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VSヴォーネス共和国(クラリス教団)
第148話 チェルシーと開拓村の商談
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声がした方を振り向くと、オスカーとチェルシーが居た。
「オスカーさんとチェルシーさん?なんでここに?」
「よー久しぶり、元気そうだな」
「久しぶりだね直人」
「どうも、久しぶりです。で何故ここに?」
「俺ら2人とも首都のギルドを任されたんで異動だよ」
「オスカーが強引にね……、まぁもうけ話が多そうだからいいんだけど」
チェルシーはやれやれと言った感じだった。
強引にチェルシーの異動ももぎ取ってきたのだろうか?
「2人ともヴォーネスに行くんですか?」
「あぁ、そうだよ、お前は何しているんだ?見た感じ開拓の手伝いか?」
「そんなところですね、魔物があふれているせいで開拓が進まないらしいですからね」
「あぁそうらしいな」
「オスカーなんで魔物があふれてるの?」
チェルシーがオスカーに質問していた。
「アクア曰く、ヴォーネス国内に複数のダンジョンがあるんだが、その大半が未発見らしい、おそらくスタンピードを繰り返しているんだろうな」
「あぁそれで、未発見か~夢が広がるね」
「だな」
「それで大体の場所は分かってるの?」
「いや、アクアは分からんらしい」
それだけ言うとオスカーがこっちを見た。
「直人は?」
『ヒスイは分かる?』
『もちろん!』
「オスカーヴォーネス国内の地図持ってる?」
「あぁ、あるぞ」
それだけ言うと、オスカーは地面に地図を広げた。オスカーが地図を広げると、ヒスイはふわふわっと地図の上に降り淡く光りだした。姿を見えるようにしたかな?
そしてヒスイは地図上を指さした。
「ここからだと一番近いのが、この辺ね」
「そうか、ヒスイは分かるのか」
「そりゃ大精霊と上位精霊じゃぁね~」
「そうか、格の違いってやつか」
「そうなの!」
オスカーはヒスイの指さした場所に印をつけていた。そして周りにはリンクル族も集まってきていた。
「あんたが麦を成長させてたのは大精霊の力なのか?」
1人のリンクル族が自分に訪ねてきたので答えようとすると。
「私達ドライアドだけで出来るわけないじゃん!麦が病気にならないようにとか私たちはあくまでサポートするだけ」
「じゃあ、育つのが早いのは……」
「直人の力だよ!敬いなさい!崇めなさい!」
敬いなさい!崇めなさい!って神様じゃないんだから!
「ヒスイ変な事を言うのやめようか!」
「ぇ~事実じゃん!あんたたち直人に感謝しなさいよね!この地は豊穣が約束された地なんだから!」
「豊穣が約束された地なの?」
リンクル族からではなくチェルシーから質問が飛んできた。
「フフフ!あそこにある像が目に入らんか~」
そういうと、ヒスイがバーン!と行った感じで像の方を指さした。
すると皆一斉に像の方を見た。
「狼の像?」
リンクル族にはただの狼の像に見えたらしい。
「へぇ、豊穣の神フェンリル像か~周辺の作物に豊穣効果があるのね、直人あんた医者というより職人向きだよね、私達にナイフとか色々作ってくれたし」
個人的には医者も職人だと思う。人の身体を治すという意味でも……。
視線をやってすぐにチェルシーが答えた。さすが商人、見た瞬間に鑑定したか?
「物作りは昔から好きでしたからね」
「あの像に、そんな効果があるのか?」
いまいちピンと来ていない様子のリンクル族達。
「えぇ、ヒスイちゃんが豊穣が約束された地というのも頷けるかな~よっし!こうしようか!私はチェルシー、首都ヴォーネスの商業ギルのマスターなの、ここで取れた作物私に売ってくれないかな?」
「ほ~!商業ギルドのギルドマスター!」
「はいこれ、私の身分証明書、まだヴェンダルのままだけどね」
そう言ってチェルシーはしゃがみ、リンクル族達に商業ギルドのカードを出していた。自分も初めて見る気がするが、普通の冒険者カードと大きな違いはなさそうだった。
「本物!」
リンクル族の子がチェルシーのカードに触れると触れた部分が黒く変色した。商業ギルドのカードも他人が触ると黒く変色するのかチェルシーの身分が分ると、周囲のリンクル族達が騒ぎ始めた。
「本当に取引してくれるのか!」
「もちろん!そこら辺の麦みんな高品質みたいだしね~こちらからお願いしたいくらいかな」
「よろしく頼む!!」
「こちらこそ、あなたの名前は?」
「ザック!この開拓団のリーダーだ!」
「うん、よろしく、これから開拓や生活に必要な物は私の商会でそろえて届けるよ」
「ほんとか!それじゃー」
チェルシーとリンクル族達の交渉がまだ続く中、オスカーとヒスイが未発見のダンジョンの在りかについてやり取りしていた。
「オスカーさんとチェルシーさん?なんでここに?」
「よー久しぶり、元気そうだな」
「久しぶりだね直人」
「どうも、久しぶりです。で何故ここに?」
「俺ら2人とも首都のギルドを任されたんで異動だよ」
「オスカーが強引にね……、まぁもうけ話が多そうだからいいんだけど」
チェルシーはやれやれと言った感じだった。
強引にチェルシーの異動ももぎ取ってきたのだろうか?
