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第四章 魔王、旅に出る
9.鬼軍曹の訓練
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さすがに兵舎が見えてくる頃には下ろしてもらい、珠美はラースの後に続いて稽古場へと入って行った。
そこは既に熱気と砂ぼこりが舞い上がり、その中で男たちが激しく剣を交わし合っていた。
「あ! ラース隊長!」
「今はおまえが隊長だろうが」
苦笑したラースに、そうだった、というように現隊長が苦笑した背後から、他の兵士たちもぞろぞろとやってくる。
「約束通り、今日は稽古つけてくれるんですよね! よろしくお願いしまーす! っていうか今日は誰連れてんすか? 少しは落ち着いたのかと思ったら相変わらずじゃないっすか!」
「いや黒髪美少女とか結局犯罪じゃないですか!」
「あ、おまえがそんなこと言うから怯えて隠れちゃっただろうが! すいません、こいつら害はないんで」
あの、あの、と何度も口を開きかけた珠美の声が届く前に、わらわらと男たちに囲まれ、珠美は口をぱくぱくさせるしかなかった。
「で、隊長。タマちゃんはどうしたんですか? もう親元に届けたんですか?」
「おいおいお前ら、少しは昨日で学習しろ。むさい奴らが囲むなって言ってんだろうが。タマはここだよ」
ラースが振り返って背後を示したので、珠美はやっと顔だけを出してぺこりと挨拶をした。
「おはようございます。珠美です。わけあって昨日まで子供の姿でしたが――」
「えええええええええええ??」
「わああ! す、すみません、元々! 元々、こうなんですけど事情があって体が縮んでいて。今朝やっと戻ったところなんです」
ラースの背中にしがみつき顔だけを出したまましどろもどろに説明すれば、隊員たちはラースと珠美とを交互に見てざわざわとそれぞれに驚きをかわした。
「いや、魔王って謎だな。謎の生き物だな」
「昨日のタマちゃんがこの美少女とは信じられん」
「やっぱり隊長、結局そういうことなんじゃないっすか!!」
中には意味のわからない「やられた!」という怒りまであり、珠美はひたすらに戸惑った。
驚かれるだろうことは想像がついたが、相手が大勢だったため勢いに完全に呑まれてしまった。
その中で一人、愕然として口を開かない者がいた。
シルビアだ。
シルビアとはモンテーナにいた時に言葉を交わしているし、騙したようになってしまっただろうかと思い珠美は焦った。
もう子供の体に慣れ過ぎていて、いちいち話すのも忘れていたし、こんなにショックを受けたような顔をされるとは思っていなかったのだ。
珠美はラースの背中からシルビアの元にたたっと駆け寄ると、「あの」と声をかけた。
「シルビアさん、ごめんなさい。騙すつもりとかそういうのは全然なかったんです。私もすっかり忘れていて」
「あ、ううん、全然! それよりもずっと子ども扱いしちゃっててごめんなさい。模擬試合が始まるから、よければ一緒にこっちに座ってましょう」
建物の陰になっているところにおかれた長椅子に二人で座ると、ラースが「タマ、これ持っててくれ」と膝にダガーを置いた。
「あ、うん」
受け取るとずっしり重かった。
シルビアの視線はダガーに向けられており、何かを言いたそうにしていたが結局口が開けられることはなかった。
ラースは渡された訓練用の剣を引き抜くと、何度かぶんぶんと振った。
「うん。剣は久しぶりだが、それほど鈍っちゃいないようだ。誰からいく?」
鞘を放り、広間の中央に立つと、まず「~っす!」が口癖の軽そうな口調の男、グランが進み出た。
「はいはーい! 俺が行きまっす。お手柔らかにお願いしゃーす!」
他の男たちはすぐに端によけ、二人の対峙をじっと見守った。
「はじめ!」
合図と共にグランは動いた。
真っ直ぐにラースに斬りかかる。
しかしラースに一振りでその剣を巻き上げられ、その手は空になってしまった。
「ちょっ……! たいちょお、勘弁してくださいよ!」
「おまえがあまりに馬鹿正直に真っ向から突っ込んでくるからだろうが。少しは頭を使え」
「裏の裏をかいたつもりだったんすよお。だって、まさか誰も真っ直ぐに突っ込んでくるとは思わないじゃないっすか。普通、そんなのフェイントでしょ。そこを本気で打ちにいったんすから、もう少したじろいでくださいよ隊長」
「フェイントだろうが何だろうが全部打ち返す。それだけだ」
「……!」
「し、しびれる~」
ラースは当たり前に言っただけなのに、過剰に反応する隊員たちに戸惑っていると、隣のシルビアもまるでラースしか見ていなかった。
その瞳は潤んですら見える。
「か……、かっこいい」
確かにかっこいいと思う。
けれど決着がつくのがあまりにあっけなさすぎて、珠美はもっと見たいと思った。
次に対峙したのは、体格のいい男だった。
パワータイプのようで、ぶんぶんと剣を素振りする音が唸るように聞こえる。
ラースはにやりと笑うと、「ちゃんと弱点がカバーできてるか見てやるよ」と一気に踏み出した。
激しい力と力で打ち合うと、訓練用の剣はガキィンと耳に痛く響くほどに鳴り合った。
見ていて刃こぼれしてしまうのではと思うほどに激しい。
時折相手の男にヤジが飛ぶ。
「おおーい、ブランクのある相手に何やってんだ! 現役の力を見せつけろ!」
「お前のこの数年間を見せてやれ!」
しかし男の顔には目に見えて焦りが浮かんでいるのに対して、ラースは顔色一つ変えていない。
ラースの優勢は素人の珠美にも見て取れた。
「だから言っただろう。力だけで押そうとするから駄目なんだって」
そう言った次の瞬間。
ラースはくっとしゃがみ、男の懐に入り込むと剣の軌道を逸らし、思い切り体当たりをかました。
「ぐっあ」
体格のいい男がふっとび、「それまで!」と声が上がる。
「おまえは良くも悪くも型にはまりすぎだ。もっと細かく相手を見て動け」
「はい!」
すぐに立ち上がって返事をする男の前に、すぐにまた別の男が立つ。
「次お願いします! ずっと噂に聞いていた『隊長』と手合わせできて感無量です!」
ラースが去った後に入ったのだろう。
苦笑したラースは、剣の持ち方をあらためた。
「そうか。じゃあまずは実力を見せてもらうかな」
そういってどこか楽しそうに笑った。
ラースは目に見えて活き活きとしていた。
そんなラースを見ているだけで、珠美も心のどこかが沸き立つのを感じていた。
あまりに夢中で見ていたことに気が付いて、ほうっと息をつくと、シルビアは苦笑した。
「タマちゃん、こんなの見ていても面白くないでしょう?」
「いえ、普段はラースが戦ってるのを見ることがないので。いっつもやられるまえに相手を封じちゃうし、一発で決めちゃうから。ラースって本当に強いんだなと思いました」
「ふふふ。そうなのよね。隊長は強すぎて、戦のときでもないとまともに戦うところは見られないのよ。今だって結局現役相手に全然本気なんて出してないし」
確かにラースは最小限の動きしかしていないように見える。
汗一つ浮いていない。
「だからね。本当は隊長に戻ってきてほしいの。きっと隊長が生きる場所はここなんだと思うから」
そう言ったシルビアの瞳は真っ直ぐにラースを見ていた。
「護衛の期間も一年って言ってたもんね。あと残りあと半年とかそれくらいなんでしょう? だったら、それが終わったら戻って来てくれるかもしれない。今日はそのいいきっかけになったと思うの。だからタマちゃん、本当に隊長を連れてきてくれてありがとう」
笑みを向けたシルビアに、珠美は何も言葉を返すことができなかった。
シルビアもディザーナも、ラースは戦いの中にいるべきだと言う。
確かに今のラースはとても楽しそうだ。
ラースの『生きる場所』がどこかなんて、珠美にはわからない。
けれど。
誰かがラースの居場所を語るのは、なんだか違和感があった。
ラースの決めた生き方を否定しているようで。仕方なく今いる場所に甘んじているように聞こえて。
「本当に戦うのが好きなら、もっとそういう場にいると思う。ラースはいつだって、自分が望んだ場所にいると思う」
シルビアはしばらく黙って珠美を見つめていた。
それからすっくと立ちあがった。
「そうかもしれない。結局は私の願望なのかもしれない。そうだとしても、ううん、だからこそ、もう一度隊長に戻って来てほしいって言いたいの」
決めるのはラースの自由だ。
そう思うのに、何故だか落ち着かない。
