3×歳(アラフォー)、奔放。

まる

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本編

北国2。

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堅固な塀の中、城より少し離れた一角に聖ペイダー教会はあった。三角屋根の小さなそこでは、白髪も豊かな初老の司教が迎え入れてくれた。

「お久しゅうございます、守ノ内様」
「どうも。お元気そうですね、リーアムさん」
「お陰様でこの通りです。光の君はお変わりありませんか?」
「ええ。お元気ですよ」
「それは何より。しかし不祥事続きでお心も痛めておりましょう」
「任せると言って放ちきりですからね。疑わずとも信じずの面白いお人なので、問題はないようですよ」
「左様でございましたね。私だけでもしっかりせねばと身も引き締まる思いです」

白眉に埋もれるような細い目は柔和にも垂れ下がった。
暖炉の火も暖かな司教の部屋は物も少なく、リーアム自身も赤紫色の華美な祭服以外は光る物もなく質素であった。

(この爺ちゃんは金ピカしてないな、優しそうだし)

記録端末を手にする雪妃にも柔和な笑みが向く。北国にあってひだまりを思わせるような雰囲気の司教だった。
[北の爺ちゃん、良い人そう]と更新しておいて、ギリョウの冷めた視線に首を捻ってみせた。

「何じゃい、仕事しとるんじゃい」
「…あんたの日記帳じゃないんだ、真面目に記録を取れ」
「あら心外ね、めっちゃ大真面目なのに」
「他のも見たがふざけすぎだ。陛下の目を潰す気か」
「やだよ、あの麗しの姿が痛むなんて。全人類の損失じゃあないか」
「じゃあ真面目にやれ。給料泥棒が」
「ふふん、王さまにもよくやってるって言われたもんね。歩く空気清浄機に清められつつ褒められたもんね」
「不敬を働くな、下等生物め」
「おうおう、まだ不意打ちは狙ってるんだからね。そんな事言うともうケーキ、買ってきてあげないんだからね」

ぐっと詰まるギリョウに、雪妃は微笑み記録端末へと視線を落とした。
弱みを握った分、多少の悪態も涼しく流せるようになった。しかし未だ小憎たらしいその頭に一発を打ち込めてはいない。常に気を張ったようなこの細身の男はあまりにも隙らしき隙がなかった。

「申し訳ない、結界をご覧にいれたいのですがニールがまだ戻っておらず」
「そういえば昨日お見かけしましたかね。お気になさらず、行きましょう」
「あれは仕事もせず城に入り浸りでございまして…力は確かなのですが」
「使えないのなら次に変えましょう。報告しておきますね」
「お手数をおかけ致します。城の者に囲われどうにも」
「困ったものですね、リーアムさんは優秀ですし聖女は不要です?」
「恐縮です。幸い私ひとりでも回っております故、志願がなければそのように」
「心得ました。伝えておきます」

守ノ内の微笑む顔に頷いて、特記欄にも打ち込んでおいた。
コートを羽織りなおしマフラーを巻く頃、カツカツと音を鳴らして甘やかな姿が息を切らし登場した。

「ただ今戻りましたあ、皆様お揃いですね」
「ニール、何をしておったか。時間は守りなさい」
「ユアンたちとお話を。いつも皆が中々帰してくれなくって」
「中枢の皆様をお待たせしたのだ、きちんとお詫びをなさい」
「はあい。ごめんなさあい」

困り顔で上目遣いに見られると、何でも許してしまいたくなる。雪妃は可愛いなあと頬を緩めながら、すり寄ってくる華奢な姿に首を振ってみせた。

「大丈夫、丁度出る所だったしね」
「お優しいんですね雪妃様。心の広い人って私、尊敬しちゃいます」
「いえいえ、普通の広さでございますよ」
「皆が雪妃様には気を付けろと言うんですけど、そんな事ないよね?女の子同士仲良くしたいなあ」
「御意に。喜んで」
「嬉しいな、雪妃様の優しい所、私大好きです」

はにかみ笑んでぴとりと腕にくっついてくるニールへと、雪妃は参ったなあと笑みを返した。昨日の一件も水に流せる程の美少女の甘い香りに酔いしれつつ、白銀の世界へと踏み出した。


