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文化祭から2週間近くが過ぎようとしていた。
実は、停学の話はクソ親にも届いていたようだ。
文化祭から帰ったその日に父親から一発殴られた。父からはどんなことを言われるかと思ったが、終始無言で、結局殴られただけで終わった。
そしてその後のことは親が全て済ませてしまった。
「相手方がこちらにも非があって、謝罪はいらないと仰った。停学の日程まで大人しくしておけ」
そう一言、次の日の昼に言われた。
そしてもうひとつ。
「もう俺は出る。出張先が海外だからしばらく帰ってこない。今度問題を起こしたら退学させる、お前に伝えることはそれだけだ。わかったな?」
そう告げられた俺は、何も考えない空っぽの頭で返事をした。そしてその直後、幸と出会ってからは一回も家に帰ってない。
幸の改修工事後の家は、完全な防音室で親との寝室や生活空間がはっきり分かれていた。だから、親も家にはいるみたいだけど会ったことはないし生活音とかも聞いたことがない。幸にはなんとなく聞いてみたが、やはり幸も俺と同じように親と仲が悪いらしい。一人暮らしをしない代わりに別居状態を選んだっぽい。しかも、幸の親はヒコたんの家族と密接に仲が良く、だからこそ事あるごとに押し付けがましくヒコたんの家に頼るのが嫌いだったみたいで余計この状況を望んでいたようだった。親もヒコたんの親に心酔してるのが気持ち悪いとかなんとか言ってた…。
なんかそんな話を聞いてるとどんどんヒコたんのことをどう見ていいかわからなくなる。
結局停学後も、俺はヒコたんといることを拒んだ。
ヒコたんと目が合いそうになればすぐ逃げ出したし、絡まれないように休み時間になればすぐどこかへ消えた。
逃げ足はずいぶん早くなったと思う。
ヒコたんのことをこんなに避ける日が来るとは思っていなかったが、今ではそうしなければ学校へ通えない。相変わらず学校で友達ができるかと言えばできるわけもなかったし、ヒコたんから逃げることがなんの解決になるのかわからなかったが、どうすればいいか思いつかなくて、そんな行動を取ってた。
「逃げたかったら逃げてもいいんじゃない?」
ぽつりと吐いた弱音に対して、幸がそう言った。
ーーー俺はそんな単純な言葉にもとても救われてしまったのだ。
幸のことが気になる自分がいる。
幸の真っ直ぐで正直な態度が、幸を信じていいんじゃないかと思わせてくる。幸の境遇が俺と同じで、同じ痛みを味わい、同じ苦しみを乗り越えたことが俺の今の唯一の支えなのだ.この気持ちをわかってくれるのは幸しかいない。
そう思えば思うほど、幸のことが気になって、たまに触れあう指に安心感すら抱いていた。
……時間は夕暮れになっていた。
学校から逃げるように帰ってきた俺は幸とベッドの上で寛いでいた。
正直部屋の中で寛ぐにはベッドの上しかない。地べたも冷たくて冷えるのだ。しかし、ラッキーなことに幸のベッドはなぜかクイーンサイズで、2人で寛ぐにもある程度のスペースはあった。2人でみっちりになるということもなく、このベッドで寝てるのが密着しないでいい距離感を保ててしまうから居心地が良い……という訳もあるのである。
幸は壁際側におり、なんかの雑誌を読んでいる。俺はというと、隣で寝転びながら何もすることがなくひたすらSNSをスクロールをしていた。本当にやることがない。
携帯を持ちつつも、チラリと幸を見る。
やっぱり無駄に長いまつ毛と大きい目の主張がすごい。鼻とか唇は小ぶりだから、黙っていると大人しめの印象も与えるが、何より微かに見える耳のピアスで大きくイメージが変わる。
じっと幸のことを見つめていると、ちらりと幸と目があった。
「なに見てんの?」
「いや、別に………ピアスの量やばいと思っただけ」
「あー、これ?」
幸は読んでいた雑誌を横に置いて、長い髪をかき分け左耳を晒した。幸の丸い耳には耳の形を覆うようにピアスがつけられており、シルバーやブラックの色、アクセサリとしてチェーンがついてるものなど様々なピアスが刺さっている。おい、軽く10個ぐらいないか?お前耳の骨ある?
「どー?おしゃれっしょ」
「えー…まあ、ピアスはいいなと思うけどー…やりすぎじゃね?」
「んー、まあ他のやつよりはそうかも」
いやいやそんな軽いノリじゃない量だろ。
穴空きすぎてどこが耳の穴なの?ってぐらいある。
思わず晒し出された耳に触れていた。ほぼ無意識だった。
「なんでこんなに空けたの?」
単純な疑問だった。ファッションと言われればそれまでだが、幸が開けてるのは左耳だけ。右耳は普通に、耳たぶ一個しか穴が空いていない。そのアンバランスさが何か意味がありそうな気がしていた。
「うーん……気まぐれ」
「は、絶対嘘じゃん」
幸が気まぐれとかありえない。
幸の行動は必ず理由があって行うことの方が多い。ヒコたんの時だってそうだった。幸はいい加減な人間じゃない、むしろ几帳面なタイプだ。それはこの2週間で知っている。
だからこそ、気まぐれという言葉が嘘っぽく聞こえた。
しかし、幸は特別理由を話す雰囲気でもなかった。触れられたくない…ことだったんだろうか……。
「なんかあけたらスカッとすんじゃん」
「…ほんと、それ大丈夫かよ…」
「てか、そういうお前は、睡眠薬辞めたの?」
「は!?そ、それは話が別じゃん!」
「別じゃない。薬の方がやばいじゃん。身体が慣れたら余計やめられなくなる。持ってんだろ、ほら出して」
そう言って幸は手のひらを出してくる。
後で飲もうと思ってポッケに薬が入れてたのが完全にバレてる。
幸の手をペチンと弾いてやった。
「や、やだ…!」
「おまえ、逃げるな!」
「やだ…!これ飲まないと寝られないもん!」
「ばか!そんなのに頼ってばっかだから余計だめになるんだよ!」
そう言った幸が俺のポケットを漁ろうとして身を乗り出す。俺は慌てて避けようとするが、腕を取られて逃げられない。
俺たちはそのまま攻防戦を繰り返す。
「ぎゃふっ!?」
しかし、幸に盗られないよう身を捩ってる間に、バランスを崩して、二人ともどもベッドに倒れ込んでしまった。
「いったたた……え…」
軽く腰を痛めたがそれもあっという間に吹き飛ぶ。
倒れ込んだ拍子に幸との顔の距離がグッと近くなっていた。
幸の深く澄んだ藍色の瞳がよく見える。
「……」
「…なに」
初めて至近距離で幸の顔を見たが、さすがヒコたんの従兄弟。中世的ではあるものの、顔の造りがとても綺麗で、人形のようだ。前では冷たい印象しか浮かんでいないが、恥ずかしさからなのか少し赤みがかった頬が人間らしくて胸をかきむしられるような感覚になる。
「キス…しそうと思って」
そう言葉にした途端ハッとする。
惚けてるあまり変なこと言った気がする。
キョトンとした幸の顔が目に入り、俺は慌てて弁解する。
「ご、ごめんっ、嘘、俺変なこと言ったかも…!今のなしにして…!」
俺は思わず顔を逸らした。顔中に熱があがり、絶対いま変な顔になってる。おかしい、ヒコたんの時はこんなこと起こらなかったのに…!
しかし、逸らす俺の顔に幸の手が伸び、顎を無理やり上げられる。
「…キスしてみればいいじゃん」
そう言った幸は俺の唇に口付けた。
唇には柔らかい弾力があって、リップ音が響いた。
え…?
驚きの声も上げられないまま、唇がいつの間にか離れていて、幸の顔が見えた。
幸は無言だったが、頬の赤みが一層増している気がする。
「え、え、えーーーーッ!?」
「うわ、うるさっ」
「いや、いや、ちょ、っ、えっ」
「あっ、ばか、急に動くなっ!」
思わず動揺しすぎて、その場から逃げ出したくて、起きあがろうとした。しかし、幸が上にいるため、幸を無理矢理押し退ける形になる。
…のだが、結局ベッドの上でバランスを崩して逆にそのまま押し倒す形になってしまった。
「…ッ!」
二人して息が詰まる。
そして、最悪なことに、幸の手がたまたま下に降りていて、偶然にも若干盛り上がっている股間部のそこに触れていた。
幸も驚きが凄かったようで「え……ガチ?」と声をもらしてる。
俺はもう泣きたかった。
俺のバカ…、キスくらいですぐ興奮するなよ…。
文化祭から2週間近くが過ぎようとしていた。
実は、停学の話はクソ親にも届いていたようだ。
文化祭から帰ったその日に父親から一発殴られた。父からはどんなことを言われるかと思ったが、終始無言で、結局殴られただけで終わった。
そしてその後のことは親が全て済ませてしまった。
「相手方がこちらにも非があって、謝罪はいらないと仰った。停学の日程まで大人しくしておけ」
そう一言、次の日の昼に言われた。
そしてもうひとつ。
「もう俺は出る。出張先が海外だからしばらく帰ってこない。今度問題を起こしたら退学させる、お前に伝えることはそれだけだ。わかったな?」
そう告げられた俺は、何も考えない空っぽの頭で返事をした。そしてその直後、幸と出会ってからは一回も家に帰ってない。
幸の改修工事後の家は、完全な防音室で親との寝室や生活空間がはっきり分かれていた。だから、親も家にはいるみたいだけど会ったことはないし生活音とかも聞いたことがない。幸にはなんとなく聞いてみたが、やはり幸も俺と同じように親と仲が悪いらしい。一人暮らしをしない代わりに別居状態を選んだっぽい。しかも、幸の親はヒコたんの家族と密接に仲が良く、だからこそ事あるごとに押し付けがましくヒコたんの家に頼るのが嫌いだったみたいで余計この状況を望んでいたようだった。親もヒコたんの親に心酔してるのが気持ち悪いとかなんとか言ってた…。
なんかそんな話を聞いてるとどんどんヒコたんのことをどう見ていいかわからなくなる。
結局停学後も、俺はヒコたんといることを拒んだ。
ヒコたんと目が合いそうになればすぐ逃げ出したし、絡まれないように休み時間になればすぐどこかへ消えた。
逃げ足はずいぶん早くなったと思う。
ヒコたんのことをこんなに避ける日が来るとは思っていなかったが、今ではそうしなければ学校へ通えない。相変わらず学校で友達ができるかと言えばできるわけもなかったし、ヒコたんから逃げることがなんの解決になるのかわからなかったが、どうすればいいか思いつかなくて、そんな行動を取ってた。
「逃げたかったら逃げてもいいんじゃない?」
ぽつりと吐いた弱音に対して、幸がそう言った。
ーーー俺はそんな単純な言葉にもとても救われてしまったのだ。
幸のことが気になる自分がいる。
幸の真っ直ぐで正直な態度が、幸を信じていいんじゃないかと思わせてくる。幸の境遇が俺と同じで、同じ痛みを味わい、同じ苦しみを乗り越えたことが俺の今の唯一の支えなのだ.この気持ちをわかってくれるのは幸しかいない。
そう思えば思うほど、幸のことが気になって、たまに触れあう指に安心感すら抱いていた。
……時間は夕暮れになっていた。
学校から逃げるように帰ってきた俺は幸とベッドの上で寛いでいた。
正直部屋の中で寛ぐにはベッドの上しかない。地べたも冷たくて冷えるのだ。しかし、ラッキーなことに幸のベッドはなぜかクイーンサイズで、2人で寛ぐにもある程度のスペースはあった。2人でみっちりになるということもなく、このベッドで寝てるのが密着しないでいい距離感を保ててしまうから居心地が良い……という訳もあるのである。
幸は壁際側におり、なんかの雑誌を読んでいる。俺はというと、隣で寝転びながら何もすることがなくひたすらSNSをスクロールをしていた。本当にやることがない。
携帯を持ちつつも、チラリと幸を見る。
やっぱり無駄に長いまつ毛と大きい目の主張がすごい。鼻とか唇は小ぶりだから、黙っていると大人しめの印象も与えるが、何より微かに見える耳のピアスで大きくイメージが変わる。
じっと幸のことを見つめていると、ちらりと幸と目があった。
「なに見てんの?」
「いや、別に………ピアスの量やばいと思っただけ」
「あー、これ?」
幸は読んでいた雑誌を横に置いて、長い髪をかき分け左耳を晒した。幸の丸い耳には耳の形を覆うようにピアスがつけられており、シルバーやブラックの色、アクセサリとしてチェーンがついてるものなど様々なピアスが刺さっている。おい、軽く10個ぐらいないか?お前耳の骨ある?
「どー?おしゃれっしょ」
「えー…まあ、ピアスはいいなと思うけどー…やりすぎじゃね?」
「んー、まあ他のやつよりはそうかも」
いやいやそんな軽いノリじゃない量だろ。
穴空きすぎてどこが耳の穴なの?ってぐらいある。
思わず晒し出された耳に触れていた。ほぼ無意識だった。
「なんでこんなに空けたの?」
単純な疑問だった。ファッションと言われればそれまでだが、幸が開けてるのは左耳だけ。右耳は普通に、耳たぶ一個しか穴が空いていない。そのアンバランスさが何か意味がありそうな気がしていた。
「うーん……気まぐれ」
「は、絶対嘘じゃん」
幸が気まぐれとかありえない。
幸の行動は必ず理由があって行うことの方が多い。ヒコたんの時だってそうだった。幸はいい加減な人間じゃない、むしろ几帳面なタイプだ。それはこの2週間で知っている。
だからこそ、気まぐれという言葉が嘘っぽく聞こえた。
しかし、幸は特別理由を話す雰囲気でもなかった。触れられたくない…ことだったんだろうか……。
「なんかあけたらスカッとすんじゃん」
「…ほんと、それ大丈夫かよ…」
「てか、そういうお前は、睡眠薬辞めたの?」
「は!?そ、それは話が別じゃん!」
「別じゃない。薬の方がやばいじゃん。身体が慣れたら余計やめられなくなる。持ってんだろ、ほら出して」
そう言って幸は手のひらを出してくる。
後で飲もうと思ってポッケに薬が入れてたのが完全にバレてる。
幸の手をペチンと弾いてやった。
「や、やだ…!」
「おまえ、逃げるな!」
「やだ…!これ飲まないと寝られないもん!」
「ばか!そんなのに頼ってばっかだから余計だめになるんだよ!」
そう言った幸が俺のポケットを漁ろうとして身を乗り出す。俺は慌てて避けようとするが、腕を取られて逃げられない。
俺たちはそのまま攻防戦を繰り返す。
「ぎゃふっ!?」
しかし、幸に盗られないよう身を捩ってる間に、バランスを崩して、二人ともどもベッドに倒れ込んでしまった。
「いったたた……え…」
軽く腰を痛めたがそれもあっという間に吹き飛ぶ。
倒れ込んだ拍子に幸との顔の距離がグッと近くなっていた。
幸の深く澄んだ藍色の瞳がよく見える。
「……」
「…なに」
初めて至近距離で幸の顔を見たが、さすがヒコたんの従兄弟。中世的ではあるものの、顔の造りがとても綺麗で、人形のようだ。前では冷たい印象しか浮かんでいないが、恥ずかしさからなのか少し赤みがかった頬が人間らしくて胸をかきむしられるような感覚になる。
「キス…しそうと思って」
そう言葉にした途端ハッとする。
惚けてるあまり変なこと言った気がする。
キョトンとした幸の顔が目に入り、俺は慌てて弁解する。
「ご、ごめんっ、嘘、俺変なこと言ったかも…!今のなしにして…!」
俺は思わず顔を逸らした。顔中に熱があがり、絶対いま変な顔になってる。おかしい、ヒコたんの時はこんなこと起こらなかったのに…!
しかし、逸らす俺の顔に幸の手が伸び、顎を無理やり上げられる。
「…キスしてみればいいじゃん」
そう言った幸は俺の唇に口付けた。
唇には柔らかい弾力があって、リップ音が響いた。
え…?
驚きの声も上げられないまま、唇がいつの間にか離れていて、幸の顔が見えた。
幸は無言だったが、頬の赤みが一層増している気がする。
「え、え、えーーーーッ!?」
「うわ、うるさっ」
「いや、いや、ちょ、っ、えっ」
「あっ、ばか、急に動くなっ!」
思わず動揺しすぎて、その場から逃げ出したくて、起きあがろうとした。しかし、幸が上にいるため、幸を無理矢理押し退ける形になる。
…のだが、結局ベッドの上でバランスを崩して逆にそのまま押し倒す形になってしまった。
「…ッ!」
二人して息が詰まる。
そして、最悪なことに、幸の手がたまたま下に降りていて、偶然にも若干盛り上がっている股間部のそこに触れていた。
幸も驚きが凄かったようで「え……ガチ?」と声をもらしてる。
俺はもう泣きたかった。
俺のバカ…、キスくらいですぐ興奮するなよ…。
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