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8話 汚れてると言われたので
しおりを挟む僕は目覚めるなり父様達に色々言われた
「サフィ…隠れんぼをしている時は絶対寝るな…」
「サフィちゃん!心配したわよ!!」
「ベットの下にはもう入っては行けないよ」
「は、はい?というかなんか父様達がいるんですか……??あ!フィルは!?」
「はぁ、、サフィは出ていったと勘違いされてたから僕達がいるんだよ……」
兄様が頭を抑えながら言った
「え?!どうしてですか?! 」
「フィルが私に、サフィと隠れんぼして遊んでいたけど、見つけることができずサフィが出てくるのを待っていたいたが、何時間経ってもサフィが出てこないから探して欲しいとな」
「そうそう!その話を私達もその話を聞いて、探してたのよ!けど、どこを探してもサフィちゃんが見当たらなかったわ……」
「それで、サフィは出ていったんじゃないかっていう話になって外に探し出すように依頼をしようか迷ってたんだよ」
「だが、その時ベットの下から寝息が聞こえてな。覗いたらサフィがいたんだ」
(そうだったんだ…そんな大事になってたんだ……)
「ごめんなさい…ベットの下ならすぐに見つかると思ったし、眠るとは思っていませんでした」
「もういいよ、サフィが見つかったからね。」
兄様が微笑みながら僕の頭を撫でて言った
(兄様やっぱり優しい!)
「まぁ、今回は無事見つかったことだし罰はなしとしよう」
(いや、罰もあったのかーい!!!)
つい、ツッコミそうになった
「そうね。じゃあ、ご飯を食べましょう!私達もずっと探してたから食べてないのよ」
時計を8時を過ぎたくらいだった
(そう言われてみるとなんかお腹が減ってきた)
「はい!早く行きましょう!」
その後みんなで食事をとり、部屋へ戻った
しばらくして、
僕がお風呂に入りに行こうと考えたときだった
コンコン
「はーい??」
「サフィ、僕だよ。入ってもいいかい?」
「兄様!いいですよ!」
ガチャ
「ごめんね。急におとずれて…あれ?どっか行こうとしてた??」
「はい、お風呂に行こうと思ってましたが…まだ大丈夫です」
「そう、なら僕も一緒にはいろうか。ちょうど誘おうかなと思ってたしね」
兄様とは何回でもはいってるから初めてではない
「そうですか!じゃあ、一緒行きましょう!」
この時は少し…いや大分油断していた
あんな地獄が待ってたなんて…
(相変わらず、広いなぁ…
部屋にも風呂はついてるけど、やっぱり広いところの方がいいよね!早く洗って入ろう!)
貴族なら洗ってもらうのが普通だが、父様は自分で洗うし、母様もそうだし、兄様も邪魔だと言っていており自分で洗っていた
僕も日本育ちだから、洗われるのは慣れてない
最初は母様と入ったりしていたが、母様は忙しいので時間が合わずなんとか自分で洗えるようにした
僕が身体を洗い始めようとしたとき、兄様が隣に来た
「サフィ、今日は僕が洗ってあげるよ。一応体は拭いたけど汚れているし大変だろう??」
「いえ!自分で洗えますから大丈夫です!」
「遠慮しなくていいんだよ?それに…最近一緒にいる時間が少なかったしね……」
(確かに…最近一緒にいる時間が少なかったかも…)
「じゃあ、お願いします…」
「ふふふ、まず頭から洗うね」
なんか上機嫌の兄様が僕の頭を洗い始めた
「サフィの髪は凄い柔らかいね」
「そうですか??兄様もふわふわしていて気持ちいいですよ??」
「ありがとうね、痒いところはない??」
「んーありません」
「そう、わかった」
(あー気持ちいいなぁ……)
「よし、終わったよ。流すね」
「次は体かな?ここに座ってサフィ」
兄様が示したのは膝の上だった
「え?!膝ですか…?」
「うん、体だからここに座った方が洗いやすいんだけど…だめかな??」
「…分かりましたぁ……」
僕は兄様の膝の上に座った
「じゃあ、洗うね」
兄様はまず首から洗い始めた
どんとしたに下がっていき、腕をあらい終えたところだった
「ッあ…!」
「サフィなんかあった??」
「い、いえなんにもないです…」
「そう??なら、続けるね」
僕は兄様が乳首を触って反応してしまった
(意外とそこだけ強く洗われたから驚いちゃった…)
次はお腹を洗われた
兄様はやわやわともむような優しい感じの洗いかたでさっきとは違った
(なんだろう…?中途にさわってるからかな?変な感じする…)
僕は兄様の洗い方に変にモゾモゾした
あと、僕がちょっとでもおかしな反応したりすると、耳元で何かあった?と聞いてくるのでその度にビクッてなって大変だった
(早く終われぇぇぇ!!)
放心状態になりつつ早く終わるようにねがった
「サフィ、洗い終わったよ。大丈夫かい??」
「は、はい…………」
(な、なんとか耐えれた…地獄だったよ………)
「じゃあ、湯に浸かろうか」
僕は湯に浸かったが、さっきのが原因でもう疲れていたので兄様を置いて先に風呂に出た…
(次からは自分で洗お…)
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