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第一章 カラス色の聖女
神殿の森1
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アルコール特有の熱さが小鳥の喉を流れ落ちてゆく。
一気に飲み干したその液体は、赤ワインに蜂蜜を加えたような濃厚な味わいであった。空になった杯を机に置くと、小鳥は自分の身体に異変はないか確かめる。
(今のところは大丈夫かな……?意識もしっかりしてるし、気持ち悪いとかそういう事もない…)
小鳥は机の下でこっそりと両手を開いたり閉じたりしてみたが、特に問題なく動かす事が出来た。足先にも痺れはなく、昏倒するような事もなかった。
毒物を盛られるかもしれないなんて心配のしすぎだったか、と小鳥が考えている間にバレンド司祭が杯を布で包み片付ける。
「小鳥様、続いて儀式用のお召し物へお召し替えをお願い致します。私は準備がありますので、一度退出させていただきます。何かございましたらこちらの者に何なりとお申し付けください。では、失礼致します」
バレンド司祭が一つ礼をし退出して行くと、部屋の中には小鳥と夕食を運んできた見慣れない女性の二人だけになった。彼女が手に持っていたのは儀式用の服だったようで、着替え用の衝立へと向かって歩いて行く。
「小鳥様、どうぞこちらへお越し下さい。お召し替えを致しましょう」
(これはまずい……)
小鳥は今、足にナイフを括り付けたままの状態だ。彼女に着替えを手伝ってもらった場合、確実にナイフがバレてしまう。それに加えて、このままではアンジェリカへの手紙もスカートのポケットに入れたままだ。どこかへ置く事も出来ない。
「あの、着替えでしたら一人で出来ますので待っていてもらえますか?その間にお茶を淹れておいて欲しいのですけれど……」
「かしこまりました。では、お着替えはこちらに置いておきます。お茶は申し訳ないのですが、今はお召し上がりいただけません。私はこちらで待機しておりますので、何かありましたらお声掛けください」
そう言うと彼女は部屋の扉を背に静かに立った。残念ながら部屋から出て行ってはくれないようだ。
(一人で着替えられるだけでもマシだよね。とりあえず、さっさと着替えてアンジェリカさんへの手紙に追記しなきゃ…!)
小鳥は衝立まで移動するとポケットの中から折り畳んだ手紙とペン、回復薬そして星の欠片を取り出す。ポケットが空になったのを確認すると、素早く着ている服を脱いでいく。
儀式用にと用意された衣装は真っ白なチューブトップ状のワンピースと、いつも使っている帯よりも豪華な刺繍の入った金糸で織られた帯だ。白いワンピースは刺繍などの入っていないシンプルな見た目だが、さらりとした生地は上等な物であることが分かる。生地を重ねたようなデザインで、丈は脛の中程まである。
ワンピースを着ていつものように帯を締めれば完成だ。手早く着替え終わると胸元に回復薬と星の欠片を忍ばせる。
(アンジェリカさんへの手紙書かないと……あれ?)
折り畳んだ手紙を広げる指先が少し痺れていることに気が付いた。やはり何か毒物を盛られていたか、と思うのと共に焦りと恐怖が小鳥を襲う。その気持ちをなんとか抑えて、痺れる手にペンを握りしめ震える拙い文字で必死に書きあげていく。
〈バレンド、毒、杯、逃げ…〉
ここまでで小鳥の手は限界であった。
力があまり入らなくなった手からペンが固い床へと落ちてゆく。その音を聞きつけたであろう彼女の足音が近づいて来た。くしゃりと丸めた手紙を胸元にねじ込み、小鳥自ら衝立を出る。
「すみません。なんだか身体の調子がおかしくて……」
「大丈夫ですよ。お手をどうぞ。こちらのソファーに座って少々お待ち下さい」
彼女は不安そうな小鳥を安心させるかのように優しく微笑む。小鳥に手を貸しソファーに座らせると、くるりと背を向け扉に向かって行った。
(今しかない!!)
ソファーから立ち上がろうとしたが、足に力が入らず崩れ落ちるようにして床に蹲ってしまった。震える手でなんとか胸元からくしゃりと丸まった手紙を取り出すと、ソファーの下へ隠すように置く。
(本当は外に投げたかったけど、もう無理みたい。アンジェリカさんならきっと見つけてくれるはず……。もしリサさんが見つけてもあの人なら悪いようにはしないと思う……)
「何をなさっているのですか!そのようなお身体で無理をされてはお怪我をなさいますよ!」
「あの……わ、たし………」
「大丈夫ですよ。そのまま安心して身を任せてくださいませ。………では、手筈通りに。傷一つ付けないよう丁寧に運びなさい」
「承知しております」
先ほど彼女が扉に向かった時に呼んだのか、いつの間にか見知らぬ男性が目の前にいた。この男性が着ている黒い服はリサが着ている服の男性版だ。彼も神殿の関係者なのだろう。
「聖女様、失礼致します」
そう一言小鳥に告げると、がっしりと横抱きにして抱えた。まるで重さを感じていないかのような軽い足取りで、部屋の外へと歩みを進めて行く。
(どこに行くんだろ?私は何をされるの?)
