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出会い編
第3話 茜君の試練 採血編
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茜君は、救命に来てから、何事にも一生懸命に取り組んでいた。
始業の30分前には、ステーションに来て掃除したり、
前日が休日なら、患者の記録にも目を通していたりと、真面目に仕事に取り組んでるせいか、周囲からの評判もいい、
そのせいか解らないが、萩原さん曰く、「茜ちゃん目当ての他科の医師が、増えてるんだよね」とか数日前にLINEで愚痴ってたのを覚えてる。更衣室の近くで出待ちされてたりとか、面倒ごとにならないといいな……とか思っていた。
◇◇◇◇◇◇
茜君が、救命に来てから1か月後の5月上旬のある日、
センター長の斎藤さんから、
「あ~だれか7号の、榊さんの採血を頼む」
と言っていたので、後で自分でやろうとしていた。
採血も一緒に済ませてくれるとと思いながら
「あ~それなら、2号室の村上さんもお願いしたいかも」
すると、萩原さんが、
「しょうがないですね~茜ちゃん行きましょう」
まぁ、萩原さんが、しょうがないですね~とかで返すのはいつもの事だけども
普通は、そういうこと言わないよなぁ……とか思ってる。
最近は、進藤さんに言い直す事はなくなった。常に茜ちゃん茜ちゃんと呼んでるせいだろう、
萩原さん曰く、「付き合いも長く、ずっと茜ちゃんだったから、今更進藤さんと呼ぶのは……」
とか言ってたが、実習以前からの付き合いなのかと知った瞬間だった。
「はい!」
そういって、萩原さんの後を採血一式をもってステーションを出ていく茜君
しばらくして、自分も患者さんの様子を見るために巡回してると、2号室から
「あ、ごめんなさい」
という、茜君の声が聞こえてきた。
「ふふふ、いいのよ慣れてるから、若いうちはいっぱい失敗しなさい」
と年配の女性の声も、村上さんか、
「茜ちゃん、ここはね~」
と、萩原さんの声も聞こえる。
村上さんの採血中なのかな?
村上さんの様子把握する為に、村上さんの所に行くと……
そして萩原さんが現在チャレンジ中だ……
村上さんの腕は、すでに何カ所か注射針で刺した後が……数えてみると……7カ所?
何やってんだか……
温厚な人じゃなかったら苦情が来そうだな……
とりあえず、萩原さんのチャレンジが失敗だったら自分がやるか……
「ん~」
唸りながら、対応している萩原さん、
自分は知っている、萩原さんは採血を苦手としていることを……
だから、失敗するだろうと思っている。
村上さんの血管は、正直自分も難しいと思える位に細い
そんな高難易度の血管に対して、萩原さんが針を刺したが……
萩原さんの反応見てて、あ~失敗したな……って思った。
萩原さんの失敗に対しても特に怒る事もなく、
自分が来ていることに気づき笑顔で
「ふふふ、ちょうどいい所に先生が来ましたよ。」
と言った。
萩原さんと茜君の視線がこっちに来た、
「どうも……村上さん、体調はどうですか?」
「そうですね~夕べも良く寝れましたし大丈夫ですよ~」
「そうですか、そしたら、体調も安定してますし、明日にでも、内科に移動しましょうか」
「わかりました、二人と明日でお別れですね~」
「そうですね~」
別れを惜しむほど、ここに居ないよな……?
来たのが一昨日の夜に運ばれてきた位だし……
そんな事を思った。
「また、内科でも話し相手できますよ~」
「そうですかねぇ~、萩原さんみたいなお話し好きな方がいるといいねぇ」
なんだ、雑談相手か……
「大丈夫です、向こうにも居ますよ~」
萩原さんは、そう締めくくると、思い出したように
「そうだ秋津先生、採血の手本をお願いします」
「あぁ……」
刺した後が8カ所か……
腕を触って、血管の感触を探す、
見つけたら後はその感触に従って針を挿して採血完了
「さすが秋津先生ですね~採血で失敗したのを見たことないですね~」
「まぁコツさえつかめればね」
「そのコツが難しいんですけどね~」
萩原さんとそんなやり取りをしていると
横で、村上さんはニコニコ、茜君は、口が半開きの状態でこっちを見ている。
どういう感情なんだろうか……
間違っても尊敬という感じじゃない……
どちらかというと、え?この人が出来るの!?信じられない!
