな。アルビトロ・ステパーノじゃ」
それこそ本当に近所のお爺ちゃんといった実にさっぱりとした挨拶に、二人はかえって背筋を正した。
「未来です。さっきはどうも」
「保護者の紙月です」
「お前さんがさっきの鎧の中身か。確かに魔力は同じじゃが、はー、こんなに小さいとはな」
歯に衣着せぬ物言いに未来がムッとすると、老アルビトロは気にした風もなくちょいと屈んで視線を合わせてきた。
「お前さん、盾の騎士とか呼ばれとるが、あんまり実戦経験ないじゃろ」
「むぐ」
「見込みがあるし、わしも暇じゃし、よかったら稽古つけてやろうか?」
「え、いいんですか!?」
「いいとも。暇じゃからな。いつでも来るとええ」
この誘いに未来は大いに喜んだ。
今回のことで、自分の強さというものが過信する程のものではなく、むしろ全然大したものではないということを、文字通り身をもって学んだのである。
「でも未来、魔法使ってたら勝ってたんじゃないか?」
「それじゃダメなんだよ。もっと、強くならないと」
「そうじゃの。基礎ができておった方が、応用もきくしな」
あれだけ簡単に放り投げられてしまったのだから、老アルビトロの強さというものに対する信頼は相当なものである。
いまでも十分に強いと言われようと、負けを経験してしまったからには、ぜひともそれを克服できる強さを得たいのである。
未来は大いに張り切っているようだったが、これで少し困ったのは紙月である。
別に、強くなりたいというのは良いことだと思う。それを無碍に止めるというのはよろしくないことだとも思う。
しかし同時に、相方にばかりあんまり強くなられると、立つ瀬がないのが紙月の立場である。
未来が、紙月という決定力がなければ盾にしかなれない自分のことを卑下するように、紙月は紙月で、盾がなければ安心して戦うこともできない自分の不安定さというものを心の内に弱さとして抱えているのである。
止める訳にもいかない。しかし相方ばかり強くなられるのも困る。
となれば答えは一つである。
「よし、じゃあ俺もお願いします」
「何じゃいお主」
「保護者で、森の魔女の紙月です」
「ほーん」
老アルビトロは紙月の頭の先からつま先までをざっと眺めて、もう一度ほーんと気のない溜息を洩らした。
「わし、おっぱいのない娘には興味ないんじゃけど」
「俺は男です……!」
「男ぉ……?」
再び老アルビトロは紙月の頭の先からつま先まで、特に平らな胸元や、少し大きめのお尻などをざっと眺めて、ほーんと気のない溜息を洩らした。
「趣味は人それぞれじゃけどなあ」
「趣味、では、ない……!」
趣味ではない。
趣味ではないが、最近すっかり慣れてしまっているうえに嫌悪感もないし、ゲーム内装備でない私服も女ものであったりするのでもはや言い訳のしようがない。
仕方ないのだ。
男物で既製品を探そうにも、紙月ではサイズが合わないのだ。
思わず悔しさや恥ずかしさやその他もろもろで赤面する紙月だったが、未来はその肩を叩いた。
「紙月はこれでいいんだよ」
「おお未来……お前だけは俺の味方だぜ……!」
特に中身のあるわけでもない言葉だったが、紙月はそれで満足したらしかった。
満足した紙月は、怪我人が出たからと言われ、臨時施療所の仕事に戻っていった。大会のメインは終わったとはいえ、片付け終わるまでが大会だ。それまでは仕事の内である。
紙月が去った後で、老アルビトロは髭をしごいてフムンと頷いた。
「ミライといったの」
「はい」
「お前さん、あのあんちゃんが好きなのか」
からかうでもなく、真正面からそのように問いかけられ、未来は言葉に詰まった。
いつかその問いかけに向き合う時が来るとは思っていた。しかし、それに対する答えはまだ準備できていなかった。
「そう、なのかは、よくわかんないです」
「まだ難しいか」
「はい。でも。えっと。でも、護りたいんです」
「フムン」
「僕にとっての一番は紙月だし、紙月にとっての一番も、僕であってほしいって、そう思います」
老人はただ頷いて、未来の頭を撫でた。
「思いつめるのは良くないが、しかし、まあ、青春じゃなあ」
用語解説
・アルビトロ・ステパーノ(Arbitro Stepano)
先代スプロ男爵その人。
普通は亡くなる時かよほど体を崩してから爵位を譲るものだが、この爺さん、実に健康体の内にさっさと子に爵位を譲ってしまったようである。
武術の達人で、大酒飲み。
老人の正体は先代領主であった。
成程誰も文句を言えない訳である。
表彰式が終わり、賞金を受け取り、大会の閉会が宣言された。
組合の冒険屋たちは迅速に片づけを開始し始め、広場はまた忙しない空気が支配しようとしていた。
そろそろ自分達もお暇しようか、それとももう少しゆっくりしていこうか。
鎧も脱いで、臨時施療所でのんびりと温かい甘茶を頂いてくつろいでいた二人のもとにふらっとやってきたのは、一人の老人だった。あの老人だった。
「先ほどは挨拶もせんかったな。アルビトロ・ステパーノじゃ」
それこそ本当に近所のお爺ちゃんといった実にさっぱりとした挨拶に、二人はかえって背筋を正した。
「未来です。さっきはどうも」
「保護者の紙月です」
「お前さんがさっきの鎧の中身か。確かに魔力は同じじゃが、はー、こんなに小さいとはな」
歯に衣着せぬ物言いに未来がムッとすると、老アルビトロは気にした風もなくちょいと屈んで視線を合わせてきた。
「お前さん、盾の騎士とか呼ばれとるが、あんまり実戦経験ないじゃろ」
