2 / 7
2.
しおりを挟む
それからは陽菜と篠崎くんと北野くんと一緒に居ることが多くなった。
北野祐くんは陽菜の彼氏。
2人はお似合い
「ねぇ、巴」
「うん?」
「将来どうするか考えた?」
将来、か。
一応、やりたいと思ってることはある。
「……一応ね、でもね無理って思ってるから」
「どうして?」
「……陽菜にはわからないよ」
わからない。
両親に逆らうとどうなるか。
お姉ちゃんが逆らったとき怒る母親
お姉ちゃんと仲良しだった友達を学校から退学させる両親だから。
だから一緒に居るときっと両親の耳に入る。
家に帰ると
「ねぇ、巴」
「……なに」
もう、耳に入ったの?
また、同じことをしようとしてるの?
やっと友達と思える人に会えたのに!
「菅屋陽菜さん、篠崎蒼葉さん、北野祐さんとよく一緒に居ると聞いたわ」
やっぱり耳に入ってた。
なんで?
「どうゆうこと?巴にはもっといいお友達が居るわ」
いい友達ってなに?
どうして友達のことまで言われないといけないの?
なんで?
「……お母さん」
「あら、真彩」
「……あの話しを受け入れるので巴と皐月に何もしないでください」
お姉ちゃん!
あの話しってお見合い?
「お姉ちゃん!」
首を振る。
どうして?
お姉ちゃんの人生なのよ!
「ホントね?絶対よ?あなたが何かしたら巴にも同じことをしますからね」
それだけ言って母さんは行った。
「……お姉ちゃん」
「大丈夫よ。巴と皐月には幸せになってほしいの」
お姉ちゃんの手は暖かい。
安心する手。
北野祐くんは陽菜の彼氏。
2人はお似合い
「ねぇ、巴」
「うん?」
「将来どうするか考えた?」
将来、か。
一応、やりたいと思ってることはある。
「……一応ね、でもね無理って思ってるから」
「どうして?」
「……陽菜にはわからないよ」
わからない。
両親に逆らうとどうなるか。
お姉ちゃんが逆らったとき怒る母親
お姉ちゃんと仲良しだった友達を学校から退学させる両親だから。
だから一緒に居るときっと両親の耳に入る。
家に帰ると
「ねぇ、巴」
「……なに」
もう、耳に入ったの?
また、同じことをしようとしてるの?
やっと友達と思える人に会えたのに!
「菅屋陽菜さん、篠崎蒼葉さん、北野祐さんとよく一緒に居ると聞いたわ」
やっぱり耳に入ってた。
なんで?
「どうゆうこと?巴にはもっといいお友達が居るわ」
いい友達ってなに?
どうして友達のことまで言われないといけないの?
なんで?
「……お母さん」
「あら、真彩」
「……あの話しを受け入れるので巴と皐月に何もしないでください」
お姉ちゃん!
あの話しってお見合い?
「お姉ちゃん!」
首を振る。
どうして?
お姉ちゃんの人生なのよ!
「ホントね?絶対よ?あなたが何かしたら巴にも同じことをしますからね」
それだけ言って母さんは行った。
「……お姉ちゃん」
「大丈夫よ。巴と皐月には幸せになってほしいの」
お姉ちゃんの手は暖かい。
安心する手。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
優しい微笑をください~上司の誤解をとく方法
栗原さとみ
恋愛
仕事のできる上司に、誤解され嫌われている私。どうやら会長の愛人でコネ入社だと思われているらしい…。その上浮気っぽいと思われているようで。上司はイケメンだし、仕事ぶりは素敵過ぎて、片想いを拗らせていくばかり。甘々オフィスラブ、王道のほっこり系恋愛話。
アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
【完結】愛に裏切られた私と、愛を諦めなかった元夫
紫崎 藍華
恋愛
政略結婚だったにも関わらず、スティーヴンはイルマに浮気し、妻のミシェルを捨てた。
スティーヴンは政略結婚の重要性を理解できていなかった。
そのような男の愛が許されるはずないのだが、彼は愛を貫いた。
捨てられたミシェルも貴族という立場に翻弄されつつも、一つの答えを見出した。
私が愛する王子様は、幼馴染を側妃に迎えるそうです
こことっと
恋愛
それは奇跡のような告白でした。
まさか王子様が、社交会から逃げ出した私を探しだし妃に選んでくれたのです。
幸せな結婚生活を迎え3年、私は幸せなのに不安から逃れられずにいました。
「子供が欲しいの」
「ごめんね。 もう少しだけ待って。 今は仕事が凄く楽しいんだ」
それから間もなく……彼は、彼の幼馴染を側妃に迎えると告げたのです。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
【完結】王太子妃の初恋
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
カテリーナは王太子妃。しかし、政略のための結婚でアレクサンドル王太子からは嫌われている。
王太子が側妃を娶ったため、カテリーナはお役御免とばかりに王宮の外れにある森の中の宮殿に追いやられてしまう。
しかし、カテリーナはちょうど良かったと思っていた。婚約者時代からの激務で目が悪くなっていて、これ以上は公務も社交も難しいと考えていたからだ。
そんなカテリーナが湖畔で一人の男に出会い、恋をするまでとその後。
★ざまぁはありません。
全話予約投稿済。
携帯投稿のため誤字脱字多くて申し訳ありません。
報告ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる