ゲスクズに狙われてる俺はイケメンな上司に守られて幸せになります

番外編(徳仁)

出張中の癒しを俺に①

　今まで関東で一緒に仕事していたクライアントが大阪にも進出する事になったので立ち上げの担当を俺にして欲しいとの要望を聞き入れる為だけに、なんと2週間も大阪支店へ出張となってしまった。

　しかも、環めぐるとの幸せな一時を邪魔されて。

　せっかく 一週間ぶりにめぐとエッチ出来て遊べて、手料理も食べれて 気分が良かったと言うのに 台無しだ。とは言え2週間で済んでいるのだから良い方だろう。

一月以上の出向にならなくて良かった。



　だがそんな不快な日に限って、環が知らない男の名刺なんかもらってた事を知ってしまった。

　めぐはただの上司だと かぶりを振って否定し続けたけど、名刺の相手あっちがどう思ってるかなんて分からないのに 環は警戒心が足りなすぎる！


「めぐ、知らない人の部屋に入ったらダメでしょ？」

「……痛っ……ゔんっ……ごめっなさ……」

「優しいからって簡単に信用したら 本当はめぐの身体を狙ってるだけかも知れないよ？」

「……ぐぅｯ……も……むり……ゆるｯて のりぐ……ゔんっ」

「俺の環だ。もう誰にも触らせないで」

「痛っ……ごめん なさい……ごめ……のりくｯ もう嫌ｯ、ぐぁゔ……噛ま ないで……痛いのは嫌だっ」


　出張が決まってイライラしていた事もあり、つい環が操り人形素直になるまで指導・・してたら 窓の外は明るくなっていた。

　気付くといつの間にか環は意識を飛ばしていたし、身体中に俺の噛み跡やキスマークマーキングで真っ赤な華が咲いていた。

部屋には至る所に白濁が飛び散り、発情しためぐの匂いで充満している。

　シャワーを浴びて服を着た後、全身赤い華だらけでぐったりと眠っている可愛い環を写真に収めながら幸福な余韻に浸っていたのに、クソ上司からメッセージが届いた。


　それは、月曜日の朝から先方に会えるよう 日曜日から行くようにとの連絡だった。しかも、レジュメを作成しておけとまで記載されている。

　2週間も離れ離れになるのだから 今日は一日中 環を甘やかそう・・・・・　と思って居たのに。

　どうせならオカズになる動画も撮影したかった。

俺以外に掘られて鳴いてるオカズにしてる動画の環より やっぱり俺とシてる時の環のが可愛いし。


「でも……準備を考えると時間が足りないな」


　仕方ない。ハメ撮りは来週一時的に帰って来て撮ろう。

それまでは、電話で声でも聞ければ……あ、テレセクってやつやりたい。
でも環はシャイだからやってくれないかもな……。ビデオ通話にして一緒にオナニーでも良いか。
どうしても嫌がる様ならあの動画・・・・で交渉・・しよう！

　俺から電話がかかって来ると思えばマネージャー泥棒猫との夜遊び・・・の牽制にもなるだろう。



　出張の準備品の買い足しついでに玩具を購入して環の家に戻ると、シャワーを浴びながら唸るような環の声がした。

　噛み跡が滲みるのだろうか？　少しだけ申し訳ない気持ちにもなるが……今も俺を全身で感じてくれているのだと思うと また勃ちそうだ。


「あー……時間ないな。残念」


　やらなければならない事が山積みで 環にもう一度抱く声を掛ける事すらままならないのが歯がゆい。

　ベッドサイドのチェストに 買ってきた玩具をいくつも入れて、来週末には全部使ってあげようと心に決めた。


「いい子にしてるんだよ、環。行ってきます」


　叩きつける水音に混じって泣き声にも聞こえる唸り声が微かに響いて来るドアに向かって声をかけると、重い脚を動かした。