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11.若頭とのデートは波乱万丈でございますっ!
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待ちに待った翌日。興奮して眠れないかと思いきや、缶蹴りで疲れたせいでぐっすり眠ったメンタル最強女子は、私でーす。
さーて。今日のデート、何着て行こうかな?
男を堕とすには、やっぱりピンクでしょー! ピンクの水玉ワンピース・・・・って、ダメ! 水玉はNGだった! 子供っぽいって前に言われてから、着用を止めたんだ!
くうぅー。好きなのに!
フン。今日はセクシー路線で行っちゃおう。私だってやればできるのよ。
白雪お嬢が着ているような、清楚チェック系はどうかしら?
おしとやかにしていたら、それなりに見える?
うーん。
セレクトショップで全身コーデ一万円以下のアイテムしか持っていない。
上下で五千円とか。高くても七、八千円とか。
あー。イチ君に頼んで、令嬢ワンピ借りときゃよかったかなぁー。一着ン万円するようなイイヤツ。でも、三成家にあるものは、金銭感覚おかしいから、ン万円どころかン十万円するようなものが多そう。
そんなの、万が一デートで缶蹴りして、汚したら大変だからやっぱりいいや。
着て行く洋服の色は黒がいいかと思ったけれど、やっぱり女子らしくしたいから、ゆるふわのラベンダーピンクのパフスリーブニットに、ダークピンクのプリーツスカートをチョイスした。
キャメルと悩んだんだけど、やっぱりピンクは外したくないのよねー。秋らしく、ピンクのワントーンで攻めた。ネイルもピンク。メイクもダークピンク系にしよーっと。
全部落ち着いたピンクだけれど、ピンクで纏めたら子供っぽいかな?
想像してみた。中松さんが連れていそうな女性って大人っぽそう。黒や赤のセクシーミニワンピなんか着ても、多分私は似合わない。お姉ちゃんが好きだったのなら、中松さんは清純派が好みなんだと推測した。黒より白とかピンク。女子っぽい方が好きなんじゃないかなーって思うワケよ。でも、セクシーな下着好きって言ってたもんね。やっぱり解らない。
だから下着は、この前イチ君に買ってもらったセクシー下着を身に着けた。
色は黒!
これでどーだっ。(ばばばーん)
万が一の情事にも備えて完璧よぉっ!
そーいういい雰囲気に、私が持っていく!
ちょっと予行練習しておこう。
(↓以下想像)
雰囲気のいい夜景でも見ながら――帰りたくない、って目を潤ませて言うの。
――美緒。でももう帰る時間だろ。早く帰らねえと、家族が心配するぞ。
――大丈夫。今日は遅くなるってちゃんと言ってきたから。
――でも。
――でもじゃない。ここまで来て、女の口からこれ以上言わせる気?
――だな。そんな野暮な事はしねえよ。
二人見つめ合う距離が近づき、そっと触れる唇。燃え上がる情熱。胸に置かれた手が私のニットにかかり・・・・。
――中松さん。
――美緒。本当に俺でいいのか?
――当然でしょ。野暮な事聞かないで・・・・。
そして二人は――
その後、ずぎゃーん、ってなるワケね!
これよ、これ!
こうしてゴールイン!
きゃーっ。そういう雰囲気にならなかったら、こっちから押し倒して強引に攻めてやるわっ!
さーて。今日のデート、何着て行こうかな?
男を堕とすには、やっぱりピンクでしょー! ピンクの水玉ワンピース・・・・って、ダメ! 水玉はNGだった! 子供っぽいって前に言われてから、着用を止めたんだ!
くうぅー。好きなのに!
フン。今日はセクシー路線で行っちゃおう。私だってやればできるのよ。
白雪お嬢が着ているような、清楚チェック系はどうかしら?
おしとやかにしていたら、それなりに見える?
うーん。
セレクトショップで全身コーデ一万円以下のアイテムしか持っていない。
上下で五千円とか。高くても七、八千円とか。
あー。イチ君に頼んで、令嬢ワンピ借りときゃよかったかなぁー。一着ン万円するようなイイヤツ。でも、三成家にあるものは、金銭感覚おかしいから、ン万円どころかン十万円するようなものが多そう。
そんなの、万が一デートで缶蹴りして、汚したら大変だからやっぱりいいや。
着て行く洋服の色は黒がいいかと思ったけれど、やっぱり女子らしくしたいから、ゆるふわのラベンダーピンクのパフスリーブニットに、ダークピンクのプリーツスカートをチョイスした。
キャメルと悩んだんだけど、やっぱりピンクは外したくないのよねー。秋らしく、ピンクのワントーンで攻めた。ネイルもピンク。メイクもダークピンク系にしよーっと。
全部落ち着いたピンクだけれど、ピンクで纏めたら子供っぽいかな?
想像してみた。中松さんが連れていそうな女性って大人っぽそう。黒や赤のセクシーミニワンピなんか着ても、多分私は似合わない。お姉ちゃんが好きだったのなら、中松さんは清純派が好みなんだと推測した。黒より白とかピンク。女子っぽい方が好きなんじゃないかなーって思うワケよ。でも、セクシーな下着好きって言ってたもんね。やっぱり解らない。
だから下着は、この前イチ君に買ってもらったセクシー下着を身に着けた。
色は黒!
これでどーだっ。(ばばばーん)
万が一の情事にも備えて完璧よぉっ!
そーいういい雰囲気に、私が持っていく!
ちょっと予行練習しておこう。
(↓以下想像)
雰囲気のいい夜景でも見ながら――帰りたくない、って目を潤ませて言うの。
――美緒。でももう帰る時間だろ。早く帰らねえと、家族が心配するぞ。
――大丈夫。今日は遅くなるってちゃんと言ってきたから。
――でも。
――でもじゃない。ここまで来て、女の口からこれ以上言わせる気?
――だな。そんな野暮な事はしねえよ。
二人見つめ合う距離が近づき、そっと触れる唇。燃え上がる情熱。胸に置かれた手が私のニットにかかり・・・・。
――中松さん。
――美緒。本当に俺でいいのか?
――当然でしょ。野暮な事聞かないで・・・・。
そして二人は――
その後、ずぎゃーん、ってなるワケね!
これよ、これ!
こうしてゴールイン!
きゃーっ。そういう雰囲気にならなかったら、こっちから押し倒して強引に攻めてやるわっ!
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