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ロバート学校入学前

初めて、図書室に訪れました!

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 あの後、俺たちは何事もなかったのようにみんなのもとにかえった。マリアネも来た時の作り笑顔に戻っていた。
「では、今日はありがとう。また、会いに来る。」
「いつでも、お待ちしておりますわ。」
俺は、馬車に乗って帰った。彼女とその父親はずっと見送っていた。
……。いや、どうしよう。さっきはあんなにシリアスな雰囲気を出していたが、内心ではマジで焦っている。
「どうかされましたかな?」
「ん…。あぁいや、特に何もない。」
「それはすいません。ところで、マリアネ様はどうでしたか?」
えぇこれどうこたえるのが正解なんだ。とりあえず…。
「いい人だった…ぞ。」
うぅん答えずれぇ。まぁだが、めちゃくそ美しくはあった。
「将来は大丈夫ですか?」
今、その話をするか、アルフレッド…。
「まぁ大丈夫そうだ。」
「それは良かったです。失礼を申し上げますが、このアルフレッド、ユリウス様を心の底から、かわいがっておりますので。」
「…。そうか、ありがとう。」
俺は、思わず作り笑顔で返してしまった。ユリウスはもう、アルフレッドの好きなユリウスではない。きっとあのユリウスは—。
「つきましたよ。ユリウス様。」
「ありがとう。」

 ほんとにどうしよ。
俺は、ベッドに横たわりながら考える。
 あんときは『マリアネが望んでいるなら』なんてかっこよく言っちゃったけど、実際考えたら俺自身はマリアネと一緒にいたい。結婚をしたい。じゃあ…ってもう何が何だか分からなくなってきた!もういいや一回違うことを考えよう…。そういえばここに図書室があったよな、ちょっと行ってみるか!

おぉここが図書室かぁ。なんかおもろいのあるかな。
部屋は広く、壁沿いに本棚があり中には本がびっしりと入っていた。部屋の中央には少し古びた、椅子と机が置いてあった。
ここには、魔導書だ!そうだった、この世界は魔法が存在する。明日にでも魔法を使ってみようかな。マリアネを守りたいし…。こっちには剣のほ…
その時、後ろから何かが落ちる音がした。
「ん…?なんだ?」
拾い上げてみると、それは本だった。思ったより年季が入っているらしく、ところどころに汚れが付いている。
なんだこれ?
 
※文章構成のため、少し文章を変えてさせて頂きました。
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