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スマイル26・王様と朝食
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あれから楽しい朝食も終え、片づけも終えてひと段落した。
とにかく、今日は朝から王雅にドキドキさせられて、キモチを落ち着かせるためにも一人で商店街に買い物に行くことにした。
今日の献立――お好み焼きに使う、子供用の甘口ソースを丁度切らしていたから。
買い物に王雅もついて来ようとしたから、やんわり断った。私一人の方がちゃっちゃと行って帰って来れるし、何せよ子供たちが王雅と離れるのをイヤがるわ。
留守番を頼むと、王様は快く引き受けてくれた。助かるわ。
早速商店街に向かい、今日の夕飯はお好み焼きにするから、平岡商店に行ってイカとエビとタコを買う事にした。スーパーのお徳用冷凍海鮮ミックスにしようか悩んだけど、王雅も来ているから、美味しいお好み焼きにしたくて、ちょっと奮発することにした。
平岡商店で使えって、この前のお寿司パーティーの時に出たお釣りを預かっているから、それを使わせてもらう事にした。勿論、大切なお金を遣わせてもらうんだから、王雅に断りは入れたわよ。
そんな事イチイチ言わなくていい、って言われたけどね。また使う時があったら、必ず報告するつもりよ。レシートが無いから、封筒に使った金額を書いておこうと思っているの。
預かったお金が、一円でも足りなくなったら困るから。
「おじさん。おはよう」
先ずは平岡商店に向かって、店頭に立っているおじさんに声を掛けた。
「へい、らっしゃい! 美羽ちゃん、今日はイキの良い魚揃ってるよ! あ、王雅君は今日も施設に来ているの?」
「ええ、来ているわ。今、子供たちを見てくれているの。保育士だから助かるわ」
カレシとか言われたら困るから、保育士を強調しておいた。
「あ、そうだ。この前おじさんに貰ったアラを煮つけにして出してあげたら、王雅喜んで食べていたわ。いつもありがとう」
「なーに、お安い御用。またあげるから」
「本当? 助かるわ」
「美羽ちゃん、今日は夕飯何にするの?」
「今日はお好み焼きにするの。イカとエビとタコを貰えるかしら?」
「へい、毎度あり! サービスしておくよ」
そう言っておじさんは、特大のイカを格安価格で売ってくれた。エビとタコも一番大きくて美味しそうなものを、通常価格にサービスしてくれた。
「いつもありがとう。今度またおやつにケーキでも作って、子供たちに持ってこさせるわ」
「うん、楽しみにしているよ。美羽ちゃんのケーキ、美味しいからおじさん好きなんだ」
毎度ありー、とおじさんの威勢のいい声を聞いて、平岡商店を後にした。
そのあと、天ぷら屋さんで余った天かすをいっぱい分けて貰って、八百屋さんでキャベツと長いもを買って、スーパーで徳用甘口ソースを買った。
今日のお買い物はこれでお終い。
さあ急いで施設に帰って、子供たちと王雅と楽しく遊びましょう!
とにかく、今日は朝から王雅にドキドキさせられて、キモチを落ち着かせるためにも一人で商店街に買い物に行くことにした。
今日の献立――お好み焼きに使う、子供用の甘口ソースを丁度切らしていたから。
買い物に王雅もついて来ようとしたから、やんわり断った。私一人の方がちゃっちゃと行って帰って来れるし、何せよ子供たちが王雅と離れるのをイヤがるわ。
留守番を頼むと、王様は快く引き受けてくれた。助かるわ。
早速商店街に向かい、今日の夕飯はお好み焼きにするから、平岡商店に行ってイカとエビとタコを買う事にした。スーパーのお徳用冷凍海鮮ミックスにしようか悩んだけど、王雅も来ているから、美味しいお好み焼きにしたくて、ちょっと奮発することにした。
平岡商店で使えって、この前のお寿司パーティーの時に出たお釣りを預かっているから、それを使わせてもらう事にした。勿論、大切なお金を遣わせてもらうんだから、王雅に断りは入れたわよ。
そんな事イチイチ言わなくていい、って言われたけどね。また使う時があったら、必ず報告するつもりよ。レシートが無いから、封筒に使った金額を書いておこうと思っているの。
預かったお金が、一円でも足りなくなったら困るから。
「おじさん。おはよう」
先ずは平岡商店に向かって、店頭に立っているおじさんに声を掛けた。
「へい、らっしゃい! 美羽ちゃん、今日はイキの良い魚揃ってるよ! あ、王雅君は今日も施設に来ているの?」
「ええ、来ているわ。今、子供たちを見てくれているの。保育士だから助かるわ」
カレシとか言われたら困るから、保育士を強調しておいた。
「あ、そうだ。この前おじさんに貰ったアラを煮つけにして出してあげたら、王雅喜んで食べていたわ。いつもありがとう」
「なーに、お安い御用。またあげるから」
「本当? 助かるわ」
「美羽ちゃん、今日は夕飯何にするの?」
「今日はお好み焼きにするの。イカとエビとタコを貰えるかしら?」
「へい、毎度あり! サービスしておくよ」
そう言っておじさんは、特大のイカを格安価格で売ってくれた。エビとタコも一番大きくて美味しそうなものを、通常価格にサービスしてくれた。
「いつもありがとう。今度またおやつにケーキでも作って、子供たちに持ってこさせるわ」
「うん、楽しみにしているよ。美羽ちゃんのケーキ、美味しいからおじさん好きなんだ」
毎度ありー、とおじさんの威勢のいい声を聞いて、平岡商店を後にした。
そのあと、天ぷら屋さんで余った天かすをいっぱい分けて貰って、八百屋さんでキャベツと長いもを買って、スーパーで徳用甘口ソースを買った。
今日のお買い物はこれでお終い。
さあ急いで施設に帰って、子供たちと王雅と楽しく遊びましょう!
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