とか、そんなんな気がする……
自分って、どんな感じに映ってるんだか……
彼女の前で変な事をした覚え無いんだけどな……
村上さんの採血があった、昼過ぎ、息子さんが面会に来られて、
自分に呼び出しがかかった。
センター長の斎藤さんから、
「ステーションに、村上さんの息子さんが、担当医に会いたいと来てるから行ってこい」
そんなことを言われて、なんとなく何を言われるか想像がついた。
ステーションに行くと、
ちょっと表情が険しい感じの、角刈りの職人風の3~40代位の男性が居る
ステーション内に居た萩原さんが、こちらに寄って来て
「こちらの方が村上さんのお子さんです。」
萩原さんがいつものニコニコ顔じゃない
これから言われる事に関して想像がついてるような表情だ
ステーションの奥に茜君の姿があるが、少し不安な表情だ
まぁ、彼女も、なんとなく感じてるんだろうね。
「あ~はい、どうも」
萩原さんに礼を伝えて
息子さんのもとにより
「担当医の秋津です、何かありましたか?」
「あぁちょっと来てくれ」
そういって、村上さんの所へ行く男性
自分は息子さんの後について行く
村上さんの所に行くと、
村上さんがこちらを見て、
手を合わせて申し訳なさそうな表情を見せていた
あ~、やっぱりと思った。
「先生、見てくれ」
と言いつつ、村上さんの両腕の袖をめくる息子さん
「こりゃ、いくら何でもやりすぎじゃないか?あんたんとこは注射がまともにできないのかよ」
「申し訳ありません、自分が、上手く血が抜けずに何度かやりました。」
まぁ、二人のせいにしても意味がないからな……
依頼したの自分だし……
思いっきり頭を下げておく
「そうかい、今までも何度かこういうことがあったが、出来ないなら出来る人に頼んでくれよ」
「はい、申し訳ありませんでした」
「あぁ」
すると横から、クスクスと笑う声が
「かあさんどうした?」
「いえね、この先生は注射上手ですよ、一度で済ませてますからねぇ、私が望んで新人看護婦さんの練習に付き合ったんですよ」
「へ?」
あ~ばらさなくていいのに……
「明人、あんたも、新人の頃は失敗するでしょ、人間は失敗を繰り返して上達するの、だから気にしなくていいって言ったでしょ」
「まぁ、言ったが、これはやりすぎじゃないか?」
まぁ、それは自分も思う。8カ所はやり過ぎだと……
「それにしても先生、看護婦さん達の話はしないんですねぇ」
「まぁ、看護師に自分が依頼したことだし、自分の責任でしょ?」
「そうねぇ、先生は人のせいにしたりしないんですねぇ」
人のせいにする意味がないと思ってるからな……
何か言えば言い訳するなだの、人のせいにするなだの、言われる家庭で育ってるからな……
面倒事は極力ね……
それに、自分が、謝罪してそれで済むならそれでいいと思う、村上さんも言ってるけど、
新人は、いろいろな失敗して成長するもんだし……
怒られてストレスを与えるよりはね……
「まぁ、そういう家庭で育ってるもんで…… 」
「フフフ、先生は優しいですねぇ、後ろに看護婦さんが来ているの気づいてますか?」
ん?と後ろを向くと、萩原さんと茜君が居た
そして、萩原さんから
「申し訳ありませんでした、何度もやったのは私達です。」
と、萩原さんが深々と頭を下げ
「申し訳ありませんでした」
続いて茜君も深々と頭を下げた。
すると村上さんから
「フフフ、いい先生ですね~、進藤さん頑張っていい看護婦さんになってくださいね」
一度頭をあげ、再度頭を下げながら
「ありがとうございます。早く一人前になれるよう頑張ります」
その後息子さんから、
