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願いを叶える薬
第76話 輸血
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横たわっている獣人女性の元に行き、
「大丈夫ですか?」
「……あんたは?」
意識はまだあるが、少しボーっとしているようだった。
「医者です。ちょっと失礼します」
彼女に触れ触診を発動させると小腸の部分が綺麗に裂け、出血量も相当で輸血しないとまずいレベルだった。それよりも気になったのは彼女のお腹に小さな命が宿り始めていた。
「輸血……」
「ユケツ?彼女は助かるんでしょうか?」
獣人女性の横に居た男が尋ねてきた。
この獣人女性の旦那だろうか?
「やれる事はやりますが……」
輸血手段がないと、と思っていると製薬スキルが発動したのか頭の中に“ブラッドベリーの皮を向き、潰したものを目の細かい麻布で濾した液体を綺麗な水と1:1で混ぜた物”と浮かんだ。
いやいやいや血中にそんなもん入れたらダメだろうとか思いつつも、製薬スキルが言うなら信じるべきなのか……?
とりあえず、まずは環境を整えてよう。
「浄化・ライトボール」
周囲の空間と、彼女の腹部に溢れ出ている汚物を浄化で消し、止血対応を始めた。
「ブラッドベリーって数揃えられますか?」
「それなら家に沢山!」
「ならブラッドベリーの皮を向いて潰し目の細かい麻布とかで濾した液体を蒸留水と1:1で混ぜたものを大量に持ってきてください!」
「あぁ!それ位なら用意できる!」
それだけ言うと男は広場を去っていった。
「なぁ、あんたあいつに希望を持たせるなこと言うなよ……うちの身体だから良く分かる正直助かる見込みはないんだろ?」
たしかにこのままなら助からないだろう、失血量が多すぎる。
「そうですね、あなたと彼の関係は?」
「旦那だよ」
やっぱりそうか。
「ならその旦那さんとお子さんの為にも生きる事を諦めないでほしい」
「子?子なんて居ないよ」
まだ彼女は気づいていないのか、妊娠して恐らく2週間位だろうから当然か?
「いるんですよ、あなたのお腹の中に」
「ぇ」
彼女を死なせるわけにいかない、今の状況なら母親が死ねば子も死んでしまうだろう。
「あなたが諦めたらお腹の子も亡くなるんですよ」
それだけ言うと女性はおとなしくなった。無駄な体力を使わないようにしたのだろうか?
とりあえず止血対応はやれた。続いては小腸の修復だ、切断された箇所と箇所を縫い合わせていく。
姿勢が姿勢なだけに正直やり難いが、文句言ってる場合じゃない。1カ所目、2カ所目とやっていると、彼女の呼吸が弱くなっていることに気づいた。
「死ぬなよ!あきらめるなよ!あんたが諦めたら子も死ぬんだぞ!」
「あ、あぁ……」
あともう1カ所と思っていると。男が戻ってきた。そして目の前にドンと樽をだした。
「作ってきた……、先生これで足りるかい?」
これでというレベルじゃない気がする。
「あぁ十分」
彼女の小腸の修復と腹部の縫合を終わらせ、腹部の縫合箇所に傷薬を塗り傷口を消した。
急ぎ顕微鏡を取り出し持ってきてもらった液体を確認すると、不思議な事に白血球は存在しなかったが血小板と赤血球が存在している液体だった。
植物からどうやって血小板だの赤血球が生まれるんだか不明だが今は考えるより行動しないとだ、通販で購入した点滴セットのパック部分に作ってきてもらった血液モドキを入れ、彼女の手首に針を刺した。
とりあえず、彼女にも鉄分のサプリメントを飲ませた。
「これでとりあえずは大丈夫です」
「ほんとうか彼女は助かるのか!?」
「えぇ、しばらく安静にしてもらえればお腹の子も大丈夫でしょう」
「ぇ?」
男は時間が止まっているような状態になった。
「この液体貰っても良いですか?」
これからもたくさん輸血を必要とする患者が出てくるだろうし、まだ大量にある血液モドキは必要になるだろう。
