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5話 お願いしてみます
しおりを挟む僕はベットの上で大の字で寝ていた
(本当に暇すぎる……
確かにまったりはしたいって言ったよ?
言ったけどさすがに外には出たいでしょ!これは引きこもりだよ!!)
僕は兄様の学園が休みの時は一緒にいてくれるからまだそんなに暇ではない
…が兄様が学園がある日はやることがない
魔法の練習もするけど、ずっとはやらないし、本を読むとなっても、大体見たものが多いので読まない
使用人達の手伝いしようとすれば
「サフィリス様の綺麗なお手を汚す訳には行きません!」と熱弁された
この家では家族やメイドのリルダ以外僕と話さない
前に使用人に話しかけようとした時顔を真っ赤にしてどこかへ行ってしまった
(やっぱり平凡の僕とは話したくないのかな?)
誰か僕とお喋りしようよ…
友達が欲しい…
(よし、父様に頼もう!!)
幸いな事に父様は騎士団が明日休みだと言っていたため
会いに行けるだろう
(外に出れないならせめて、話し相手でも…!今回は絶対引き下がらないんだからね!!!)
次の日…
コンコン
「サフィリスです!入ってもよろしいですか??」
「!」
「もちろん、入っておいで」
ガチャ
「父様!おはようございます!」
父様は休み日にもかかわらず領地の仕事がある為、机に向かい書類を見てた
「お仕事の邪魔ですか??」
「大丈夫だよ。こっちにおいでサフィ」
僕は父様に言われた通り父様が座っているイスの真横に行った
ギュウ
僕は父様に抱きしめられた
「ああ、久しぶりのサフィだ。…身長はあまり伸びてないな…」
「父様!僕まだ5歳なのでまだ伸びます!それより話したいことがあります!」
「なんだ?言ってみなさい。外に出たい以外ならなんでも聞いてあげよう」
言質はとりましたよ?
「僕、友達が欲し 「ダメだ」
最後まで言う前に遮られた
「父様なんでも聞くって言ったじゃないですか!」
「それとこれとは別だ」
「けど、僕もお話相手が欲しいです!」
「サフィ。お前を見たらその子は絶対サフィに惚れてしまう。だから絶対ダメだ」
…ナニヲイッテルンデショウカ?
(父様、仕事のしすぎで頭おかしくなったのかな?)
「ちなみに私は至って通常だ」
あ、やば 顔に出ちゃった
「モナルダ(妻)やアルフォードに頼んでも同じことを言うだろう」
(僕の家族ってば本当に変わってるな…何も心配しなくて大丈夫なのに…でも、今日は諦めないって決めたんだから!)
「父様本当にダメですか?」
「あぁ。いくらサフィでもダメだ」
「どうしてもですか?」
「あぁ。」
(よし、こうゆう時の為に考えていた必殺技を使おう…)
「…父様、ダメ…ですか…??」
僕はわざと涙目になり上目遣いをして、目を最大限に輝かせ、首をゆっくり傾げながら言った
「グゥッ!」
効果は抜群らしい
(効いてる効いてる!推しかければいけるかも!)
「僕、寂しいんです。だから友達と遊んだり、お話したいんです……」
弱った感じに言ってみる
「父様、お願いします…」
(平凡にやられても意味無いかもしれないけど、上目遣いは無敵だからね!)
「はぁ………そうだな…サフィは寂しいか…
しょうがないな。今回は聞いてあげよう」
「!」
「ありがとうございます!」
「また、決まったらサフィに伝えるね」
「はい!父様、大好きです!」
「…可愛すぎる…今日命日か…?」
なんか父様がボソボソ言っていた
コンコン
「すいません、資料の確認をしたいのですが…」
あ、そうだった。父様まだ仕事中だ
「では、僕は部屋に戻ります!」
「あぁ、またおいで」
僕は部屋に戻ってベットダイブした
(やっと初めての友達ができる!!!ふふふ、楽しみだなぁ…)
僕は興奮しすぎて疲れたのかいつの間にか眠っており、起きたら夕方だった
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ありがとうございます!
この話の展開はまだ全然決まってないのでどうしようかなって迷ってます…
また、何かありましたら教えてください!
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