17 / 195
冒険者時代
第17話 冒険者登録
しおりを挟む
眼を開けると、休む前までは真っ暗だった窓の外が大分明るくなっていた。
『おはよ~よく寝てたね~』
どうやら熟睡したらしい、ヒスイは、ずっと見ていてくれたんだろうか?
ベッドの端に座っていたヒスイが、目の前に飛んできた。
『おはよう、なにもなかった?』
『なにもなかったね~平和そのもの、あと精霊使いのお姉さんがカウンターに居るみたいで君に用があるみたいよ。』
『ん?』
『夕べの事、ここの偉い人と話してて、君を偉い人に引き合わせたいみたい』
あぁ、ヒスイの盗聴か、そっちよりも患者の状況の方が気になった。
『なるほど、患者の方は何かあった?』
『獣人の子方だけど、脈は安定しているね、じきに目覚めると思うよ。もう1人の女子も問題なく動いてるね』
ん~ほんとうにヒスイは優秀だ、もし病院にヒスイがいたら、ナースコールもいらないだろうし、脈や呼吸を把握するためのモニターとかいらなさそうだな。
とりあえず起きよう、体を起こして辺りを見渡して思った事、ある程度片付けたけど、あちらこちらに血跡がある。木の床だし、血がしみ込んでそうだな、とか思っていると。
『それ位なら、ナットの魔素もらうよ』
そういっていつものポジション右肩の上に乗ってきたと思ったら、ヒスイの身体が一瞬淡く輝くと床のあちらこちらにあった血痕が消えた。
『植物絡みで、異物排除くらいはね~』
ヒスイがいたら、完全犯罪が成立しそうだな……
さて、昨日できなかった冒険者登録をしに行きますか、着物はいったん片付けておこう、村で着ていた服装に着替えた。部屋の中をある程度片付けてから部屋を出てカウンターに向かった。
廊下からロビーと言えばいいのだろうか、カウンターのある部屋にもどってくるなり、夕べの受付嬢がすぐに気づき声をかけてきた。
「おはようございます。よく眠れましたか?」
「おはようございます。よく寝れました。」
受付嬢らしく、優しい表情をしている。
「そう、それは良かったです。この後お時間はありますか?」
先ほどヒスイが言っていた。上の人に合わせたいってやつの事だろう、特に予定は無いし、冒険者登録が出来ればいいので、素直に時間があることを伝えよう。
「時間なら大丈夫ですけど、冒険者登録が出来れば」
「冒険者登録ならできますよ。少しお待ち頂いてもよろしいですか?」
「はい」
受付嬢が辺りを見回し、一人の職員をみつけるなり
「レイラ!ここに入って!」
「はい」
レイラと呼ばれた女性が、受付嬢の人がいた所に入り、業務を始めた。
受付嬢が、こちらに向き直り
「それではついてきてもらっていいですか? 昨日の件でマスターが、お会いしたいそうなので」
「ほい」
受付嬢が歩き始めたので、その後をついて行く、来た廊下を戻り、先の部屋よりさらに奥に行くと上と下に続く階段があった。受付嬢は、上に続く階段に登っていくので、後に続いた。2Fではなく3Fまでのぼった所で、一つの部屋の前で止まった。受付嬢は、扉をノックすると。
「マスター昨日の子連れてきました。」
すると部屋の中から、「おう!はいれ」と渋い声が聞こえた。
「失礼します。」
扉を開け部屋に入る受付嬢の後に続くと、部屋の中は、校長室だの理事長室だの偉い人が居るような部屋らしい部屋だった。正面にライオンを思わせる髭と髪型の獣耳のおっさんが居た。受付嬢が、そのおっさんの横に立ち、
「こちらが夕べ話した子です。」
そういうと、ライオンのおっさんがこっちを向き
「時間取らせて済まねぇな、俺はここのギルドのマスターをしているギルバードってもんだ、よろしくな、お前さんの名前は?」
「よろしくお願いします。自分はナットと申します。」
「おう、よろしくな、まぁそっちに座ってくれや」
そう言われたので、言われたソファーに腰掛けると。
『2人とも曲者だねぇ』
そういや、夕べも受付嬢のお姉さんに対してそんなこと言ってたっけ?
『何が曲者なの?』
『2人とも冒険者ギルドの暗部の人間だね、ギルバードは、その中でも幹部クラスみたいよ。』
暗部…… 頭の中にぱっとイメージするのは、暗殺者とかだ、冒険者ギルドのって事は、罪を犯した冒険者を消す役なのか?