「あぁ、どんどん使ってくれて構わない、なくなりそうになったら言ってくれればまた作ってくる」
止まっていた時間が動き出したように男は反応し答えてくれた。
「その時はお願いします」
樽に蓋をし、アイテムボックスに放り込み、
「ユキ次」
「キュィ~♪」
とユキの後について次の患者の場所に移動した。
3人目、4人目と対応しているうちに、日が傾き始めた。
軽症者だけでもマイア達に薬を預け対応してくれれば……。
「ユキ、マイアとかマリベルに幻影飛ばして援軍お願いできないかな?無理なら無理でいいから2人に聞いておいて」
「キュィ~♪」
4人目の対応が終わり5人目の所に移動しようとしたところ、
「あんた医者なのか、俺の怪我直してくれよ」
と男が寄って来た。おそらくこれまでの対応を見ていたのだろう。
男の怪我はただのかすり傷だ、そんなんでこんなところに居るのか……、救助活動できるだろうに、と思っていたが、男の声に反応し周りに人が集まってきた。
「早く私も治しておくれ~」「いや!俺が先だ!」
と、混乱が生じはじめた。
軽症の集団に囲まれていると、
「はい!あんたら自分で歩けるじゃないか!その程度の怪我で医者に治してもらおうなんて甘いんだよ!さっさと救助活動に行けよ!誠明はな!動けない歩けないとか今にも死にそうなやつらを相手にするんだ!誠明さっさといけ」
と、いつの間にかマリベルが目の前に現れ軽症者の群れから遠ざけてくれた。
「マイア達も時期に来るが、半分以上は救助活動に回ってる!」
次の患者の元に向かっていると、マリベルが叫ぶようにして教えてくれた。
「了解ありがとう」
ユキの後について行き5人目、6人目、7人目と対応していると救助活動メンバーも合流し、止血や打撲等軽症者対応をしてくれ、未だに寝そべって動けない人達は=中・重傷者という状態にまでなった。
そして2週間後、助けられなかった命も多数あったが、多くの命も助けられた。
到着初日こそは、マリベル達が主として手伝ってくれたが翌日以降は、救助活動と怪我人対応組と分けた為かフェンブルム王国兵達も手伝ってくれるようになり、重傷者対応が順調に進んだ。
「大丈夫ですか?」
「……あんたは?」
意識はまだあるが、少しボーっとしているようだった。
「医者です。ちょっと失礼します」
彼女に触れ触診を発動させると小腸の部分が綺麗に裂け、出血量も相当で輸血しないとまずいレベルだった。それよりも気になったのは彼女のお腹に小さな命が宿り始めていた。
「輸血……」
「ユケツ?彼女は助かるんでしょうか?」
獣人女性の横に居た男が尋ねてきた。
この獣人女性の旦那だろうか?
「やれる事はやりますが……」
輸血手段がないと、と思っていると製薬スキルが発動したのか頭の中に“ブラッドベリーの皮を向き、潰したものを目の細かい麻布で濾した液体を綺麗な水と1:1で混ぜた物”と浮かんだ。
いやいやいや血中にそんなもん入れたらダメだろうとか思いつつも、製薬スキルが言うなら信じるべきなのか……?
とりあえず、まずは環境を整えてよう。
「浄化・ライトボール」
周囲の空間と、彼女の腹部に溢れ出ている汚物を浄化で消し、止血対応を始めた。
「ブラッドベリーって数揃えられますか?」
「それなら家に沢山!」
「ならブラッドベリーの皮を向いて潰し目の細かい麻布とかで濾した液体を蒸留水と1:1で混ぜたものを大量に持ってきてください!」
「あぁ!それ位なら用意できる!」
それだけ言うと男は広場を去っていった。
「なぁ、あんたあいつに希望を持たせるなこと言うなよ……うちの身体だから良く分かる正直助かる見込みはないんだろ?」
たしかにこのままなら助からないだろう、失血量が多すぎる。
「そうですね、あなたと彼の関係は?」
「旦那だよ」
やっぱりそうか。
「ならその旦那さんとお子さんの為にも生きる事を諦めないでほしい」
「子?子なんて居ないよ」
まだ彼女は気づいていないのか、妊娠して恐らく2週間位だろうから当然か?
