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公園通りの恋
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ウォーキングがてら近所の公園にお散歩に出かけたほたるですが
歩き過ぎてちょっと疲れたらしくベンチに座って休憩しております。
そこにポテポテと可愛らしい子犬が歩いてきましたよ。
めっちゃ可愛い!
動物大好きなほたるは直ぐに反応して子犬の方へ
「ふわふわぁ。一人でどうしたの?飼い主さんはいないの?」
子犬を撫でながら話しかけるほたる。
子犬はまぁるい可愛い目でジッとほたるの顔を見て尻尾をパタパタ。
「どうしよ?めっちゃ可愛い!連れて帰ったらお姉ちゃん怒るかな?ねぇ。君?良かったらうちの子になっちゃう?」
抱っこしながら子犬に問いかけると首をコテンと横に倒して甘えたようにほたるの腕におさまって
ほたるの顔をペロペロ舐めはじめた。
「くすぐったいよ。ちょっと!もういいから。よしっ。うちに一緒に帰ろう!」
子犬を抱っこしたまま帰る事にしたほたるでした。
◇◇◇◇◇
「ねぇ。君ちょっと待って!」
後ろから声をかけられて振り向くとおっきな犬を連れた青年が‥
「なんでしょう?」
「君が抱っこしてる子犬うちの犬なんだ。散歩に連れてきたら迷子になって探してたとこなんだよ。」
「そうなんですか?何かすっごい人なつこいから家に連れてくとこでした。これからは迷子札つけといて下さいね?じゃあ、私は失礼します。ワンちゃん、またね。」
ほたるは抱っこしてた子犬を青年にわたして帰ろうとした。
「ちょっと待って。うちのミルクすっごい人見知りで俺からも逃げる位なのに君になつくなんて!うちにはこいつの他にあと二匹子犬いるから良かったらミルクの事飼ってくれないかな?」
「えっ?本当ですか?私犬大好きなんです。実家でずーっと犬を飼ってたから犬のお世話はちゃんと出来ますよ。後は、一緒に住んでる姉からオッケーもらえたらなんですけど‥」
「じゃあさ。俺も一緒に行ってお姉さんに頼もうか?初対面って言ったらあやしまれるから、前から知り合いって事にしてもよいかな?」
「あっ。その方がよいかも。姉めちゃくちゃ心配するタイプだから。えっと‥私、杉野ほたると言います。あなたは?」
「俺は上原海里っていうんだ。公園通りのパン屋わかる?あそこでパン作ってるんだ。じゃあさ。うちの店よってお姉さんにお土産持っていかない?お姉さんパン好きかな?」
「公園通りのパン屋さんってハイジの山小屋の事?お姉ちゃんも私も大好きなお店だよ?ハイジの白パンとペーターのお気にいりがめっちゃ好き。お姉ちゃんはチーズたっぷりのアルムじいさんのチーズパンが特に好きなんだよ。」
私が興奮気味に伝えると海里さんは笑いながら
めっちゃ常連さんやん!
もしかしたら、お姉さんと顔見知りかもしれないって言うから私もつられて笑った。
何か初対面の感じがしない不思議な人。
私ちょっと男の人苦手なのになんでかな?
◇◇◇◇◇
胸の奥がほんのり温かくなってじわじわ嬉しくなるような不思議な気持ちに首をかしげるほたる。
ほーちゃん。
それって、もしかしたら恋かもよ?
歩き過ぎてちょっと疲れたらしくベンチに座って休憩しております。
そこにポテポテと可愛らしい子犬が歩いてきましたよ。
めっちゃ可愛い!
動物大好きなほたるは直ぐに反応して子犬の方へ
「ふわふわぁ。一人でどうしたの?飼い主さんはいないの?」
子犬を撫でながら話しかけるほたる。
子犬はまぁるい可愛い目でジッとほたるの顔を見て尻尾をパタパタ。
「どうしよ?めっちゃ可愛い!連れて帰ったらお姉ちゃん怒るかな?ねぇ。君?良かったらうちの子になっちゃう?」
抱っこしながら子犬に問いかけると首をコテンと横に倒して甘えたようにほたるの腕におさまって
ほたるの顔をペロペロ舐めはじめた。
「くすぐったいよ。ちょっと!もういいから。よしっ。うちに一緒に帰ろう!」
子犬を抱っこしたまま帰る事にしたほたるでした。
◇◇◇◇◇
「ねぇ。君ちょっと待って!」
後ろから声をかけられて振り向くとおっきな犬を連れた青年が‥
「なんでしょう?」
「君が抱っこしてる子犬うちの犬なんだ。散歩に連れてきたら迷子になって探してたとこなんだよ。」
「そうなんですか?何かすっごい人なつこいから家に連れてくとこでした。これからは迷子札つけといて下さいね?じゃあ、私は失礼します。ワンちゃん、またね。」
ほたるは抱っこしてた子犬を青年にわたして帰ろうとした。
「ちょっと待って。うちのミルクすっごい人見知りで俺からも逃げる位なのに君になつくなんて!うちにはこいつの他にあと二匹子犬いるから良かったらミルクの事飼ってくれないかな?」
「えっ?本当ですか?私犬大好きなんです。実家でずーっと犬を飼ってたから犬のお世話はちゃんと出来ますよ。後は、一緒に住んでる姉からオッケーもらえたらなんですけど‥」
「じゃあさ。俺も一緒に行ってお姉さんに頼もうか?初対面って言ったらあやしまれるから、前から知り合いって事にしてもよいかな?」
「あっ。その方がよいかも。姉めちゃくちゃ心配するタイプだから。えっと‥私、杉野ほたると言います。あなたは?」
「俺は上原海里っていうんだ。公園通りのパン屋わかる?あそこでパン作ってるんだ。じゃあさ。うちの店よってお姉さんにお土産持っていかない?お姉さんパン好きかな?」
「公園通りのパン屋さんってハイジの山小屋の事?お姉ちゃんも私も大好きなお店だよ?ハイジの白パンとペーターのお気にいりがめっちゃ好き。お姉ちゃんはチーズたっぷりのアルムじいさんのチーズパンが特に好きなんだよ。」
私が興奮気味に伝えると海里さんは笑いながら
めっちゃ常連さんやん!
もしかしたら、お姉さんと顔見知りかもしれないって言うから私もつられて笑った。
何か初対面の感じがしない不思議な人。
私ちょっと男の人苦手なのになんでかな?
◇◇◇◇◇
胸の奥がほんのり温かくなってじわじわ嬉しくなるような不思議な気持ちに首をかしげるほたる。
ほーちゃん。
それって、もしかしたら恋かもよ?
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