『へぇ、もしかして罪を犯した冒険者をとかを……?』
『うんうん、主にそれだろうね、賞金首とかを狩るのも仕事なんじゃないかな?』
何それ怖い!
人殺しとかそういうレベルの重罪を犯した冒険者が対象だろう。自分には無縁だと思いたい。
『まぁでも、2人とも、君に比べたら弱いよ、昨日いた角生やした人の方が強いかな、というより、天神エルメダ様の息子さんだったしね』
天神様の息子さんを使った事で天罰とか無いよね……
『神様の息子を自分は使ったの……?』
『そうなるね~、君の両親と昔パーティ組んでたみたいよ。今度話を聞いてみたら?』
両親とパーティを組んでた人か、親の過去を少し聞いてみたいかもと興味がわいた。
目の前にライオンのおっさんが腰を下ろすと、頭を下げた。
「夕べの事は、リアから聞いた。俺らの仲間を救ってくれたことを感謝する。本当にありがとう」
リアってだれ? と思ったが、思い当たるのは、おっさんの後ろに立っている受付嬢のお姉さんだ、お姉さんを見ると、目が合った。
「申し遅れました。私このギルドでサブマスターをしている。リアと申します。」
頭を下げた際に、今まで気にしてなかったが耳がとがってる。お姉さんって思ったけど実は…… 失礼な事を考えるのは止めておこう。ギルバードの方に向き直り。
「いえいえ、出来るだけのことをしたまでですよ。」
ギルバードは、頭をあげた。
「それでもだ、本当に感謝する。ところで、ナット君は何故ギルドに来たんだ?」
「冒険者登録に来たそうですよ。」
自分が答えようとする間もなく、ギルバードの後ろに控えているリアが答えた。
「ふむ、医者ではなく冒険者になると?」
「ですね、正直医者としてやっていこうとは思っていないので、男なら最強の座でも狙ってみようかと」
「っふっふ、そうだな、男なら目標はでっかく持たなきゃだな、すると目的はSランクか?」
「冒険者としてならそうですね、あとは王都で武術会があるとか」
「あぁ、武術会か、武術会というよりは、次代の騎士採用試験みたいなものだがな」
それは聞いてない、騎士とかになったら戦場に行かなきゃならなくなりそうで嫌なんだが。
「騎士にならなきゃいけなくなるんですか?」
「いや、ならなくても問題ないはずだ、上位に入れば騎士団に入隊しやすくなるだけだからな」
それを聞いて安心した。流石に好き好んで戦場に行く気はないからな。
「さて、冒険者登録だったな、腕前を見せてもらうことは可能か?」
「それ位なら」
「よっし、したら地下の訓練場に行こうか」
ギルバードがおもむろに立ち上がった。すると横からリアが
「マスター、グアーラを呼んできても?」
「あぁ、かまわん」
「それでは、呼びに行ってきます」
そういうと、リアが部屋を後にした。
「さて、グアーラが来るまでにやれる事はやろうか」
近くの棚から、手帳の様なものと、1枚の紙きれを持ってきて目の前のテーブルの上に置いた。
「まずは身分を証明するものがあれば見せてほしい、その間に、この書類に記入してくれ、字は書けるか?」
「問題なく」
アイテムボックスから、父親にもらった身分証明書をギルバードに渡し、書類に目を通した。記入する項目は、名前と年齢、得意武器と適正魔法か、さっさと記入してしまうか、記入をしていると。
「ほぉ、ナットはサントとカレンの子なのか、2人は元気か?」
両親を知っているのか、まぁ冒険者だったし、ギルドマスターなら当然なのか?
「えぇ、元気ですよ、父さん達を知ってるんです?」
「あぁ、あいつらが新人だったころに面倒見たからな、グアードが気に掛けた理由がそれか、なるほど、カレンの若いころに似ているな」
そうなのだろうか?鏡なんてこの世界に来てからまだ見たことないが、窓や水面に映る自分の顔を見たが、母親に似てると思った事無いけどな。出発直前まで若返った母親を思い出しても似ているとは思えない。
「そうなんですか? 自分では似ていると思ったことないんですけどね」
「そうか、まぁ自分で思うのと他人が思うのは、違うことがよくあるからな」
まぁそれは同感だ、とりあえず記入を済ませて、ギルバードの方に返す。
「さて、地下に行こうか、グアーラの気配もするからもうじき来るだろう」
気配察知? スキルか何か?
『スキルだね~気配察知というよりは、千里眼だね、自分の知っている相手がどこにいるかわかるスキルだね~まぁスキルレベルで範囲が変わるけど~彼はそこまで高くはないね~』
ん~今の自分には、必要性がないスキルだな、ヒスイがいれば問題なさそうだし
『ふふん!』
人の思考を読んでドヤ顔するヒスイ。こいつは頼るとほんとに機嫌がいいな、そう思いながら、ギルバードの後をついて地下に降りていった。
『おはよ~よく寝てたね~』
どうやら熟睡したらしい、ヒスイは、ずっと見ていてくれたんだろうか?
ベッドの端に座っていたヒスイが、目の前に飛んできた。
『おはよう、なにもなかった?』
『なにもなかったね~平和そのもの、あと精霊使いのお姉さんがカウンターに居るみたいで君に用があるみたいよ。』
『ん?』
『夕べの事、ここの偉い人と話してて、君を偉い人に引き合わせたいみたい』
あぁ、ヒスイの盗聴か、そっちよりも患者の状況の方が気になった。
『なるほど、患者の方は何かあった?』
『獣人の子方だけど、脈は安定しているね、じきに目覚めると思うよ。もう1人の女子も問題なく動いてるね』
ん~ほんとうにヒスイは優秀だ、もし病院にヒスイがいたら、ナースコールもいらないだろうし、脈や呼吸を把握するためのモニターとかいらなさそうだな。
とりあえず起きよう、体を起こして辺りを見渡して思った事、ある程度片付けたけど、あちらこちらに血跡がある。木の床だし、血がしみ込んでそうだな、とか思っていると。
『それ位なら、ナットの魔素もらうよ』
そういっていつものポジション右肩の上に乗ってきたと思ったら、ヒスイの身体が一瞬淡く輝くと床のあちらこちらにあった血痕が消えた。
『植物絡みで、異物排除くらいはね~』
ヒスイがいたら、完全犯罪が成立しそうだな……
さて、昨日できなかった冒険者登録をしに行きますか、着物はいったん片付けておこう、村で着ていた服装に着替えた。部屋の中をある程度片付けてから部屋を出てカウンターに向かった。
廊下からロビーと言えばいいのだろうか、カウンターのある部屋にもどってくるなり、夕べの受付嬢がすぐに気づき声をかけてきた。
「おはようございます。よく眠れましたか?」
「おはようございます。よく寝れました。」
受付嬢らしく、優しい表情をしている。
「そう、それは良かったです。この後お時間はありますか?」
先ほどヒスイが言っていた。上の人に合わせたいってやつの事だろう、特に予定は無いし、冒険者登録が出来ればいいので、素直に時間があることを伝えよう。
「時間なら大丈夫ですけど、冒険者登録が出来れば」
「冒険者登録ならできますよ。少しお待ち頂いてもよろしいですか?」
「はい」
受付嬢が辺りを見回し、一人の職員をみつけるなり
「レイラ!ここに入って!」
「はい」
レイラと呼ばれた女性が、受付嬢の人がいた所に入り、業務を始めた。
受付嬢が、こちらに向き直り
「それではついてきてもらっていいですか? 昨日の件でマスターが、お会いしたいそうなので」
「ほい」
受付嬢が歩き始めたので、その後をついて行く、来た廊下を戻り、先の部屋よりさらに奥に行くと上と下に続く階段があった。受付嬢は、上に続く階段に登っていくので、後に続いた。2Fではなく3Fまでのぼった所で、一つの部屋の前で止まった。受付嬢は、扉をノックすると。
「マスター昨日の子連れてきました。」
すると部屋の中から、「おう!はいれ」と渋い声が聞こえた。
「失礼します。」
扉を開け部屋に入る受付嬢の後に続くと、部屋の中は、校長室だの理事長室だの偉い人が居るような部屋らしい部屋だった。正面にライオンを思わせる髭と髪型の獣耳のおっさんが居た。受付嬢が、そのおっさんの横に立ち、
「こちらが夕べ話した子です。」
そういうと、ライオンのおっさんがこっちを向き
「時間取らせて済まねぇな、俺はここのギルドのマスターをしているギルバードってもんだ、よろしくな、お前さんの名前は?」
「よろしくお願いします。自分はナットと申します。」
「おう、よろしくな、まぁそっちに座ってくれや」
そう言われたので、言われたソファーに腰掛けると。
『2人とも曲者だねぇ』
そういや、夕べも受付嬢のお姉さんに対してそんなこと言ってたっけ?
