それでも私は恋したい!

さくら

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おれに支えられるのか?

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明日香は、バスで晴輝と楽しく話した後、帰りため息をついた。
「やっちゃった…怒りたくなかったのに…。」

「ふざけてるのはそっちだよ!」

あの時、自分は嫉妬していたのだと気づく。
「嫉妬も何も、あんなに大切にしてくれてるのに。体育祭本番は、あんなに怒らないようにしよう…。」

体育祭本番
二人は赤組だ。
「頑張れー!!」
「抜けー!抜けー!」
緊迫するテント内。明日香も応援している。「が、頑張れー!」
「頑張れ!」

昼休み、明日香は、一人でぽつんと弁当を開ける。
「晴輝くん、来ないよね。」
晴輝にも友達がいる。そう割り切って食べ始めた時だった。
「明日香、一緒に食べていい?」
「…うん。」

「午後がおれらの出番だね。」
「リレー選手だからね。頑張らないとね。」
「…明日香。おれに、お前が支えれると思う?てか頼りになる?」
突然の事に驚く明日香。
「頼りになるに決まってるじゃない。だからこそ、私がイライラした時、クールダウンスペースに連れて行ってくれたし。」
「そう…だよな。何悩んでたんだろ。」
晴輝は、決意した。
この笑顔を、守っていかないといけないと。
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