「いるんですよ、あなたのお腹の中に」
「ぇ」
彼女を死なせるわけにいかない、今の状況なら母親が死ねば子も死んでしまうだろう。
「あなたが諦めたらお腹の子も亡くなるんですよ」
それだけ言うと女性はおとなしくなった。無駄な体力を使わないようにしたのだろうか?
とりあえず止血対応はやれた。続いては小腸の修復だ、切断された箇所と箇所を縫い合わせていく。
姿勢が姿勢なだけに正直やり難いが、文句言ってる場合じゃない。1カ所目、2カ所目とやっていると、彼女の呼吸が弱くなっていることに気づいた。
「死ぬなよ!あきらめるなよ!あんたが諦めたら子も死ぬんだぞ!」
「あ、あぁ……」
あともう1カ所と思っていると。男が戻ってきた。そして目の前にドンと樽をだした。
「作ってきた……、先生これで足りるかい?」
これでというレベルじゃない気がする。
「あぁ十分」
彼女の小腸の修復と腹部の縫合を終わらせ、腹部の縫合箇所に傷薬を塗り傷口を消した。
急ぎ顕微鏡を取り出し持ってきてもらった液体を確認すると、不思議な事に白血球は存在しなかったが血小板と赤血球が存在している液体だった。
植物からどうやって血小板だの赤血球が生まれるんだか不明だが今は考えるより行動しないとだ、通販で購入した点滴セットのパック部分に作ってきてもらった血液モドキを入れ、彼女の手首に針を刺した。
とりあえず、彼女にも鉄分のサプリメントを飲ませた。
「これでとりあえずは大丈夫です」
「ほんとうか彼女は助かるのか!?」
「えぇ、しばらく安静にしてもらえればお腹の子も大丈夫でしょう」
「ぇ?」
男は時間が止まっているような状態になった。
「この液体貰っても良いですか?」
これからもたくさん輸血を必要とする患者が出てくるだろうし、まだ大量にある血液モドキは必要になるだろう。
「あぁ、どんどん使ってくれて構わない、なくなりそうになったら言ってくれればまた作ってくる」
止まっていた時間が動き出したように男は反応し答えてくれた。
「その時はお願いします」
樽に蓋をし、アイテムボックスに放り込み、
「ユキ次」
「キュィ~♪」
とユキの後について次の患者の場所に移動した。
3人目、4人目と対応しているうちに、日が傾き始めた。
軽症者だけでもマイア達に薬を預け対応してくれれば……。
「ユキ、マイアとかマリベルに幻影飛ばして援軍お願いできないかな?無理なら無理でいいから2人に聞いておいて」
「キュィ~♪」
4人目の対応が終わり5人目の所に移動しようとしたところ、
「あんた医者なのか、俺の怪我直してくれよ」
と男が寄って来た。おそらくこれまでの対応を見ていたのだろう。
男の怪我はただのかすり傷だ、そんなんでこんなところに居るのか……、救助活動できるだろうに、と思っていたが、男の声に反応し周りに人が集まってきた。
「早く私も治しておくれ~」「いや!俺が先だ!」
と、混乱が生じはじめた。
軽症の集団に囲まれていると、
「はい!あんたら自分で歩けるじゃないか!その程度の怪我で医者に治してもらおうなんて甘いんだよ!さっさと救助活動に行けよ!誠明はな!動けない歩けないとか今にも死にそうなやつらを相手にするんだ!誠明さっさといけ」
と、いつの間にかマリベルが目の前に現れ軽症者の群れから遠ざけてくれた。
「マイア達も時期に来るが、半分以上は救助活動に回ってる!」
次の患者の元に向かっていると、マリベルが叫ぶようにして教えてくれた。
「了解ありがとう」
ユキの後について行き5人目、6人目、7人目と対応していると救助活動メンバーも合流し、止血や打撲等軽症者対応をしてくれ、未だに寝そべって動けない人達は=中・重傷者という状態にまでなった。
そして2週間後、助けられなかった命も多数あったが、多くの命も助けられた。
到着初日こそは、マリベル達が主として手伝ってくれたが翌日以降は、救助活動と怪我人対応組と分けた為かフェンブルム王国兵達も手伝ってくれるようになり、重傷者対応が順調に進んだ。
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