「2人ともヴォーネスに行くんですか?」
「あぁ、そうだよ、お前は何しているんだ?見た感じ開拓の手伝いか?」
「そんなところですね、魔物があふれているせいで開拓が進まないらしいですからね」
「あぁそうらしいな」
「オスカーなんで魔物があふれてるの?」
チェルシーがオスカーに質問していた。
「アクア曰く、ヴォーネス国内に複数のダンジョンがあるんだが、その大半が未発見らしい、おそらくスタンピードを繰り返しているんだろうな」
「あぁそれで、未発見か~夢が広がるね」
「だな」
「それで大体の場所は分かってるの?」
「いや、アクアは分からんらしい」
それだけ言うとオスカーがこっちを見た。
「直人は?」
『ヒスイは分かる?』
『もちろん!』
「オスカーヴォーネス国内の地図持ってる?」
「あぁ、あるぞ」
それだけ言うと、オスカーは地面に地図を広げた。オスカーが地図を広げると、ヒスイはふわふわっと地図の上に降り淡く光りだした。姿を見えるようにしたかな?
そしてヒスイは地図上を指さした。
「ここからだと一番近いのが、この辺ね」
「そうか、ヒスイは分かるのか」
「そりゃ大精霊と上位精霊じゃぁね~」
「そうか、格の違いってやつか」
「そうなの!」
オスカーはヒスイの指さした場所に印をつけていた。そして周りにはリンクル族も集まってきていた。
「あんたが麦を成長させてたのは大精霊の力なのか?」
1人のリンクル族が自分に訪ねてきたので答えようとすると。
「私達ドライアドだけで出来るわけないじゃん!麦が病気にならないようにとか私たちはあくまでサポートするだけ」
「じゃあ、育つのが早いのは……」
「直人の力だよ!敬いなさい!崇めなさい!」
敬いなさい!崇めなさい!って神様じゃないんだから!
「ヒスイ変な事を言うのやめようか!」
「ぇ~事実じゃん!あんたたち直人に感謝しなさいよね!この地は豊穣が約束された地なんだから!」
「豊穣が約束された地なの?」
リンクル族からではなくチェルシーから質問が飛んできた。
「フフフ!あそこにある像が目に入らんか~」
そういうと、ヒスイがバーン!と行った感じで像の方を指さした。
すると皆一斉に像の方を見た。
「狼の像?」
リンクル族にはただの狼の像に見えたらしい。
「へぇ、豊穣の神フェンリル像か~周辺の作物に豊穣効果があるのね、直人あんた医者というより職人向きだよね、私達にナイフとか色々作ってくれたし」
個人的には医者も職人だと思う。人の身体を治すという意味でも……。
視線をやってすぐにチェルシーが答えた。さすが商人、見た瞬間に鑑定したか?
「物作りは昔から好きでしたからね」
「あの像に、そんな効果があるのか?」
いまいちピンと来ていない様子のリンクル族達。
「えぇ、ヒスイちゃんが豊穣が約束された地というのも頷けるかな~よっし!こうしようか!私はチェルシー、首都ヴォーネスの商業ギルのマスターなの、ここで取れた作物私に売ってくれないかな?」
「ほ~!商業ギルドのギルドマスター!」
「はいこれ、私の身分証明書、まだヴェンダルのままだけどね」
そう言ってチェルシーはしゃがみ、リンクル族達に商業ギルドのカードを出していた。自分も初めて見る気がするが、普通の冒険者カードと大きな違いはなさそうだった。
「本物!」
リンクル族の子がチェルシーのカードに触れると触れた部分が黒く変色した。商業ギルドのカードも他人が触ると黒く変色するのかチェルシーの身分が分ると、周囲のリンクル族達が騒ぎ始めた。
「本当に取引してくれるのか!」
「もちろん!そこら辺の麦みんな高品質みたいだしね~こちらからお願いしたいくらいかな」
「よろしく頼む!!」
「こちらこそ、あなたの名前は?」
「ザック!この開拓団のリーダーだ!」
「うん、よろしく、これから開拓や生活に必要な物は私の商会でそろえて届けるよ」
「ほんとか!それじゃー」
チェルシーとリンクル族達の交渉がまだ続く中、オスカーとヒスイが未発見のダンジョンの在りかについてやり取りしていた。
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