「むぐ」
「見込みがあるし、わしも暇じゃし、よかったら稽古つけてやろうか?」
「え、いいんですか!?」
「いいとも。暇じゃからな。いつでも来るとええ」
この誘いに未来は大いに喜んだ。
今回のことで、自分の強さというものが過信する程のものではなく、むしろ全然大したものではないということを、文字通り身をもって学んだのである。
「でも未来、魔法使ってたら勝ってたんじゃないか?」
「それじゃダメなんだよ。もっと、強くならないと」
「そうじゃの。基礎ができておった方が、応用もきくしな」
あれだけ簡単に放り投げられてしまったのだから、老アルビトロの強さというものに対する信頼は相当なものである。
いまでも十分に強いと言われようと、負けを経験してしまったからには、ぜひともそれを克服できる強さを得たいのである。
未来は大いに張り切っているようだったが、これで少し困ったのは紙月である。
別に、強くなりたいというのは良いことだと思う。それを無碍に止めるというのはよろしくないことだとも思う。
しかし同時に、相方にばかりあんまり強くなられると、立つ瀬がないのが紙月の立場である。
未来が、紙月という決定力がなければ盾にしかなれない自分のことを卑下するように、紙月は紙月で、盾がなければ安心して戦うこともできない自分の不安定さというものを心の内に弱さとして抱えているのである。
止める訳にもいかない。しかし相方ばかり強くなられるのも困る。
となれば答えは一つである。
「よし、じゃあ俺もお願いします」
「何じゃいお主」
「保護者で、森の魔女の紙月です」
「ほーん」
老アルビトロは紙月の頭の先からつま先までをざっと眺めて、もう一度ほーんと気のない溜息を洩らした。
「わし、おっぱいのない娘には興味ないんじゃけど」
「俺は男です……!」
「男ぉ……?」
再び老アルビトロは紙月の頭の先からつま先まで、特に平らな胸元や、少し大きめのお尻などをざっと眺めて、ほーんと気のない溜息を洩らした。
「趣味は人それぞれじゃけどなあ」
「趣味、では、ない……!」
趣味ではない。
趣味ではないが、最近すっかり慣れてしまっているうえに嫌悪感もないし、ゲーム内装備でない私服も女ものであったりするのでもはや言い訳のしようがない。
仕方ないのだ。
男物で既製品を探そうにも、紙月ではサイズが合わないのだ。
思わず悔しさや恥ずかしさやその他もろもろで赤面する紙月だったが、未来はその肩を叩いた。
「紙月はこれでいいんだよ」
「おお未来……お前だけは俺の味方だぜ……!」
特に中身のあるわけでもない言葉だったが、紙月はそれで満足したらしかった。
満足した紙月は、怪我人が出たからと言われ、臨時施療所の仕事に戻っていった。大会のメインは終わったとはいえ、片付け終わるまでが大会だ。それまでは仕事の内である。
紙月が去った後で、老アルビトロは髭をしごいてフムンと頷いた。
「ミライといったの」
「はい」
「お前さん、あのあんちゃんが好きなのか」
からかうでもなく、真正面からそのように問いかけられ、未来は言葉に詰まった。
いつかその問いかけに向き合う時が来るとは思っていた。しかし、それに対する答えはまだ準備できていなかった。
「そう、なのかは、よくわかんないです」
「まだ難しいか」
「はい。でも。えっと。でも、護りたいんです」
「フムン」
「僕にとっての一番は紙月だし、紙月にとっての一番も、僕であってほしいって、そう思います」
老人はただ頷いて、未来の頭を撫でた。
「思いつめるのは良くないが、しかし、まあ、青春じゃなあ」
用語解説
・アルビトロ・ステパーノ(Arbitro Stepano)
先代スプロ男爵その人。
普通は亡くなる時かよほど体を崩してから爵位を譲るものだが、この爺さん、実に健康体の内にさっさと子に爵位を譲ってしまったようである。
武術の達人で、大酒飲み。
1
お気に入りに追加
106
あなたにおすすめの小説
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
2回目チート人生、まじですか
ゆめ
ファンタジー
☆☆☆☆☆
ある普通の田舎に住んでいる一之瀬 蒼涼はある日異世界に勇者として召喚された!!!しかもクラスで!
わっは!!!テンプレ!!!!
じゃない!!!!なんで〝また!?〟
実は蒼涼は前世にも1回勇者として全く同じ世界へと召喚されていたのだ。
その時はしっかり魔王退治?
しましたよ!!
でもね
辛かった!!チートあったけどいろんな意味で辛かった!大変だったんだぞ!!
ということで2回目のチート人生。
勇者じゃなく自由に生きます?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
あなたの冒険者資格は失効しました〜最強パーティが最下級から成り上がるお話
此寺 美津己
ファンタジー
祖国が田舎だってわかってた。
電車もねえ、駅もねえ、騎士さま馬でぐーるぐる。
信号ねえ、あるわけねえ、おらの国には電気がねえ。
そうだ。西へ行こう。
西域の大国、別名冒険者の国ランゴバルドへ、ぼくらはやってきた。迷宮内で知り合った仲間は強者ぞろい。
ここで、ぼくらは名をあげる!
ランゴバルドを皮切りに世界中を冒険してまわるんだ。
と、思ってた時期がぼくにもありました…
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる