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黒星はその呪いから逃れることができるのか?
道端のカメが小学生にいじめられていた。
黒星はその日むしゃくしゃしていたので、亀をいじめていた小学生たちに、「うるせぇ!」と怒鳴り声をあげた。
「うわ!変な奴が来た!!」と失礼なことを言いながら、逃げていく。
黒星はもがいている亀を冷たい目で見ると、しゃがんみこんで、亀をうつ伏せにしてやった。
「そのまま干からびちまえ」
笑うと、そのまま家に帰った。
その晩黒星は、不思議な夢を見た。
あの道端の亀が、黒星に向かっていったのだ。
『お前を呪う。懺悔するがいい』
そんな亀の言葉を、夢の中で黒星はせせら笑ってやった。
その朝は何事もなく、黒星は高校に通学した。
黒星は電車通学だ。案の定満員電車で、電車の中へと一歩踏み出し、そのまま段差につまずいて転んだ。その拍子に、サラリーマンの男の股間にダイブした。
『ああう!??』
倒れたサラリーマンが、悲痛な声を上げる。
黒星は最悪だと、口を拭いた。
それが始まりだった。
転んだ拍子に、黒星の制服のズボンとトランクスが何故か破れた。しかも尻の部分だ。
一回家に帰るかな?と黒星は考えたが、一階学校に行って、ジャージに着替えればいいかと、上着を腰に巻いて隠すことにした。
サラリーマンサイド
その日沢崎滝は、電車に乗っていた。会社がブラック企業で、もう上司からのモラハラで限界だった。
上司を殺して、自分も死のうかと考えた。
けれども急に男子高校生が、沢崎の股間に飛び込んできた。
倒れこんだ沢崎は、不思議な解放感の股間で、もうすべてが馬鹿馬鹿しくなり、会社を辞めようと考えた。
いつかあの男子高校生にお礼を言いたいなと、馬鹿なことを考え、沢崎はくすりと、笑った。
道端のカメが小学生にいじめられていた。
黒星はその日むしゃくしゃしていたので、亀をいじめていた小学生たちに、「うるせぇ!」と怒鳴り声をあげた。
「うわ!変な奴が来た!!」と失礼なことを言いながら、逃げていく。
黒星はもがいている亀を冷たい目で見ると、しゃがんみこんで、亀をうつ伏せにしてやった。
「そのまま干からびちまえ」
笑うと、そのまま家に帰った。
その晩黒星は、不思議な夢を見た。
あの道端の亀が、黒星に向かっていったのだ。
『お前を呪う。懺悔するがいい』
そんな亀の言葉を、夢の中で黒星はせせら笑ってやった。
その朝は何事もなく、黒星は高校に通学した。
黒星は電車通学だ。案の定満員電車で、電車の中へと一歩踏み出し、そのまま段差につまずいて転んだ。その拍子に、サラリーマンの男の股間にダイブした。
『ああう!??』
倒れたサラリーマンが、悲痛な声を上げる。
黒星は最悪だと、口を拭いた。
それが始まりだった。
転んだ拍子に、黒星の制服のズボンとトランクスが何故か破れた。しかも尻の部分だ。
一回家に帰るかな?と黒星は考えたが、一階学校に行って、ジャージに着替えればいいかと、上着を腰に巻いて隠すことにした。
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けれども急に男子高校生が、沢崎の股間に飛び込んできた。
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