誰かが見つけてくれないだろうか、と小鳥は辺りに視線を巡らせる。しかし、この時間であればいつもは人がいるはずなのに、今日の廊下はしんと静まり返っている。
痺れて動かない身体とぼんやりとした思考では、小鳥はもうどうする事も出来ない。なされるがままその身を委ねるしかない。
宿舎の階段を降り外へと続く扉が開かれると、ひんやりと湿った空気が全身を包む。室内にいる時よりも一段と気温が低く感じられる。肩が剥き出しになった薄い生地の服を着ている小鳥は、その夜風の冷たさに肌を粟立たせる。
(寒い……怖い……)
動けない小鳥に反抗する手段もなく、冷たい夜の中を運ばれて行く。
建物が遠ざかっていき辺りの暗さが増した頃、暗闇の中にぼんやりとした光が見える事に気付いた。小鳥を抱えた彼は、迷わずその四つの光に向かって真っ直ぐ進んで行く。近付いて行くとその光はランタンの灯りである事が分かった。
「やっと来ましたか。道中何事もありませんでしたか?」
ランタンを揺らしそう言いながら一歩前へと踏み出したのはバレンド司祭であった。相変わらず優しげな笑みをその顔に浮かべている。
ここにいる者たちは皆、見覚えのあるローブを身に纏っていた。神殿関係者で魔術の扱いに長けた者なのだろう、とぼんやりとした頭で小鳥は考える。
「小鳥様のお身体にしっかりと薬も効いているようですね。では、参りましょう」
バレンド司祭の言葉に他の者たちがこくりと頷く。小鳥と小鳥を抱えた男性を前後で挟むような形になると、辺りを警戒するように見渡した後静かに動き始めた。
(どこに行くの?)
暗い夜道を僅かな灯りで進んで行く。歩く足音はいつの間にかコツコツという固い地面の音から、サクサクと草を踏み締める音へと変わった。
「さて、ここからは少々足元が悪くなりますから、十分に気を付けてください」
後ろを振り返りそう告げたバレンド司祭へと目を向ければ、いつの間にか真っ暗な森の前に立っていた。ランタンの揺れる灯りがバレンド司祭の笑みを怪しげに照らした。
一気に飲み干したその液体は、赤ワインに蜂蜜を加えたような濃厚な味わいであった。空になった杯を机に置くと、小鳥は自分の身体に異変はないか確かめる。
(今のところは大丈夫かな……?意識もしっかりしてるし、気持ち悪いとかそういう事もない…)
小鳥は机の下でこっそりと両手を開いたり閉じたりしてみたが、特に問題なく動かす事が出来た。足先にも痺れはなく、昏倒するような事もなかった。
毒物を盛られるかもしれないなんて心配のしすぎだったか、と小鳥が考えている間にバレンド司祭が杯を布で包み片付ける。
「小鳥様、続いて儀式用のお召し物へお召し替えをお願い致します。私は準備がありますので、一度退出させていただきます。何かございましたらこちらの者に何なりとお申し付けください。では、失礼致します」
バレンド司祭が一つ礼をし退出して行くと、部屋の中には小鳥と夕食を運んできた見慣れない女性の二人だけになった。彼女が手に持っていたのは儀式用の服だったようで、着替え用の衝立へと向かって歩いて行く。
「小鳥様、どうぞこちらへお越し下さい。お召し替えを致しましょう」
(これはまずい……)
小鳥は今、足にナイフを括り付けたままの状態だ。彼女に着替えを手伝ってもらった場合、確実にナイフがバレてしまう。それに加えて、このままではアンジェリカへの手紙もスカートのポケットに入れたままだ。どこかへ置く事も出来ない。
「あの、着替えでしたら一人で出来ますので待っていてもらえますか?その間にお茶を淹れておいて欲しいのですけれど……」
「かしこまりました。では、お着替えはこちらに置いておきます。お茶は申し訳ないのですが、今はお召し上がりいただけません。私はこちらで待機しておりますので、何かありましたらお声掛けください」
そう言うと彼女は部屋の扉を背に静かに立った。残念ながら部屋から出て行ってはくれないようだ。
(一人で着替えられるだけでもマシだよね。とりあえず、さっさと着替えてアンジェリカさんへの手紙に追記しなきゃ…!)