「なんだよ、先生じゃないのかよ、言ってくれよ」
「いや…… 」
こういう時は、どのように反応すれば良いのか分からない……
ふと、思い出した。せっかく息子さんが来てるなら
「あぁ、そういえば、内科病棟に移動の件は話しました?」
村上さんに尋ねると
「あ~話してないわねぇ」
「なんの話だよ」
「村上さんの容体が安定しているので、明日内科病棟に移動するんですよ、まぁ向こうに移動しても、経過観察ですから、確実な事は言えませんが、1週間もしないうちに退院できる思いますよ」
「よかったな、かあさん」
「そうねぇ~」
親子共にうれしそうだ、
「他に何か不明な点とかはありますか?」
「いや大丈夫だ」
「私も大丈夫よ~」
「そうですか、何かありましたらスタッフに尋ねてください」
「あぁ、わかった」
一礼して、ステーションに戻ろうとすると、まだ2人が後ろに居た。
2人とも一礼して、3人でステーションに戻ることに、
戻る途中、萩原さんから
「いい先生ですね~優しいですねぇ~」
と言われ
「うっせぇ!」
と返すと今度は、茜君に対して
「部下の失敗は上司の私の失敗だからね、あなたは、私が守ってあげるからどんどん頑張って!」
まぁ、萩原さんなりにフォローしてるんだなぁとか思った。
「そう言えば、秋津先生~今夜お暇ですか~?仕事終わったら茜ちゃんとご飯に行くんですが、一緒にどうですか~?」
「ぇ?」
萩原さんからの誘いに対して
茜君が「ぇ?」とか言ってますが……
「お邪魔じゃないなら行くけど、進藤さんが“ぇ?”とか言ってますが……」
「ぇ、あ、いや……」
「ふふふ、茜ちゃんも良いですよねぇ~?」
「はい……」
「んじゃ、お邪魔するかな」
「はいきまり!終わったら駅前のあそこで!」
「あぁ了解」
そんなやり取りをして、わかれた。
始業の30分前には、ステーションに来て掃除したり、
前日が休日なら、患者の記録にも目を通していたりと、真面目に仕事に取り組んでるせいか、周囲からの評判もいい、
そのせいか解らないが、萩原さん曰く、「茜ちゃん目当ての他科の医師が、増えてるんだよね」とか数日前にLINEで愚痴ってたのを覚えてる。更衣室の近くで出待ちされてたりとか、面倒ごとにならないといいな……とか思っていた。
◇◇◇◇◇◇
茜君が、救命に来てから1か月後の5月上旬のある日、
センター長の斎藤さんから、
「あ~だれか7号の、榊さんの採血を頼む」
と言っていたので、後で自分でやろうとしていた。
採血も一緒に済ませてくれるとと思いながら
「あ~それなら、2号室の村上さんもお願いしたいかも」
すると、萩原さんが、
「しょうがないですね~茜ちゃん行きましょう」
まぁ、萩原さんが、しょうがないですね~とかで返すのはいつもの事だけども
普通は、そういうこと言わないよなぁ……とか思ってる。
最近は、進藤さんに言い直す事はなくなった。常に茜ちゃん茜ちゃんと呼んでるせいだろう、
萩原さん曰く、「付き合いも長く、ずっと茜ちゃんだったから、今更進藤さんと呼ぶのは……」
とか言ってたが、実習以前からの付き合いなのかと知った瞬間だった。
「はい!」
そういって、萩原さんの後を採血一式をもってステーションを出ていく茜君
しばらくして、自分も患者さんの様子を見るために巡回してると、2号室から
「あ、ごめんなさい」
という、茜君の声が聞こえてきた。
「ふふふ、いいのよ慣れてるから、若いうちはいっぱい失敗しなさい」
と年配の女性の声も、村上さんか、
「茜ちゃん、ここはね~」
と、萩原さんの声も聞こえる。
村上さんの採血中なのかな?
村上さんの様子把握する為に、村上さんの所に行くと……
そして萩原さんが現在チャレンジ中だ……
村上さんの腕は、すでに何カ所か注射針で刺した後が……数えてみると……7カ所?
何やってんだか……
温厚な人じゃなかったら苦情が来そうだな……
とりあえず、萩原さんのチャレンジが失敗だったら自分がやるか……
「ん~」
唸りながら、対応している萩原さん、
自分は知っている、萩原さんは採血を苦手としていることを……
だから、失敗するだろうと思っている。
村上さんの血管は、正直自分も難しいと思える位に細い
そんな高難易度の血管に対して、萩原さんが針を刺したが……
萩原さんの反応見てて、あ~失敗したな……って思った。
萩原さんの失敗に対しても特に怒る事もなく、
自分が来ていることに気づき笑顔で
「ふふふ、ちょうどいい所に先生が来ましたよ。」
と言った。
萩原さんと茜君の視線がこっちに来た、
「どうも……村上さん、体調はどうですか?」
「そうですね~夕べも良く寝れましたし大丈夫ですよ~」
「そうですか、そしたら、体調も安定してますし、明日にでも、内科に移動しましょうか」
「わかりました、二人と明日でお別れですね~」
「そうですね~」
別れを惜しむほど、ここに居ないよな……?
来たのが一昨日の夜に運ばれてきた位だし……
そんな事を思った。
「また、内科でも話し相手できますよ~」
「そうですかねぇ~、萩原さんみたいなお話し好きな方がいるといいねぇ」
なんだ、雑談相手か……
「大丈夫です、向こうにも居ますよ~」
萩原さんは、そう締めくくると、思い出したように
「そうだ秋津先生、採血の手本をお願いします」
「あぁ……」
刺した後が8カ所か……
腕を触って、血管の感触を探す、
見つけたら後はその感触に従って針を挿して採血完了
「さすが秋津先生ですね~採血で失敗したのを見たことないですね~」
「まぁコツさえつかめればね」
「そのコツが難しいんですけどね~」
萩原さんとそんなやり取りをしていると
横で、村上さんはニコニコ、茜君は、口が半開きの状態でこっちを見ている。
どういう感情なんだろうか……
間違っても尊敬という感じじゃない……
どちらかというと、え?この人が出来るの!?信じられない!
とか、そんなんな気がする……
自分って、どんな感じに映ってるんだか……
彼女の前で変な事をした覚え無いんだけどな……
村上さんの採血があった、昼過ぎ、息子さんが面会に来られて、
自分に呼び出しがかかった。
センター長の斎藤さんから、
「ステーションに、村上さんの息子さんが、担当医に会いたいと来てるから行ってこい」
そんなことを言われて、なんとなく何を言われるか想像がついた。
ステーションに行くと、
ちょっと表情が険しい感じの、角刈りの職人風の3~40代位の男性が居る
ステーション内に居た萩原さんが、こちらに寄って来て
「こちらの方が村上さんのお子さんです。」
萩原さんがいつものニコニコ顔じゃない
これから言われる事に関して想像がついてるような表情だ
ステーションの奥に茜君の姿があるが、少し不安な表情だ
まぁ、彼女も、なんとなく感じてるんだろうね。
「あ~はい、どうも」
萩原さんに礼を伝えて
息子さんのもとにより
「担当医の秋津です、何かありましたか?」
「あぁちょっと来てくれ」
そういって、村上さんの所へ行く男性
自分は息子さんの後について行く
村上さんの所に行くと、
村上さんがこちらを見て、
手を合わせて申し訳なさそうな表情を見せていた
あ~、やっぱりと思った。
「先生、見てくれ」
と言いつつ、村上さんの両腕の袖をめくる息子さん
「こりゃ、いくら何でもやりすぎじゃないか?あんたんとこは注射がまともにできないのかよ」
「申し訳ありません、自分が、上手く血が抜けずに何度かやりました。」
まぁ、二人のせいにしても意味がないからな……
依頼したの自分だし……
思いっきり頭を下げておく
「そうかい、今までも何度かこういうことがあったが、出来ないなら出来る人に頼んでくれよ」
「はい、申し訳ありませんでした」
「あぁ」
すると横から、クスクスと笑う声が
「かあさんどうした?」
「いえね、この先生は注射上手ですよ、一度で済ませてますからねぇ、私が望んで新人看護婦さんの練習に付き合ったんですよ」
「へ?」
あ~ばらさなくていいのに……
「明人、あんたも、新人の頃は失敗するでしょ、人間は失敗を繰り返して上達するの、だから気にしなくていいって言ったでしょ」
「まぁ、言ったが、これはやりすぎじゃないか?」
まぁ、それは自分も思う。8カ所はやり過ぎだと……
「それにしても先生、看護婦さん達の話はしないんですねぇ」
「まぁ、看護師に自分が依頼したことだし、自分の責任でしょ?」
「そうねぇ、先生は人のせいにしたりしないんですねぇ」
人のせいにする意味がないと思ってるからな……
何か言えば言い訳するなだの、人のせいにするなだの、言われる家庭で育ってるからな……
面倒事は極力ね……
それに、自分が、謝罪してそれで済むならそれでいいと思う、村上さんも言ってるけど、
新人は、いろいろな失敗して成長するもんだし……
怒られてストレスを与えるよりはね……
「まぁ、そういう家庭で育ってるもんで…… 」
「フフフ、先生は優しいですねぇ、後ろに看護婦さんが来ているの気づいてますか?」
ん?と後ろを向くと、萩原さんと茜君が居た
そして、萩原さんから
「申し訳ありませんでした、何度もやったのは私達です。」
と、萩原さんが深々と頭を下げ
「申し訳ありませんでした」
続いて茜君も深々と頭を下げた。
すると村上さんから
「フフフ、いい先生ですね~、進藤さん頑張っていい看護婦さんになってくださいね」
一度頭をあげ、再度頭を下げながら
「ありがとうございます。早く一人前になれるよう頑張ります」
その後息子さんから、
「なんだよ、先生じゃないのかよ、言ってくれよ」
「いや…… 」
こういう時は、どのように反応すれば良いのか分からない……
ふと、思い出した。せっかく息子さんが来てるなら
「あぁ、そういえば、内科病棟に移動の件は話しました?」
村上さんに尋ねると
「あ~話してないわねぇ」
「なんの話だよ」
「村上さんの容体が安定しているので、明日内科病棟に移動するんですよ、まぁ向こうに移動しても、経過観察ですから、確実な事は言えませんが、1週間もしないうちに退院できる思いますよ」
「よかったな、かあさん」
「そうねぇ~」
親子共にうれしそうだ、
「他に何か不明な点とかはありますか?」
「いや大丈夫だ」
「私も大丈夫よ~」
「そうですか、何かありましたらスタッフに尋ねてください」
「あぁ、わかった」
一礼して、ステーションに戻ろうとすると、まだ2人が後ろに居た。
2人とも一礼して、3人でステーションに戻ることに、
戻る途中、萩原さんから
「いい先生ですね~優しいですねぇ~」
と言われ
「うっせぇ!」
と返すと今度は、茜君に対して
「部下の失敗は上司の私の失敗だからね、あなたは、私が守ってあげるからどんどん頑張って!」
まぁ、萩原さんなりにフォローしてるんだなぁとか思った。
「そう言えば、秋津先生~今夜お暇ですか~?仕事終わったら茜ちゃんとご飯に行くんですが、一緒にどうですか~?」
「ぇ?」
萩原さんからの誘いに対して
茜君が「ぇ?」とか言ってますが……
「お邪魔じゃないなら行くけど、進藤さんが“ぇ?”とか言ってますが……」
「ぇ、あ、いや……」
「ふふふ、茜ちゃんも良いですよねぇ~?」
「はい……」
「んじゃ、お邪魔するかな」
「はいきまり!終わったら駅前のあそこで!」
「あぁ了解」
そんなやり取りをして、わかれた。
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