***


「お見事です、問題なさそうですね」

城下町への門の近く、見張り台へと登った。一望しつつ守ノ内は感心したように呟いた。

「恐縮です。寒さで獣も少なく、この辺りは落ち着いてございますよ」
「成る程、良い事ですね」
「素人目にも大変素晴らしく見えるねえ、守ってます!って感じで」
「左様でございますか。録事様にそう言って頂けると光栄です」
「いえいえ、わたくしなど大した玉でもありませぬので、勿体のうございます」
「ご活躍はこの僻地まで届いておりますよ。守ノ内様も良き伴侶を得られました」
「ええ。その通りなんです」

にこりとして守ノ内は雪妃の上に積もる雪を払った。フードを被せてやるついでに額に口付け、顰められる顔に笑みを深めた。

「特に問題はないと聞いてましたが、そのようですね」
「はい。陛下の統治も恙無く、皆安心して暮らせております」
「良い国ですね。警備が薄いのも平和の証ですか」
「仰る通りです。寒さが老体に堪えるくらいのものでございます」
「本当に冷えるもんねえ、ご自愛くださいませよ」
「はい。有難く存じます」

細い目は柔らかく笑む。ふと向けた視線の先に、フードの下の眉も俄かに寄せられた。

「ただ、唯一の問題と言いましょうか気がかりと言いましょうか…殿下とはお会いになりましたか」
「ええ。つまらない顔ふたつ、城でお見かけしましたかね」
「左様でございますか。陛下ともお話をされたでしょうが、次期国王の問題が少々」

リーアムの視線を追うと、兵卒ふたりを見上げて微笑むニールの姿があった。照れたようにも苦くにも笑うアンシェスとアサヒ。遠慮なく触れてくる聖女に少し緊張の色も見て取れた。

「わあ、鍛えてるのね。私逞しい人って大好きなの」

分厚いコートの上から分かるものなのかどうかは不明だが、ニールは興奮気味にふたりの二の腕や腹筋あたりを弄っていた。

「全てを任せて守ってもらいたくなっちゃう。素敵ね軍人さんって」
「あはは。言われ慣れてなくて戸惑ってしまいますねえ」
「そうなの?こんなに素敵なのに、アンシェスもアサヒも。あ、ギリョウだっけ、あなたも本当に綺麗な顔をしてますよね」

渋い色を隠しもしないギリョウは、矛先を向けられ顔を顰めて後ずさった。上目遣いの愛らしい顔はひょこりと寄って微笑みを浮かべる。

「クールなの?照れ屋さんなのかしら、私どっちも大好きよ」

悪態を飲み込んで、ギリョウは視線を逸らし遠く結界を睨めつける。可愛いのね、と笑ってニールはその背をつついた。

「…相談役の任があるとはいえ、国政にまで口を挟むまいと身の程を弁えてはおります。しかし殿下の素行には陛下共々頭を悩ませておりまして」
「そうですね、とんだ愚息だとお聞きしましたよ」
「はい…ユアン様はカリスマ性はありますが横暴な面も。コルン様は聡明ですが無慈悲な面も。そしてどちらも、あれにかまけて国財から湯水の如く貢いでおりまして」
「あちゃあ…それはいただけませんなあ」

色とりどりの装飾品に祭服も着ず贅沢な縫製のドレスばかり。身の回りの品々も美容費も全てがそうだという。
大国の寵姫のような扱いを誰しもが受け入れる。少しでも意を唱える者は追放、と恐ろしくも雪妃は聞きながら、無邪気にも笑んでいる聖女を見遣った。

「春からですので、ここ数ヶ月の有様でございます。このままでは国も傾きかねません」
「それは困っちゃいますね。もうひとりは病弱なんでしたっけ」
「はい…第三王子のアリン様は真面目な方なのですが気も弱く、兄君たちを差し置いてはと部屋にこもりきりでございます」
「ははあ…えらいこっちゃだねえ」
「まさしくです。騎士団の一部もニールの私兵の如き有様。かといってあれを故郷に帰すを許されはしませんでしょう」
「面倒ですね。皆しておかしくなっちゃいましたか」
「ある意味そうなのかもしれません。確かに見目良い娘ですが、果たしてそれだけでああも惑わせるものなのでしょうか」

ふうとリーアムは嘆息を漏らす。
眉を寄せながら記録を取り、雪妃は少し苦くも吐き出した。

「もしかして、また大陸がどうのってやつ?」
「可能性はありますね。ただ、あちらに何の益もありません。大陸の王様が欲しがるようなものは、この地にはないでしょうし」
「はい。雪に閉ざされた地です、近くとも大陸の者が出入りする様も見かけません」
「ええ。あれはただの厄介な存在ですかね。早急に手を打ちましょう」

微笑む守ノ内はどうしたものかと算段する。面倒であれば斬ればいい、と極端な発想が主な男を察して、雪妃はじとりと空色の頭を見上げた。

「ダメだよ、物騒なのは」
「ふふ。それしか思いつかないんですが、どうしましょう」
「こらこら、厄介でも女の子だからね」
「そうですか、お嬢さんがそう言うなら他を考えないとですね」
「うむ…しかしそんな困ってるならどうにかしないとだもんねえ」

脳内お花畑の男どもを説き伏せるのは無理難題すぎるだろうし、と雪妃は唸る。

「馬鹿息子どもは勘当して、三番目の子に継がせるとか、可哀想かなあ?」
「はい。その話も少しございます。今まともなのはアリン様のみですし」
「では、そのように進めてみてください。国の事は私もさっぱりでお役に立てず」
「滅相もございません。有事の際には是非ともお力添えを賜りたく存じます」
「ええ。そちら方面であればお任せください」

微笑む守ノ内に、安堵したようにリーアムは手袋をすり合わせた。
冷えちゃうよね、と雪妃はマフラーを解いて司教の首へとひと巻き重ねてやって、まだ何やら楽しそうに笑い合うふわふわした空間を見遣った。

「おーい、そろそろ戻らんかね」
「はあい。お話楽しくって。ね?」
「それはようござんした。司教さまと先に戻るし、そのままお楽しみ頂いてても」
「本当?どうする?まだ私とお話したいよね」
「ああ、えっとですね」
「おうおう、凍えないようにあったかい所で続きをどうぞ」
「録事殿、僕も戻りますよ」 
「はい、自分もご一緒に」
「いいのに、折角の聖女さまだしさあ」
「そう言わず、中佐とのあれこれに水を差させてくださいよ」
「へいへい、何もありませんよ」

含み笑いを漏らすアンシェスの腕を殴ると粉雪が舞った。
ムッとしても可愛いニールの顔が見えた気がしたが、見てない事にして先に階段を降りる司教に続いた。
不意にきゃあと短く悲鳴が後ろから上がる。
トトと何段が踏みしめて、ニールは雪妃の前を行く守ノ内の背へとしがみついた。

「おわ、聖女さま大丈夫?」
「ご、ごめんなさい守ノ内様」

怪訝と眉を寄せる守ノ内へと、ニールは頬を染め高く見上げた。

「今度は何です?」
「い、いえ。気のせいだと思うんですが、雪妃様が急に足を引っかけて…でもまさか、そんな事は。ね、気のせいよね?」
「へ?わたし?」

素知らぬ顔で守ノ内の背へと頬を寄せるニールに、雪妃は訝しむように眉を寄せた。

「わしゃあ、かわいこちゃんにそんな真似せんわい。ギリョちゃんにならするけどさあ」
「…何だって?」
「ふふん、またつるーんって滑ってごらんよ」
「黙れ、ふざけた事を」
「まあまあ、後ろの人に足引っかけるなんて荒技、後続の僕らの目には映りませんでしたけどねえ」
「そう、そうよね、きっとそうだわ。私ったらドジっ子だから」
「気を付けてね聖女さま。場所変わる?勝永の背中ならいくらでも突進していいからね」
「うん…ありがとう。でも、後ろから急に押したりしない?」

舌打ちするギリョウに微笑んでいると、ニールは小さく震えて守ノ内の背をそっと握りしめた。

「ほえ?何故?」
「だって雪妃様、時々怖い目で私を見るから…不安なの」
「ぶええ?それは申し訳なく…決して下心を持っている訳では、とも言い切れませぬが」
「私に嫌がらせをした女の子たちを思い出すの。守ノ内様、どうかお守りください」

(どういうこっちゃ…吾輩そんなやらしい目で見ちゃってたのか?)