それでも、行ってくるね、と笑ってラースの元へと向かったシルビアを、珠美は黙って見送ることしかできなかった。
そこは既に熱気と砂ぼこりが舞い上がり、その中で男たちが激しく剣を交わし合っていた。
「あ! ラース隊長!」
「今はおまえが隊長だろうが」
苦笑したラースに、そうだった、というように現隊長が苦笑した背後から、他の兵士たちもぞろぞろとやってくる。
「約束通り、今日は稽古つけてくれるんですよね! よろしくお願いしまーす! っていうか今日は誰連れてんすか? 少しは落ち着いたのかと思ったら相変わらずじゃないっすか!」
「いや黒髪美少女とか結局犯罪じゃないですか!」
「あ、おまえがそんなこと言うから怯えて隠れちゃっただろうが! すいません、こいつら害はないんで」
あの、あの、と何度も口を開きかけた珠美の声が届く前に、わらわらと男たちに囲まれ、珠美は口をぱくぱくさせるしかなかった。
「で、隊長。タマちゃんはどうしたんですか? もう親元に届けたんですか?」
「おいおいお前ら、少しは昨日で学習しろ。むさい奴らが囲むなって言ってんだろうが。タマはここだよ」
ラースが振り返って背後を示したので、珠美はやっと顔だけを出してぺこりと挨拶をした。
「おはようございます。珠美です。わけあって昨日まで子供の姿でしたが――」
「えええええええええええ??」
「わああ! す、すみません、元々! 元々、こうなんですけど事情があって体が縮んでいて。今朝やっと戻ったところなんです」
ラースの背中にしがみつき顔だけを出したまましどろもどろに説明すれば、隊員たちはラースと珠美とを交互に見てざわざわとそれぞれに驚きをかわした。
「いや、魔王って謎だな。謎の生き物だな」
「昨日のタマちゃんがこの美少女とは信じられん」
「やっぱり隊長、結局そういうことなんじゃないっすか!!」
中には意味のわからない「やられた!」という怒りまであり、珠美はひたすらに戸惑った。
驚かれるだろうことは想像がついたが、相手が大勢だったため勢いに完全に呑まれてしまった。
その中で一人、愕然として口を開かない者がいた。
シルビアだ。
シルビアとはモンテーナにいた時に言葉を交わしているし、騙したようになってしまっただろうかと思い珠美は焦った。
もう子供の体に慣れ過ぎていて、いちいち話すのも忘れていたし、こんなにショックを受けたような顔をされるとは思っていなかったのだ。
珠美はラースの背中からシルビアの元にたたっと駆け寄ると、「あの」と声をかけた。
「シルビアさん、ごめんなさい。騙すつもりとかそういうのは全然なかったんです。私もすっかり忘れていて」
「あ、ううん、全然! それよりもずっと子ども扱いしちゃっててごめんなさい。模擬試合が始まるから、よければ一緒にこっちに座ってましょう」
建物の陰になっているところにおかれた長椅子に二人で座ると、ラースが「タマ、これ持っててくれ」と膝にダガーを置いた。
「あ、うん」
受け取るとずっしり重かった。
シルビアの視線はダガーに向けられており、何かを言いたそうにしていたが結局口が開けられることはなかった。
ラースは渡された訓練用の剣を引き抜くと、何度かぶんぶんと振った。
「うん。剣は久しぶりだが、それほど鈍っちゃいないようだ。誰からいく?」
鞘を放り、広間の中央に立つと、まず「~っす!」が口癖の軽そうな口調の男、グランが進み出た。
「はいはーい! 俺が行きまっす。お手柔らかにお願いしゃーす!」
他の男たちはすぐに端によけ、二人の対峙をじっと見守った。
「はじめ!」
合図と共にグランは動いた。
真っ直ぐにラースに斬りかかる。
しかしラースに一振りでその剣を巻き上げられ、その手は空になってしまった。
「ちょっ……! たいちょお、勘弁してくださいよ!」
「おまえがあまりに馬鹿正直に真っ向から突っ込んでくるからだろうが。少しは頭を使え」
「裏の裏をかいたつもりだったんすよお。だって、まさか誰も真っ直ぐに突っ込んでくるとは思わないじゃないっすか。普通、そんなのフェイントでしょ。そこを本気で打ちにいったんすから、もう少したじろいでくださいよ隊長」
「フェイントだろうが何だろうが全部打ち返す。それだけだ」
「……!」
「し、しびれる~」
ラースは当たり前に言っただけなのに、過剰に反応する隊員たちに戸惑っていると、隣のシルビアもまるでラースしか見ていなかった。
その瞳は潤んですら見える。
「か……、かっこいい」
確かにかっこいいと思う。
けれど決着がつくのがあまりにあっけなさすぎて、珠美はもっと見たいと思った。
次に対峙したのは、体格のいい男だった。
パワータイプのようで、ぶんぶんと剣を素振りする音が唸るように聞こえる。
ラースはにやりと笑うと、「ちゃんと弱点がカバーできてるか見てやるよ」と一気に踏み出した。
激しい力と力で打ち合うと、訓練用の剣はガキィンと耳に痛く響くほどに鳴り合った。
見ていて刃こぼれしてしまうのではと思うほどに激しい。
時折相手の男にヤジが飛ぶ。
「おおーい、ブランクのある相手に何やってんだ! 現役の力を見せつけろ!」
「お前のこの数年間を見せてやれ!」
しかし男の顔には目に見えて焦りが浮かんでいるのに対して、ラースは顔色一つ変えていない。
ラースの優勢は素人の珠美にも見て取れた。
「だから言っただろう。力だけで押そうとするから駄目なんだって」
そう言った次の瞬間。
ラースはくっとしゃがみ、男の懐に入り込むと剣の軌道を逸らし、思い切り体当たりをかました。
「ぐっあ」
体格のいい男がふっとび、「それまで!」と声が上がる。
「おまえは良くも悪くも型にはまりすぎだ。もっと細かく相手を見て動け」
「はい!」
すぐに立ち上がって返事をする男の前に、すぐにまた別の男が立つ。
「次お願いします! ずっと噂に聞いていた『隊長』と手合わせできて感無量です!」
ラースが去った後に入ったのだろう。
苦笑したラースは、剣の持ち方をあらためた。
「そうか。じゃあまずは実力を見せてもらうかな」
そういってどこか楽しそうに笑った。
ラースは目に見えて活き活きとしていた。
そんなラースを見ているだけで、珠美も心のどこかが沸き立つのを感じていた。
あまりに夢中で見ていたことに気が付いて、ほうっと息をつくと、シルビアは苦笑した。
「タマちゃん、こんなの見ていても面白くないでしょう?」
「いえ、普段はラースが戦ってるのを見ることがないので。いっつもやられるまえに相手を封じちゃうし、一発で決めちゃうから。ラースって本当に強いんだなと思いました」
「ふふふ。そうなのよね。隊長は強すぎて、戦のときでもないとまともに戦うところは見られないのよ。今だって結局現役相手に全然本気なんて出してないし」
確かにラースは最小限の動きしかしていないように見える。
汗一つ浮いていない。
「だからね。本当は隊長に戻ってきてほしいの。きっと隊長が生きる場所はここなんだと思うから」
そう言ったシルビアの瞳は真っ直ぐにラースを見ていた。
「護衛の期間も一年って言ってたもんね。あと残りあと半年とかそれくらいなんでしょう? だったら、それが終わったら戻って来てくれるかもしれない。今日はそのいいきっかけになったと思うの。だからタマちゃん、本当に隊長を連れてきてくれてありがとう」
笑みを向けたシルビアに、珠美は何も言葉を返すことができなかった。
シルビアもディザーナも、ラースは戦いの中にいるべきだと言う。
確かに今のラースはとても楽しそうだ。
ラースの『生きる場所』がどこかなんて、珠美にはわからない。
けれど。
誰かがラースの居場所を語るのは、なんだか違和感があった。
ラースの決めた生き方を否定しているようで。仕方なく今いる場所に甘んじているように聞こえて。
「本当に戦うのが好きなら、もっとそういう場にいると思う。ラースはいつだって、自分が望んだ場所にいると思う」
シルビアはしばらく黙って珠美を見つめていた。
それからすっくと立ちあがった。
「そうかもしれない。結局は私の願望なのかもしれない。そうだとしても、ううん、だからこそ、もう一度隊長に戻って来てほしいって言いたいの」
決めるのはラースの自由だ。
そう思うのに、何故だか落ち着かない。
それでも、行ってくるね、と笑ってラースの元へと向かったシルビアを、珠美は黙って見送ることしかできなかった。
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