50 / 66
第五章 幸福編
9話 久々に過ごす時
しおりを挟む
~次の日~
水波「日瑠暗、今日はここで僕らといるの?」
「うん。やる事もないしね」
「龍になってからはなんか色々と
忙しかったし...」
「久々に、親友と暮らす時間を過ごしたいんだ」
水波「そっか!僕もいれて嬉しいよ!」
「ねえ...その、一人称は変えれない感じ?」
水波「うん。まあ、もう一カ月近く経ったし、
だいぶ慣れたよ?心の中で話す時とかは『私』
だしね」
「…ああ!水波と話せるの?」
水波「うん。それで、前に二週間近くいなかった時も色々と教えてもらってたんだ」
水波「でも、言ってることはよくわかんなかった
けどね」
「そ、そっか...」
(多分、知らなくていい事だと思う...)
ーー☆ーー
水波「ねえ日瑠暗。琴㮈達には会った?」
「え?あ~。今日はまだかな。水波が最初」
水波「そっか!なら、琴㮈達のところいこ!
きっと、特別なことがあるよ!」
「特別?なんだろう...?楽しみ」
ーー☆ーー
翠理「あら。今日は水波と過ごすんじゃ
なかったの?」
「そうなんだけどね、水波が特別な事があるって、言うから、気になったんだ」
流羅「そうでしたか!でしたら、これを見て
ください!」
「これ、楽器?どうしたの?」
流羅「ふふふ~。なんと!フェルア様からの
プレゼントなんですよ~!」
翠理「私はフルートを貰ったわ」
流羅「そして!私がバイオリンを貰ったんです!
フェルア様曰く、これは私だけが扱える特別な
バイオリンらしいんです」
翠理「それと、これで曲を奏でると、聴いた者に
楽器に願った感情にさせるらしいのよ」
「えっ?凄い...。思ってたより凄い効果だね」
翠理「折角日瑠暗が来たんだし、これで落ち着く様に願って曲を奏でようかしら?」
「そうだね。聴いてみたいかも」
水波「僕もお願いするよ。琴㮈も聴きたい
でしょ?」
琴㮈「そうね...私は猫だし、ゆったりとした曲が
聴きたいわ」
翠理「ふむ...わかったわ。流羅、お願い」
流羅「はい!」
ーーーー☆ーーーー
~バルコニー~
エル「...?なんか聴こえる」
エレア「本当だな。楽器の音...フルートと
バイオリンか?」
フェル「さっすが。『音楽』を持つ者。どんな楽器
かもお見通しかあ~」
エレア「『音楽』は持ってない。"ミューズ"に
渡したんだ。今言ったのだって感だ」
エレア「それに、渡した楽器はミューズが作った
だろ?私の従属が作った物くらい、わかるさ」
フェル「ふ~ん。そういや、ミューズとは
会わせないの?」
エル「ああ。会わせてないんだっけ?相性は
良さそうだし、会わせてもいいんじゃないの?」
エレア「まあ、相性は良さそうだがな...仮に二人で結託して私を嫌ったりしたらもう私立ち直れない...」
エル(それが理由か。でも、音奏機天神だし、上手いこと動けそうなもんだけどねえ)
フェル「まあ、気が向いたら会わせるといいさ。
それよりも、私はこの音色を聴いていたいね」
エル「そうだね」
エレア「私にとってはだいぶ大事な問題
なんだけどなあ...」
水波「日瑠暗、今日はここで僕らといるの?」
「うん。やる事もないしね」
「龍になってからはなんか色々と
忙しかったし...」
「久々に、親友と暮らす時間を過ごしたいんだ」
水波「そっか!僕もいれて嬉しいよ!」
「ねえ...その、一人称は変えれない感じ?」
水波「うん。まあ、もう一カ月近く経ったし、
だいぶ慣れたよ?心の中で話す時とかは『私』
だしね」
「…ああ!水波と話せるの?」
水波「うん。それで、前に二週間近くいなかった時も色々と教えてもらってたんだ」
水波「でも、言ってることはよくわかんなかった
けどね」
「そ、そっか...」
(多分、知らなくていい事だと思う...)
ーー☆ーー
水波「ねえ日瑠暗。琴㮈達には会った?」
「え?あ~。今日はまだかな。水波が最初」
水波「そっか!なら、琴㮈達のところいこ!
きっと、特別なことがあるよ!」
「特別?なんだろう...?楽しみ」
ーー☆ーー
翠理「あら。今日は水波と過ごすんじゃ
なかったの?」
「そうなんだけどね、水波が特別な事があるって、言うから、気になったんだ」
流羅「そうでしたか!でしたら、これを見て
ください!」
「これ、楽器?どうしたの?」
流羅「ふふふ~。なんと!フェルア様からの
プレゼントなんですよ~!」
翠理「私はフルートを貰ったわ」
流羅「そして!私がバイオリンを貰ったんです!
フェルア様曰く、これは私だけが扱える特別な
バイオリンらしいんです」
翠理「それと、これで曲を奏でると、聴いた者に
楽器に願った感情にさせるらしいのよ」
「えっ?凄い...。思ってたより凄い効果だね」
翠理「折角日瑠暗が来たんだし、これで落ち着く様に願って曲を奏でようかしら?」
「そうだね。聴いてみたいかも」
水波「僕もお願いするよ。琴㮈も聴きたい
でしょ?」
琴㮈「そうね...私は猫だし、ゆったりとした曲が
聴きたいわ」
翠理「ふむ...わかったわ。流羅、お願い」
流羅「はい!」
ーーーー☆ーーーー
~バルコニー~
エル「...?なんか聴こえる」
エレア「本当だな。楽器の音...フルートと
バイオリンか?」
フェル「さっすが。『音楽』を持つ者。どんな楽器
かもお見通しかあ~」
エレア「『音楽』は持ってない。"ミューズ"に
渡したんだ。今言ったのだって感だ」
エレア「それに、渡した楽器はミューズが作った
だろ?私の従属が作った物くらい、わかるさ」
フェル「ふ~ん。そういや、ミューズとは
会わせないの?」
エル「ああ。会わせてないんだっけ?相性は
良さそうだし、会わせてもいいんじゃないの?」
エレア「まあ、相性は良さそうだがな...仮に二人で結託して私を嫌ったりしたらもう私立ち直れない...」
エル(それが理由か。でも、音奏機天神だし、上手いこと動けそうなもんだけどねえ)
フェル「まあ、気が向いたら会わせるといいさ。
それよりも、私はこの音色を聴いていたいね」
エル「そうだね」
エレア「私にとってはだいぶ大事な問題
なんだけどなあ...」
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
流石に異世界でもこのチートはやばくない?
裏おきな
ファンタジー
片桐蓮《かたぎりれん》40歳独身駄目サラリーマンが趣味のリサイクルとレストアの資材集めに解体業者の資材置き場に行ったらまさかの異世界転移してしまった!そこに現れたのが守護神獣になっていた昔飼っていた犬のラクス。
異世界転移で手に入れた無限鍛冶
のチート能力で異世界を生きて行く事になった!
この作品は約1年半前に初めて「なろう」で書いた物を加筆修正して上げていきます。
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
頭が花畑の女と言われたので、その通り花畑に住むことにしました。
音爽(ネソウ)
ファンタジー
見た目だけはユルフワ女子のハウラナ・ゼベール王女。
その容姿のせいで誤解され、男達には尻軽の都合の良い女と見られ、婦女子たちに嫌われていた。
16歳になったハウラナは大帝国ダネスゲート皇帝の末席側室として娶られた、体の良い人質だった。
後宮内で弱小国の王女は冷遇を受けるが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる