【完結】ぽっちゃりなヒロインは爽やかなイケメンにひとめぼれされ溺愛される

真央ちゃんがやってきた

真央ちゃんに新しい家族増えたからお暇な時に見に来てね！ってミルクの寝顔と一緒に送ったら

今日は早上がりだから帰りによるって返信きたから慌てて部屋を片付けてる。

真央ちゃんはいっつも私の予定は丸無視で自分の好きな時に遊びにくるんだから‥

幼稚園で最初に会った時からずっと変わらないんだ。

真央ちゃん泊まってくかもしれないから用意しとくか。

「お姉ちゃん！真央ちゃんくるから晩御飯多めにしといて。食べてくかもしれないから。」

「今日はシチューだから人数増えても大丈夫よ。真央ちゃんくるなら、何かお菓子いるよね？ちょっと夕陽ちゃんのとこいって何かないか見てくるわ。」

お姉ちゃんは、お菓子を買いに行くのを口実に近所で幼馴染みがやってるカフェにミルクを連れて遊びに行った。

お姉ちゃん‥仕事行き詰まってるんかな？心配だな？

姉のあゆむはイラストレーターなので基本家で仕事をしている。

行き詰まると近所にあるカフェに入り浸って帰ってこなくなる習性があるのだ。

お姉ちゃんたらミルクも連れてくなんて‥

ほたるはブツブツ言いながら、部屋の掃除を再開した。

◇◇◇◇◇◇

「ほたるー。いるの？開けて！」

外からデカイ声で叫んでるのは真央ちゃんのようです。

今行くー。

ほたるも叫び返してあわてて下に行くと。

両手に沢山荷物を持った真央ちゃんが‥

真央ちゃん？どうしたん？

「それがさぁ。駅前で店じまいセールやってたからちょっと服を買い込んだのと、夕暮れカフェの前通ったら凪さんに会って月雲の恵方巻きと恵方ロールと新作のスイーツもらってん。」

マジか？予約してなかったからあきらめたってお姉ちゃん言ってたヤツだわ。お姉ちゃんにLINEしとこ。

「私、カプチーノがいいな。」

勝手にエスプレッソマシンをセットする真央ちゃん。

うちもカプチーノ。と叫んで、恵方ロールを切ろうか悩むほたるでした。

◇◇◇

結局、抹茶小豆と小豆を半分ずつ食べたよ。

お姉ちゃんとミルクはまだ帰ってきません！