『何が曲者なの?』
『2人とも冒険者ギルドの暗部の人間だね、ギルバードは、その中でも幹部クラスみたいよ。』
暗部…… 頭の中にぱっとイメージするのは、暗殺者とかだ、冒険者ギルドのって事は、罪を犯した冒険者を消す役なのか?
『へぇ、もしかして罪を犯した冒険者をとかを……?』
『うんうん、主にそれだろうね、賞金首とかを狩るのも仕事なんじゃないかな?』
何それ怖い!
人殺しとかそういうレベルの重罪を犯した冒険者が対象だろう。自分には無縁だと思いたい。
『まぁでも、2人とも、君に比べたら弱いよ、昨日いた角生やした人の方が強いかな、というより、天神エルメダ様の息子さんだったしね』
天神様の息子さんを使った事で天罰とか無いよね……
『神様の息子を自分は使ったの……?』
『そうなるね~、君の両親と昔パーティ組んでたみたいよ。今度話を聞いてみたら?』
両親とパーティを組んでた人か、親の過去を少し聞いてみたいかもと興味がわいた。
目の前にライオンのおっさんが腰を下ろすと、頭を下げた。
「夕べの事は、リアから聞いた。俺らの仲間を救ってくれたことを感謝する。本当にありがとう」
リアってだれ? と思ったが、思い当たるのは、おっさんの後ろに立っている受付嬢のお姉さんだ、お姉さんを見ると、目が合った。
「申し遅れました。私このギルドでサブマスターをしている。リアと申します。」
頭を下げた際に、今まで気にしてなかったが耳がとがってる。お姉さんって思ったけど実は…… 失礼な事を考えるのは止めておこう。ギルバードの方に向き直り。
「いえいえ、出来るだけのことをしたまでですよ。」
ギルバードは、頭をあげた。
「それでもだ、本当に感謝する。ところで、ナット君は何故ギルドに来たんだ?」
「冒険者登録に来たそうですよ。」
自分が答えようとする間もなく、ギルバードの後ろに控えているリアが答えた。
「ふむ、医者ではなく冒険者になると?」
「ですね、正直医者としてやっていこうとは思っていないので、男なら最強の座でも狙ってみようかと」
「っふっふ、そうだな、男なら目標はでっかく持たなきゃだな、すると目的はSランクか?」
「冒険者としてならそうですね、あとは王都で武術会があるとか」
「あぁ、武術会か、武術会というよりは、次代の騎士採用試験みたいなものだがな」
それは聞いてない、騎士とかになったら戦場に行かなきゃならなくなりそうで嫌なんだが。
「騎士にならなきゃいけなくなるんですか?」
「いや、ならなくても問題ないはずだ、上位に入れば騎士団に入隊しやすくなるだけだからな」
それを聞いて安心した。流石に好き好んで戦場に行く気はないからな。
「さて、冒険者登録だったな、腕前を見せてもらうことは可能か?」
「それ位なら」
「よっし、したら地下の訓練場に行こうか」
ギルバードがおもむろに立ち上がった。すると横からリアが
「マスター、グアーラを呼んできても?」
「あぁ、かまわん」
「それでは、呼びに行ってきます」
そういうと、リアが部屋を後にした。
「さて、グアーラが来るまでにやれる事はやろうか」
近くの棚から、手帳の様なものと、1枚の紙きれを持ってきて目の前のテーブルの上に置いた。
「まずは身分を証明するものがあれば見せてほしい、その間に、この書類に記入してくれ、字は書けるか?」
「問題なく」
アイテムボックスから、父親にもらった身分証明書をギルバードに渡し、書類に目を通した。記入する項目は、名前と年齢、得意武器と適正魔法か、さっさと記入してしまうか、記入をしていると。
「ほぉ、ナットはサントとカレンの子なのか、2人は元気か?」
両親を知っているのか、まぁ冒険者だったし、ギルドマスターなら当然なのか?
「えぇ、元気ですよ、父さん達を知ってるんです?」
「あぁ、あいつらが新人だったころに面倒見たからな、グアードが気に掛けた理由がそれか、なるほど、カレンの若いころに似ているな」
そうなのだろうか?鏡なんてこの世界に来てからまだ見たことないが、窓や水面に映る自分の顔を見たが、母親に似てると思った事無いけどな。出発直前まで若返った母親を思い出しても似ているとは思えない。
「そうなんですか? 自分では似ていると思ったことないんですけどね」
「そうか、まぁ自分で思うのと他人が思うのは、違うことがよくあるからな」
まぁそれは同感だ、とりあえず記入を済ませて、ギルバードの方に返す。
「さて、地下に行こうか、グアーラの気配もするからもうじき来るだろう」
気配察知? スキルか何か?
『スキルだね~気配察知というよりは、千里眼だね、自分の知っている相手がどこにいるかわかるスキルだね~まぁスキルレベルで範囲が変わるけど~彼はそこまで高くはないね~』
ん~今の自分には、必要性がないスキルだな、ヒスイがいれば問題なさそうだし
『ふふん!』
人の思考を読んでドヤ顔するヒスイ。こいつは頼るとほんとに機嫌がいいな、そう思いながら、ギルバードの後をついて地下に降りていった。
7
お気に入りに追加
2,896
あなたにおすすめの小説
【完結】元ヤンナース異世界生活
川原源明
ファンタジー
回復魔法の存在しない世界で医療知識を活かした異世界生活
交通事故で、子どもを庇って命を落とした。元ヤンキーの看護師、進藤 茜
創造神の態度に納得いかずにクレームをつける!すると先輩の神と名乗る女性が現れ一緒に謝罪
謝罪を受け取ったと思ったら…話も終わってないのに…異世界に飛ばされる…あのくそ女神!
そんな思いをしながら、始まる元ヤンナース茜の異世界生活
創造神と異界の女神から貰ったチート能力を活かした
治療魔法を使って時には不治の病を治し、時には、相手を殺す…
どんなときも、周りに流されないで自分の行きたい道を!
様々な経験を積むうちに内なる力に目覚めていく…その力とは…
奴隷商で大けがしてる奴隷を買って治療魔法で回復させ、大けがをさせた元凶討伐をしたり、
王国で黒死病治療に関わったり
お隣の帝国の後継者争いに巻き込まれていく…
本人は、平穏な生活を望むが、周囲がそうさせてくれない…
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
固有スキルが【空欄】の不遇ソーサラー、死後に発覚した最強スキル【転生】で生まれ変わった分だけ強くなる
名無し
ファンタジー
相方を補佐するためにソーサラーになったクアゼル。
冒険者なら誰にでも一つだけあるはずの強力な固有スキルが唯一《空欄》の男だった。
味方に裏切られて死ぬも復活し、最強の固有スキル【転生】を持っていたことを知る。
死ぬたびにダンジョンで亡くなった者として転生し、一つしか持てないはずの固有スキルをどんどん追加しながら、ソーサラーのクアゼルは最強になり、自分を裏切った者達に復讐していく。
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
通称偽聖女は便利屋を始めました ~ただし国家存亡の危機は謹んでお断りします~
フルーツパフェ
ファンタジー
エレスト神聖国の聖女、ミカディラが没した。
前聖女の転生者としてセシル=エレスティーノがその任を引き継ぐも、政治家達の陰謀により、偽聖女の濡れ衣を着せられて生前でありながら聖女の座を剥奪されてしまう。
死罪を免れたセシルは辺境の村で便利屋を開業することに。
先代より受け継がれた魔力と叡智を使って、治療から未来予知、技術指導まで何でこなす第二の人生が始まった。
弱い立場の人々を救いながらも、彼女は言う。
――基本は何でもしますが、国家存亡の危機だけはお断りします。それは後任(本物の聖女)に任せますから
前世は悪神でしたので今世は商人として慎ましく生きたいと思います
八神 凪
ファンタジー
平凡な商人の息子として生まれたレオスは、無限収納できるカバンを持つという理由で、悪逆非道な大魔王を倒すべく旅をしている勇者パーティに半ば拉致されるように同行させられてしまう。
いよいよ大魔王との決戦。しかし大魔王の力は脅威で、勇者も苦戦しあわや全滅かというその時、レオスは前世が悪神であったことを思い出す――
そしてめでたく大魔王を倒したものの「商人が大魔王を倒したというのはちょっと……」という理由で、功績を与えられず、お金と骨董品をいくつか貰うことで決着する。だが、そのお金は勇者装備を押し付けられ巻き上げられる始末に……
「はあ……とりあえず家に帰ろう……この力がバレたらどうなるか分からないし、なるべく目立たず、ひっそりしないとね……」
悪神の力を取り戻した彼は無事、実家へ帰ることができるのか?
八神 凪、作家人生二周年記念作、始動!
※表紙絵は「茜328」様からいただいたファンアートを使用させていただきました! 素敵なイラストをありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる