転生したけど平民でした！もふもふ達と楽しく暮らす予定です。

みんなでBBQ

◇ある日の冒険ギルド◇

何やら騒がしいですね。ちょっと様子を見てきましょうか？

受付が混んでます！

ムスティの前だけが長蛇の列！

これは一体何なんでしょう？

あっ。ベテランの受付嬢が一人ずつに用件を聞きだしたよ。

ひやかしお断り！依頼を受ける方、依頼をする方以外はお断り！って貼り紙したね。

多分、ムスティファンのお嬢様対策やね。


えっ？ミレディ？

何故？受付に？しかも、ムスティ前！

周囲が見守る中‥

「明日の午後は暇か？」

デートの誘い？それとも戦うの？

「明日は休みなので空いてますが？」

「よしっ！なら起きたらローゼンボルグ邸に集合な！じゃあな。」

ベテラン受付嬢にウインクして何か渡すと転移して去ってくミレディでした。

ムスティファンのお嬢様方‥

ローゼンボルグ邸には行けないですよね？

ムスティ様入り待ちとかしたら‥最強執事から追い返されますし‥

アルの優しいながらも冷たく心抉られる説教にメンタル折れてもよいお嬢様はローゼンボルグ邸まで追いかけてみたらどうでしょう？

明日のローゼンボルグ邸で何のイベントがあるか楽しみだね。

受付嬢に渡したのは桜庵のお菓子だよ。

ミレディって然り気無く男前だから受付嬢はみんなミレディファンだからね。

ちょっとばかりルール違反しても許されてるよね。

明日のイベント何だろ？気になるから勿論見に行くよね？

◆お肉ジュージュー◆

ローゼンボルグ邸からこんにちは！アリアだよ。

今日は、お庭でバーベキューなんだぁ。

何かね。安らぎの森のクイーン様から森の美味しい物が沢山届いたのと、ママとジルさんの使い魔さんたちで魔獣狩りしたら‥

ギルドで買い取れない位にお肉が余ったみたいで急遽バーベキューする事になったんだよ。

私は野菜切ったり、焼きおにぎり用のご飯を焚いたりしてたよ。

今はね。デザートの仕込み！

今日は、ムスティさんの誕生日なんだって。

サプライズパーティーも兼ねたバーベキューなんだよ。

マリナと一緒に特製のバースデーケーキを作ってる。

マリナ今日は気合い入ってて、いつもより可愛いんだ。

ムスティさんといい雰囲気になれるようにみんなでグイグイ押しちゃうからね。

頑張れマリナ！

ムスティさん甘党だからきっとこのケーキ喜ぶはずだよ。


庭ではもうお肉焼き始めたみたい！

いい匂いがしてきてる。
　　
使い魔さんたちもお手伝いしてるよ。

今日はみんな人型になってる！

マリナ‥目がハートになってる‥

「アリア！あの赤い髪のイケメンは誰なの？その横の黒髪のマッチョも素敵なんだけど‥」


マリナ！ムスティさんはどうした？

赤髪も黒髪もジルさんの使い魔やから！

マリナのイケメン好きも困ったもんだな。
　
マリナ！早くケーキの仕上げしないと！

イケメンたちは後で紹介するから落ちついて。

「ねぇ。アリア。イケメンさん増えたよ！金髪碧眼のキラキラしたあの方は？タイプなんやけど‥‥」


マリナ‥あれはアルさんの使い魔のゴルドさんやからな。

マジで落ち着いてくれ！

「アリア！あの黒髪に金メッシュのマッチョは誰なん？」

あれはママの使い魔のゾラッタやし！

あんたは人外の嫁になるんか？

止めないけどさぁ。

ムスティさんはいいん？

「アリア！イケメンは目の保養で心の栄養ねん！本命とはまた別腹なんよ。あんたにはわからんかもしれんけどな。」

うん。私には難しいわ。

私はジルさんだけでお腹いっぱいやし！

「そりゃジル様はイケメンやし、強いし、家柄もいいし‥なんと言ってもアリアにベタ惚れやからな。羨ましい！！」

そうかな？

まぁ 大切にされてるのは感じてるよ。

忙しい合間に会いに来てくれたり、心配して使い魔さんたちをボディーガードにおいていってくれてるし、

ローゼンボルグ家の人たちはみんな優しいし‥


「いいなぁ。私も優しくて頼りになるイケメンな旦那様欲しい！」

マリナ！とりあえずこのケーキ持ってムスティさんに突撃しよ！

さぁ行くよ！

ムスティへのサプライズパーティーは成功するのかな？

マリナの恋の行方は？

それより、お肉とケーキ食べたいなぁ

お腹空いた‥‥

みんなでBBQ楽しみますか！



パパとジルさんがお肉焼いてくれてるよ。

パパはお肉の塊をぐるぐる回して焼いてる！

肉汁が‥‥ヤバい！

早く食べたいな！