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2話 どうしよう
しおりを挟むこんにちは咲です
突然ですが僕はどこにいるでしょうか?
正解は
そう、森にいます
しかも赤ちゃんになっているらしく、歩く事も出来ません
どうしましょう…??
(誰か来るまで待つしかないか…てか森って人いるのかな?不安しかない……シュバルツさん!助けて!)
その時
「~♪~♪~~♪…………」
頭のなかで響き始めた
(え、何これ電話の着信かな??どうすればいいんだろう??)
と思っていたら
『咲くん聞こえてますか…??』
聞いたことのある声がした
まさか……
(シュバルツさん?!)
『はい、本来なら話すことが出来ないですか、緊急事態なので。あまり長くは話すことができないので手短に伝えますね』
(どうゆう事もですか?!なんで僕ここにいるんですか?!)
『すいません。こちら側のミスです。私は本来転生の準備をし、能力を授け、現代や異世界に送り届けるという役割をしていますが、咲さんの転生を新人が担当したため、お腹のなかから成長し、産まれてくるはずが失敗してしまい、産まれた状態であり、尚且つ森に転移してしまいました』
(……えぇぇ?!それって結構やばいじゃん!てことは、僕は親がいない状態ってこと?!)
『そうです、本当にすいませんでした』
(はぁ…シュバルツさんのせいでは無いですし大丈夫ですよ。けど、これからどうすればいいんですか??)
『幸いと言って良いかは分かりませんが、近くで騎士団が魔物の討伐に来ているため、ここを通るでしょう。騎士団なら拾ってくれるはずです。』
(そうなんだ、じゃあちょっと安心かも)
『今回のお詫びを兼ねまたプレゼントをしておきます』
(え?そんなにいいんですか??ここに来る前も貰いましたし……)
『大丈夫ですよ、咲くんなら悪用しないですから、、、それにそんな見た目では成長したら狙われそうですしね…』
(最後の方聞こえなかったんですけどなんて言いましたか??)
『いえ、なんでもないです。』
(そうですか??)
『では、そろそろ時間切れなのでもう話せなくなります、もし話たいことがあったら教会に来てください』
(わかりました)
『では、また。』
そう言ってシュバルツさんの声は聞こえなくなった
(はぁ、、まさか上手く転生が出来てなかったとは思わなかったなぁ、初めからこんな調子だと後からもっと難題が来そうな予感がするなぁ)
と色々考えてたら夜になっていたらしく月が見えた
(僕本当に異世界に来たんだなぁ、日本では月が2つなんて絶対ありえないや…)
(父さんや母さん、翔兄は元気にしてるかな……?
死ぬんだったら最後に会いたかったな……)
「ポロポロ…」
(あれ?涙だ……やっぱり悲しいものは悲しいんだな)
赤ちゃんの体力は全然なくて、少し泣いただけで疲れてしまった
(疲れたからかな…すごく眠たい………………)
僕はいつの間にか眠っていた
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