小鳥は衝立まで移動するとポケットの中から折り畳んだ手紙とペン、回復薬そして星の欠片を取り出す。ポケットが空になったのを確認すると、素早く着ている服を脱いでいく。
儀式用にと用意された衣装は真っ白なチューブトップ状のワンピースと、いつも使っている帯よりも豪華な刺繍の入った金糸で織られた帯だ。白いワンピースは刺繍などの入っていないシンプルな見た目だが、さらりとした生地は上等な物であることが分かる。生地を重ねたようなデザインで、丈は脛の中程まである。
ワンピースを着ていつものように帯を締めれば完成だ。手早く着替え終わると胸元に回復薬と星の欠片を忍ばせる。
(アンジェリカさんへの手紙書かないと……あれ?)
折り畳んだ手紙を広げる指先が少し痺れていることに気が付いた。やはり何か毒物を盛られていたか、と思うのと共に焦りと恐怖が小鳥を襲う。その気持ちをなんとか抑えて、痺れる手にペンを握りしめ震える拙い文字で必死に書きあげていく。
〈バレンド、毒、杯、逃げ…〉
ここまでで小鳥の手は限界であった。
力があまり入らなくなった手からペンが固い床へと落ちてゆく。その音を聞きつけたであろう彼女の足音が近づいて来た。くしゃりと丸めた手紙を胸元にねじ込み、小鳥自ら衝立を出る。
「すみません。なんだか身体の調子がおかしくて……」
「大丈夫ですよ。お手をどうぞ。こちらのソファーに座って少々お待ち下さい」
彼女は不安そうな小鳥を安心させるかのように優しく微笑む。小鳥に手を貸しソファーに座らせると、くるりと背を向け扉に向かって行った。
(今しかない!!)
ソファーから立ち上がろうとしたが、足に力が入らず崩れ落ちるようにして床に蹲ってしまった。震える手でなんとか胸元からくしゃりと丸まった手紙を取り出すと、ソファーの下へ隠すように置く。
(本当は外に投げたかったけど、もう無理みたい。アンジェリカさんならきっと見つけてくれるはず……。もしリサさんが見つけてもあの人なら悪いようにはしないと思う……)
「何をなさっているのですか!そのようなお身体で無理をされてはお怪我をなさいますよ!」
「あの……わ、たし………」
「大丈夫ですよ。そのまま安心して身を任せてくださいませ。………では、手筈通りに。傷一つ付けないよう丁寧に運びなさい」
「承知しております」
先ほど彼女が扉に向かった時に呼んだのか、いつの間にか見知らぬ男性が目の前にいた。この男性が着ている黒い服はリサが着ている服の男性版だ。彼も神殿の関係者なのだろう。
「聖女様、失礼致します」
そう一言小鳥に告げると、がっしりと横抱きにして抱えた。まるで重さを感じていないかのような軽い足取りで、部屋の外へと歩みを進めて行く。
(どこに行くんだろ?私は何をされるの?)
誰かが見つけてくれないだろうか、と小鳥は辺りに視線を巡らせる。しかし、この時間であればいつもは人がいるはずなのに、今日の廊下はしんと静まり返っている。
痺れて動かない身体とぼんやりとした思考では、小鳥はもうどうする事も出来ない。なされるがままその身を委ねるしかない。
宿舎の階段を降り外へと続く扉が開かれると、ひんやりと湿った空気が全身を包む。室内にいる時よりも一段と気温が低く感じられる。肩が剥き出しになった薄い生地の服を着ている小鳥は、その夜風の冷たさに肌を粟立たせる。
(寒い……怖い……)
動けない小鳥に反抗する手段もなく、冷たい夜の中を運ばれて行く。
建物が遠ざかっていき辺りの暗さが増した頃、暗闇の中にぼんやりとした光が見える事に気付いた。小鳥を抱えた彼は、迷わずその四つの光に向かって真っ直ぐ進んで行く。近付いて行くとその光はランタンの灯りである事が分かった。
「やっと来ましたか。道中何事もありませんでしたか?」
ランタンを揺らしそう言いながら一歩前へと踏み出したのはバレンド司祭であった。相変わらず優しげな笑みをその顔に浮かべている。
ここにいる者たちは皆、見覚えのあるローブを身に纏っていた。神殿関係者で魔術の扱いに長けた者なのだろう、とぼんやりとした頭で小鳥は考える。
「小鳥様のお身体にしっかりと薬も効いているようですね。では、参りましょう」
バレンド司祭の言葉に他の者たちがこくりと頷く。小鳥と小鳥を抱えた男性を前後で挟むような形になると、辺りを警戒するように見渡した後静かに動き始めた。
(どこに行くの?)
暗い夜道を僅かな灯りで進んで行く。歩く足音はいつの間にかコツコツという固い地面の音から、サクサクと草を踏み締める音へと変わった。
「さて、ここからは少々足元が悪くなりますから、十分に気を付けてください」
後ろを振り返りそう告げたバレンド司祭へと目を向ければ、いつの間にか真っ暗な森の前に立っていた。ランタンの揺れる灯りがバレンド司祭の笑みを怪しげに照らした。
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