ううむと唸りつつも反省する。美少女を見る自分はそんなに怖いのか、と中枢へと戻ったら光の君を眺める顔を誰かに確認してもらう事を心に深く、刻んだ。

「本当に、つまらない人ですね」

深く息を吐いた守ノ内の顔が向いて、ニールは困ったようにも優しく微笑んだ。

「はい…でも雪妃様を責めないでください。嫉妬されやすいのもきっと、私にも悪い所が」
「悪いんですが、興味がないんです。お嬢さん以外に」
「え…?」
「目障りですよ、そういうのは。次はないと私、言いましたよね」
「な、何の事でしょう?私はただ、意地悪をされて、それが不安で」

びくりと身を離すニールに、守ノ内はにこりとして腰元に手を落とした。
ああ、とアンシェスは額に手を当て、ギリョウは目を見開いた。

「分からない人ですね。お嬢さんを煩わせるのは全て、斬りますよ」 
「こら、馬鹿者。やめなさいよ」

柄に伸びる手に重ねて、雪妃は呆れたように守ノ内を見上げた。

「相手はかわいこちゃん、いけません」
「でもね、お嬢さん」
「いーのいーの。ほら、早く行くよ」 

ぺしりと守ノ内の腕を殴ると、トントンと先に階段を降りてリーアムの困り顔へと苦笑を向けた。
肩を竦めて後に続いた守ノ内へ、切り詰めた表情のギリョウと不思議そうな顔をしたアサヒも従う。
命拾いしましたねえ、と乾いた笑いのアンシェスの腕をニールはぎゅっと抱え込んだ。

「何あれ。皆この私より雪妃様なの?」

今回は役得もどきのお裾分けのようである。アンシェスはふわふわした毛皮のコートの感触を有難く受けながら、下がりがちな眉をさらに地面へと向けた。

「録事殿へのちょっかいは控えた方が身の為ですかねえ」
「そんなの知らないわ。私は何もしてないのに、いつも女の子が嫉妬して意地悪をしてくるのよ?」
「それは大変ですねえ。でもそういうのは、守ってくれる皆さんが居る時にしないと、無意味なようですねえ」

柳眉が顰められ、しかしすぐににっこりと甘やかに笑みの形を取る。

「アンシェスが守ってくれるんでしょ?」
「僕ですか?勿論ですよ」
「嬉しい。そうよね、雪妃様も可愛いけどやっぱり私よね」

安堵したように手を離してあくまでもふんわりと居続ける少女は、ある意味分かりやすい。
姉妹に囲まれて育ったアンシェスは、女の可愛らしさもその醜さも知らしめされてはいる。それを踏まえてもニールの姿は可愛らしくも、そして酷く滑稽にも映った。

「僕はドロドロしたの、面白くて好きなんですけどねえ。相手はきちんと見極めないとです。そんなに死に急ぐ事もないのに」
「何?好きって私?やだ、アンシェスったら」
「あはは。幸せそうで良いと思いますよ」
「うん、皆に愛されて私幸せよ。何でも許されるし、なんでもしてもらえるの。意地悪する子もすぐ居なくなるしね。だからお礼に私も、皆に愛を与えるの」

鼻歌混じりに、階段を足取りも軽く降りていく華奢な背を苦笑で見遣った。極寒の地の一部の人々は、長閑な春の陽気に当てられたかのように、夢心地に包まれているのかもしれない。

「浅はかなものですねえ、だからこそ皆守りたくなるんでしょうか」
「うん?良いのよアンシェス、皆に嫉妬しないで。私は優しいあなたが大好きよ」
「わあ、有難いですね」
「ユアンたちが居ると皆ヤキモチ焼いちゃうから。でもあなたが大切なの、信じてくれる?」

無垢な微笑みだった。
きっと本人に悪気はないのだろうと思うと、苦笑を返す他なかった。初心な少年の反応も見てみたかったなあ、とアンシェスはアイスブルーの頭を浮かべてひとり楽しく肩を揺らした。

「明日お戻りでございましたか、今宵も陛下の元でお休みに?」
「ええ。つまらない顔が並ぶと思うと気も引けるんですが、夜皆でお食事でしたもんね」
「教会にも客間は狭くもございます、必要でしたらお声がけを」
「助かります。面倒そうであればお邪魔をしましょう」
「ご馳走は嬉しいけど、あの顔ぶれと思うとねえ…無心で食べよう」
「そうです、気にせずたらふく食べてくださいよ」

しんしんと降り積もる雪景色は、重たい雲の下でも目にも鮮やかに映る。
軽蔑するようなあの瞳たちも、ご馳走を前には霞むだろう。雪妃は気楽に構えて晩餐を心待ちにし、頬を緩ませた。




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